鶴岡市で歯周病に取り組む石田おさむ歯科医院は歯周病、インプラント、予防を専門としています
ブログ
  • HOME »
  • お役立ち情報

お役立ち情報

口臭を予防できる食べ物があるって知っている?

口の中がなんだか臭う。これって口臭?と口臭に悩む方は多くいると思います。

ご自身ではわからなくても、家族や他人から口臭を指摘されて気づくということもあると思います。今回はこの口臭を予防する食べ物を紹介します。

フルーツ

口臭ってどういうもの?

口臭とは字の通りお口からでる不快な臭いのことです。

原因としては、年齢やその時の体調、ストレス、お口の中の汚れ、虫歯、歯周病など様々なものがあります。

口以外にも胃からくる臭いが口臭となることもあります。

リンゴに含まれるリンゴポリフェノールが有効?

リンゴに含まれているリンゴポリフェノールは口臭の原因とされているメチルメルカプタンの発生を抑えるといわれています。そのため、消臭効果につながるというわけです。

また、リンゴをかじることで歯の表面についた汚れを落とすこともできます。

また、よく噛んで食べることで唾液の分泌を促進します。

レモンに含まれるクエン酸効果

レモンにはクエン酸という成分が多く含まれています。クエン酸は優れた殺菌作用を持っていて、口腔内の細菌を撃退することができます。

お口の中の細菌増殖が原因で口臭となっている場合は特に効果的です。

また、みなさんもご存知の通りレモンなどすっぱいものを食べると多くの唾液が分泌されますよね。唾液にも殺菌効果がありますので一石二鳥ですね。

パイナップルで舌苔を取り除く

舌苔は口臭の原因となる舌についたたんぱく質などが固まってできた汚れです。特に麻痺がある方や高齢の方などで舌の動きが鈍くなるとつきやすくなります。

パイナップルにはたんぱく質を分解する酵素が多く含まれています。そのため、たんぱく質が分解され舌苔を取り除き口臭の予防につながるというわけです。また、酵素は熱に弱く熱を加えて60度以上になると酵素の力は失われるので、缶詰は加熱処理をしているので効果がありません。

胃からくる臭いにはオレンジが効果的?

胃に物が残っているとそれが発酵して臭いの原因となることがあります。

オレンジなどの柑橘系の食べ物には、酵素が多く含まれており、胃の消化を助ける作用があります。そのため、胃の中に食べ物が残りにくく臭いを抑えるというわけです。

様々な食べ物が口臭の予防につながる!

このように多くの食べ物が口臭の予防につながります。今回はフルーツを中心に説明しましたが、その他にも、サラダやヨーグルトなど口臭の予防となる食べ物は多くありますので、口臭が気になる方はぜひ調べてみるのも良いかもしれませんね。

肉眼では見えない部分が見える?マイクロスコープって知っている?

みなさんが歯科治療に行った際に、歯科医師や、歯科衛生士が顕微鏡のようなものを使ってお口の中を覗いている、治療しているのをみたことがある人もいるのではないでしょうか。

マイクロスコープで治療

マイクロスコープってなに?

この顕微鏡のようなものをマイクロスコープと言います。

マイクロスコープは歯の細かい治療など肉眼ではみることのできない部分を見ながら治療できる実態顕微鏡のことです。

どのくらい拡大できるの?

歯科用マイクロスコープは肉眼でみるより、約3~20倍に拡大して見ることができます。

そのため、肉眼ではできなかった、より高度な治療や、補綴物の段差などの確認もでき、今までより精密な治療を行うことができるようになりました。

マイクロスコープはどのような治療に役立つのでしょうか

まず、虫歯の治療です。マイクロスコープを通して口腔内を見ることで、虫歯と健康な歯の境目を確認することができ、必要最低限の切削量ですみます。

また、補綴物と自分の歯との段差や隙間を確認することができます。段差や隙間があるとそこから細菌が入り込み虫歯になる可能性があります。

細かい作業が必要な根管治療

根管治療では、歯の神経と血管の通っている部分に感染してしまっているのでさらに細かい作業が必要とされます。そのため、マイクロスコープで細部まで確認し、より精密な治療をすることが求められます。

マイクロスコープを使用することで良い点は?

・肉眼で口腔内を見るより細部まで確認することができる
・明るくはっきりと治療部位を確認することができる
・余分に歯を削ることがない
・精度の高い根管治療をすることができる
・外科処置なども必要最低限の範囲で行うことができる

マイクロスコープの悪い点は?

・保険適用ではなく、保険外治療となり治療費がかかる
・すべての歯科医院でマイクロスコープを導入しているわけではない
・術者にスキルが必要
・治療時間がかかってしまう

気になる方はマイクロスコープの治療を行っている医院へ

悪い点でも書いたように、マイクロスコープはどこの医院でもあるわけではありませんので、気になる方は一度かかりつけ医に問い合わせてみるのも良いかと思います。

また、ホームページなどにもマイクロスコープ導入など書いてあるところもありますので調べてみてはいかがでしょうか。

虫歯の進行止めのお薬!サホライドってなに?

はみがき

小さい子供の歯を見てみるとなんだか黒っぽく虫歯のようになっているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?

実はそれは虫歯ではなくサホライドというお薬によるものなのです。

サホライドって何?どんな効果があるの?

サホライドはフッ素と銀でできた“フッ化ジアンミン銀”という溶液のことです。

効果としては、虫歯の進行抑制、殺菌作用、フッ素が入っているので虫歯の予防効果などがあります。

サホライドはどんな時にしようするの?

サホライドは虫歯の進行止めのために使用します。乳歯の虫歯や、削るほどでもない小さな虫歯に使用します。

また、歯科治療に恐怖心があり虫歯を削ることのできないお子さんなどにも使用します。サホライドで様子を見て、削れるようになったら虫歯を削るという方もいます。

サホライドの注意点は見た目が黒くなること

サホライドを塗ったところは銀が酸化することで黒く色が沈着します。

前歯に虫歯があると当然前歯が黒く目立ってしまいます。そのため、小さな子供の乳歯の虫歯などに使用されます。

黒くなるのが気になる方は担当医に相談するようにしましょう。

サホライドがほかの部位についてしまったら

サホライドを塗ってすぐになめたりすることで唇や頬などのほかの部位についてしまうことがあります。その部分も黒く着色してしまいますが、1週間ほどで色は落ちてきますので安心してください。

サホライドの安全性

サホライドの中にはフッ素が含まれています。

フッ素は一度に大量に摂取してしまうと急性症状がでます。しかし、サホライドを塗るだけや、フッ素を塗るぐらいの量でしたら心配はありません。

フッ素塗布の併用

サホライドを塗っただけでは虫歯の進行は防げません、口内環境はかわりません。

虫歯を作らないためにも、日々のブラッシングや、フッ素塗布を行うことで、健康な口内環境にしましょう。

定期健診の重要性

サホライドは虫歯の進行止めとお話ししましたが、まれに虫歯が進むこともあります。

サホライドを塗ったから安心!ではなく、定期的に歯科医院で虫歯が進行していないか、他の歯が虫歯になっていないかなどを診てもらいましょう。

また、小さいお子さんは親御さんの仕上げ磨きも重要です。歯磨きだけでなく歯と歯の間にも汚れはたまりますのでデンタルフロスなどを併用して虫歯になりにくい口内環境を作るようしましょう。

入れ歯にも汚れはつく?入れ歯の正しい手入れを知ろう!

入れ歯にも汚れはつく

入れ歯を使用している人の中には、入れ歯がなんだか臭うとか、口臭が気になるという方もいるのではないでしょうか?その原因は正しい入れ歯の手入れができていないからかもしれません。

入れ歯は臭いを吸着させやすい?

入れ歯は臭いを吸着させやすい性質があります。
きちんと入れ歯のお手入れをしないと、入れ歯だけが臭うだけでなく、口臭の原因にもなります。

プラスチック製の入れ歯は汚れが付着しやすい

プラスチック製の入れ歯は汚れや細菌が付着しやすくなります。
また、自分の歯と同じで、お手入れをしないと入れ歯自体にも歯石や歯垢(デンチャープラーク)がつきます。

手入れはいつ行えばいいの?

入れ歯の手入れはできれば毎食後行うのが理想的です。また、入れ歯だけでなくご自身のお口の中の清掃も行うようにしましょう。歯がある場合は入れ歯のばねがかかる歯のあたりを重点的に磨いてあげます。歯のない場合歯茎に汚れがついていることがあるので十分にうがいをしましょう。

どのようにお手入れしたらいいの?

まず、食べかすなどを流水で洗い流し、入れ歯専用の義歯ブラシを使用しブラッシングをします。歯磨き粉には研磨剤が含まれているので入れ歯を傷つける原因となります。快適に使うためにも入れ歯専用の磨き剤をつかうとよいでしょう。

入れ歯洗浄剤につけておく

入れ歯をきれいに洗った後は入れ歯洗浄剤につけておきます。つけておく時間は20分ほどですが、汚れがひどい場合などは一晩つけておきましょう。最後に入れ歯洗浄剤の成分を流水で洗い流します。すすぎ残しは粘膜が炎症を起こす可能性がありますので十分に洗い流しましょう。
熱いお湯は入れ歯を変形させる恐れがありますので使用しないようにしましょう。

義歯ブラシの種類も様々です

義歯ブラシにも、取手の部分に工夫がされ、手が不自由な人でも使いやすい形になっているものなど様々な種類があります。使い方などがわからなければ歯科医師や歯科衛生士などに相談しましょう。

症状がある場合は受診してください

入れ歯をはめたら痛みがある、お手入れをしているのに口臭がひどいなど気になる症状がある場合はなにかほかの病気になっている可能性もあるので受診するようにしましょう。

赤ちゃんはすきっ歯でも歯並びは大丈夫なの?

小さいお子さんがいる親御さんは子供に乳歯が生えてきたら成長を感じるのではないでしょうか。はじめは下の前歯、次に上の前歯というように順番に歯が生えそろってきます。

歯のイラスト

歯が生えそろったけど歯がすきっ歯

乳歯が生えそろったお子さんの歯をみてみると歯がすきっ歯なことに気づくと思います。

「うちの子、歯がすきっ歯で見た目がきになる。将来大丈夫かしら」と悩んでいるお母さんもいます。

乳歯はほとんどがすきっ歯

まわりにいる赤ちゃんや小さいお子さんを見ていただくとわかるように、乳歯のほとんどがすきっ歯です。乳歯がすきっ歯なのには理由があります。

乳歯はすきっ歯でないほうが危険?!

乳歯と乳歯の歯と歯の間に隙間がない歯並びは、一見きれいな歯並びに見えます。

しかし、このような歯並びは逆に要注意となります。

乳歯の後に生えてくる永久歯は乳歯より大きな歯となります。そのため、乳歯の歯と歯の間にスペースがないと永久歯が少ないスペースに無理やり生えてこようとします。

そのため、永久歯に生え変わった時には歯並びが悪くなってしまいます。

必ず歯並びが悪くなるということではない

現時点で乳歯と乳歯の間の隙間があまりない!というお子さんも心配することはありません。子供が成長するにつれ顎も発達して大きくなります。

そのため必ずしも歯並びが悪くなるとは限りません。

歯と歯の間は虫歯になりやすい

乳歯がすきっ歯の場合に気を付けてほしいのが歯と歯の間の虫歯です。

歯と歯の間に隙間があるとどうしても物がはさまりやすく、歯磨きをするときに磨き残しが多い部分となり、虫歯になりやすくなります。

仕上げ磨きや補助用具で健康なお口の中を!

大切なお子さんの歯を虫歯から守るためにも、親御さんの仕上げ磨きが重要となります。

仕上げ磨きは小学校低学年ぐらいまで必要と言われていますので、しっかり行ってあげましょう。た、大人に糸ようじなどがあるように、子供にも子供用のデンタルフロスなどが販売されています。

永久歯がすきっ歯になってしまったら

乳歯がすきっ歯の場合はあまり心配しなくていいとお話ししましたが、永久歯に生え変わってもすきっ歯が直らない場合はかかりつけの歯科医院へ相談してみましょう。

すきっ歯の場合は歯列不正だけでなく、発音障害などが起こる可能性があります。

乳歯が抜けた!抜けた歯はどうする?

子供が成長していく過程で、乳歯は永久歯に生え変わるために抜けます。

みなさんは歯が抜けたらどのようにしていますか?

乳歯

日本の昔ながらの言い伝え・習慣

ご存知の方も多くいるかと思いますが、日本の昔からの言い伝えで、上の抜けた乳歯を縁の下へ、下の乳歯は屋根の上に投げるという習慣があります。

なぜ抜けた歯を投げるの?理由は?

歯を投げる理由は後に生えてくる永久歯がしっかりまっすぐ生えてくるようにとの願いが込められているようです。
また、投げるときに丈夫な歯が生えてきますようにと願いを込めてなげるところもあるようです。

地域によってやり方は様々あります

上下の歯を関係なく屋根の上から投げるというところもあれば、逆に家の屋根に向かって放り投げるところもあります。海外では太陽に向かって投げるという習慣の地域もあるようです。

思い出に取っておくのもよいですね

乳歯は赤ちゃんの時から子供と一緒に成長してきた大切なパートナーです。
赤ちゃんのころの足形や手形を作るのと同じように、ケースで保存して思い出にするのも良いですよね。

時代の流れにより抜けた歯を投げるのではなくケースに入れて保管するという人も多くなってきています。

乳歯を保存するケースを“トゥースケース”といいます。最近では歯医者さんだけでなく、おしゃれな雑貨屋さんなどでも販売されているのを目にします。また、キャラクターの描かれているものなども販売されています。

歯髄細胞バンクへの提供

最近では抜けた歯を有効活用する方法が注目されています。歯の歯髄(神経)には幹細胞という組織が含まれています。

歯髄幹細胞を増やすことで骨や軟骨、脂肪などを作る細胞にすることができるようです。
要するにケガや病気の治療に使えるということです。

親知らずが抜けたときも・・・

また、乳歯だけでなく親知らずが抜けたときも同様に歯髄細胞バンクへ提供できます。

寄付する場合は無料ですが、歯髄細胞バンクへ預ける場合は有料となりますので、詳しいことは“歯髄細胞バンク”で検索してみてください。

乳歯が抜けた後はさまざまなやり方がある

このように乳歯が抜けたらどうしたらよいか考えた時には、様々な方法がありますので、お子さんと相談してどうするか決めるのが良いかと思います。

電子タバコも従来のタバコ同様に悪影響を及ぼすの?

最近ではタバコの体への悪影響などがTVやCMなどで取り上げられ、タバコを吸う人も少なくなってきています。しかし、タバコをやめられない人も多くいます。中には電子タバコという新型のタバコを吸う人が多くなってきています。

電子タバコのイメージ

電子タバコとは

従来の紙巻きのタバコと比べて、体への害が少なく、体に優しい電子のタバコです。電子タバコは火を使わないため、煙も少なく、灰も出ません。タバコの葉あるいはその成分を詰めたものを加熱し、気体にしたものを吸入します。

日本では薬事法のため、ニコチンの入った液体は販売されません。そのため日本ではタバコの葉の成分を摂取するプルームや、iQOS(アイコス)といった製品が販売されています。

すぐには入手できない場合も・・・

電子タバコを使用する人はどんどん増え、先日100万人以上もの人が電子タバコを使っているというニュースがありました。そのため、すぐに購入することができず、予約をしても数か月待ちということもあるようです。

では電子タバコを吸うことでお口の中の影響はあるのでしょうか

従来の紙巻たばこを吸っていた人の中には、歯につくヤニなどの汚れで歯の黄ばみを気にしていた人は多くいたのではないでしょうか。しかし、電子タバコは歯にヤニがつきません。

なぜ電子タバコだとヤニがつかないの?

ヤニの原因はタバコの成分のタールが歯の表面に付着することです。しかし、電子タバコの場合はこの原因であるタールを含んでいないため、歯にヤニがつかないというわけです。そのため、よく知られるタバコを吸うと白い壁が黄色くなるという現象も起こりません。

口臭が軽くなった

タバコを吸っている人独特の口臭はなくなるようです。電子タバコ特有の臭いはありますが、ずっとお口の中に残るわけではなく、しばらくすると臭いはなくなります。

歯周病になるリスクは?

日本人の成人の半数以上が歯周病予備軍といわれています。その中で、喫煙者の場合はさらに歯周病になるリスクが上がります。

そのため、電子タバコにして歯周病になったというわけではなく、もともとの紙巻きたばこが原因で歯周病になった可能性が高いといわれています。

しっかりとした口腔ケアが大切

紙たばこを電子タバコに変えたから口臭やヤニの問題は解決されますが、歯周病にならないというわけではありませんので、まずはご自身でできるブラッシングからしっかりと行いましょう。

気になることがある場合は歯科医院で的確な処置をしましょう。

根面齲蝕(こんめんうしょく)ってなに?~予防と発症の原因~

昔は歯茎が引き締まっていたのに、年齢を重ねるにつれて歯茎が下がり、根っこの部分がみえてきている・・・と悩んでいる人は多くいるのではないでしょうか。

歯科のイメージ

加齢とともに増加する根面齲蝕

新聞や雑誌などでも年齢を重ねるにつれて根面齲蝕(根っこの虫歯)が増加してきていると掲載されています。

今回は根面齲蝕について詳しくお話ししたいと思います。

エナメル質と象牙質

年齢を重ねるにつれ歯茎が少しずつ下がってきます。そのため、今まで歯茎の中に埋まっていた歯の根っこの部分が露出してきます。この歯の根の部分は象牙質という物質でできていて、歯の頭の部分のエナメル質より柔らかくなっています。

そのため、根っこが露出した部分にプラークがたまってしまうことで、虫歯菌が侵入しやすくなり、齲蝕の進行も早まります。

また、歯の頭の部分と比べると神経に近接している厄介な齲蝕です。

根面齲蝕の治療方法にはどのようなものがあるのでしょうか

根面齲蝕は歯に対して横に進行します。そのため頭の部分が健康な歯でも根っこの部分の歯根齲蝕が進行してしまうと神経の治療となったり、最悪の場合は抜歯となります。

齲蝕が初期~中等度の場合は齲蝕を削り、コンポジットレジンなどで詰める処置を行います。

根面齲蝕は発見しにくく、処置の難しい齲蝕です

歯茎の下(歯肉縁下)に齲蝕が進んでいくと、齲蝕を切除するのも、詰めるのも困難となります。また、健康な象牙質との境目がわかりにくく、上記でもお話ししたように、歯の神経に近いことがあります。

また、進行方向が歯に対して横に進行することで歯の根の部分全体が齲蝕になることがあります。

根面齲蝕と歯周病の関係

歯周病の進行によって歯の根っこが露出した場合も同様で、プラークコントロールができていなかったり、唾液の量が減少したりすると、歯の根が露出した部分に多数の歯にわたり齲蝕が及ぶ場合があります。

歯にかぶせものがしてある場合はどうなるのでしょう

歯にかぶせものがしてあるからと言って齲蝕にならないわけではありません。歯の頭の部分はかぶせものがしてあっても、根っこの部分は露出しているわけですからしっかりケアをしないと根面齲蝕になります。

根面齲蝕にならないためにはどうしたらいのでしょうか

歯磨きはもちろん重要ですが、特に歯の根っこがでてきたら注意しながら磨いてください。特に予防の効果があるのはフッ化物の使用です。フッ化物配合の歯磨剤を積極的に使用し、洗口剤を併用するのもお勧めです。

また、歯ブラシだけではどうしても歯の根っこの汚れは落とせません。フロスや歯間ブラシなどの補助用具も併用してしっかりと予防しましょう。

全身疾患と口腔内の状態は関係あるって知っている?(2)

前回の記事ではがん・脳卒中との関係についてお話ししましたが、今回は心筋梗塞・糖尿病・精神疾患と口腔内の関係について詳しくお話しします。

女性の口元

心筋梗塞と歯周病には深い関係がある

心筋梗塞とは、冠動脈が血栓により詰まり、血液が心臓に送られなくなることで心臓が壊死するというとても怖い病気です。心臓とお口は離れているのになぜ心筋梗塞と歯周病には関係があるのでしょうか。

歯周病菌が血液に入ることで血栓ができやすくなる

歯周病とは歯周病菌という細菌が原因で歯の骨を溶かしてしまう病気です。歯周病がだんだん進行すると歯茎から出血しやすくなります。歯茎の出血や、口腔内の傷などから歯周病菌が血管内に入り込むことで血小板に影響をあたえ血栓ができやすくなるようです。

糖尿病と歯周病の関係

糖尿病とは糖分が体内に吸収されにくくなり、血液の中に糖がたまってしまうことが続く病気です。何が悪いかというと、このような高血糖が続くことで心臓病や失明、脳卒中などを引き起こす可能性があるのです。

では歯周病と糖尿病はなぜ関係があるのでしょうか。

糖尿病の人は歯周病になりやすい

高血糖の状態が続くと感染症にかかりやすくなります。感染症というとインフルエンザなどを想像してしまいますが、歯周病も感染症の一つなのです。

歯周病にならないための口内環境を作ろう

ご自身の健康のためにも、お口の中からしっかりとケアし、歯周病菌に感染しないような口腔環境を作っていきましょう。そのためにもまずは正しいブラッシングから始めてみてください。

精神疾患と口腔内の関係

精神疾患と聞いて頭に浮かぶのがうつ病や統合失調症、認知症なのではないでしょうか。うつ病や統合失調症の患者さんの治療に用いられる向精神薬の副作用の中には食行動の異常、唾液分泌低下などがあります。認知症の場合は、食行動の異常や無気力、暴言・暴力などの症状があります。

適切な口腔ケアを続けることが大事

介護者は、唾液が少しでもでるように唾液腺のマッサージを行い、味覚が良く感じられるように口腔清掃をしっかりしてあげることが大切です。

どのように口腔清掃していいのかわからないなどの不安がある方は、歯科医院や介護施設などで相談してみてください。よいアドバイスがもらえると思います。

 

全身疾患と口腔内の状態は関係あるって知っている?(1)

みなさんがよく耳にするのは、「歯周病と全身疾患は関係している」ということではないでしょうか。今回は全身疾患と口腔内の状態は関係あるのか詳しくお話しします。

傷病別の医療機関にかかっている患者数の年次推移

傷病別の医療機関にかかっている患者数の年次推移

出典:厚生労働省

5大疾病って知っていますか?

5大疾病とは、がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・精神疾患のことを言います。

これは、厚生労働省が病院の設備や患者の予防など具体的な対策に重点的に取り組むべきとして指定した疾患のことを言います。以前は4大疾患でしたが、認知症やうつ病の患者が増えてきたことで2011年7月に精神疾患が加わり5大疾病となりました。

5大疾病と口腔には関りがある?

5大疾病をみてみると体の病気という印象が強いのではないでしょうか。しかし、これらの病気は口腔内の様々な症状とかかわりが深いのです。

口腔がん以外にも関りがある

がんと口腔の関係といわれると歯肉がんや舌がんなどの口腔がんを想像する人が多いのではないでしょうか。実は口腔がん以外にもがんと口腔にはかかわりがあります。

がんにより化学療法を行う場合、口腔内の粘膜や歯茎などはとても影響を受けやすい部分となります。化学療法によって口腔粘膜の細胞が破壊されることで健康な人のような防御作用がなくなり小さな傷から感染したり、口内炎などの炎症になりやすくなります。

影響を受けるのは口腔粘膜だけではない

化学療法により口腔粘膜がダメージを受けるだけでなく、唾液の量が減ることもあります。

唾液の量が減ることで虫歯になりやすくなり、自浄作用の低下、嚥下作用の低下につながります。また、口臭が出てくることもあります。

適切な口腔ケアが重要

上記のような副作用があるため、きちんとしたブラッシングで汚れを落とすことや、唾液が出るように唾液マッサージをすることが必要となります。

また、お口の中の細菌数を減少させることで二次感染の防止にもなります。

脳卒中と口腔内の関係

脳卒中には脳の血管がつまる脳梗塞と脳の血管から出血する脳出血があります。これらの脳の障害により運動障害や感覚障害、口腔機能の障害や麻痺がおこります。口腔機能障害の主なものは、摂食嚥下障害や、味覚障害、開口障害などがあります。

早い段階でのリハビリや道具の工夫

歯科の分野でできることは、口腔内のリハビリや口腔ケアです。

食べ物を飲み込むときにうまく飲み込めない嚥下障害などはうまく嚥下できるようにリハビリしたり、腕などマヒして筋力の低下がみられる方には、歯ブラシの柄の部分を普通の歯ブラシより太い歯ブラシにしたりして工夫します。

自力で歯磨きが困難な場合

麻痺の影響で自分自身で口腔ケアができない場合は、ご家族の方や介護士の方による口腔ケアが重要となります。ご家族の方で口腔ケアに自信がない方は、歯科医院で質問してみるのも良いかと思います。

次回は心筋梗塞・糖尿病・精神疾患と口腔内の関係についてお話しします。

就学前のお口の健康とケア~6歳臼歯ってなに~

お子さんが小学校就学前のころは、乳歯から永久歯へと生え変わる時期となります。その中でも5~6歳ころになると、今生えている乳歯の一番後ろに6歳臼歯と呼ばれる歯が生えてきます。 

ランドセルの女の子

6歳臼歯ってなに?

6歳臼歯とは永久歯の中でも一番早く生えてくる歯です。※個人差はあります。

第一大臼歯とも呼ばれます。6歳臼歯はほかの歯と違い乳歯と生え変わるのではなく、乳歯の一番奥の歯茎から生えてきます。

6歳臼歯は虫歯になりやすい歯です

6歳臼歯は大人の方が鏡を見ていただければわかるように、咬み合う面にたくさんの溝があります。6歳ぐらいのお子さんはおかしなどの甘いものを食事以外にほしがることが多いです。

そのため、6歳臼歯の溝の部分に食べかすなどが入り込みやすく虫歯になりやすくなります。また、生え始めの時期は前の歯との段差があり磨きにくい歯となります。

歯磨きの重要性

虫歯になりにくくするにはどうしたらよいのでしょうか?

一番重要なのが歯磨きです。しかしこのころのお子さんで歯磨きが完璧にできるという子は少ないと思います。磨き残しをなくすためにも重要なのが親御さんの仕上げ磨きです。

歯磨きだって一人でできるもん!

このころのお子さんはなんでも一人でやりたがります。そのため、歯磨きも一人でできる!と一生懸命一人で歯磨きをするお子さんも多いと思います。

しかし、仕上げ磨きや一人で磨いた後に親御さんがチェックしてあげないと知らないうちに虫歯になっていたりします。

1人でできたことをほめてあげてください

せっかく一人で歯磨きできたのに、親御さん,に「ちゃんと磨けていないから、仕上げ磨きしよう」と言われてしまったら1人でやったことを否定してしまうことになります。

また、歯磨き嫌いの原因にもなりかねません。

1人で歯磨きした後は、「1人でできてすごいじゃん!じゃあお母さんにもお口の中チェックさせて」などと1人で歯磨きできたことを認めたうえで仕上げ磨きにつなげるようにしましょう。

歯医者さんでのケア

家庭では先ほどお話ししたように、しっかりした歯磨きと仕上げ磨きが重要です。また、フッ素入りの歯磨き粉を使うことも良いですね。では歯科医院ではどのようなケアがあるのでしょうか。

シーラントで溝をふさぐ

歯科医院では、虫歯になりやすい部位の一つである咬み合う面の溝の部分にシーラントというフッ素入りの歯科材料を流し込むことで、溝の部分をふさいで汚れや、ものが入り込むのを防ぐケアを行っています。

フッ素でケア

その他にも、歯全体にフッ素を塗ることで虫歯予防につなげます。フッ素は一回だけでなく定期的に歯科医院で塗ると効果向上します。

永久歯は生え変わらない

このように、6歳臼歯は永久歯となりますのでとても重要な歯となります。乳歯のように生え変わってくれないので一生付き合っていく歯だからです。

永久歯を虫歯にしないためにも家庭でのケアと歯科医院での定期健診をしっかりおこなうようにしましょう。

お口の中を除菌しよう!3DS除菌療法って?

みなさん3DSって聞いたことありますか?
ゲーム機で発売されている3DSではありません。
3DSとは歯周病菌や虫歯菌を除菌する治療のことをいいます。

マウスピース

3DSってどういう意味があるの?

3DSとは、Dental Drug Delivery System(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)の略です。
日本語にすると、「歯に薬剤を直接届けるシステム」という意味になります。

3DS除菌療法とは

みなさんのお口の中には細菌が多く存在しています。もちろん悪影響を及ぼさない常在菌も含まれています。しかし、虫歯菌や歯周病菌などのなんらかの悪影響を及ぼす細菌も存在しています。

3DS除菌療法は、ブラッシングやクリーニングで取りきれなかった細菌を減少させ、除菌する治療法です。

3DSはどのように行うの?

3DSの治療法はまず、専用のマウスピースを作成します。その中に歯周病菌や、虫歯菌を除菌することのできる薬剤を流し込み、歯に装着することで歯茎に薬液を浸透させ除菌を行います。

マウスピースを装着して治療を行うことで、唾液によって薬液が流れ出るのを防ぎながら除菌することができます。

3DSの効果はどのくらい続くのでしょう

3DS除菌療法を一度行うことで4ヶ月から6か月効果が持続すると言われています。

3DSを行った後の約2カ月後に再検査をさせていただきます。そしてお口の中の細菌数のチェックを行います。その結果をみて、効果が不十分だった場合は再度3DSを行います。

3DSを行ったとしてもブラッシングは欠かせない

3DS除菌療法を行ったからと言ってブラッシングなどの日々の口腔ケアを怠っては3DSを行った意味がありません。口腔ケアを怠ることで細菌はまた増えていきます。

ブラッシングをしっかり行い、歯科医院での定期健診などでお口の中の状況をチェックしてもらいましょう。

3DSはこんな方にオススメです

虫歯になりやすい患者さんや虫歯が多い患者さん、詰め物やかぶせものが多くある患者さん、母子感染を防止したい患者さん、自分の口腔ケアに自信のない患者さんなどにお勧めです。

また、お子さんの場合は永久歯への感染防止にもなります。

気になる方は一度相談を

3DSを行っている歯科医院はまだ多くはありません。お口の中を除菌するにはブラッシングだけでは不可能です。気になる方は一度かかりつけの歯科医院へ相談してみましょう。

歯科診療と妊娠02~妊婦の歯科検診について~

妊娠した時の歯科検診ではどのようなことを診察しているのでしょうか。また、歯科を受診する時期は妊娠何ヶ月ぐらいが良いのでしょうか。詳しくお話しします。

妊婦さん

歯科検診にはどのくらいの時期に行けばいいの?

歯科検診を受ける時期はだいたい安定期に入った妊娠5ヶ月から7ヶ月(16週~28週)と言われています。

妊娠初期はつわりなどがあり体調も不安定、妊娠後期になるとお腹が大きく治療をするにも診療台を倒したりするときに苦しかったりします。

では、歯科検診ではいったいどのようなことを調べるのでしょうか?詳しくお話しします。

歯石がないかや虫歯はないか

お口の清掃状態が悪かったり、お口がきれいな方でも歯石はつきやすいものです。歯石がついていると、歯周病の原因にもなりますので歯石がついていれば除去します。また、つわりなどの影響で胃酸が口腔内に逆流することで虫歯になりやすくなります。

炎症が起きていないかの確認

妊娠中はホルモンバランスが崩れやすくなり歯茎が炎症や出血をしやすくなります。その他にも異常があるところはないかなど細かく見ていきます。

歯科治療することになったら麻酔をしても良いの?

お口の中に虫歯が見つかり歯科治療が必要になったら、妊婦さんは赤ちゃんに影響があるのではないかと不安になると思います。

しかし、歯科で使われる麻酔薬は局所的な麻酔なので、赤ちゃんへの影響はほとんどありません。安心して歯科治療を受けてください。

出産後も受診てください

出産すると育児で忙しく、自分自身のことがおろそかになりがちです。また、睡眠不足などで免疫力が下がっているお母さんも多くいると思います。このように体調を崩しているときに歯茎が腫れたり、出血しやすくなります。

そのため、お子さんを旦那さんや親に預けたり、保育士の在住している歯科医院へ行き、歯科検診を受診してお口の中のトラブルを少しでも減らし、母子ともに健康な口腔内にしましょう。

また、母子健康手帳には妊娠中と産後の歯の状態というページがあります。母子健康手帳を交付されたらお口の健康管理に活用してみてください。

歯科診療と妊娠01~母子手帳を活用しましょう~

妊娠すると市町村から母子健康手帳を受け取ると思います。

母子健康手帳には、妊娠中~出産~出産後の妊婦の健康状態や、アドバイス、出産の重要事項、生まれてきた子供の健康状態などが記載されます。

また、生まれてきた子供の成長記録や予防接種の記録にも使われます。

母子健康手帳

妊娠中も歯科検診をしたほうがいいの?

妊娠をするとお腹の中の赤ちゃんに害があるのではないか、、、と思い虫歯があっても歯医者さんに行かない方がいますが、それは間違いです。

妊産婦歯科検診って?

定期的に行われる妊婦健診では、お口の中の状態までは見てくれませんよね?

そのため、ご自身で歯医者へ行き歯科検診を受けてもらうか、自治体によっては歯科検診費用の助成や、母子手帳を受け取るときに合わせて歯科検診を行ったり、案内を受けることが多いようです。

気になる方は市役所や保健所の方に問い合わせてみてください。

ではどうして妊娠すると歯科検診したほうがよいのでしょうか?

詳しくお話しします。

1.妊娠中に虫歯や歯周病が進む

妊娠中は女性ホルモンが多く分泌されます。このホルモンはお口の中にも影響を及ぼすため、歯周病になりやすくなります。

また、つわりがひどい方などは歯磨きを入れるだけでも気持ち悪いと感じられる方も多くいます。その結果お口の清掃状態が悪く、細菌が増えることで虫歯が悪化したり、歯茎が腫れたりというトラブルにつながります。

2.歯周病の悪化で胎児に影響が!

重度の歯周病になるとお腹の中の胎児にも影響が出てきます。歯周病は歯の周りの組織が細菌感染することで起こります。

この細菌がお母さんの血液を通って子宮内に感染してしまうことで、低体重児出産や、早産の危険性が高まると言われています。

3.口腔内をキレイに保ちましょう

先ほどもお話ししたように、つわりが原因でお口の中の清掃状態が悪かったり、虫歯があるのにそのままにしていると産まれた赤ちゃんに虫歯菌が移ってしまいます。

よく知られているのが、スプーンなどを親子で共有すると唾液の中の虫歯菌が赤ちゃんに移ってしまうというものです。

出産後は育児が忙しく歯医者に行く時間をとるのも難しくなります。

そうならないためにも、赤ちゃんが産まれる前にしっかりと治療しておきましょう。

入れ歯にもいろいろな種類があるって知っている?

虫歯や歯周病、ケガなどで歯を失ってしまう方も多くいます。多くの歯を失ってしまうと、食事をするとき、話をするとき、見た目など様々な悪影響があります。

これらを少しでも回復するために入れ歯があります。

入れ歯の種類

入れ歯には様々な種類がある

入れ歯には種類があるのをご存知でしょうか?

入れ歯というと、歯が全くないご老人が入れているものと想像する方も多くいると思います。この入れ歯を総入れ歯(全部総義歯)と言います。

では今回は入れ歯の種類について詳しく説明していきます。

よく知られている総入れ歯

総入れ歯とは、歯をすべて失ってしまった場合に使われます。残念なことに、歯は一度失ってしまうと移植などをしない限り戻すことはできません。入れ歯を使用することで噛めなかったものが噛めるようになる、はっきり話せるようになるなどのメリットがあります。

総入れ歯は保険内ではプラスチック製のものとなります。

残存歯がある方は部分入れ歯

残存歯があれば部分入れ歯を使用することができます。残存歯にばねをひっかけてはめるので、総入れ歯よりは安定します。保険が適応している部分入れ歯は金属のばねがついたものになるので、前歯の場合は目立ってしまうこともあります。

保険外の入れ歯

保険外の入れ歯は、入れ歯の素材を選択することができます。そのため、自分に合った入れ歯を作成することができます。

また、部分入れ歯の場合はばねの部分を目立ちにくい素材にすることができます。入れ歯は目立たないほうが良い!という方はぜひおすすめです。また、部分入れ歯の場合ソフトアタッチメントという留め具がない入れ歯を作ることもできます。

保険外の入れ歯と保険内の入れ歯

保険内の入れ歯であれば素材がプラスチック製ですので、比較的修理がしやすく、費用的にも負担が軽減されます。しかし、素材が決まっているために制作する際に入れ歯が厚くなってしまったり、汚れが付きやすかったりというデメリットもあります。

保険外の入れ歯は患者様の要望に近づいたものを作成できます。先ほどもお話ししたように、保険外の入れ歯は素材を選択することができるため、保険内の入れ歯より、より使いやすいように作成することができます。

しかし、保険外治療なので費用の負担が全額自己負担となってしまうことがデメリットです。

インプラントやブリッジという治療法

入れ歯以外にも、ブリッジやインプラントという選択肢もあります。

もし、今歯がないことで悩んでいるのであれば、専門医にどの治療法が一番良いのか相談してみるとよいでしょう。あなたのお口に合った治療法を紹介してくれるはずです。

皆さんのお口は大丈夫?~歯周ポケットについて~

皆さんが歯医者に行かれた時に、歯茎の検査で歯周ポケットが深くなっていますねと指摘を受けたことのある人は多くいるのではないでしょうか。

今回は歯周ポケットについて詳しくお話しします。

歯周ポケット

歯周ポケットとはどのようなものをいうのでしょうか

歯周ポケットは、歯と歯茎の境目の部分の溝のことを言います。

言葉だけだと歯と歯茎の溝なんてないよ!と思う人がいるかもしれませんが、実際見てみると歯と歯茎の境目に歯隙間が空いていて、健康な歯茎の人でも歯と歯茎の溝は1mmから3mmほどあります。

どうして歯周ポケットができてしまうのでしょうか

歯周ポケットができる原因はしっかりとした口腔ケアができていないとうことです。

お口の中の口腔ケアがきちんとできていないと、歯周ポケットのまわりにプラークなどの汚れがたまります。プラークは細菌の塊なので歯周ポケットに入り込み炎症を起こし、歯周ポケットを深くしていきます。

また、銀歯などのかぶせものがしっかり歯とあっていないと隙間ができてプラークがたまりやすくなり、結果的に歯周ポケットができてしまいます。

歯周ポケットによって起こる口腔内の変化

プラークが次第に歯周ポケットに入り込み歯茎の中で炎症を起こすと歯茎が腫れたり出血したりする歯肉炎になります。また、歯肉炎が進行すると歯を支えている骨が溶かされて歯周病になり、歯周ポケットがだんだん深くなります。また、細菌がたまることで口臭がでてきます。

歯周ポケットの検査方法

では、歯周ポケットはどのように測定しているのでしょうか。

もちろん自分でものさしで測定するといったことはできません。歯科医院では、ポケット探針(プローブ)などという専用の器具を使用して測定します。気になる人は一度歯科医院で見せてもらってみてはいかがでしょうか。

歯周ポケットの治療できるの?

歯周ポケットが深いということは、その中にはプラークなどの細菌がたまっています。これを歯ブラシで掻き出そうとしても歯茎の中なので無理です。そのため、歯科医院で歯茎の中の汚れをSRP(スケーリングルートプレーニング)や、超音波の器具を使い汚れを取っていきます。

柔らかい汚れもあれば、固く歯石となってしまっているものもあります。

このように、歯周ポケットができてしまうと自分では汚れを落とすことはできません。

歯周ポケットができるまえにしっかりと口腔ケアを行いましょう。また、定期的に歯科医院へ通い歯周ポケット測定をしてもらいましょう。

中高生のオーラルケア~今どきの中高生は歯磨き回数が低下?~

12歳臼歯も生えてきて親知らず以外の永久歯が生えそろってくる中高生。今回は中高生のオーラルケアについてお話しします。

女の子

永久歯が生えそろい始める

中高生となると、12歳臼歯も生えて永久歯も生えそろってきます。高校生ぐらいから二十歳前後になると親知らずが生え始める人もいます。

顎の成長も終わる

大人になるにつれて顎の成長も終わります。そのため、歯列やかみ合わせのバランスも決まってきます。かみ合わせのバランスが悪いと歯列不正の原因となることがあります。

歯磨きをする回数が減少

小学校ではお昼に歯磨きをする時間が設けられている学校が多いと思います。しかし、中学校、高校となると歯磨きをする、しないも自由となる学校が多いのではないでしょうか?そのため、昼食後の歯磨きをしない子が多くいます。

スマホに夢中で夜歯磨きをしない?

中高生になると自分のスマホを持っている子供も多いです。そのため、学校から帰って夜遅くまでLINEやゲームのアプリなどを行い、最終的に歯磨きせずに寝てしまうという子が3人に1人はいるそうです。

夜間は虫歯になるリスクも上がる

夜間の寝ている間は、虫歯菌の活動が一番活発になります。また、寝ているので唾液の量も減少し虫歯になりやすい環境となっています。そのため、寝る前の歯磨き、夜間の歯磨きはとても重要です。

中高生になるとお口の中のチェックをあまりしない?

中高生ぐらいの年齢になると、親御さんが仕上げ磨きをしているということはあまりないと思います。そのため、お子さん自体も歯磨きさえしていれば虫歯にはならないと思っている子も多くいると思います。

毎年の歯科検診で指摘されて虫歯がわかる

先ほどもお話ししましたように、お子さんも歯磨きをしていれば虫歯はないと思い込み、虫歯ができているのに気づかない、痛みが出てきてから虫歯に気づくという子もいます。
また、学校などで行われる歯科検診で虫歯を指摘されて歯科医院に行くということも多くあります。

中高生の食生活

中高生だけではなく、みなさんに言えることがよく噛まないで食事をすることです。
食事をよく噛むことで、唾液がたくさんでます。そのためお口の中の自浄作用が働き、虫歯などの予防になります。その他にも、肥満の防止、脳の発達、味がよくわかるようになるなどのメリットがあります。

毎日の生活が忙しい中高生

中高生ともなると、学校での部活がはじまったり、友達との付き合いで夜遊びに行ったり、テストが定期的にあったりと忙しい毎日となります。
しかし、1日数分の歯磨きの時間を作るのも大切です。

歯磨きに関心をもってもらう

この年齢になると歯磨きは自分から行う習慣をつけていく時期だと思います。
親から言われて歯磨きをするのではなく、自分から歯磨きを進んでできるように、歯磨きの重要性をお子さんに話してあげることも良いと思います。

歯並びなども気になる時期~小学校卒業までのお口の健康~

5~6歳になると乳歯の後ろに6歳臼歯が生えてきます。その後は下の前歯の乳歯が抜け、永久歯に生え変わります。
このように6歳ほどから乳歯~永久歯にどんどん生え変わっていきます。

子ども

歯が生え変わる仕組み

お子さんの抜けた歯を見てみると根っこがないことに気づきます。大人が親知らずなどを抜くとしっかり根っこもありますよね。乳歯の根っこはどこへいったのでしょうか。

乳歯の根っこは溶かされる?

乳歯が抜ける前は乳歯の下の顎の中で永久歯は成長します。永久歯がだんだん成長すると乳歯の根を溶かす細胞が現れます。
そのため、乳歯の根っこが少しずつとかされ、根がなくなると歯がぐらぐらしてきます。
最終的に乳歯が抜けて永久歯が下から生えてきます。

乳歯に虫歯がある子はしっかり治療を!

乳歯に虫歯があっても抜けてしまうから大丈夫と思っている方も多くいると思います。
しかしそれは間違いです。
乳歯に虫歯があると永久歯まで影響がでることがあります。

永久歯の生えるスペースがない

また、虫歯が大きく早くに乳歯を失ってしまった場合、永久歯が動いてしまうことがあります。そのため、下から生えてくる永久歯が生えるスペースがなくなり、でこぼことした歯並びになり、歯並びがわるくなるという結果につながります。

生え変わりの時期はしっかりお子さんの口の中をみてあげましょう

生え変わりの時期は乳歯がまだ抜けていないのに永久歯がわきから生えてきたなどのトラブルがあります。
そのような場合は歯並びが悪くなる原因となりますので歯科医院に相談しましょう。

生えたての歯は虫歯になりやすい

生えたばかりの永久歯はほかの歯との段差があり磨きにくかったり、咬み合う面の溝が深いことで食べかすが入り込み虫歯になりやすくなります。
しっかり歯磨き、仕上げ磨きをしてあげましょう。

仕上げ磨きは何歳まで?

仕上げ磨きはお子さんの歯磨きが上手になるまで続けてあげてください。
何歳までといったものではありません。だいたい8歳ころまで続け頂ければよいかと思います。もし、嫌がるようでしたら、お口の中のチェックだけでもしてあげましょう。
磨き残しがあれば、「ここに磨き残しがあるよ!」と自分で磨かせてみるのも良いと思います。

12歳ころには12歳臼歯が

お子さんが12歳ぐらいになると6歳臼歯の後ろから12歳臼歯(第二大臼歯)が生えてきます。12歳臼歯もお口の中の一番後ろの歯なので歯ブラシが届きにくく、磨きにくいので虫歯になりやすい部位です。

定期健診の重要性

歯科医院でフッ素などを定期的に塗ったり、歯石や虫歯がないかなどを定期的にみてもらうことでお口の中の健康を守りましょう。また、歯並びが気になる親御さんは一度歯科医院へ相談してみましょう。

 

お口の中の傷は治りが早いのは唾液が関係している!

皆さんがお口の中にケガをしたとき、他の体の皮膚より治りが早いなと感じたことはありませんか?

実際に、お口の中の傷は治りやすいといわれています。

ではそれはどうしてなのでしょうか?

女性の口元

お口の中のケガと唾液の関係

動物などがケガをしたときに、ケガをした部分を舐めているのを見たことがある人もいると思います。

私たちも、ケガをしたときに「ツバつけておけば治る!」とか「舐めとけば治る!」と言われたことがあるひともいるのではないでしょうか。

唾液には抗菌作用がある成分が含まれている

私たちのお口の中にある唾液ですが、唾液の役割はお口の中の自浄作用を促し、お口の中の酸を中和するだけではありません。

実は唾液にはリゾチームという抗菌作用のある成分が含まれています。

リゾチームの他にも粘膜を保護する成分も

抗菌作用のあるリゾチーム、ラクトフェリンの他にも、粘膜を保護するムチンという成分が含まれています。ムチンの分子構造は水分を多く含んでおり、お口の中の乾燥を防ぎ、保湿作用があります。また、食べ物などの刺激に対して粘膜を保護する効果があります。

お口の中は細菌だらけ

唾液には抗菌作用などがあることがわかりましたが、お口の中には多数の細菌が存在しています。細菌が多いと傷から細菌が入り込み化膿します。しかし、唾液には細菌の増殖を防御したり、感染を防御する機能もあります。

そのため、細菌が多いお口の中でも傷の治りが早いのですね。

唾液の量は以前より減少傾向

しかし、このようにお口の中の健康を維持するために大切な唾液ですが、唾液の量は以前より減少傾向にあるといわれています。

以前は唾液の量は1日1~1.5リットルと言われていましたが、現在は800ミリリットル~1リットル程と言われています。

唾液が少ないとどうなるの?

唾液の量が少ないと、お口の中が傷ついたときに殺菌作用や、自浄作用などが低いために傷口に細菌が入り込み頻繁に口内炎になったり、虫歯になりやすかったりします。

また、お口の中が乾燥することで口臭が強くなったり、食べ物の味がよくわからなくなることもあります。

お口の中の健康を守るために

現在では食生活も昔と違い、食べ物が柔らかくなりあまり噛まないことや、口呼吸、ストレスなどが唾液減少の原因ともいわれています。

唾液の分泌が増えるように食事のときはよく噛むことが大切です。よく噛んで食べることで食べ物が消化しやすくなります。また、唾液を分泌するのに有効な食品には、レモンや梅干しなどの酸味のある物、納豆、昆布などがあります。

その他にも、唾液腺などのマッサージを行うのも良いかもしれませんね。

お口の健康習慣~歯にも記念日がある

カレンダーなどをみると、お正月やクリスマス、海の日や体育の日などさまざまな記念日が書かれていますよね。

ところで、歯にも記念日があるって知っていましたか?

8020運動

歯の記念日はたくさんあります

みなさんがよく耳にしたことがあるのは、11月8日の語呂にあわせた“いい歯の日”や6月4日の“むし歯予防デー”ではないでしょうか。実はそのほかにも歯に関する記念日はたくさんあるんですよ!!

11月8日いい歯の日って?

いい歯の日とは1993年に、日本歯科医師会により制定された記念日です。

お分かりのとおり11(いい)8(は)の語呂に合わせています。

目的としては、お口の中の健康をいつまでも保っていただきたいという願いが込められています。特に積極的に推奨しているのが8020運動です。

8020運動とは80歳になっても20本以上の歯を保とうという運動です。

歯科医師会HPより

6月4日むし歯予防デーって?

こちらも6(む)4(し)の語呂にあわせたものです。虫歯の予防の大切さを訴える日として制定していました。

今では、日本歯科医師会、厚生労働省、文部科学省と共同で6月4日~10日までを“歯と口の健康習慣”として制定されています。

これからはお口の中だけでなく体全体の健康への意識を高めてもらいたいというねらいがあります。

お口の中だけでなく全身の健康

先ほどもお話ししたように、歯の健康はお口の中だけでなく全身の健康に関わってきます。

例えば、歯周病は糖尿病や、脳梗塞、心筋梗塞などの原因となります。また、妊娠中の方は早産や、低体重児になる危険性があります。

その他にも、かみ合わせが悪いと頭痛や肩こりを引き起こしたり、歯が多く喪失すると食べ物をおいしく食べられなかったりと歯と全身の健康状態はとても関係性があります。

その他の記念日

話は戻りますが、そのほかにはどのような記念日があるのでしょうか。

4月4日 歯周病予防デー

こちらは語呂に合わせGoodbye Perio プロジェクトが制定しました。

4月18日 良い歯の日

語呂に合わせ日本歯科医師会が制定しました。

4月29日 歯肉ケアの日

花王株式会社が制定しました。

8月8日 歯並びの日

語呂に合わせ、一般社団法人日本臨床歯科医会が制定しました。

11月8日 いい歯並びの日

こちらは一般社団法人日本矯正歯科学会が制定しました。

この他にもたくさんの記念日があります

気になる方は一度調べてみてはいかがでしょうか。また、自分で語呂合わせをしてみて記念日を作ってみるのも楽しいかもしれませんね。

口から魚が腐ったような臭いが~魚臭症って知っている?~

皆さんの中には口臭で困っている、悩んでいる方も多くいるのではないでしょうか。

口臭にも歯周病が原因によるもの、食べ物が原因のものなど様々ですが、口臭がなんだか魚が腐ったような臭いがする、体臭もするという方はいませんか?
それは魚臭症という病気かもしれません。 

魚臭症ってどういう病気なの?

魚臭症とは名前の通り、魚が腐ったような臭いが口臭や体臭となってしまう病気のことです。魚の生臭い臭いが口臭、体臭としてでているとなると自分も不快ですし、周りの方の目も気になりますよね。 

魚臭症は症例が少ない病気

みなさんも魚臭症という病気を聞いたことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。魚臭症は世界でも700人ほどしか患者数がいないといわれているとても症例が少ない病気なのです。 

魚臭症はどうして起こるのでしょうか

魚臭症は別名トリメチルアミン尿症と言います。トリメチルアミンは魚の鮮度などが落ちたときに腐った臭い、生臭い臭いを発生させる物質です。

このトリメチルアミンという物質が体内に発生することでそれが息や汗に混ざって体外に排出されることで口臭や体臭となってしまうのです。 

原因はトリメチルアミンが体内で分解されていないため

トリメチルアミンは普通であれば肝臓で分解されます。

そのため、体内にたまることはほとんどありません。しかしトリメチルアミンを無臭化する酵素が遺伝子的に欠如している場合はトリメチルアミンを分解することができないので魚臭症となってしまうといわれています。

また、肝機能低下などで酵素の働き自体が鈍くなることでも、トリメチルアミンが体内にたまってしまうので、臭いを発生させる原因と言われています。 

魚臭症の治療法はあるの?

先ほども書いたように魚臭症は症例が少ない病気です。

そのため、根本的な治療法はありません。トリメチルアミンの発生を防ぐことが重要となります。 

トリメチルアミンの発生を防ぐにはどうしたらいいの?

予防法としてはトリメチルアミンの前駆物質である、コリン・レシチン・トリメチルアミンオキシドなどを多く含む食品を食べないことです。 

コリン・レシチン・トリメチルアミンオキシドを多く含む食品

コリンを多く含む食品には、卵の卵黄、肉類(加工されたもの、内臓系)、ナッツなどの豆類、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜などがあります。レシチンを多く含む食品には、卵黄やごま油、コーン油、小魚などがあります。レシチンを含んだサプリなどもあるので避けたほうが良いかもしれません。

トリメチルアミンオキシドを多く含む食品には、海水魚、エビやカニなどの甲殻類、タコやイカなどに多く含まれます。 

自分では臭いに気づかないことがほとんど

 

この病気の困ったところは、臭い以外に症状がほとんどないことです。周りの人に指摘されて気づくということが多いようです。気になる症状がある方は一度専門医へ相談してみましょう。

感染防止対策~歯科外来診療環境体制加算って知っている?

歯科医院や病院では多くの患者さんが来院されます。歯科治療では、唾液や血液など感染の原因となるものが多く存在します。では、歯科での感染防止対策はどのように行われているのでしょうか。

歯科のイメージ

滅菌・消毒はあたりまえ!

感染防止のための基本は、滅菌・消毒です。滅菌できる器具は高圧滅菌機などで滅菌にかけて感染防止を心がけています。

また、滅菌できないような器具は、専用の薬液で消毒しています。紙コップなどの使い捨てのディスポーザブルのものを使って、使用後は廃棄するのも感染防止のためでもあります。

歯科外来診療環境体制加算って何?

歯科外来診療環境体制加算とは、治療時の偶発症などの緊急時の対応及び感染症対策としての装置・器具の設置など総合的な歯科医療環境が整っていて、国の基準を満たすことで認定されるものです。

歯科外来診療環境体制加算の施設基準とはどのようなもの?

歯科外来診療環境体制加算の施設基準とは分かりやすく言うと厚生労働省の指定した安全基準のことです。
地方社会保険事務局長に届け出をして、安全で安心できる歯科医療環境が整っていないと施設基準をクリアすることができません。

施設基準にはどのようなものがあるの?

安全対策などの所定の研修を修了した歯科医師が1名以上いること、歯科衛生士が1名以上いること、AEDなどの緊急時に対応できる医療器具がそろっていることなどがあります。

ではそれ以外の施設基準を詳しく説明していきます。

別の保険医療機関と連帯がとれること

歯科治療では、誤嚥、誤飲、アナフィラキシーショックなど緊急事態が起こる可能性があります。緊急事態が起きたとき、応急的な対応はできても、その後の連携が取れていなければ意味がありません。届け出を出す際にも、連携医療機関名や搬送方法などを記入しなければなりません。

感染防止の徹底

歯科にかかわらず医療の分野では感染の危険性が多く存在します。冒頭でもお話ししたように、器具や医療機器は患者ごとに交換または洗浄、滅菌を徹底し感染防止に努めます。

口腔外バキュームの設置

施設基準の中には、歯科用吸引装置等により歯科ユニット毎に歯牙の切削や義歯の調整、被せ物の調整時等に飛散する細かな物質を吸収できる環境を確保することとあります。

歯を削っているときや、義歯や被せ物を調整する時は目には見えない細かな粒子が舞っています。そのため口腔外バキュームを設置し感染防止に努めます。

安全対策を行っているということを院内に掲示

医療機関の見えやすいところに感染防止対策を行っている旨や、緊急時の連携保険医療機関の連携方法、その時の対応などを院内に掲示しなければいけません。

患者さんだけでなく働くスタッフも安心できる環境づくり

患者さんの安全はもちろんですが、働いているスタッフも感染しないように注意しなければなりません。患者さんが安心して治療できる、スタッフが安心して診療できる環境づくりのために安全対策や感染防止対策をしっかり行っていくことが重要です。

妊娠と虫歯の関係

妊娠すると虫歯になりやすいって聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

今回は妊娠と虫歯の関係についてお話ししたいと思います。

妊娠すると虫歯になりやすいのはどうして?

どうして妊娠すると虫歯になりやすいのでしょうか。

詳しく説明していきます。

唾液の変化

妊娠するとホルモンのバランスにより唾液の性質が変化します。

妊娠すると唾液の量が通常より減少します。そのため口腔内細菌を殺す力が弱まり再石灰化の働きも弱まることで虫歯になりやすい環境となります。

また、お口の中の唾液が粘り気がでることで細菌が活動しやすくなります。

つわりが原因の場合も

妊娠した人には個人差はありますが、つわりがある人もいると思います。つわりがひどい人は、お口の中に歯磨きを入れると気持ち悪い、歯磨き粉の匂いがダメといった症状がでてきます。

そのため、歯磨きをする回数が減り、だんだんプラークや細菌がお口の中にたまることで虫歯になりやすい環境となります。

つわり

虫歯になってしまったら

では、虫歯になってしまったら妊娠していても治療はできるのでしょうか。

妊娠中の歯科治療

虫歯になってしまったところを削って詰める治療は妊娠中でも行うことができます。虫歯を放置していて出産し、痛みが出てきて育児と両立。。。というほうが大変ですよね。

むし歯があるのであれば妊娠中にしっかりと治療しましょう。

妊娠中は避けたい治療

虫歯の治療は可能ですが、妊娠している時は避けたほうがいい治療もあります。

それは、歯周外科手術などの外科的な処置や、親知らずを抜くなど歯の抜糸をすることです。親知らずが気になっている方は、妊娠前に抜歯することをお勧めします。

妊娠していることを伝えましょう

妊娠している、または妊娠の可能性がある場合はその旨をしっかり担当の医師に伝えるようにしましょう。

また、歯科治療をするのは、妊娠中期ごろに行うことをお勧めします。妊娠初期では、つわりがある方が多いことや、長時間の治療、痛みをともなう治療は流産につながる危険があります。

治療をする際もお腹の張りがあるときは予約を変更しましょう。治療で診療台を倒すときに楽な姿勢をとれるように相談するのも良いと思います。

虫歯の予防が大切

では、虫歯を予防するためにはどうしたらよいのでしょうか。

妊婦での歯科治療は麻酔を使うことも不安ですよね。また、つわりでお口の中に器具を入れるのも気持ち悪いという方もいらっしゃいます。

そのため、虫歯にならないようなお口の環境作りをしていきましょう。

大切なのは毎日の歯磨き

まずは、毎日の歯磨きです。つわりでつらい時は、最低でもうがいなどは行うとよいでしょう。また、自分ではきれいに磨いているつもりでもほとんどの方が完璧に磨けているとは言えません。

定期的に歯科医院で検診をし、クリーニングをしてもらいましょう。

歯ブラシと歯磨き粉の正しい使用方法

みなさんが毎日行っている歯磨きですが、歯磨きの使用方法本当にまちがっていませんか?

知らないうちにお口の中にダメージをあたえている可能性があります。

歯ブラシと歯磨き粉

歯磨き粉をつけたらすぐには磨かない!

みなさんが歯磨きをするとき、歯磨き粉をつけたらそのままお口へ入れて磨いていませんか?これはNGです。

なぜNGなの?

理由は、歯磨き粉が歯の特定の部分にだけたくさんついて、お口の中全体に歯磨き粉がいきわたらないからです。

歯磨き粉を歯ブラシにつけたらまず、歯全体に塗るようにしてから磨くか、歯磨きをする前に歯ブラシの毛の中に指で歯磨き粉が埋め込まれるように歯ブラシになじませてから磨くようにするとよいでしょう。

歯ブラシは水につけてからが正解?

歯磨きをするときほとんどの人が歯ブラシを水につけて濡らしてから使用するのではないでしょうか?

実はこの使用方法は間違いです。

“磨いた気”になる

歯ブラシを濡らしてから歯磨き粉(歯磨剤)をつけて行うと、よく泡立ちますよね。

そのため、少しの時間でお口の中が泡で満たされてきます。お口の中全体が泡だらけになればお口全体を“磨いた気”になりませんか?

磨いた気になったために、細かいところの汚れやプラークが落ちていなくて、雑に歯磨きをしたようになってしまいます。

また、歯磨き粉に配合されている成分も歯に作用する前に泡とともに流れてしまう可能性があります。

磨くときは乾いた歯ブラシに歯磨き粉をつけて磨くようにしましょう。

歯磨き粉のつけすぎも注意!

しかし、歯磨き粉のつけすぎには注意です。

歯磨き粉は歯ブラシの毛の部分のだいたい3分の1程度を目安につけるようにしましょう。

歯磨きは強くごしごしと?

歯磨きをするときに汚れが落ちるようにと強くごしごし磨いている方はいませんか?これも間違いです。

力を入れてブラッシングしてしまうことで、歯の表面のエナメル質や歯茎を傷つけてしまう原因となります。

歯ブラシは鉛筆持ちで!

歯磨きをするときは、鉛筆を持つように歯磨きを持ち、柔らかめの歯ブラシで細かく振動させながらやさしく磨くようにしましょう。

歯磨き後のうがいは何回も行う?

歯磨きを行った後に行ううがい。あなたは何度もうがいをしていませんか?

これも間違った歯磨きの方法です。

歯磨きをした後に何度もうがいをしてしまっては、お口の中に残っているフッ素などの成分も一緒に洗い流してしまいます。

そのためせっかくきれいに歯磨きしたのに歯磨き粉の効果が低減してしまいます。

うがいはコップ一杯にとどめる

うがいをするときはコップ1㎝ていど(10~15㏄)のお水でうがいをするようにしましょう。その後30分程度は飲食しないようにしましょう。

定期健診の重要性

しっかり磨けていると思っても自分の磨く“癖”や、磨けていない部分も出てくると思います。そのため歯医者さんへ行き定期検診やPMTCを受けてお口の中の健康を守りましょう。

歯科治療での麻酔その2~麻酔の注意点・麻酔後の痛みの原因~

歯科治療での麻酔その1では、麻酔の種類や痛みの軽減についてお話ししました。

今回は麻酔をするときの注意点などを詳しくお話ししたいと思います。

歯

麻酔の注意点にはどのようなものがあるの?

歯科麻酔を経験したことのある方は、麻酔をした後唇や頬の周りが数時間しびれていて感覚がないため、熱いものでやけどをしてしまった!という方もいるのではないでしょうか。

では麻酔の注意点にはどのようなものがあるのでしょうか。

麻酔が効いている作用時間は?

上記のように麻酔をすると歯だけではなく、唇や頬までしびれてきます。

このしびれた感覚は、麻酔の量にもよりますが、大人だと約2~3時間程度、子供の場合は1~2時間程度だといわれています。

麻酔が効いているうちの食事はさけましょう

麻酔がきいていると感覚が鈍るため食事中に誤って唇や頬を噛んでしまっても痛みがないので気づかないということがあります。

また、熱いものを食べたり飲んだりすることで知らないうちに火傷をする可能性もありますので、どうしても食事をしなければいけない場合は十分に気を付けながら、麻酔の効いていない反対側で食事をするようにしましょう。

子供は特に注意が必要!

大人に麻酔が切れるまで食事を控えてくださいと説明してもわかってもらえますが、小さいお子さんだったりすると、麻酔が効いている感覚が珍しかったり、なんだか口が変だ!噛んでも痛くない!と思ってしまい何度も唇を噛んでしまうお子さんがいます。

唇を噛むことで傷ができたり、大きく腫れてしまったりすると麻酔がきれると痛みを伴う場合があります。その場合は様子をみて、ひどい場合はかかりつけの医師へ相談しましょう。

麻酔をした後も注意が必要です

麻酔をした後麻酔の針を刺した部分がなんだか痛い、口内炎のようになっているという経験がある方もいるのではないでしょうか。

麻酔の注射を刺した部分から細菌が!

みなさんもご存じの通りお口の中は細菌の住みかです。常にたくさんの細菌がお口の中にいます。麻酔の注射をした部分は針をさすので小さな傷ができます。

その傷に細菌がつくことで炎症をおこし口内炎になることがあります。

ほとんどの場合は数日から数週間で治りますが、ひどい場合は一度医師に診察してもらってください。

麻酔をした部分を触ると痛い

歯科の麻酔は歯茎や歯の骨の部分に刺します。そのため麻酔をした部分を触ったり、押したりすると痛みがある方がいます。麻酔による痛みですので心配ありませんが、気になる方は医師に相談してみてください。

麻酔が原因ではない痛み

麻酔をしたこと以外でも痛みが出る原因があります。

抜歯をしたり、虫歯が大きく神経に近かったり、神経の治療をした後などは麻酔が切れてくると痛みが出ることがあります。

その場合は痛み止めを飲んで様子をみてください。痛みが長い期間続いた場合はほかの原因が考えられますので速やかに歯科医院に連絡してください。

異常があれば報告を

このように麻酔をする際には注意してほしいことがたくさんあります。

もし、上記のような症状が前回の麻酔時にあるようなら、次回歯科医院へ行くときにこのようなことがあったと歯科医師に報告するようにしましょう。

歯科治療での麻酔その1~麻酔の痛みは昔より軽減?~

歯科治療の際虫歯が深かったり、抜歯をしたりすることで歯科麻酔を使ったことがある方は多いと思います。今回は歯科での麻酔について詳しくお話しします。

歯科イメージ

麻酔にも種類がある

皆さんが一般的に歯科治療で麻酔をしたことがあるのが局所麻酔法という方法だと思います。歯科には局所麻酔以外にも麻酔の種類があります。

1.局所麻酔法

局所麻酔は、治療部位である周囲の歯茎に局所的に麻酔を効かせる方法です。歯科で麻酔を受けた方の多くがこの方法なのではないでしょうか。局所麻酔法の中にもいろいろ分類があります。

表面麻酔法

表面麻酔は、麻酔の針を刺す前に歯茎の部分に麻酔薬を塗ることで、麻酔の時の痛みを軽減させる作用があります。その他にも、麻酔の注射をするほどでもないけど痛みが伴う歯石をとる治療の時などに使うことがあります。

浸潤麻酔法

みなさんが多く経験しているのがこの浸潤麻酔法です。注射というだけで嫌という患者さんも多くいると思います。現在では、電動式の注射器があり、電動にすることで麻酔薬が注入されるスピードを無駄な圧を加えることなく行ってくれます。麻酔をするときにピストルのような器具がでてきたら電動式だと思ってください。

伝達麻酔法

伝達麻酔は広範囲に麻酔をします。下の奥歯などは麻酔が効きにくいといわれています。また、親知らずの抜歯のときにも使われることがあります。

2.静脈鎮静法

歯科治療に不安や恐怖心がある場合、動機やめまい、呼吸困難になることがあります。そのような場合、静脈鎮静法を局所麻酔法と併用してリラックスした状態で歯科治療をすすめます。

笑気吸入鎮静法

笑気吸入鎮静法は鼻に吸入器やマスクをつけて酸素に笑気という気体を混合させて鼻から吸い込んでもらう麻酔法です。笑気吸入を止めれば鎮静状態から回復するため、小児でも使用されることが多いです。

静脈内鎮静法

静脈内鎮静法は名前の通り点滴をして体に直接薬剤を投与する方法です。

麻酔がきれたあとは、力が入らなかったりふらついたりすることがあるので、無理はしないようにしましょう。

麻酔の痛みは以前より軽減されている

先ほどもお話ししたように、表面麻酔の使用や、麻酔をする際電動の注射器を使用することで麻酔の痛みは軽減されてきています。

その他にも、麻酔をする際に使用する針が細くなってきているのも痛みが少ない理由です。

不安がある方はまずは医師に相談を!

痛みが軽減されたといってもやはり恐怖心があり、歯科の麻酔が初めてで不安な方が多いと思います。その場合は歯科医師に相談して、自分の納得した形で歯科治療をしましょう。

歯科治療で起こりうるデンタルショック

皆さんが歯科治療をするときは、ほとんどの患者さんが麻酔や虫歯の治療をしても問題なく終わることと思います。

しかし、歯科では稀に緊急を要する事態が起こることがあります。

歯科器具

歯科での緊急事態!

歯科治療中に具合が悪くなる、麻酔をした後に動悸がする・ふらふらするなどの症状がある患者さんが稀にいます。歯科での緊急対応はどのようなものがあるのでしょうか。

1.デンタルショック

デンタルショックとは、歯科治療中などで痛みがあるのに我慢して治療を進めると突如患者さんが意識を喪失することです。デンタルショックの他にも、神経性ショック、疼痛性ショックなどと呼ばれることもあります。

痛みがあるのに我慢して治療を続けることで血圧や脈拍が上がり興奮状態になります。その状態が長く続くと突然血圧や脈拍が低下し、意識の喪失へと繋がります。歯科治療の半数以上がデンタルショックの事故と言われています。

2.アナフィラキシーショック

アナフィラキシーショックとは、短時間のうちに全身にアレルギー症状の反応がでて、皮膚が赤くなってきたり、かゆみがでたり、最悪の場合呼吸困難に陥ることもあります。

歯科治療で注意が必要なのは麻酔薬です。歯科の麻酔薬でアナフィラキシーショックが起こることは稀ですが、麻酔が初めての小さなお子さんなどはアナフィラキシーショックを起こす可能性がありますので様子を見ながら注意して治療を進めます。

アナフィラキシーショックが起きてしまったらアドレナリン(エピペン・ボスミン)などの筋肉内注射をしたうえで、救急車を呼びます。

以前アナフィラキシーショックを起こしたことのある方は治療前に医師に報告しましょう。

ウィキペディアより→

3.局所麻酔中毒

局所麻酔薬は安全性の高いものなので、普通の歯科治療で使用する量は心配ありません。しかし、大量の麻酔薬を投与することで局所麻酔中毒は起こります。(局所麻酔薬約14本)症状としては、めまいや耳鳴り、痙攣、意識障害などがあります。

4.喘息

持病に喘息をもっている患者さんも注意が必要です。歯科材料の刺激臭により発作を誘発してしまうことがあります。また、歯科治療へのストレスから喘息を誘発してしまうこともあります。喘息をおもちの方は発作が落ち着いているときに歯科治療を進めるようにしましょう。

5.過換気症候群

いわゆる過呼吸です。治療に対しての緊張や、ストレスがあると発症することがあります。その他にも、被せものや、金属などの誤飲・誤嚥などにも注意が必要です。

おかしいなと思ったらすぐに医師に相談を!

なにかいつもと違う症状を感じる、体調がすぐれないなどの場合はすぐに医師に相談してください。起こってからでは遅いこともありますので、我慢しないで伝えるようにしましょう。

歯磨きガムって?!

歯磨きガムって聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

以前はあまり耳にしませんでしたが、最近では歯医者さんだけでなく、コンビニやスーパーなどでもみかけることがあります。今回はこの歯磨きガムについてお話ししたいと思います。

歯磨きガムって何?

歯磨きガムとは名前の通り歯磨きするガムです。

本来であれば歯磨きはきちんと食後にしたほうがよいのですが、仕事をしていて忙しい、出先で歯磨きができないということも多くあるかと思います。

このような場合に歯磨きの代わりに歯磨きガムを噛む人が増えてきているようです。

忙しい人にとってはとても便利な商品ですよね。

歯磨きガムの成分

歯磨きガムはガムと言っても虫歯にならないような効果がある成分が含まれているガムです。その成分の中には「キシリトール」が含まれています。

キシリトールは甘味炭水化物の一種で歯磨き粉などにも含まれているものが多いです。キシリトールは虫歯の原因になる酸を作りません。ガムを噛むことで唾液の分泌を促したりする作用もあります。また、ミュータンス菌の増殖を防ぐ作用もあり、虫歯の発生や進行を防ぎます。

キシリトールガム

口臭を予防する効果もあり

歯磨きガムには口臭を予防する効果もあります。

食後に歯磨きができないとお口の中がなんだか気持ち悪かったり、口臭が気になったりしますよね。そのような場合にも歯磨きガムがおすすめです。

あくまで歯磨きの代用品

しかし、歯磨きをせず楽だからといって歯磨きガムだけ噛むのは間違いです。最初に話したように歯磨きガムは、どうしても時間が作れず歯磨きができない時などの代用で噛むようにしてください。歯磨きガムだけに頼り全く歯を磨かなければ、お口の中の健康状態は悪化します。

歯と歯の間の汚れや細かいところの汚れは歯磨きガムでは落とせません。しっかり歯ブラシや歯間ブラシなどの補助用具を使ってお口の中の健康をまもりましょう。

歯磨きは一日3回が望ましいですが、それが難しい場合は最低朝と夜の2回はしっかり歯磨きをするように心がけましょう。

永久歯が生えてこない!?

皆さん自身やみなさんのお子さんの中に、乳歯の後続歯の永久歯が生えてこないという方はいませんか?

先天欠如歯って?

最近では、永久歯の生えない子供が増えてきているようです。このように、生まれつき歯が足りない、永久歯が生えてこない歯のことを“先天欠如歯”といいます。今回はこの先天欠如歯について詳しくお話しします。

先天欠如歯はなぜ起こる?

みなさんのお口の中の永久歯は親知らずを入れないで28本、乳歯は20本生えてきます。歯のもとのことを歯胚(しはい)といいますが、この歯胚が作られるのはお母さんのおなかの中にいたときです。

先天欠如歯

歯胚の形成

この歯胚が作られないことで、歯が形成されないので歯が足りないということが起きてきます。歯胚が作られるのはだいたい胎生7週頃で、歯が固くなってくるのは4ヶ月頃と言われています。その後、生後数か月でだんだん乳歯が生えそろってきます。

先天欠如歯の原因

先天欠如となるにはなにか原因があるのでしょうか?

また、先天欠如となってしまったときのデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。先天欠如歯の原因はわかっていません。遺伝的要因、妊娠中の食生活、薬の副作用などが原因ではないかと考えられていますが、はっきりとはわかりません。

先天欠如歯のデメリット

歯がないまま放置してしまうと、前後の歯が倒れてきて歯並びが悪くなってしまったり、噛み合わせもだんだんずれてきてしまいます。

先天欠如歯の治療法

では、歯が足りない場合の治療法にはどのようなものがあるのでしょうか?

先天欠如を補う方法

治療の方法

ブリッジ

先天欠如歯の両サイドの歯を土台にしてブリッジを入れることが可能です。治療期間は比較的短い期間で終わることができます。

入れ歯

入れ歯と言っても、よくテレビなどでみかける全体的な入れ歯ではなく、欠如した歯の部分だけを補う部分入れ歯です。しかし、インプラントやブリッジと比べると食事中などの噛む力が弱くなってしまうという欠点があります。

インプラント

インプラントは欠如した部分に人工的な歯根を埋め込む治療です。知っている方も多いと思いますが、インプラントの治療は保険が効きません。そのため、ブリッジやインプラントと比べると費用が高くなります。しかし、メリットとしてはしっかり噛めるという点があります。

矯正治療

そのほかにも矯正治療があります。

矯正治療では、顎や歯に矯正器具などで力をかけ、欠如したスペースをなくして、歯並びを整える治療です。しかし、これも皆さんが知っているように保険が効きません。審美的な面を考えるとインプラントや矯正治療をしてみるのも良いと思います。

気になる方は気軽に相談を!

乳歯の下に永久歯があるかどうかはレントゲンで確認することができます。

気になる方は一度歯科医院で相談してみてください。

見た目が気になるすきっ歯

みなさんの中ですきっ歯で悩んでいる人はいませんか?

前歯がすきっ歯だと見た目が気になりますし、奥歯がすきっ歯だと食べ物が挟まったりして気になりますよね。

今回はすきっ歯についてお話ししたいと思います。

男の子

すきっ歯とは

すきっ歯とは専門用語でいうと、前歯のすきっ歯のことを”正中離開”、全体的に隙間が空いている状態を”空隙歯列”と言います。

すきっ歯の原因

ではすきっ歯になる原因は何でしょうか詳しくお話しします。

1.顎が大きい

顎が大きくて歯とのバランスが崩れることで歯と歯の間に隙間ができます。
隙間の場所は前歯だけであったり、全体的に隙間があったりと人それぞれです。

2.遺伝的要因

本来であればお口の中の歯の数は成人で28本です。

しかし、なんらかの原因で歯が骨の中に埋まったままになってしまったり、乳歯の後続歯が生えてこなくて乳歯のままだったりすると歯と歯の間に隙間ができます。

3.舌を押し出す癖がある

しゃべるときや食事をするときなど無意識に舌を前に押し出す習慣がある人は前歯がだんだん押されることで歯列が開いてしまいすきっ歯になることがあります。

4.上唇小帯の問題

上唇と歯茎をつないでいる筋を上唇小帯といいます。この上唇小帯が長かったり、太かったりすると歯が離れる原因となります。

すきっ歯のデメリット

では、すきっ歯のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

虫歯や歯周病のリスクが上がる

すきっ歯の場合、歯と歯の間に物が挟まりやすくなります。また隙間があることで歯磨きの磨き残しも多くなる場所でもあります。そのため、磨き残しから虫歯になったり、歯周病の原因にもなります。

発音の問題

すきっ歯の場合”さ行”や”た行”の発音がしにくくなり、発音に問題が生じることがあります。

すきっ歯=幸運の歯?

しかし、フランスではすきっ歯のことを”幸運の歯”と呼んでいるそうです。

理由として歯の隙間から幸運が入ってくるといわれているそうです。このように海外ではチャームポイントとしてしたしまれているようですね。

すきっ歯の治療法としては歯科矯正や、コンポジットレジンで治す方法、かぶせものなどの方法があります。すきっ歯が気になる方はぜひお近くの歯科医院へ相談してみてください。

重層で歯磨き?!

多くの方は歯磨きをするときに歯磨き粉を使用しているのではないでしょうか?

最近ではさまざまな種類の歯磨き粉が発売されており、口臭予防や知覚過敏、歯周病予防などといったそれぞれの用途に合った歯磨き粉もありますよね。

しかし、歯磨きの際に歯磨き粉ではなく、重曹を使って歯磨きをする人が増えてきているようです。

歯磨き粉

今回は重曹で歯磨きをした時のメリット・デメリットをお話ししたいと思います。

重曹ってどんなもの?

そもそもみなさんが重曹と言われて想像するのは、台所の油汚れを落としたり、頑固な茶渋を掃除したり洗濯などに使う掃除用品と思っているのではないでしょうか。

重曹をお口の中に使ったりして大丈夫なの?と疑問に思う方も多いと思います。

重曹は天然の無機物質

重曹は、人の体に含まれている天然の無機物質ですので害はありません。昔からよくアク抜きやお菓子作りに使われている物でもあります。しかし、いくら大丈夫だからと言って、重曹の過剰摂取はNGです。気持ちが悪くなったり、過呼吸につながる可能性があるそうです。とくに、高血圧症や腎臓疾患などで治療中の方は注意しましょう。

重曹歯磨き粉の作り方

では、まず重曹歯磨き粉の作り方です。

重曹と植物グリセリンを2:1の割合でよく混ぜる。たったこれだけで歯磨き粉の完成です!

しかし、重曹には歯磨き粉のような爽快感のある味はしないので、気になる方はミントやハーブのエッセンスを加えて作るといいかもしれません。また、保存料は入っていないので長期保存には向いていません。数日のうちに使い切りましょう。

重曹歯磨き粉のメリット・デメリット

重曹歯磨き粉のメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

【メリット】

・虫歯予防の効果がある

虫歯は酸を産生させることで歯を溶かします。唾液には酸を中和させる働きがあります。このように重曹にも唾液と同じような酸を中和させる成分が入っているので虫歯予防になるというわけです。

・ホワイトニング効果がある

重曹歯磨き粉を歯につけて少し時間を置いて磨くことで歯の汚れが浮き出てホワイトニング効果があります。

・口臭予防にも効果がある

歯だけではなく舌のぬめりもすっきりさせてくれるので口臭の予防にもつながります。

【デメリット】

・歯が削れる可能性がある

重曹は研磨作用がとても強いです。また、キッチン周りの頑固な汚れも落とすことで分かるようにとても強力な洗浄パワーがあります。そのため、重曹歯磨き粉でごしごし力を入れて歯磨きをしてしまうと、歯の表面のエナメル質まで削れてしまう、傷がついてしまう恐れがあります。その結果、歯がしみて知覚過敏になってしまったり、逆に歯が黄ばんでしまうこともあります。エナメル質は一度削れてしまうと元には戻りません。

ではどのように使用したらよいのでしょうか。

  • 重曹歯磨きをするときは力を入れず優しく歯磨きをする。
  • 歯磨き粉の代わりに毎日やるのではなく、週に1度~3度くらいのペースで行う。
  • 歯ブラシは固めより毛先が柔らかいものを使用する。

上記のようなことを守れば歯にも害はありません。

一度試してみてはいかがでしょうか。

親知らずを抜歯したら痛みがとれない!?

最近では、顎が小さくて親知らずが斜めに生えて痛みがでたり、親知らずの清掃が十分にできなくて虫歯になってしまったりして抜歯をする方がたくさんいます。しかし、親知らずを抜いたのに痛みが引かない。痛みが1週間以上も続いている。その原因にドライソケットというものがあります。

歯の痛み

今回はドライソケットについて詳しくお話しします。

ドライソケットってなに?

“ドライソケット”という言葉はあまり聞いたことありませんよね。

抜歯後に出来る血の塊のようなものを血餅といいます。ドライソケットとは、この血餅が出来ない状態をいいます。抜歯をされた方はお分かりかもしれませんが、普通抜歯をしたら約3日程度で痛みは治まります。しかしドライソケットの場合強い痛みが数日たっても治まらず、触ると痛みが生じ、冷たいものなどがしみるというような症状がでてきます。

※血餅(けっぺい)とは親知らずなどの治療の後に患部に出来る「血の塊」のようなもののことを指します。

ソケットの原因

抜歯の時に出血が少なかった場合や、抜歯後に繰り返し強いうがいなどを行うことで、骨の上で血液が固まらなかったため(かさぶたできなかったため)骨の表面が出たままになってしまう。その他にも、抜歯したところが気になって故意に舌で触ってしまい血餅がはがれたり、くしゃみなど圧がかかることで血餅がとれてしまうこともあります。

男性より女性のほうがなりやすい

ドライソケットは特に下の親知らずを抜歯した時に約20%の割合で起こるといわれています。

これは、親知らずの抜糸は細菌感染が起こりやすいことや、上の親知らずより下の親知らずの骨が硬いため出血が少ないことなどが関係しているといわれています。

また、ドライソケットは男性よりも女性のリスクが高いといわれています。理由としては、女性特有のホルモンが関係しているようです。

骨が露出している

痛みの原因は血餅によって覆い隠されているはずの骨が露出しているためです。

症状としては、

  • 触ると激痛がする
  • こめかみあたりまで痛みがある
  • 抜歯後数日たっても痛みが引かない
  • 口を開けるのも困難

などの症状があります。

また、抜歯した後の穴の中をみてみると骨が露出しているため白く見えます。

ドライソケットになってしまったらどうしたらよいのでしょうか

自宅でできることは、痛み止めを服用し安静にすることです。

そしてなにより、歯医者さんへ連絡し、患部を診察してもらい適切な処置をしてもらいましょう。

 

警察歯科医ってなに?~歯科情報からわかる身元情報~

ここ数年日本や世界各国で大きな自然災害が多発しています。

思い出したくない記憶ですが、日本でも2011年3月3日に東北地方太平洋沖地震に伴って発生した津波や、その後の余震により起こされた大規模地震災害である東日本大震災が発生しました。※Wikipediaより

この震災で命を落とされた方や、現在も行方が分からない方も多くいます。

人気歌手のGreeeeN(メンバーは全員歯科医師)のリーダーも、福島第一原子力発電所から20キロ圏内での検死作業に携わったそうです。

身元不明者はどのように特定されるのでしょう

身元不明のままでは家族の元へ帰ることができません。しかし、お口の中の情報から該当者を確認する警察歯科医という組織があります。

警察歯科医とはどのようなものなのでしょうか

発足のきっかけは、昭和60年の群馬県御巣鷹山日航機墜落事故の時に警察歯科医の必要性が認知されたためです。昭和61年に警察庁刑事局長より日本歯科医師会宛に警察歯科組織についての要望文書が出され、これを契機として全国に警察歯科医並びに警察歯科組織が誕生しました。

事件や、事故、災害などで亡くなった遺体のお口の中の状態や歯の型などから身元の確認を行う歯科医師のことを警察歯科医といいます。全国でも歯科医師会を中心として、警察歯科医会とよばれる組織も増えてきています。

警察歯科医は以下の図のように一般の歯科医師が専門の研修を受け、警察歯科医となります。

警察歯科医

どうしてお口の中だけで身元の確認ができるの?

みなさんのお口を見ていただくとわかるように人の歯や歯列の状態などは一人ひとり違います。また、人間の歯はとっても固い構造のため、亡くなってから少し時間がたってもそのままの状態を保っていることが多くあります。

そのため、歯科治療の経歴やレントゲン写真、カルテの記録などを照らし合わせて身元を確認します。

お口の中以外にもさまざまな所見から身元確認をします

・住所や所持品からの特定

所持品に身分証明書などがないかなどを確認します。津波などで流されてしまった場合は住所からの特定は難しくなります。

・顔を直接みて確認(面確)

顔をみて確認できる場合は顔を見て確認します。

・指紋やDNA型

これらは一人ひとり違うのでそこから特定していきます。

その他に体の特徴などからも特定していきます。

警察歯科医の業務は身元確認作業

警察歯科医の主な業務は身元確認作業です。

警察歯科医はその方が生前どのような治療をしていたか、お口の中の観察、歯列の形、歯科の記録などを照らし合わせて身元確認に役立てています。

実際は、歯のすりへり方などからその人の癖や年齢の推測、顎や歯の形から男女どちらかの推測、残存歯など治療の形跡から年齢層の推測などができます。

歯科の分野の役割

このようにお口の中には多くの情報があります。

身元不明者が一人でも減るように歯科の分野でもこれからもっと役立てるようになればと思います。

乳歯が虫歯に!!

今回は乳歯の虫歯について詳しくお話ししたいと思います。

乳歯が虫歯になってどうせ永久歯に生え変わるから気にしないと思っている人もいるのではないでしょうか。しかしそれは間違いです。乳歯に虫歯が多くある子は永久歯にも虫歯が多くなるといわれています。

乳歯の虫歯の色は?

永久歯にできる虫歯は黒くて、プロの目で見なくても鏡で見ると虫歯かな?と気づくことは多いと思います。しかし、乳歯の虫歯は黒くはなく、白いことが多いです。乳歯の虫歯の特徴は、虫歯が白く白濁するために気づかずに進行することが多いことと、白い虫歯は黒い虫歯より進行するのが早いといわれています。

小さいお子さんで歯と歯の間が黒くなっている子供を見たことがあると思いますが、それはサホライドという虫歯の進行をおくらせるお薬です。

乳歯は永久歯と比べるとやわらかいので虫歯が早く進行します。(乳歯のエナメル質は大人の半分といわれています)そのため白い虫歯が多いのです。

汚れを落とすには補助用具の併用を!!

乳歯の虫歯の好発部位は歯と歯の間の部分です。特に奥歯は前歯と違い歯と歯の間がつまっているため、歯ブラシだけでは汚れをきれいに落とすことができません。

前歯の歯と歯の間の部分もミルクを長い間哺乳瓶で飲んでいたりすると虫歯ができます。子供用のデンタルフロスなどを使って汚れを落としましょう。

お父さんやお母さんの仕上げ磨きが重要

子供が虫歯になっても痛みが出にくいので虫歯が進行してやっと気づくということも多いです。また、乳歯の歯のエナメル質・象牙質の厚さは薄く、神経は大きいため虫歯になるとすぐに神経まで到達する虫歯となります。親がしっかり仕上げ磨きの時などにお口の中を観察してあげましょう。

仕上げ磨き

治療法は?

小さい虫歯の治療は、神経に虫歯が進行する前に虫歯を削ってプラスチックで詰めていく治療をします。しかし、まだ年齢が小さすぎて、歯科治療をしっかりできない場合もあります。その場合は、濃度の高いフッ素を定期的に塗ることで虫歯の進行を抑えていきます。

しかし、虫歯の範囲があまりにも広く、進行している場合は全身麻酔で歯科治療を行う場合もあります。

定期的なケアを行いましょう

こどもたちの歯磨きには大人の「仕上げ磨き」が欠かせません。大切な歯のために大人が手伝ってあげましょう!また、定期的にフッ素を塗るのもいいですね。

矯正中の口腔ケア

みなさんの周りにも矯正している方、または自分自身矯正をしているという方は意外と多いのではないでしょうか? 矯正するときワイヤーを使って治療をしている人は歯磨きをどのように気を付けたらよいのでしょうか。今回は矯正中の口腔ケアについてお話しします。

矯正治療を行うときに一番気を付けなければいけないことが歯磨きです

矯正中はいろいろな器具が歯に取り付けられるため、器具の下やワイヤー周辺が汚れやすくなります。そのため、いつも以上に細かいところまで磨いて虫歯やそのほかのトラブルを防ぐ必要があります。

ブラケットって?

矯正するときに歯1本1本についているプラスチックのようなものをブラケットといいます。では、ブラケット周辺のブラッシング方法について紹介しましょう。

ブラケットの清掃方法は?

ブラケットを上ななめ方向から歯ブラシの毛先を当てて一本一本丁寧に磨くようにしましょう。上が終わったら次は下からです。

歯と歯茎の境目の部分も汚れがたまりやすい部分と言えます

これは矯正している人だけでなくみなさん汚れがたまりやすい部分ですよ!! この部分は境目に毛先が当たるようにななめにあててあげましょう。その時に歯と歯茎の境目をマッサージするような形で磨いてあげるといいと思います。次に歯と歯の間です。この部分は歯ブラシを縦にして毛先を歯と歯の間に入れるように磨きます。

補助用具も併用しましょう

歯ブラシでは大きすぎで磨きにくいという方は、タフトブラシなどの補助用具を使ってみがくとよいでしょう。

タフトブラシ

矯正している方専用に矯正用の歯ブラシもあります

普通の歯ブラシではどうしても磨き残しを作ってしまいがちですので、矯正用の歯ブラシを使ってみるのも良いかと思います。 矯正用の歯ブラシにもいろいろな種類がありますので、一度どの形の歯ブラシを使えばよいか、衛生士さんや歯科医師に聞いてみましょう。

矯正中は普段,より口腔内を清潔にすることが重要

このように矯正中は普段の歯磨きより丁寧に細かくブラッシングすることが重要となります。歯周病が悪化したり、虫歯がひどくなると矯正装置を一度外さなければならないといった症例もあります。そうならないためにも、しっかり鏡を見て一本一本時間をかけて歯磨きするようにしましょう。

お口がいつも開いている子はいませんか?!

タイトルの文字通り、小さい子を見ていると、テレビをみながらお口をぽかーんと開いている子供を見たことがあると思います。

そういえばうちの子も!というお母さんも多いのではないでしょうか?

子供

実はお口が開いたままだとさまざまなトラブルが起こってきます

では今回は、お口をあけっぱなしで起こるトラブルについてお話したいと思います。

そもそもなぜ、子供の中にはお口を開けている子が多いのでしょうか?

【原因1】3歳をすぎても指しゃぶりの癖がある

指しゃぶりをする癖があると、指をお口の中に入れて無意識のうちに前歯を前へ前へと押し出しています。その行為が習慣になることで、開口の原因となるといわれています。

※奥歯で噛んでいるが、前歯ではうまく噛めない、口が閉じづらい状態を開口といいます。

【原因2】頻繁に鼻がつまっている

小さい子ってすぐに風邪をひいたりして鼻水をたらしたり、鼻がつまってしまうことありますよね。また、アレルギー性鼻炎などの子はよく鼻がつまってしまいます。

鼻がつまることで口呼吸になり、呼吸をするために自然と口が開いてしまいます。

その他にも早いうちから、けがなどで前歯の乳歯が抜けてしまったりすると、抜けた隙間に舌を入れる癖がついたりして開口につながります。

口が開いていると困ることがあるの?

では、実際はどのような問題が起きるのでしょうか。

詳しく説明していきます。

1.口臭がする

お口が開いてお口の中が乾燥することで唾液の分泌量が減り、匂いの原因となる細菌が増えます。そのため口臭が強くなることがあります。

2.虫歯の原因に

口臭のところでもお話ししたように、口を開けていると唾液の量が減ります。そのため、きちんと自浄作用が作用せず、汚れを落とすことができません。また、虫歯にもなりやすくなります。

3.顔がゆがむ

お口が常に開いていることで、だんだん噛み合わせが悪くなります。そのため、あごの骨などの成長に悪い影響を与え、顔がゆがむことがあります。

4.感染しやすくなる

お口が開いていることで口呼吸となり、細菌やウィルスがダイレクトにのどや体内に侵入します。そのため、インフルエンザや風邪などにかかりやすくなります。

このようにたくさんのトラブルが起こってきます

正常な舌は口を閉じたときに舌が上顎のところにくっついているのが正常です。

しかし、子供にそれを意識しろといっても難しいですよね。

舌や唇の筋肉をきたえ、ぽかーんと開いたお口から卒業しましょう。口腔筋機能療法(MFT)は良い歯並びを保つために行う口や舌の筋肉の訓練法です。お近くの歯科医院で聞いてみて下さい。

認知症と歯の関係

みなさん「認知症」という病気を聞いたことがあると思います。

認知症と歯には関連性があることをご存知でしたでしょうか。

高齢者

認知症とはどのような病気?

認知症は年齢を重ねるにつれて脳の働きが悪くなり、脳の細胞が死んでしまう病気です。認知症は70歳以上の方の中で2番目に多い障害疾患と言われています。昔は日本では「痴呆」と呼ばれていました。

認知症にも種類がある

認知症の中にもいくつかの種類があります。

例)アルツハイマー型、前頭側頭型認知症など

認知症と歯科との関連性

今回は認知症と歯科の関連性についてお話しします。実は歯がない人は認知症になる確率が1.9倍にもなるといわれています。ではいったいどうしてでしょう。

歯がないことで脳に悪影響が

人間は物を食べるときに脳を刺激します。そのため、歯がなかったり、残存歯が少なかったりすると学習能力や記憶をつかさどる脳などが刺激されなくなり、悪い影響を与えるといわれています。

食事をするときは意識して噛む

このように歯は物を噛むだけではなく、脳への刺激を与える働きもあります。また、物を噛むときに噛むことを意識しないで食べるのと、意識して食べるのでは脳への刺激も変わってきます。脳に良い影響を与えるためにも噛むことを意識して食事をするのもいいかもしれません。

残存歯がない人は・・・・

では、今歯がない人はどうしたらよいのでしょうか。

その場合は、インプラントで人口の歯を入れる、難しい場合は入れ歯を入れるという措置をとり、きちんと噛めるようにしましょう。

歯周病と認知症の関係

歯周病が認知症の原因であるという指摘が増えてきているのは確かなことです。歯周病で歯を早くに失うことは認知症のリスクを高めることにつながるのです。

歯周病は、糖尿病や脳梗塞などといった全身の病気にかかわります。

 

このように歯はお口の中だけでなく全身と関係しています。

しっかりと口腔ケアをしていきましょう。

 

二次う蝕(二次カリエス)って?!

お口の中にかぶせものや詰め物がある方はいらっしゃいますか?

詰め物がしてあって治療済の虫歯なのに詰め物のまわりが黒くなっていたり、痛みがあったりする経験がある人は少なくないのではないでしょうか?

実は大人の虫歯の原因には二次う蝕というものがあります。

歯のかぶせもの

う蝕→Wikipediaより

二次う蝕とは

詰め物がしてある歯や、かぶせものがしてある歯の境目から虫歯菌が入り込むことで中を虫歯にしてしまうことです。詰め物はご自身の歯ではないので、細かく見ていくとどうしても歯と詰め物の間に段差ができます。その段差の部分に汚れがたまりやすいのです!!

詰め物の隙間から虫歯になることも

また、治療してから何年かたつと、詰め物自体が劣化し、詰め物が収縮し隙間ができることもあります。

その時点で気づけば、もう一度削って詰めなおす治療ができますが、なかなか気づく人は少ないと思います。

特に、神経を抜いた歯がかぶせものの下から虫歯になると痛みがでないので、虫歯と気づいた時には、虫歯が進行し、最悪抜糸になる場合もあります。また、詰め物を詰めた歯が虫歯になると治療した時点で前回削っているわけですので、虫歯の部分を削るとさらに大きく削ることになります。

そのため、神経がでてきてしまい神経の治療をしなければならなくなったりすることがあります。

二次う蝕にしないために

では二次う蝕にしないためにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。

1.しっかりとしたブラッシング

予防するにはまず、しっかりブラッシングを行うことです。

当然磨き残しがあればそこから虫歯になってしまいます。できるだけ1日3回しっかりと歯磨きするようにしましょう!特に寝る前は忘れずに行いましょう!

2.お口の中を観察

鏡を見ながらお口の中を観察することも大切です!かぶせものに段差やすきまがないか、詰め物の周りが黒くなっていないかなどみてみましょう。

3.歯科医院での定期健診

定期健診でプロの目からもみてもらいましょう。見えづらい部位に虫歯がかくれていることがあります。

みなさんのお口の中はみなさん自身で虫歯から守りましょう。

 

歯が欠けたらどうしたらいいの?

転んだり、どこかに顔をぶつけて歯が欠けてしまった!または、食事中に固いものを噛んだら歯が欠けたなど、歯が欠けた経験がある人は少なくはないのでしょうか?

今回は歯が欠けたときはどのような治療をするのかを紹介します。

【歯が欠ける原因はなにか?】

  • 転んだり、ぶつけたりして歯が欠ける
  • 虫歯が歯の中で広がることで突然ぼろっと欠ける
  • 食いしばりの癖があったり歯ぎしりをしたりすることで負担がかかり欠ける
  • かみ合わせが原因で負担がかかり欠ける

などがあります。

【欠けた時の治療法は?】

まず、歯の欠けた範囲が大きい場合は欠けた破片を歯医者さんに持っていきましょう。大きな破片であれば、そのまま自分の歯と接着することができる場合があります。

自分で接着剤などで接着するといった行為はしないでください。歯医者さんにお任せしましょう。

欠けた部分には、虫歯を詰めるときにつかうレジンという白いプラスチックの材料で埋め、歯の形に近くなるように治療していきます。

歯が欠けているのに気づいたら・・・

欠けた部分は鋭利になっているためそのままにしておくと、頬や唇を傷つけてしまいますので、少しでも欠けたら歯医者さんに行くようにしましょう。

範囲が広いと神経の治療が必要なことも

欠けた範囲が大きく神経まで達して、神経が見えている場合には痛みをともなうことが多いでしょう。その場合は神経を抜いて神経の治療をします。その後かぶせものをかぶせたり、レジンで治療したりします。

気になる料金について

前歯が欠けたときなど、前歯は保険が効かないから自費の治療になるのではないか?と心配している方もいるかもれませんが、それは間違いです。

自費治療になるかどうかは、つめたりかぶせたりする材料によって変わります。

見た目が気になる方は相談を

上記に書いたような、白いプラスチックのレジンで治療する場合はもちろん保険内での治療になります。審美的に気になる方であれば、歯医者さんに相談し自費の材質のもので治療する人もいます。

【歯が欠けるのを予防するには?】

外傷の多いスポーツなどをしている方はスポーツ用のマウスピースを使うとよいでしょう。食いしばりや歯ぎしりの方もマウスピースを使うことで歯への負担が少なくなります。

マウスピース

歯が欠けたらまず痛い痛くないに関係なく歯医者さんにみてもらうようにしましょう。

 

知っている?話題のオーガニック歯磨き粉!

みなさん“オーガニック”という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

オーガニックの意味には、有機という意味があり、科学的に合成された肥料や農薬を使わずに堆肥等による土づくりなどを行った場所で栽培されたもののことをオーガニック商品といいます。

オーガニック商品とは

有機農産物、または有機農産物を加工して作られたものの名称を(オーガニック○○)の表示は「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)」の適用を受け、認証先を記した「有機JASマーク」の表示が必要となる。

Wikipediaより→

オーガニックの歯磨き粉?

歯磨き粉は歯磨きのたびに毎回お口の中に入れるものなので、安全で安心して使えるものと思っている方も多くいるのではないでしょうか?

皆さんが使用している歯磨き粉は化学物質がたくさん配合されています。もし使い続ければ何十年もの間、口を合成洗剤や化学物質で洗うことになってしまいます。

オーガニックの歯磨き粉は天然素材でできているため、体には良いといわれていますし、植物成分が配合されていて安心して使用することができます。

オーガニック歯磨き粉

オーガニック歯磨き粉の特徴

オーガニック歯磨き粉の特徴としては、歯磨きした時に泡がたちません。

オーガニック歯磨き粉には、一般の歯磨き粉に入っている発泡剤が使われていません。そのため、泡立ちがなく磨き足りないと思う方もいるかもしれませんが、それで正解なのです!

泡立たないことが良い?

泡立ちがないことであまり歯磨きをした気分になれない方もいるかもしれませんが、泡立たないことで、自然と歯磨きに時間をかけて口腔内をしっかり磨くことができるのではないでしょうか?

歯がつるつるに?!

また、オーガニック歯磨き粉は天然由来の洗浄成分を使用しています。特に海泥を使用しているオーガニック歯磨き粉は汚れの吸着力が、一般の歯磨き粉と比べると格段に良く、歯磨き後に歯を触ってみるとつるつるになります。

食べてしまっても大丈夫

一般の歯磨き粉には着色料などの化学物質が多く含まれているのに対し、オーガニック歯磨き粉は天然由来のため、食べてしまっても人体に害を及ぼすことはありません。そのため、小さいお子さんから使用できます。子どもこそ、本当に安心安全なハミガキ習慣をしてほしいのです。

オーガニック歯磨き粉の欠点

このように、良いことだらけの歯磨き粉にも欠点があります。一般の歯磨き粉と比べると料金が高めということです。

気になる方は使ってみるのが一番です!

一度使ってみる価値はあると思いますので気になる方は一度使用してみたらいかがでしょうか。

入れ歯の痛みの原因は?

入れ歯を入れている方のほとんどが入れ歯を入れた時に痛みがある人がいるのではないでしょうか?今回は入れ歯の痛みの原因にはどのようなものがあるのか詳しくお話しいたします。

痛みが何日も続く場合は歯科医院へ

初めて入れ歯を入れる時や、新しい入れ歯を入れたときは確かに痛みがあると思われる方がいると思います。2~3日ぐらいで痛みが気にならなくなるようであれば大丈夫なのですが、痛みが何日も続くなど、様子を見ても痛みが変わらないようであれば歯科医院へ行って診てもらいましょう。

入れ歯

1.入れ歯が合っていない

入れ歯を入れて食事をすると痛みが強くて食べられないという経験をされたかたもいるのではないでしょうか。原因は、入れ歯が歯茎にあっていないことで歯茎に傷ができて噛むたびに痛いなどの症状がでてきます。入れ歯を入れたときに入れ歯全体を指で押してみてください。痛ければ入れ歯があっていないことが疑われます。

2.かみ合わせが悪い

普段何もしていない時に入れ歯を入れても痛みがないが、物を噛んだ時などに痛みを感じる場合はかみ合わせに原因があるかもしれません。

また、使い始めのころは痛みがなかったのに、だんだん痛みがでてくるような場合もかみ合わせや入れ歯とのバランスが崩れたためと考えられます。この場合も歯科医院へ相談してみましょう。噛むのが痛いからといって柔らかいものだけを噛むのは機能低下の原因となりますのでやめましょう。

3.唾液が少ない

唾液は入れ歯と歯茎の間の潤滑油の役目となります。そのため唾液が少ないと痛みを生じる場合があります。また、入れ歯を入れていると唾液が減ってしまうこともあります。

原因としては唾液が出る腺(唾液腺)を入れ歯が塞いでしまうことで唾液の量が減る可能性があります。

唾液についてはこちら>>

4.口腔内に傷がある

お口の中に傷があったりアフタがある場合も入れ歯に当たる部分があれば痛みを生じるでしょう。痛みがひどい場合は入れ歯を外して様子をみて、医師に相談するようにしましょう。

入れ歯のトラブルは自分では何が悪いのか判断しかねます。痛みがあるときは歯医者さんへ相談するようにしましょう。

昔の歯ブラシ

歯を磨くという習慣は何千年も昔から存在しました。

では歯ブラシの原型はどのようなものだったのでしょうか。

昔の歯ブラシは・・・・

昔は当然現在の歯ブラシのような形の歯ブラシではありませんでした。昔は香りのよい樹木の枝を楊枝のようにしてくわえて、口腔内に良い香りを残していたそうです。

ニームの枝

写真:インドでよく使われているニームの枝

その楊枝がだんだん進化し、木の棒の端の繊維をほぐしブラシの役目にして使ったりもしたそうです。そのため小枝ブラシ、歯木などと呼ばれていたそうです。

時代が経つにつれこのような楊枝は房楊枝と呼ばれ多くの人に使用されてきました。明治時代の初めころには現在の歯ブラシに似たような形に変化しました。

しかし、現代と同じ歯ブラシができた当初は、あまり見かけない外見からか人々に見向きされなかったといいます。

歯を磨くではなく歯を拭く

では何を使って歯磨きしていたかというと、一般家庭では、布やスポンジを使って歯を磨くというより、歯を拭くという行為をしていました。そのころはまだ歯ブラシは高級品だったようで上流階級の人々や貴族の間でのみ使用されていたようです。

塩で歯磨き

また、塩で歯磨きをする時代もあったようです。塩には除菌作用があり塩で歯をこすることで歯の清掃をしていたのですね。また、塩水でうがいをすることも多くあったそうです。

近頃は健康という言葉に関心が高まっているためか、お口関係でも様々なケアグッズや補助用品が発売されています。

昔は歯ブラシのみで糸ようじフロスを使用している人はほとんどいませんでしたが、今ではテレビCMでよく放送されていたりして多くの人が使用しています。電動歯ブラシを使っている人もたくさんいますよね。

電動歯ブラシの使用

電動歯ブラシを使うことで自分の手では落とせなかった細かいところの汚れまで落とすことができます。

昔は高くて買えない時代もありましたが、今では安く手に入るようになりました。

昔は木だったのに今では手動を超えて電動歯ブラシ。

歯ブラシの進化はすごいですね。みなさんの周りにもたくさんの種類の歯ブラシがあると思います。

それぞれ自分にあった歯ブラシでお口の中の健康を守り、健やかな歯を保ちましょう。

電動歯ブラシについてはこちらをご覧ください>>

矯正をしているとおしゃれ?

現在矯正治療中の方や、矯正治療の経験のある方は、矯正治療は痛い、歯の清掃がうまくできないなどいろいろな悩みがあったと思います。

しかし、一番悩みの中で多いのが見た目ではないでしょうか?

歯が目立って嫌な気分になったりしたことのある方は多いと思います。

そのため、外見を目立たなくするために歯の裏に矯正器具を付けて矯正を行う治療もありますよね。

矯正装置

しかし、この矯正器具が中国、インドネシアなどのアジアの若者の中ではおしゃれ、かわいいといわれているらしいのです。

日本もそうですが、アジアでも矯正治療となるとお金がかかる治療のようで、矯正=お金持ちというように思うようです。そのため、矯正装置をつけていると、お金持ちの象徴として受け止められているようです。

また、矯正装置のワイヤーとブラケットをとめるゴムの部分を透明でなく、カラフルなゴムを使うことでおしゃれ、かわいいといった新たなファッションとして認知されているようです。

患者さんの中にも「○○色のゴムがいい!」と注文してくる方も多いとのことです。

いまではさまざまな色のゴムが増えてきているようですね。

また、ゴムの形にもミッキーの形や、花の形をしているものもあるようです。

しかし、歯磨きが大変そうですよね。

ワイヤーを固定するブラケットにも、さまざまな形のものがあるようです。星形やハート形、ブラケットにかぶせるスナップというパーツにはなんとキティちゃんのイラストつきのものまであるようです。

また、矯正治療の時に使用するパワーチェーンを使用してカラフルなブレスレットまで販売されているようですね。このように、矯正治療をすることがおしゃれという時代が日本にもやってくるかもしれません。

しかし、矯正治療は遊びではありません。

お口の中のおしゃれを楽しむのもいいですが、お口の中をしっかり清掃できることが前提です。

仮歯を入れたら注意すること!

歯医者さんでの治療で歯を抜いたときや、かぶせものをかぶせるまでの間、仮の歯(ダミーの歯)を入れたことのある人も多くいるのではないでしょうか?

今回は仮歯を入れたときの注意点を説明します。

そもそも、なぜ仮歯が必要なのでしょうか。

歯が動くのを防ぐ

歯を大きく削ると、歯と歯の間に隙間ができます。そのため、前後の歯がその隙間に倒れてきたり、噛みあう歯が伸びてきたりします。また、歯が動いてしまったら、せっかく型どりをして作成したかぶせものが入らなくなったりすることがあります。このように歯の移動を防ぐために仮歯を入れます。

歯茎のもりあがりを防ぐ

歯を削ることでできるスペースに歯茎が広がってきたり、もりあがったりすることがあります。そうなると、かぶせものがうまく入らなかったりします。

また、仮歯を入れずにそのままにしておくと、削ってできたスペースに食べかすなどがはさまり、歯肉炎になったり、炎症を起こしたりします。

審美性の問題

歯を大きく削った時や、歯を抜いたときはやはり審美性がきになりますよね?仮歯を入れることで審美性もあまり気にならなくなります。そのほかにも、しみるのを防いだり、食事がしっかり噛めたりとメリットがあります。

仮歯の注意点

おせんべいなどの固い食べ物は避ける

仮歯はご自身の歯のように固くはなく、その場でプラスチックで作っています。そのため、固いものをガリっとかんでしまうと、欠けてしまったりします。

くっつきやすい食べ物も避ける

もちやガムなど粘着性のある食べ物も仮歯を避けて食べましょう。食べているうちに、仮歯がぽろっととれてしまったなんて経験がある人もいるのではないでしょうか?

仮歯のまま放置しない

仮歯を入れると見た目は審美性がいいので、ここで治療をやめてしまう方もいます。しかし、仮歯は長期間使うものではないので、隙間から虫歯になったり、かみ合わせが変化したりします。

補助用具の使い方

歯ブラシ以外に歯と歯の間をフロスや糸ようじで磨くのはとても大切です。しかし、ご自身の歯と同じように強くフロスを引き抜いたりはしないでください。仮歯が取れる原因となります。フロスを通したら横から抜くように使用すると負担がありません。

もし、きつくてフロスが入らないようでしたら、歯科医院に相談してみましょう。無理に入れたりしないでくださいね。

ガム・もち

もしも仮歯が取れてしまったら、捨てたりはせず、袋などに入れて歯科医院にもっていきましょう。欠けていたりしていなければそのままつけることができます。

欠けたりした場合も同様に歯科医院へもっていき修理または、改めて作り直してもらいましょう。

最終的なかぶせものがかぶるまでは、注意して仮歯で生活してください。

歯周病は感染症

成人の約90%が知らないうちに感染していると言われている歯周病。

最近では10代~20代で歯周病になる患者さんも増えています。(若年性歯周炎)

歯周病は自分がなっていなくても、家族や他人、ペットから感染する可能性があります。

知っている方も多いかもしれませんが、歯周病は箸の使いまわしやキス、飲み物の飲みまわしなどで感染してしまう可能性があります。

もちろんお子さんがいる方がスプーンの使い回しなどをしただけでうつります。

例えば結婚されている方で、旦那さんが歯周病だったとしましょう。奥さんが歯周病でなくても、旦那さんからキスなどで菌がうつります。奥さんの免疫力が落ちている時や、疲れているときなどに発症する可能性があります。そのため、夫婦やカップルで歯周病の予防を行う事がよいでしょう。

では、歯周病を他人にうつさないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?

◎お口の中のキレイな状態を保つ事!!

つまり、お口の中にプラークや汚れを貯めずに清潔にする事が大切です。

先ほど歯周病はキスや箸の使いまわしなどでうつるといいましたが、感染したからといって歯周病が発症するとは限りません。

歯周病に感染し、体力が落ちていたり、抵抗力が落ちている時に発症します。

【子どもは歯周病にならないの?】

最近、子どもの歯肉炎が増えてきています。子どもの歯周病ってあまり聞きませんよね?

子どもは大人に比べると歯周病になるリスクが低いと言えます。しかし、子どもがかからない病気ではないということを知っておいて下さい。そのため、小さいうちからしっかりお口の中を清潔にし、定期検診を受け、キレイな口腔環境を維持する事が大切です。

【ペットからもうつるの?】

お家に犬や猫などのペットを飼っている方も多いと思います。ペットも家族の一員ですが、犬や猫にお口の周りをなめられたりすることでも感染の可能性がありますので注意して下さい。

このように、歯周病は感染症です。自分やパートナー、子どものお口の中の健康を保つ為にもしっかり口腔ケアしていきましょう。

歯周病についてはこちらへ→

アマルガムで金属アレルギー?

みなさん“アマルガム”という歯科の材料をご存知でしょうか?

主な使い方としては虫歯になり削った歯を詰めるのに使う材料です。

歯に詰めるときは柔らかく、穴の部分をしっかり詰めることができ殺菌性に優れています。詰め終わると固くなり、噛む力に耐えられるようになります。

見た目は銀歯~黒色のように銀色の詰め物です。 

日本でも公認されている歯科材料ですが、1970年代をピークに最近ではあまり使用されていません。世界的にも使用頻度は激減しています。 

ではなぜ使われなくなったのでしょうか? 

アマルガムは50%の水銀、銀、亜鉛、銅、スズなどからできています。

アマルガムがお口の中に詰められていると次第に腐食し、体に影響がでてくる可能性があるからです。

アマルガムが詰めてある歯で噛んだ時に、摩擦が生じ、熱が発生することで水銀を含んだ蒸気が発生するといわれています。 

このようにアマルガムが溶け出すことで、金属アレルギーなどの症状が出たり、痛みがでてきたりすることがあります。

授乳中のお母さんの口の中にアマルガムの詰め物が多いお母さんほど母乳の中の水銀濃度が高いという研究の結果もあるそうです。 

水銀にはどのような害があるのでしょうか?

水銀は体に良くないと広く知られていますが、アマルガムの場合は、腐食することで金属アレルギーと同じような過剰反応がひきおこされたり、アトピーのような症状が皮膚に現れたりします。また、イライラやめまい、頭痛など全身に症状が現れることもあります。

そのため、外国のイギリス、スウェーデンでは使用が中止になりました。 

みなさんもお口の中に、昔金属を詰めたなと思われる方は、アマルガムが詰まっているかもしれません。もし症状などがあるようでしたら、医師に相談してみましょう。 

アマルガムについて→Wikipediaより

舌がしびれる?舌痛症とは

みなさんの中には舌痛症(ぜっつうしょう)って聞いたことがある人はいますか?

名前の通り、舌が痛くなったり、しびれたりする原因不明の病気です。

今回は舌痛症についてお話しします。

【舌痛症の症状】

舌痛症の最大の症状は舌の痛みです。ヒリヒリ、ピリピリ、しびれる感じがするといった痛みが舌に起こります。

痛みは一日中続くわけではなく、起床時から寝る時まで痛みの波があります。寝る前に痛みがひどくなるという例も何件かあるようです。

また、痛みのある場所は同じ場所ではなく、場所が変わるのも特徴です。

このような症状があるにもかかわらず、他人がみると、舌の状態には異常がなく正常なので、なかなか理解してもらえない病気でもあります。

また、何かに集中しているときなどは症状があまりでません。

【舌痛症の原因】

現時点では残念ながら原因ははっきりしていません。今のところ考えられているのは、日頃ストレスを抱えている時に発症しやすいといわれています。

舌痛症は過去に強いストレスを受けた精神ストレスのある人や、閉経した特に40歳以上の女性に多くみられると言われています。

そのため、ホルモンや自律神経の乱れとも関係しているのではないかといわれています。また、自分は癌だと思い込んでしまうがん恐怖症の人の中にも多いと言われています。

shita

【舌痛症の診断】

他人からみても特に異常がない舌痛症。ではどのように判断するのでしょうか?

  • 見た目は特に異常なく、さまざまな検査でも異常がない
  • 舌に関係する口の中の病気もない
  • 痛みは舌の表面が痛む
  • 毎日2時間以上繰り返し痛みが続き、それが3か月以上ある

【舌痛症の治療】

舌痛症の治療は一般の歯科医院ではなく、歯科心療科などを掲げている病院でみてもらうようにしましょう。たいてい、心療療法や薬物療法などが行われます。

舌痛症の他にも舌に痛みが出る病気はたくさんあります。(口内炎、カビが原因のものなど)症状のある人は一人で悩まないで歯科医院や病院に相談してみましょう。

気付かないうちに歯ぎしり・食いしばり

最近肩こりがひどいなぁ~。朝起きた時なんだか顎が疲れたような感じがして違和感があるな、、、という方はいませんか?

原因は寝ている時や、普段気付かないうちに食いしばりをしているからかもしれません。

歯ぎしり・食いしばり

みなさんの中には、仕事などに集中している時や、テレビを見ているとき、また、小さいお子さんがいる方は授乳している時などに無意識に歯を食いしばっていたり歯ぎしりをしていたりている方がいるのではないでしょうか?

食いしばりや歯ぎしりがクセ全身に様々な症状がでてくるので注意が必要です。

また、自分では自覚症状はないのに、歯科医院などを受診した際に指摘されたという方も多いと思います。

口を閉じている時は上下の歯は接触していると思っている方が多いかと思いますが、実は通常私たちの上下の歯は食事などで物を噛んでいるとき以外接触していないものです。

上下の歯は普段は1~2ミリほど離れています。

食事中に歯が接触するといっても瞬間的なことなので、接触している時間を計っても一日5分から10分程度です。

食いしばりや歯ぎしりのクセがある人は長時間無意識に強い力で歯に負担をかけているわけですからいろんなところに症状がでてきます。

<食いしばりの原因>

・ストレス

ストレスがかかると食いしばってしまう方がいます。

・力仕事

重いものを持ち上げたりする時、食いしばる事で最大限の力をだすことができます。

・スポーツ

重いものを投げたり、持つスポーツはもちろんですが、ラグビーやサッカーなど強くぶつかるスポーツや、陸上など早く走るスポーツなどでも食いしばりをしてしまいます。

・寝ている時

寝ている時無意識に食いしばりをしてしまう方がいます。

・集中している時

集中したり緊張をしている時に食いしばりをしてしまうことがあります。

・口臭

口臭を気にしている方の中には口臭がしないように、口を閉じようとします。そのため食いしばってしまうというケースです。

<歯ぎしりの原因>

・ストレス

食いしばりどうようストレスによって歯ぎしりをしてしまう方がいます。

・かみ合わせが悪い

かみ合わせが悪いと寝ているときなどにその部分をかみ合わせてしまうことで無意識に歯ぎしりをしてしまうということがあります。

その他にも睡眠障害など様々な原因があります。

【食いしばりや歯ぎしりででてくる症状】 

・頭痛・肩こり

ずっと歯に負担をかけることで、筋肉が緊張し頭痛や肩こりを引き起こします。

・歯をすり減らす

歯ぎしりをすることで歯がだんだん削れていきます。酷い状態になると歯の表面が削れ、歯の根が露出することで外からの刺激が伝わり痛みがでたり、しみたりします。

・歯周病の進行

歯に負担がかかるため、歯の根元が炎症を起こしたり、歯を支える骨も悪くしてしまいます。

治療法としては、噛み合わせを正しくすることや、マウスピースなどを使って歯の負担を減らす事などで治療していきます。

気になる方は一度歯科医院で診察してもらってはいかがでしょうか?

唾液の働き緩衝能って知っている?

みなさんのお口の中に存在する唾液。この唾液にはさまざまな機能があります。

今回はその中でも唾液の緩衝能についてお話します。

通常みなさんのお口の中は、pH6.8~7前後の中性を保っています。

pH

pHが小さい→酸性が強い、pHが大きい→アルカリ性が強い

※pH・・・物質の酸性・アルカリ性の度合いを示す数値。pH7が中性。

食後はお口の中が酸性に傾きます。pHが5.5以下になると虫歯菌により歯が解けてしまいます。そのため、お口の中の状態を中性状態に保つ事が大切になります。

では、お口の中を酸性にしないため唾液はどのような働きをしているのでしょうか?

食後や虫歯菌が出す酸によって酸性に傾いた口腔内に、唾液の中の成分(リン酸塩や重炭酸塩など)が働いて食後30~40分前後で食前の状態に戻し、虫歯になることを防いでいます。

このように、酸性に傾いたお口の中を中性に回復させる機能を緩衝能といいます。

分かりやすい例で言うと、

梅干やレモンなどの酸っぱいものを食べると唾液が多く出ますよね。これは酸性に傾いたお口の中を中性に戻そうとするためです。

アメやガムなどをずっと口の中に入れていたり、食間におかしや甘いジュースを飲んでいたりする人は、お口の中が酸性に傾いた状態が長く続く為、虫歯になりやすいといえます。

その他にも唾液には

消化を助ける・・・食べ物を柔らかくし消化を助ける

食事をおいしいと感る・・・食べ物と唾液が混ざる事で味を舌で感じます

潤滑剤・・・唾液の成分により食道の表面がなめらかになり飲み込みやすくなる

細菌の侵入を防ぐ・・・外部からの様々な菌を殺し、抵抗する働き

自浄作用・・・食べかすなどを洗い流し、口腔内を清潔に保つ

老化を抑える・・・唾液の成分には筋肉や骨の発育を促進する作用がある

口臭を防ぐ

このようにさまざまな機能があります。唾液ってすごいですよね!

子どもが歯磨きを好きになる方法

小さなお子さんがいるお母さん、お父さんの大変な仕事の一つに子どもの歯磨きがあるのではないでしょうか?

歯磨きが好きなお子さんであれば、良いのですが、歯磨きが嫌いで無理やり歯磨きをしている、歯磨きをさせるのが大変、苦手意識をもっているということをよく聞きます。

子供のはみがき

では、子どもに歯磨きを好きになってもらうにはどうしたらよいのでしょう。

  • 離乳食を食べるようになったころから歯磨きを!

歯が少し生えてきたら歯ブラシに慣れるために、指にガーゼを巻き、水を少しつけて拭いてあげましょう。最初から歯ブラシをお口の中にいれてしまうと、赤ちゃんもびっくりしていまいます。また、飲み込み防止リングが付いた、赤ちゃん用の歯ブラシを持たせてみるのもいいかもしれません。

  • お母さん、お父さんの歯ブラシ姿を見せる

子どもの前で楽しく歯磨きをしている姿をみせることで、子どもも歯ブラシは楽しいんだ!と思ってくれます。一緒に楽しく歯磨きするのもいいですね!

  • 歌を歌いながら歯磨き

歌を歌いながらやることでとても楽しく歯磨きすることができます。NHKのお母さんといっしょhttp://www.nhk.or.jp/kids/program/okaasan.html

の歯磨きコーナーで流れる歌などを歌ってあげると歯磨きしやすいかもしれませんね。

  • 子どもの好きなキャラクターのついた歯ブラシを使う

ドラックストアなどで売られている市販の歯ブラシにはいろいろなキャラクターがついた歯ブラシを販売しています。子どもの好きなキャラクターの歯ブラシを使い、○○と一緒に歯磨きしよう!と誘ってみましょう。

  • 仕上げ磨きは子どもに歯ブラシを!

お子さんが歯ブラシをうまく使う練習にもなります。自分でやりたがるようなら自分でやらせて、その後お母さんやお父さんがしっかり仕上げ磨きをしてあげてください。

子どもは初めからきちんと歯磨きができるわけではありません。お口の中で歯ブラシを動かす事が出来ただけでも「すごいね!」「上手だね!」と褒めてあげましょう。

むし歯や歯肉炎などがない健康なお口を保つ為にも、お子さんと一緒に楽しく歯磨きしましょう。

頭痛の原因は虫歯?!

みなさんお口の中はキレイに衛生管理できていますか?虫歯はあるけど歯医者に行くのが面倒と思っている方もいると思います。

その虫歯。ただの虫歯と軽く考えてはいけません。

虫歯があって痛いなぁ~と思っていたら頭まで痛い。という経験をされて困っている方も多いのではないでしょうか?そうなんです。虫歯は放置する事で頭痛を引き起こす可能性があります。

頭痛は体のどこかに不調があると起こります。そのため、虫歯からだけではなく、歯ぎしりや親知らずでも頭痛が起こります。

頭痛

ではどうしてそのようなことがおこるのでしょうか。

【虫歯からくる頭痛】

虫歯が進行して神経まで達すると強い痛みがでます。そのため、虫歯菌が血液から全身に巡り、脳に入る事で脳梗塞などを引き起こす可能性があります。それが原因で頭痛を起こすことがあります。

【噛み合わせが原因の頭痛】

虫歯などで歯を抜いた時、ブリッジやインプラントなどを使わず抜きっぱなしにしておくと前後の歯が倒れてきたり、噛み合う歯が伸びてきたりしてかみ合わせのバランスが崩れます。そのため、顎の筋肉などに負担がかかり頭痛を引き起こす可能性があります。

【親知らずが原因の頭痛】

親知らずが真っ直ぐ生えていない人は要注意です。親知らずが斜めに生えていて、しっかりお口の中の清掃ができていないと、親知らずの周りの歯茎が炎症を起こしたり、痛みが出たり、膿がでることがあります。

膿が顎の奥まで入り込み痛みとなり頭痛を引き起こす事があります。このような場合は、抜歯をオススメします。

【歯ぎしりや食いしばりが原因の頭痛】

歯ぎしりや食いしばりがあると、顎の筋肉が緊張して肩こりを起こしたり、側頭筋が緊張し続ける事で頭痛を引き起こします。歯ぎしりや食いしばりのクセがある方は、自分自身で食いしばらないように注意し、歯医者さんに相談してみましょう。

その他にも頭痛の原因には顎関節症が関係していたり、脳腫瘍や脳梗塞を発症している場合がありますので、気になる症状のある方は早めの受診をオススメします。

高齢者口腔ケアを知ろう!

高齢化が進んでいる今、高齢者へのお口の中のケアはきちんとできているでしょうか。

高齢者

今回は高齢者の口腔ケアについて詳しく説明していきます。

高齢者のお口の中には年齢を重ねるにつれて変化が出てきます。

・お口が乾燥する

年齢を重ねることでお口の中の唾液の分泌量が減少します。

お口の中の乾燥の原因は様々ですが、お薬を飲んでいる方は薬の副作用でさらに唾液がでにくくなるとがあります。

お口が乾燥することで、口の働きや感覚を低下させることがあります。そのため、上手く話せない、よく噛めない、味覚が感じられないなどの症状がでてくることもあります。

また、唾液が出にくくなることでお口の中の粘膜に傷がついたり、炎症をおこしたりすることもあります。

・自浄作用の低下

みなさんのお口には、ご自身の働きでお口の中の清掃性を高めるために自浄作用という機能があります。自浄作用とは、歯の表面や舌、粘膜についた細菌や汚れを唾液の力で洗い流すことでお口を清潔に保つ働きです。

上記のように高齢になるにつれて、唾液の分泌が低下します。そのため自浄作用もうまく働かないことにつながります。

また、麻痺があったり、運動機能に問題があるとお口の機能が十分に発揮されないため自浄作用も低下します。

・食べ物が口の中に残りやすくなる

高齢者や、要介護者の中には、食事の際にとろみ剤をいれて食べやすくしたり、食べ物を細かくしたりすることで食べやすくしている方もいます。しかし、とろみをつけることで粘り気が強くなり、お口の中に長時間停滞しやすくなります。

また、細かくすることでお口のなかや、歯の隙間、舌の下などに食べ物が残りやすくなります。自浄作用がうまく働かないために、口腔内の環境が悪くなり、歯周病や虫歯など様々な病気を引き起こす可能性があります。

ではどのように口腔ケアを行っていけばよいのでしょうか? 

まず、ご自身のお口に合った歯ブラシを使用し、お口全体を丁寧に磨きましょう。それができたら、歯間ブラシなどの補助用具をつかってさらにきれいに磨きましょう。また、唾液の分泌が少ないと感じている方は唾液腺マッサージをして唾液の分泌を促しましょう。

例)耳下腺のマッサージ

耳の下あたりの頬の部分に手を当て、上の奥歯からまえに向かって回すようにマッサージする。また、よく噛んでお口の筋肉を使ったり、にっこり笑って顔の筋肉を動かしてあげることもよいでしょう。

定期的に歯科検診を受けることもおすすめします。

ミントタブレットは口臭には効かない?!

ミントみなさんの中には日々口臭で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

人と話をするときなど、口臭があるととても気になりますよね。そのため、口臭が気になるな?でも外出先で歯磨きなどもってないし。

という方は、コンビニなどに立ち寄り、ミント系やメンソール系のさわやかな香りのするタブレットを買って食べたりする人もいるのではないでしょうか。

口臭をなくすために食べたのに、逆に口臭を強くするとしたらどう思いますか?

実は、ミントを食べることで、お口の中の唾液が一時的に出にくくなってしまい、唾液の分泌が下がってしまうそうです。そのため、お口の中が乾燥してしまうそうです。

口臭には、さまざまな原因がありますが、その中でもお口の中の乾燥からくる口臭についてお話しします。

お口の中が乾燥し、ドライマウス状態(お口の中がネバネバするなど)になると口が臭くなると言われています。わかりやすい例でいうと、朝起きたときに口がネバネバして気持ち悪いですよね。その時に口が臭いと言われる人もいるのではないでしょうか?

ではどうしたらよいのでしょうか?

口臭を予防するためには唾液を分泌させることが重要です。

固めなガムを食べると、噛む作用により唾液の分泌が促されます。味は柑橘系のレモンなどを選ぶとよいでしょう。

また日々生活をするなかで、うめぼしやレモンなど酸味の強いものを意識的に摂ることも唾液の分泌促進につながります。うめぼしなどを想像しただけで唾液がにじみ出てきますよね!そのほかにも唾液の出る線→唾液腺をマッサージするのもよいかもしれません。

お口の中の乾燥が悪さをするのは口臭だけではありません。

お口の乾燥は歯周病や虫歯になりやすくなったりしますので、ぜひ、身だしなみだけでなく、お口の中も気にしてみましょう。

子供を虫歯にしないためにやるべきことは

お子さんがおられるお母さんたちは子供が虫歯にならないためにはどうしたらいいのだろうと考えたことがあるのではないでしょうか?

虫歯

みなさんよく知っているように、生まれたての赤ちゃんのお口の中には虫歯菌はいません。

ではいったいどこから虫歯菌に感染してしまうのでしょう?

実は大人の唾液から子供に感染しています。

そのため、“大人が口をつけたスプーンで食べさせない”“子供にキスをしない”“回し飲みなどしない”と虫歯菌を感染させないように努力しているお母さんも多くいるのではないでしょうか?

子育てを経験しているお母さんならわかるかもしれませんが、実際やってみるとできないものですよね。子供の中には、大人が食べていたものをほしがり泣いてしまったりする子もいます。大人が食べていたものを与えることでも感染のリスクがあります。

また、熱い食べ物を食べさせるとき、フーフーして温度を下げてから与えますよね?それだけでも虫歯菌が感染する可能性があります。

読んでいただいてわかるように、虫歯菌に感染しないようにすることは不可能に近いことがわかります。?

では、どうしたらよいのでしょうか?

まず、お母さんやお父さん自身のお口の中の虫歯菌の数を減らしましょう。

お口の中の健康は体の健康にもつながります。しっかり歯磨きをして子供の見本になるようにしましょう。

また、現在口の中に虫歯がある場合は歯医者さんに行き治療してリスクを減らしましょう!

そのほかにも、食事の回数やジュースなどを飲む回数により虫歯のリスクが高まります。

決めた時間に、決められた分だけ食べるなど習慣をつけるのもいいかもしれませんね。

だらだら食べ続けたり、間食が多いとお口の中がいつまでたっても酸性にかたむいたままです。

歯磨きをしたらしっかり仕上げ磨きをしてあげることも大切です。

小さいうちは一人で細かく磨けないので親がしっかり管理してあげましょう。

また、フッ素を定期的に塗ったり、フッ素入りの歯磨き粉を使ったりすることもいいかもしれません。

子供のお口の健康を守るためにも親も一緒にがんばりましょう!!

レーザー治療で虫歯が治る?

みなさんレーザーと聞くと、アニメなどで敵と戦うシーンのレーザービームなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

健康な歯

歯科医院で行われるレーザー治療は敵といっても虫歯を退治します。虫歯治療に用いられるレーザーはエルビウムヤグレーザー(Er:YAG)といいます。レーザー治療では、単一の波長からなる光線(レーザー光線)を歯に照射することで治療の効果がでます。

では、レーザー治療のメリット・デメリットを紹介します。

<メリット>

・タービンのようなキーンという不快な音がしない

歯医者さん独特のこの音が嫌いという方多いのではないでしょうか?

・ほとんど無痛治療で出来る

ほとんどの治療が麻酔をしないで行えます。少量の麻酔を使用して治療する場合もあります。

・健康な歯の部分を多く残す事ができる

普通の虫歯治療の場合虫歯の周りの健康な歯の部分を一緒に削ってしまうことがありますが、レーザー治療はピンポイントで虫歯を削る事ができるので、健康な部分の歯を多く残す事ができます。

・出血を抑えることができる

出血を抑える事で、治療する部位がしっかり確認でき、よりよい治療を行う事ができます。レーザー照射することで、治療後の出血のリスクを低くする事ができます。

<デメリット>

・保険が適用外の場合がある

レーザーの治療費は各医院で異なります。レーザーの治療費は高額になることはありませんが、一般的には自費の治療となります。

・治療に時間がかかる

普通にタービンなどを使って虫歯を削る治療と比べると多少治療時間がかかります。

<レーザーの種類>

レーザーにはエルビウムヤグレーザー(Er:YAG)の他にも、止血効果・麻酔効果に優れているネオジムヤグレーザー(Nd:YAG)、日本での普及率が最も高く主にレーザーメスとして使用されるCO2レーザー、歯肉の炎症や腫れ、痛みの緩和を目的とした治療で使用されるヘリウムネオン(HeNe)レーザーなどがあります。

このように虫歯治療以外にも口内炎の治療などにもレーザーが使用されます。

痛い治療が苦手な方や、興味のある方は一度歯科医院に聞いてみるのもいいかもしれません。

歯科衛生士と歯科助手のちがいって?

みなさんが歯科医院に行かれたときに、歯科医の先生の他に先生の補助をしたりする人を見たことがあると思います。その人は歯科衛生士、または歯科助手といいます。

では歯科衛生士と歯科助手ではどのような違いがあるのでしょうか。?

歯科衛生士

【歯科衛生士】

歯科衛生士は最低2年制の専門学校か短大に通い、歯科衛生士の国家資格を取得しなければなりません。歯科衛生士は、歯科医師の補助をするだけでなく、みなさん国家試験に合格している歯のスペシャリストなのです。

歯科衛生士の主な役割としては、歯科予防処置・歯科診療補助・歯科保健指導の3つがあります。?

<歯科予防処置>

・プラークや歯石の除去
・機械的歯面清掃(PMTC)
・フッ素の塗布
・スケーリングルートプレーニング

など。

お口の中のクリーニングや歯石をとりますねという行為がこれにあたります。また、歯に穴があいているところに仮のつめものをつめる事も出来ます。(予防填塞)?

<歯科診療補助>

・歯科医師の診療補助
・カルテ整理・管理
・室内清掃
・器具の滅菌・消毒

など。

歯科医師の指示を受け、医療行為のサポートを行います。?

<歯科保健指導>

・ブラッシング指導
・口腔内の相談
・口腔内の機能訓練

など。

みなさんが小さいころ、学校や幼稚園・保育園などで歯の模型を使って歯磨きのやり方を教えてもらったり、お口の中を赤く染めて汚れている歯を確認したりした記憶があると思います。これも歯科保健指導です。

【歯科助手】

では、歯科助手とはどのような人のことをいうのでしょうか。

歯科助手は公的資格が必要ないので国家資格をもっていなくてもなることができます。また、歯科の医療行為は行ってはいけません。具体的な仕事としては、院内の清掃、片付け、事務、受付など歯科医療業務以外の業務を行う事ができます。

このように、歯科衛生士・歯科助手ともに歯科医院には大切な働きをする存在となっています。これらを知った上で歯科医院に行かれるのも楽しいかもしれませんね。

“銅”の力で殺菌?

みなさん“銅”には殺菌効果があるのをご存知ですか?

分かりやすい例でお話しすると私たちの身近にある10円玉。この10円玉を臭いのある靴やブーツに入れるとなんと消臭効果を得る事ができます。これは、臭いを発している菌を銅(10円玉)が殺菌する事で消臭ができるというわけです。

この他にもドアの手すりやドアノブに銅を使用する事で院内感染予防になるとまで言われています。この銅の殺菌効果を活用して誕生したのが、<ドックベストセメント>です。

虫歯

ドックベストセメントとは? 

普通虫歯の治療では、感染した部分を全て削り取ります。

ドックベストセメントを使用する時は虫歯になった部分(軟化象牙質)を全て削るのではなく、一部だけ残します。そのため、必要以上に歯を削ることがないので、ほとんど痛みを感じません。また、ほとんどの場合麻酔の必要がありません。

ドックベストセメントは虫歯になっている軟化象牙質を殺菌し、再石灰化を促す作用があります。そのため軟化象牙質を残したほうが都合がよいのです。

ドックベストセメントの半永久的な薬の作用により殺菌力が永久に続き、浸透殺菌の期待もできるようです。虫歯だけでなく、歯の根っこの先の病気や知覚過敏にも効果が期待できます。 

ドックベストセメントの主成分は銅や亜鉛、リン酸などの天然ミネラルです。そのため副作用などの危険はありません。 

しかし、ドックベストセメントにも欠点があります。

・深い虫歯に対応できない 

虫歯が大きく、強い痛みのでている歯に無理に使用してしまうと逆に症状を悪化させる可能性がある。 

・保険外の治療 

ドックベストセメントの治療は保険外の自費の治療となる。 

・経過観察が必要 

虫歯を全部削り取っているわけではないので、術後の状況や変化をしっかり観察する必要がある。大きい虫歯などは歯の中で神経が死んでしまったりしている可能性などがあるため。 

・前歯など見た目が気になる歯には使えない 

虫歯によって変色や、着色してしまった歯でも全部削りとらないため審美性を重視される方にはオススメできない。

このように良いところもあれば欠点もありますが、気になる方は一度歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。

Wikipediaより

二重あごの原因は噛み合わせだった?!

二重あご=太った人。というイメージがある人がほとんどだと思います。

しかし、体は痩せているのに二重あごになっている人を見たことがある、または周りにいる人がいるのではないでしょうか?

二重顎

実は二重あごの原因は太っている事だけではないのです。肥満とは何ら関係のない二重あごもあります。噛み合わせが原因で二重あごになることがあります。

噛み合わせで重要となるのが、「顎の位置・顎の筋肉・歯」です。この中の一つでも問題があると噛み合わせが悪くなります。

二重あごはその中でも、顎の筋肉に関係してきます。あご周りの筋肉が衰える原因の一つに、「早食い」があります。

噛み合せが悪くなる事で顎の筋肉のバランスが悪くなり、筋肉が弱まり、衰えます。その結果顎の位置が下がったり、リンパの流れが悪くなることで二重あごになる可能性があります。

噛み合わせで影響がでてくるのは二重あごだけではありません。

顎関節症

噛み合わせが悪いと噛むたびに顎がずれて顎関節症になる可能性があります。

口を開けると音がする、口が大きく開かない、顎の周辺に痛みがあるなどの症状がある方は受診するようにしましょう。 

頭痛

噛み合せが悪いと首の後ろや頭の筋肉がこり、血流が悪くなることで頭痛を起こす人がいます。 

姿勢

噛み合せが悪いと全身のバランスをとろうとして姿勢が悪くなります 

では一旦話は二重あごに戻り、噛み合わせからくる二重あごを治すにはいったいどうしたらよいのでしょうか。

2011年12月3日の世界一受けたい授業(日本テレビ)

で紹介されていたストレッチの方法を紹介します。

<ベロ回し運動>

  1. 唇を閉じたまま、舌の外側を大きく回す
  2. 2~3秒かけて1回まわすくらいのペースで、右回り×25
  3. 同じように左回り×25

これを朝昼晩1日3回行いましょう。

<ベロ押し体操>

舌の先端で上顎の歯茎を20秒間押す。力いっぱい押すのがポイントです!

この体操を「1日トータル3分」を目標に行います。

これらの2つの運動をする事で筋肉が鍛えられ、噛み合わせは改善し、二重あごもスッキリしてくるそうです。もちろん1回やっただけでは効果はでません。毎日行う事が大切です。興味のある方は一度試してみてはどうでしょうか。

歯ブラシは細菌の住みか?!

みなさんが毎日何気なく使っている歯ブラシ。実はこの歯ブラシに付着している細菌の多さを知っていますか?

歯ブラシは一度の使用で細菌の数が便器と同じぐらい増殖すると言われています。便器と同じくらいの細菌を口の中に入れると考えただけでゾッとしますよね。

イギリスのマンチェスター大学の調査では、歯ブラシに付着している細菌数はなんと1億個以上という結果がでたそうです。 しかし、人の口腔内にはもともと沢山の細菌が生息しています。そのため神経質になりすぎる必要はありません。それでも、細菌がたくさんいる歯ブラシで歯を磨くのは気分的に嫌ですよね。

では、歯ブラシはどのように管理していけばよいのでしょうか。

<歯ブラシの管理方法>

・  使用した歯ブラシはしっかり洗う

歯ブラシの毛の部分に食べかすなどが残っていると、腐敗し、細菌が増殖します。 

・  歯ブラシは使用したらしっかり乾燥させる

濡れたままの歯ブラシは細菌が繁殖しやすくなります。携帯用歯ブラシを使用する人もしっかり歯ブラシを乾燥させてからケースに入れるようにしましょう。 

・  歯ブラシの使いまわしはしない

恋人や家族などと同じ1本の歯ブラシを使いまわすのはやめましょう。

歯磨きを共有する事で、他人のもっている細菌を自分の口の中に入れる事になり、病気や感染症のリスクが上がります。 

・  歯ブラシを置く場所は清潔に

歯ブラシホルダーや歯ブラシを立てているコップなども清潔に保ちましょう。また、複数の歯ブラシを1つのコップで保管する場合もブラシの毛先が触れ合わないようにしましょう。

歯ブラシが触れ合って立ててあると他人と歯ブラシを共有しているのと同じになります。 

・  歯ブラシは月に1回の頻度で交換が理想

歯ブラシの毛先が広がっている場合などはもちろんですが、歯ブラシに問題がないように見える場合でも長期間使用することで沢山細菌が付着しています。

そのため1ヶ月に1回のペースで交換するようにしましょう。毛先が広がっている歯ブラシはプラークの除去率が低下します。また歯茎を傷つけることもあるので交換するようにしましょう。 

・  トイレに置きっぱなしにしない

トイレには空気中に見えない細菌が飛び散っています。そのためそこから付着して細菌が増えます。歯ブラシはできるだけトイレから離れた場所で保管するようにしましょう。

この他にもブラッシング後に殺菌効果のあるマウスウォッシュなどを使用するのも良いかもしれませんね。 

毎日使用する物だからこそしっかり清潔に管理するようにしましょう。

知っておこう!花粉症と口内環境!

冬の寒さもだいぶ和らいできたこの時期。もうすぐ暖かい春がやってきますね!

春といえば入学式やお花見・新しい事のスタートなど楽しいことがたくさんありますが、この時期花粉症に悩まされている方が多くいるのではないでしょうか?

花粉症を簡単に説明すると、ヒノキやスギなどの植物の花粉が原因となり、くしゃみや目のかゆみ、鼻水などのアレルギー症状がでる病気です。

花粉症

この花粉症という病気ですが、アレルギー症状だけでなく、お口の中にも注意が必要だということを知っていましたか?

では、花粉症と口内環境にはどのような関係があるのでしょうか。

お口の中は健康な場合唾液で満たされています。この唾液はただお口の中の乾燥を防いでいるだけではありません。

唾液には抗菌・洗浄の作用や、歯周病や虫歯の予防の役目もあるのです。また、再石灰化にも重要な存在です。 

しかし、その重大な役目をしている唾液が花粉症の薬によって減ってしまうというのです。(※全ての薬ではありません)

花粉症の薬には唾液の分泌を低下させる成分が入っているものが多くあるため、花粉症の症状は治まってもお口の中は乾燥してしまいます。

また、花粉症の症状である鼻水は鼻が詰まるとどうしても口呼吸になってしまいます。そのため、お口の中が乾燥しカラカラになってしまいます。

お口の中の唾液が減り、乾燥状態が続く事でお口の中の細菌が増殖しやすくなります。

また歯の周りにはプラークが付着しやすくなり、その状態のまましっかりとした歯磨きをしないと磨き残しが増え、歯石になります。歯石になってしまうと歯ブラシでは落とす事が出来ません。

このように、や細菌が増える事で歯周病や虫歯になるリスクが高くなります。 

では花粉症の人はどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。 

・  お口を乾燥させないように水分をしっかり摂取する

・  歯石などを作らないようにこまめに歯磨きを行う

・  ガム(キシリトール入りのも)などを噛んで唾液の分泌を促す

キシリトールについてはこちらをご覧ください。>>

このように花粉症の人は特に口腔内のケアをきちんと行うようにしましょう!

虫歯があると宇宙飛行士にはなれない?

みなさんの中には、虫歯になると宇宙飛行士になれないと思っている方が多いのではないでしょうか?

確かに虫歯があると宇宙飛行士にはなれません。しかし、虫歯があってもしっかり治療をしていれば問題ありません。

宇宙飛行士ではなぜ虫歯があると宇宙飛行士になれないのでしょうか? 

宇宙で作業するとき宇宙服の中の気圧は約0.3気圧まで減圧されます。

スペースシャトル内と同じ1気圧のまま船外にでてしまうと、気圧の差で宇宙服が膨れ上がってしまい、指や手、足などが曲がらなくなり作業ができなくなってしまいます。

そのため、0.3気圧まで減圧した環境で作業を行うということです。

0.3気圧まで減圧したときに、お口の中に虫歯や治療が途中な歯があり空洞などができていると、中の空気が膨張して内側から歯を圧迫するため痛みを生じる場合があります。

その後、詰め物の隙間などから空気が入ることで周囲と同じ気圧になります。

同じ理由で戦闘機などのパイロットも虫歯の治療をしていないと操縦する事ができないそうです。

高い山などに登った時も気圧の変化で歯に痛みが出たりすることがあります。

このように、気圧の差がある環境で作業をする時は注意が必要です。 

もし宇宙で歯が痛くなってしまったら? 

まず痛み止めを服用します。

宇宙船の中で歯を削ったりする治療が出来ればよいのですが、歯を削る器械はありせんし、もしあったとしても、削った粉や水分などが飛び散るので大変な事になってしまいます。

痛み止めを飲んでも痛みが取れない場合は、医師の指導の下他の宇宙飛行士が歯を抜く可能性があるそうです。

治療行為は本来国家資格をもつ医師にしか許されていません。しかし、特別に宇宙飛行士に限り治療行為が許されているそうです。もちろん事前に歯を抜く訓練などを受けています。

このように、虫歯があるまま宇宙に飛び立ってしまうと大変な事になります。そのため、打ち上げの前に虫歯がないか、悪化しそうな歯はないか、治療が不十分な歯はないかなどしっかり検診します。 

虫歯にならないためにも、普段から歯磨きをしっかりし、お口の中の健康に気をつけましょう。

気圧の変化で歯が痛む?>>

電動歯ブラシのメリット・デメリット

電動歯ブラシ

みなさんは、電動歯ブラシを使用していますか?

それとも、普通の手用の歯ブラシを使用していますか?

ここ数年で電動歯ブラシは安く購入する事ができるようになり、とても普及してきました。

今ではたくさんの種類の電動歯ブラシが販売されています。音波振動と超音波心動と電気振動の種類があります。音波振動と電気振動は歯ブラシが動きますが、超音波歯ブラシは歯ブラシの毛先がほとんど振動していません。手用の歯ブラシと同じように使います。音波振動と電気振動の歯ブラシは当てるだけになります。

電動歯ブラシのメリット・デメリットについてお話します。

<メリット> 

・ゴシゴシと左右に手を動かさなくて良い 

手用の歯ブラシは、歯磨きをするときに手を左右に動かし、ゴシゴシ磨く事で汚れを落とします。しかし、電動歯ブラシは、歯に当てるだけで歯ブラシ自体が振動して磨いてくれるので動かさなくても磨けます。 

・短時間で磨ける 

手用の歯ブラシよりも短時間で磨くことができます。

超音波歯ブラシや、音波歯ブラシは、1秒間に振動する回数が多く、虫歯の原因となるプラークを除去する能力が高いということもメリットの一つです。 

<デメリット> 

・刺激が大きい 

振動の刺激によって歯ぐきや歯を痛めてしまうこともあります。

電動歯ブラシを使う時に力を入れすぎてしまい歯ぐきや歯を傷つけてしまっては逆効果になります。 

お年寄りや子どもが電動歯ブラシを使っている場合、お口の中が傷ついていないかチェックしてあげるのも良いかもしれません。

最近では、歯への力のかけすぎ(押しすぎ)防止機能のついた電動歯ブラシや、歯ぐきのマッサージ機能がついたもの、磨いている時間が分かるようにタイマーのついたものがあるようですので、自分にあった電動歯ブラシを選ぶようにしましょう。

電動歯ブラシを使用する際は基本のブラッシングが重要となります。電動だからといって、歯磨き自体が雑になってしまっては逆効果です。電動歯ブラシに頼りきりにならないようにしましょう。正しいブラッシングで清潔な口腔内を保ちましょう。 

今、手用歯ブラシを使うか、電動歯ブラシを使うか悩んでいる方は、電動歯ブラシのメリット・デメリットを知った上で、どちらの歯ブラシを使うか考えてみて下さい。もし分からない事などがあれば一度歯科医院に相談してみましょう。

歯ブラシの選び方の記事もご覧ください。>>

赤ちゃんのよだれ

赤ちゃん

赤ちゃんは4ヶ月頃からよだれがよく出始める傾向にあります。

これはどうしてでしょうか?

1.歯が生え始める

個人差はありますが、だいたい生後6ヶ月頃から下の前歯が生え始めます。歯が生えることが刺激となりだ液の分泌を促進していると言われています。 

2.口で確かめる

この時期の赤ちゃんはなんでも口に持ってきて確かめたり、噛んだりするため、それが刺激となりだ液の分泌を促進します。 

3.食事への関心

6ヶ月頃から離乳食を始める方も多いのではないでしょうか?そのため食事への意欲や関心がだ液が出ることと関係しています。食欲がある証ですね。

だ液の量が多いと心配になるお母さんも多いのではないでしょうか?

しかし、大丈夫です。

だ液の量が多いことで自浄作用が働き、口の中を清潔に保つことができます。虫歯の予防にもなります。だ液の量が多いことでより健康的と言えるかも知れませんね。

しかし良い点ばかりではありません。

1、だ液の量が多くて服が汚れる

歯が生え始めの赤ちゃんはだ液がたくさん出てきても口の中に溜まっただ液を飲み込むことができません。そのため、お口の中からあふれただ液がよだれとなり口から出たり服を汚したりします。よだれがでているということは成長の証です。

この場合、スタイなどをこまめに変えてあげましょう。 

2、口の周りが赤くなる

よだれには消化酵素などが含まれているため、お口の周りや肌についたよだれをそのままにしておくと赤くなったり、ただれたりと肌荒れの原因となります。気付いたら拭いてあげるようにしましょう。酷い場合は小児科を受診するようにしましょう。 

だ液の原因には他にも鼻が詰まっていて口呼吸になっていたり、お口の中に炎症などがある場合があります。 

お口の中をよく観察してみるのも良いかもしれませんね。

口の中にカビが生える?!

みなさんが生活していく上で、キッチンの洗い場やお風呂場などの水周りにはカビが生えやすいという事はご存知かと思います。

しかし、お口の中にもカビが生えるという事を知っている人は少ないのではないでしょうか。 

口腔カンジダ症とは、お口の中にカンジダ菌(カンジダ・アルビカンス)という真菌(カビ)が異常に繁殖して起こる感染症です。

Wikipediaより→

<原因>

口腔カンジダ症は、カンジダアルビカンスという菌が原因で起こります。

しかし、このカンジダ菌はみなさんのお口の中に常にいる常在菌です。そのため、誰でもカンジダ症を起こすリスクを持っています。

カンジダ菌は常在菌のため健康な人には発症しません。特に発症しやすいのが、体が疲れているときや、風邪などで免疫力が低下している時、乳幼児や高齢者などの体が弱い人、癌の治療などで抵抗力が低下している時にカンジダ菌が増殖しやすくなります。

また、糖尿病や長期間抗菌薬を服用している方もカンジダ症を発症する原因の一つです。 

<症状>

カンジダ症には急性型と慢性型があります。

・急性型

偽膜性

お口の中の粘膜の表面に、乳白色、灰白色の白い苔状のものができる。形としては、斑紋状、点状、線状のものが付着する。偽膜性はガーゼやティッシュでぬぐいとることができる。

萎縮性

白苔がないのが特徴。偽膜性よりもヒリヒリとした痛みがある。舌乳頭の萎縮など。

肥厚性

カンジダ症が長引いて慢性化したもの。白苔は粘膜からはがれにくい。粘膜の上皮がまだら状に厚くなる。

<治療法>

内服薬、塗り薬、うがい薬などを服用する事で効果があります。 

カンジダ症を発症しないためにも、お口の中の常在菌であるカンジダ菌を増殖させない事が重要になります。

そのために、お口の中を清潔に保つようにしましょう。入れ歯を入れている方は特に、入れ歯の素材にカンジダ菌が付きやすいので入れ歯を清掃する時は水だけでなく、専用のブラシや、入れ歯洗浄剤なども併用してこまめに洗うようにしましょう。

お口の中を見たときに白い苔のようなものが見られたら歯科医院に相談するようにしましょう。

歯ぐきの裏側にこぶ?

みなさんのお口の中を見たとき、歯茎の内側(舌側、口蓋)にぼこぼこっとこぶのようなものがある方はいませんか?

このこぶの正体は、“骨隆起”という骨の塊です。これは、顎の骨が過剰に発達することでできます。骨隆起は、長年にわたり少しずつ大きくなります。そのため、気付いた時にはこぶが!!とびっくりする方もいます。

見た目はこぶのようなものなので、腫瘍ではないだろうか?

なにか悪いものなのではないのだろうか?

と思う方がほとんどだと思います。

実際は骨の塊なので、とくに問題がなければそのまま放置しても大丈夫です。

<骨隆起の原因>

原因としては、強い咬み合わせの力が顎の骨に伝わり、骨が過剰に発達するためといわれています。そのため、寝ている時の歯ぎしりや、食いしばり、無意識に長時間食いしばっている人は要注意です。

また、すでに骨隆起がある人は、このように食いしばりや歯ぎしりで強く咬合することで大きくなります。

<対処法>

では、骨隆起ができたらどうしたらよいのでしょうか。

骨隆起の原因といわれる歯ぎしりや食いしばりを軽減させるためにはマウスピースを作成することです。

しかし、それだけでは発達した骨をなくすことはできません。骨を無くす為には骨隆起を除去する手術が必要です。

骨隆起があると、入れ歯を入れるのが困難です。骨隆起自体は骨の上に薄い粘膜が一層覆っているだけなので、入れ歯を入れていると、骨隆起と入れ歯があったって痛みがあるなどの症状がでてきます。

このように、入れ歯で困っている方や、見た目が気になる方、発音に支障がでる方などは手術を考えてみるのもいいかもしれません。

手術は、骨隆起の大きさにもよりますが保険が適用されます。

入れ歯の問題だけであれば、手術のほかに、インプラントを入れるということも出来ます。インプラントにすると手術をする必要はありませんし、骨隆起も邪魔になりません。 

気になる方は、一度歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか?

インプラントについてはこちらもお読みください>>

歯周ポケットケアを始めよう

歯周ポケット日本人の約8割の人が抱えているといわれるのが「歯周病」です。20代を迎える頃から徐々に増えていきます。40代になる頃には8割以上の人が歯周病になっていると言われています。歯周病の原因は一体なんでしょうか?

歯と歯茎の間には歯肉溝とよばれる境目の溝があります。正常な人は0.5ミリから2ミリくらいの深さです。歯周病はその隙間に歯垢(プラーク)に入り込み炎症が起きることから始まります。炎症して、歯肉溝が深くなって腫れている状態を「歯肉炎」といいます。

さらに放置しておくとどんどん進行していきます。

歯茎の腫れがさらに深くなると歯肉溝は歯周ポケットとなり、溝の深さはさらに深くなります。その溝の中に歯垢がたまり、歯垢を放っておくと石灰化して歯石になります。歯垢中には細菌がたくさんいます。そのままにしておくと細菌がポケットの中にたまってきます。やがては歯を支えている組織を破壊してしまい、最悪の場合は歯が抜けてしまいます。

自覚症状が少ない為に気づいた時には、歯周病が進行している。というようなことも少なくありません。

美味しく食べる、楽しく話すことができるのは健康な歯のおかげです。歯を失わないためにも、しっかりとケアしていくことが大切になります。歯周病の予防には歯周ポケットの歯垢を除去する「歯周ポケットケア」が重要になります。

歯周ポケットを清潔に保つためには、ブラッシングを丁寧に行うことです。歯と歯茎の間(ポケット)を意識して優しくブラシを持ち、毛先を細かく動かし歯垢をかき出すようにして磨きます。「強く力を入れず、優しく細かく」を意識して磨いてください。

歯ブラシは毛先の柔らかく、ヘッドの小さい扱いやすいものが良いでしょう。

合わせて補助用具のデンタルフロス、歯間ブラシを併用すると歯と歯の間のプラークも確実に落とすことができます。初期の歯肉炎であれば日々のブラッシングをしっかりと行うことで十分に改善できます。

そのようなことにならないためにも歯科医院での定期的な検診を行うと良いでしょう。

その人に合ったケアの方法など細かく教えてもらえるのでぜひ検診に行ってみてください。

地図状舌ってなに?

地図状舌という病気を聞いた事はありますか?

歯磨きセット地図状舌とは、名前の通り、舌の表面が地図のようにところどころ模様が出来る病気です。

若い女性に多く見られますが、幼児でも約15%ほど見られます。

地図状舌になった人は、舌にまだらに模様ができているため、人に見られるのが嫌だったりした体験がある方もいるのではないでしょうか?では、地図状舌はどのような原因で発症するのでしょうか。

<原因>

原因はよくわかってはいません。

ストレスや栄養障害やビタミンBの欠乏、遺伝、体質異常などと言われていますが、定かではありません。喘息や気管支炎などとも関連性があるといわれています。 

<症状>

舌の表面の一部分に円形・楕円形の中央が赤色で周りが白色の淡紅色斑ができます。

それがだんだん大きく広がる事で、他の斑と融合し、さらに広がり結果的に地図のような模様になります。これらは、日によって形態や位置が変化し広がりを変えるのが特徴です。自覚症状はほとんどありませんが、まれにしみる、ぴりぴり違和感があるという方もいます。溝状舌と合併することもあります。

※  溝状舌(こうじょうぜつ):舌の表面に多数の溝がある状態のこと

Wikipediaより

治療法としては有効なものは確立されていません。また、自然に治ることはないとされています。そのため、痛みがない場合は経過をみるようにしましょう。

そして、しっかりバランスの取れた食事、ストレスのない生活をするように心がけましょう。心配な方や、痛みや違和感を伴う方は歯科医院でみてもらうようにしましょう。

食べ物が刺激となる場合は口腔内用のステロイドの軟膏などを使います。また、口腔内を清潔に保つ事で症状が良くなることも多くあります。

歯牙腫(しがしゅ)ってなに?

みなさん歯牙腫という病気を聞いたことはありますか?

歯牙腫とは歯の芽となる部分(歯胚)の形成異常からできる組織形態の異常です。腫瘍の中に歯の組織を含んでいるのが特徴です。

歯牙種には二種類あります。

・複雑性歯牙腫

歯牙硬組織が不規則に配列し、形成された塊状物からなる。

10~20歳代に多い。 

・集合性歯牙腫

多数の小さな歯牙様構造物の集合からなる。

上顎の前歯(切歯)、糸切り歯(犬歯)部分にできやすい。

Wikipediaより

2014年7月、びっくりするようなニュースが報道されました。

インドに住む17歳の少年の口から232本の歯が摘出されたといいます。少年は複雑性歯牙腫が原因で、232本の小さな歯の組織が口の中にありました。手術中少年の顎の中から小さいものから大きいものまで次々と歯のような組織が摘出されたそうです。

手術は6時間におよびました。手術をしている医師も大変な手術ですが、少年も6時間も口を開き続けたのですからとても大変だったでしょうね。

少年は手術をする1ヶ月前から顎が痛み腫れ始めて、異常に気付いたとのことです。少年の場合歯のような組織は、少年の右下の顎の骨の中に形成され外からは見えなかったとのことです。

腫瘍自体も顎の奥にあり、顔が変形したりしなかった為気付くことがないまま歯の組織が増殖してしまい、このようなことになってしまったそうです。

このようなケースはまれですが、歯牙腫は症状がないため歯医者などで撮影したレントゲン写真などで偶然発見されることが多いようです。

腫瘍自体はゆっくり発育しますが、大きくなると少年のように痛みが出たり、顎の形が変形したり歯の位置がずれたりします。

もし何か異常がでたら歯科医院を受診するようにしましょう。

歯の着色の原因はなんだろう?

みなさんの中には最近歯の着色が気になるという人はいませんか?

歯科医院にも「着色が気になるから除去してください!」といって来院される患者さんも少なくはありません。では、歯の着色はとのような原因でつくのでしょうか?また自宅での予防はできないのでしょうか?

歯の着色の原因

着色の原因

着色の主な原因となるのがCMなどでよく聞く”ステイン”の沈着です。ステインとはわかりやすく言うと歯についたシミのことです。みなさんは毎日歯磨きをしていると思いますが、磨き残しがあったりして汚れが歯にこびりついてしまったものがステインです。

では着色にはどのようなものがあるのでしょうか。

1.タバコによる着色

一般的によく知られているのがタバコのヤニによって歯に着色してしまうことです。タバコのヤニはねっとりとしていて歯にこびりつきやすい特徴があります。歯だけではなく、内臓や喉にこびりついて長期間とどまることで有害物質を出し続けているのです。

また、歯ぐきにもダメージを与えます。タバコを長期間吸っている人の中には歯ぐきが黒ずんでいる人も多くいます。これは、ビタミンCが破壊され、メラニン色素がうまく排出できていないため起こります。 

タバコのヤニは強力なステインで落とすのが難しいのが現状です。その他にもタバコは歯周病の原因にもなりますので、喫煙者の方は注意が必要です。 

1.飲み物での着色

コーヒーや赤ワイン、紅茶、お茶などの茶渋に含まれる色素が歯の表面に沈着して着色することもあります。 

3.薬での着色

お口の中を消毒するイソジンなどの濃い色のついたお薬でも着色することがあります。もし気になるようでしたら購入の際に医師や薬剤師さんに相談してみるといいかもしれません。歯の汚れが色素沈着してステインになってしまうともう歯磨きでは除去することが難しくなります。 

ではステインをなくするにはどうしたらいいのでしょうか。

1.歯磨きを行う

基本的には普段から行っている歯磨きをきちんと行うことが重要です。歯磨き粉にもステイン予防の効果があるものも売られていますので使ってみるのもいいかもしれません。

2.食後に口をすすぐ

コーヒーや赤ワインなど多くの食品がステインの原因となります。そのようなものを食べたり、飲んだりした後は口をすすぐようにしましょう。

お口の中を水で洗い流すことでステインが吸着するのを予防します。 

3.歯を傷つけないようにする

歯磨きのときに力を入れて強く磨いてしまうと、歯の表面に傷がつき、その傷の凸凹部分にステインが付着しやすくなります。

このほかにも、喫煙者の方は禁煙するのがもっとも良い方法になります。着色が一度ついてしまうと自力ではなかなか落とすことができません。

気になるようでしたら近くの歯科医院で磨いてもらったり、ホワイトニングを行うのをオススメします。

入れ歯の役割

みなさんの中には歯を失ってしまって入れ歯をいれている方も多いと思います。

しかし、入れ歯を作ったけど面倒だから外している。他の歯で噛めるから入れ歯を入れなくても大丈夫!と思っている方もいらっしゃるかもしれません。入れ歯の役割は食事の時に噛む為だけのものなのでしょうか。 

入れ歯の役割についてお話したいと思います。

入れ歯には食べ物を噛むこと以外にもたくさんの役割があります。

1、栄養摂取

これはみなさんがご存知のように、お口から食べ物を食べてしっかり噛んで栄養をとることです。歯がなければしっかり噛むことができません。 

2、脳への刺激

よく噛むことで脳への刺激となり、学習や記憶などの働きにも影響を与えているといわれています。また、噛むことで脳の血流がよくなるともいわれています。 

3、他の残った歯を助ける

歯を失ったまま入れ歯などを入れないと、他の歯が失った歯を補おうとする為、他の歯が痛くなったり、ダメージを受けたりします。また、歯を失ったまま放置すると残った歯が少しずつですが移動して歯が斜めになってしまったりします。 

4、言葉をはっきり発音できる

入れ歯を入れることではっきり発音できるようになります。 

5、顔貌の変化

総義歯を使っている患者さんで比較すると、入れ歯を外した時と入れた時とでは表情がとても健康的になります。入れ歯を入れたら若返るということもよくある話です。 

6、姿勢の安定

入れ歯を入れていないと食いしばることができないため姿勢が安定しなかったり、転倒するリスクが増えたりします。 

入れ歯のお手入れ7、唾液の分泌を促す

よく噛むことで唾液の分泌を促し、お口の中の自浄作用にもつながります。

このように、入れ歯はその人の生活の一部として、重要な役割をしているといってよいでしょう。

入れ歯はメインテナンスも大切です。使っているうちに痛みが出てきたり、歯石がついてしまったりすることもあるので、歯科医院で定期的に入れ歯の調整をするようにしましょう。

また、お家でも入れ歯専用の義歯ブラシなどで磨き、入れ歯用洗浄剤などを使って、キレイに保つようにしましょう。

正しい歯のお手入れについて

2008年に放送されたテレビ朝日のたけしの本当は怖い過程の医学で間違った歯磨きで知覚過敏などになる可能性があるという身近なテーマが放送されました。

ではいったい正しい歯磨きとはどのように行うのでしょうか?また正しい歯磨きをしないとどうなってしまうのでしょうか? 

はみがき1.gif

みなさん歯磨きは毎食後行っていると思いますが、歯磨きのしすぎは正しい歯磨きとは言えません。

例)

  • 歯をキレイにしたい
  • 虫歯を作りたくないと思うあまり、何かを食べるたびに歯磨き。
  • 歯を白くしたいからといってお茶やコーヒーなど着色しそうな飲み物を飲んでは歯が白くなるという歯磨き剤で歯磨き。
  • 歯ブラシが1~2週間でだめになってしまう。

このような歯磨きの仕方をしている方はいないでしょうか。お口の中をきれいにするということはとても良いことなのですが、このようにやりすぎることは良くありません。例にあげたような歯磨きを続けると、知覚過敏歯髄炎になってしまいます。

歯髄炎→ウィキペディアの説明

歯を白くする歯磨き剤には研磨剤が入っています。

そのため、強い力で何度も歯磨きを続けていくと、歯ぐきが傷ついたり、同じところに何度も歯ブラシの先が当たるとその部分の歯ぐきが下がったりします。

そのため、歯の根っこの象牙質がでてきて知覚過敏の症状が出たり、歯茎に炎症が起こり歯髄炎になったりします。

では正しい歯磨きをするにはどうしたらよいのでしょうか? 

1.歯ブラシの硬さ

  • 歯肉炎や歯周病の方は柔らかめ
  • 歯の汚れや、タバコのヤニなどを落としてスッキリしたい方は硬め
  • 通常の歯磨きは普通の硬さ

2.歯ブラシの持ち方

歯ブラシは鉛筆を持つような持ち方で、軽くもって下さい。ただ歯ブラシを握った状態の持ち方で歯磨きを行うと、力が入ってしまいます。歯の汚れは力強く磨いたからといって落ちるわけではありません。軽いタッチで一本一本細かく磨くようにしましょう。

3.歯磨き剤の量

歯磨き剤は大量につかわなくても、少量で効果があります。歯ブラシの3分の1程度で大丈夫です。また、歯磨き剤には虫歯の進行を抑制する作用のあるフッ素が配合されたものもあります。そのため、口をゆすぐ時は効果を得るために1.2回ゆすぐ程度でいいでしょう。

みなさんは正しい歯磨きできていましたか?

うがいの効果ってあるの?

うがい1.jpg風邪やインフルエンザの予防に手洗い・うがいをしようといいますが、実際うがいの効果はあるのでしょうか。ただ水でうがいをしただけでも、約4割風邪を防ぐことができるという研究の結果があるようです。 

また、うがいをすることは風邪などの予防効果だけではありません。

食後にうがいをして水を吐き出すと、食べかすがたくさんでてきます。透明なコップなどで見てみると分かりやすいかもしれませんね。こんなに食べかすが残っているの?とびっくりするかもしれません。

このようにお口の中や、喉の咽頭部を清潔にし、潤いを与える効果もあります。 食後のうがいが一般的ですが、ご飯を食べる前のうがいにも効果があります。食前のうがいはお口の準備体操となり、味覚の向上や食欲増進につながります。 

では、正しいうがいのやり方を説明したいと思います。

1、口をすすぐ

いきなり上を向いてうがいをしてはいけません。まずは口の中をブクブクすすいで吐き出しましょう。最初からガラガラうがいをしがちですが、それは間違いです。最初にガラガラうがいをしてしまうとお口の中の細菌が喉のほうに運ばれてしまいます。 

2、ガラガラうがい

お口をすすいだら次はガラガラうがいです。喉の奥を意識するような感覚で10秒ほどうがいをしましょう。「あ~」や「お~」など声をだしながらうがいをするのもいいようです。 

◎重曹でのうがい

みなさん重曹水でのうがいって聞いたことありますか?

最近では、重曹水をつかってうがいをすると虫歯予防になるといわれているようです。虫歯ができる原因は、虫歯菌が食べかすなどに含まれる糖分から作り出される酸です。重曹は弱アルカリ性なので、虫歯の原因となる酸を中和する働きがあります。

また、重曹には、歯の黒ずみなどを白くするホワイトニングにも効果があるようです。重曹水でうがいをする場合は食用や薬用のものを使用するようにしましょう。 その他にもいろいろなうがいがあります。

塩水でうがい

コップ1杯に塩を一つまみほど入れてうがいをします。喉の痛みなどがあるとき、喉の痛みを和らげます。 

緑茶でうがい

緑茶に含まれるカテキンには殺菌作用があります。 

これらの他にもごま油を使ったうがいや、市販のうがい薬を使ったうがいなどがあります。正しいうがいをして健康な体をつくりましょう。

口角炎の原因は?

皆さんの中には、口の両端が切れて口を開けるときなど痛みを感じたことのある方も多くいるのではないでしょうか?

これを“口角炎”といいます。

口角炎は亀裂だけでなく、患部が腫れたり、出血後かさぶたなどを生じる皮膚の疾患です。

口角炎の特徴は口を開いた時に強い痛みの症状があり、口を大きく開けることが困難になります。口を開くことで裂けている部分が広がり強い痛みがでてくることもあります。

【口角炎の原因】

・カンジダなどの真菌

カンジダは不完全菌に属する酵母の代表的なものであり、もともと口腔内やその他の体表に存在している菌、いわゆる常在菌で、健康な人体は免疫により過度の増殖を防いでいるが、体調の悪化などで免疫力が落ちると繁殖して日和見感染を起こすことがある。

出典 口角炎 – Wikipedia

・ビタミンの不足

ビタミンB2、B6、B12、A、ナイアシンなどの不足。その中でも特にビタミンB2の欠乏で口角炎になることが多いといわれています。ビタミンB2は、 レバー、うなぎ、納豆、玉子等に多く含まれます。

01.png

・よだれ

乳幼児や子供の場合、だ液の分泌が多い為、よだれによって感染することが原因の場合があります。 

・体の抵抗力の低下

別の病気にかかっていて、全身の体力が低下している時や、抵抗力が弱っている場合口角炎になりやすくなります。
糖尿病、貧血、ステロイド剤の長期使用などが原因となることもあります。
口角炎は、口唇ヘルペスや、口唇炎と間違われやすいですが、これらは治療法が異なります。

【口角炎の治療】

口角炎になると、口角部分の皮膚が横に裂けるように広がります。

そのため口を開くたびに痛みがでて症状が長期間続くと食事をしたりするのも億劫に感じる人もいます。

口角炎になっても、数日後にはかさぶたができてきますが、このかさぶたは薄くて簡単に剥がすことができます。かさぶたを剥がしても炎症症状はなくならないので、出来る限りかさぶたには触らず回復を待ちましょう。

口角炎で痛みを伴い病院などを受診した場合は、抗真菌薬の処方と一緒に、ビタミン剤などのお薬を処方するケースが大半です。

口角の裂け目が広い場合などは軟膏が処方されることもあります。病院を受診する場合は、口腔外科、皮膚科、耳鼻科などを受診しましょう。 口角炎の症状は3日程度で軽くなり、回復に向かいます。

長くても1週間ほどで症状は改善してきますので、その間は薬を塗りビタミン豊富な食事をするようにして回復を待ちましょう。

赤ちゃんの歯磨き

赤ちゃんでも歯が生えていれば虫歯になる可能性があります。

自分で歯磨きをすることができない赤ちゃん。ではどんな歯ブラシがあるのでしょうか。また、どのように磨けばよいのでしょうか。

02-1.gif

*  歯の生え方には個人差があります。6ヵ月程度前後することはありますが、心配いりません。

赤ちゃんの歯が生え始めてきたら、最初は歯ブラシを使わずにガーゼや綿棒などで歯の表面の汚れを落としてあげます。慣れてきたら赤ちゃん用の歯ブラシで磨くようにします。

最初のうちは、お口の中に歯ブラシが入るのを嫌がります。そのため、お口の中に入れることから始めましょう。歯磨きトレーニング用の歯ブラシを使って慣れさせるのもその後の歯磨き習慣に役に立ちます。

この歯磨きは医療用のゴムでできていて、大人用の歯ブラシのように細くて喉に刺さらないように途中に大きな輪が作ってあり、一定の長さ以上は口に入らないようになっています。また、この歯ブラシは噛んでいるだけで虫歯予防になります。

おもちゃ感覚、おしゃぶり感覚であたえてみて歯ブラシに慣れさせるのもいいでしょう。お口の中に入れることに慣れてきたら力を入れずに磨いてみましょう。きれいにしようと思ってゴシゴシ磨いてしまうと赤ちゃんが痛がります。優しく磨いてあげましょう。

02-2.jpg生後3ヶ月から1歳くらいの間はトレーニング用の歯ブラシを使って歯磨きに慣れさせるようにしましょう。歯が生え始めてきたら先端がブラシ状になった歯磨きを使って見ましょう。この歯ブラシも、先端がゴムのブラシになっていたり、喉に刺さらないように輪がついているトレーニング用歯ブラシと同じようなものも売られています。

そのほうが、親からすると安全なので目を少し離しても安心ですね。 

1歳半ぐらいになると大部分の歯が生えそろってきます。このころになると、通常の子供用歯ブラシを使っても良いでしょう。しかし、形が大人用とほぼ同じなので、使用している時は注意しましょう。子供が遊びながら歯磨きをしていて転んだりすると喉や口に歯ブラシが刺さってしまったり、大事故に繋がります。 

お母さんが歯磨きをしてあげる時はお口の中が良く見える姿勢で行うようにしましょう。また、赤ちゃんの歯はとても小さいので、歯ブラシの先端を使い細かく磨いてあげましょう。

赤ちゃんが虫歯にならないためにも正しい歯磨きをしてあげましょう。

歯牙再植ってなに?

歯牙再植とは、事故などで歯が抜けてしまったり、治療をしても上手く治らない歯をわざと抜いて、再び元の場所に戻すことです。入れ歯やインプラントとは異なり、自分の歯ですから体に対してなじみがよいので条件が合えばとてもいい方法です。

では、例えばどのようなとき歯牙再植を行うのか具体的にお話します。

歯牙再植ってなに?.jpg

転んだり、ぶつけたりして歯が抜けてしまった場合

転んだりして歯が抜けてしまったらもちろん痛みはありますが、歯が抜けたことにびっくりしますよね。しかし、歯が抜けてしまってもその歯を捨てたりしないで下さい。歯を元の位置に戻せる可能性があります。 

歯を戻すためには、歯の根っこの周りにある歯根膜が残っていること、汚染されていないこと、傷ついていないことが重要です。

歯根膜が細菌感染していたり、傷づいていたりすると歯牙再植の成功率は低下します。そのため、歯が抜けてしまった時に汚れていても水で洗ったり、汚いからといってテッィシュで拭いたり、乾燥させたりしないでください。

どのように保存するか

保存の方法は、保存液などがあればその中に入れて乾燥しないようにします。保存液が無い場合などは、牛乳に入れて保存する、自分のお口の中に入れておく、などして歯根膜は変性させないようにします。そして、すみやかに病院へ行くようにしましょう。

歯が抜けた状態で時間が経ってしまうと、その分歯根膜の状態が悪くなり、歯牙再植の成功率は低下します。 

抜けてしまった歯は、歯を元の位置に戻し、隣の歯とワイヤーやレジンなどで固定します。数週間固定することで抜けた歯が元の位置に戻り、再び歯の機能を取り戻すことが可能となる場合があります。

しかし、成功の確率は100%とは言えません。

歯牙再植を行った術後にトラブルが起きることもあります。再植した数年後に骨と癒着を起こしてしまったり、傷のついた歯根膜から歯が溶けて虫歯になってしまったりすることがあります。

怪我をしないことが一番ですがもし、このようなことが起こった時のために、覚えておいて下さい。

歯ぐきをマッサージして健康に!!

みんなさん疲れたときなどに体をマッサージしますよね?

しかし、歯ぐきをマッサージしたことのある方は少ないのではないでしょうか?

歯ぐきをマッサージをすることで血液の流れが良くなり、血液の循環が促進されます。また、溜まった不純物を排出する効果もあります。

手や足と同様に歯ぐきにもツボがあることをご存知ですか?

歯ぐきにも全身に影響しているツボが40ほどあります。このツボを刺激し、マッサージすることで歯ぐきを活性化することができるのです。

では歯ぐきはどのようにマッサージしたらよいのでしょうか?

まず歯磨きをしてお口の中を清潔にします。次に手をキレイに洗います。

※歯ぐきをマッサージする時に指を使うためです。

準備が終わったらマッサージを始めます。

  1. 人差し指の腹で歯ぐき全体をなでるように下側の左側から中央へ向かって5回ほどマッサージします。右側も同様にマッサージします。
  2. 終わったら上側もマッサージしていきます。
  3. 歯と歯ぐきの境目の部分を丁寧にマッサージします。
    ※爪を立てると歯ぐきが傷ついてしまうので注意しましょう。
  4. 人差し指を使って歯ぐきの表と裏を押していきましょう。押す強さはイタ気持ちいいくらいの強さで行います。
  5. 最後に親指と人差し指ではさんで押します。血流が悪いところは痛みを感じるので他の部位より少し長めに押してみて下さい。

マッサージをするタイミングはとくに決められてはいませんが、お風呂に入っている時などは体がリラックスしているのでおすすめです。

歯ぐきを触った時にぶよぶよとした感触がある場合は歯周病や歯肉炎になっている場合があります。最初はやわらかくぶよぶよしていた歯ぐきもマッサージを続けていくことで引き締まっていき、きれいなピンク色になってきます。

歯ぐきが引き締まってくれば健康という証拠です。歯ぐきのマッサージは目の疲労や肩こりにも効果があるようなので、ぜひ試してみて下さい。

歯ぐきケアもご覧ください>>

舌小帯短縮症ってなに??

舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)という言葉をきいたことがありますか?

まず舌小帯とは、舌の裏側にあるヒダ(スジのようなもの)のことを言います。この舌小帯が生まれつき短かったり、ヒダが舌の先端部に近いところについていることがあります。これを舌小帯短縮症といいます。 舌を前のほうに突き出すことで、舌小帯が引っ張られて舌にくびれができ、ハート型の舌になります。これをハート舌といいます。

舌小帯短縮症は軽度、中等度、重度に分けられます。 

軽度:日常生活の障害はほとんどみられない 

中等度:ハート舌がみられる。舌先を上顎につけることができない。口の開きを小さくすることでやっと上顎につけることができる状態。 

重度:舌を上に上げることができない。舌を前に突き出そうとしても下唇あたりまでしか出すことが出来ない。 

中等度や重度の場合、発音障害や哺乳障害、嚥下障害などを認められることがあるので治療によって改善していくことが多いです。 

授乳障害

赤ちゃんが舌小帯短縮症だと、授乳障害がでることがあります。赤ちゃんがおっぱいを飲む時に乳首を吸いますが、そのときに乳首を舌と口蓋に挟んで母乳を飲んでいます。

そのため舌小帯短縮症だと舌先を上げることができないので、うまく母乳を飲むことが出来ず、体重の増加に支障が出たり泣き止まなかったりします。 

発音障害

舌先が口蓋に触れないので、か行・さ行・た行・ら行がうまく発音できません。 

食べるのに時間がかかる

舌小帯短縮症のため舌をうまく動かすことが出来ず、ずっともぐもぐ噛んでいて、喉の奥に食べ物を持っていけないので食べるのが遅くなります。

何度も噛むことで噛む回数が増えるので脳の満腹中枢がお腹がいっぱいと勘違いし食べられなくなります。実際はそれほどの量を食べているわけではないので痩せてしまうことがあります。 

食べるのが早い

食べるのが遅いのと反対に、食べ物を丸呑みしたり、飲み物で流し込んでしまうことで食べるのが早くなることもあります。

その他にもいろいろな症状がありますが、舌小帯短縮症だからといって治療方法がないわけではありません。今では手術をして舌小帯を切ったり、舌の機能訓練などをして治療をしていくことができます。

舌小帯短縮症について Wikipediaより

歯ぐきが下がってきた!?

歯ぐきが下がることを歯肉退縮といいます。

みなさんも鏡を見た時に最近歯ぐきが下がってきたような・・・と感じたことがある人もいるのではないでしょうか。

歯肉が退縮することによって見た目(審美性)が悪くなります。また、歯肉退縮によりセメント質(歯の根っこ部分)が露出することで、根面カリエス(虫歯)になりやすくなります。他にも、知覚過敏になる方もいます。

では歯肉退縮の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

歯肉退縮の原因

・  歯周病

歯周病になると骨が溶かされて歯肉が退縮します。
また、歯肉炎などの腫れた歯肉が治って歯肉が引き締まることで歯が長く見えたりします。 

・  誤った方法での歯磨き

例えば、硬い毛の歯ブラシで力強くゴシゴシ歯磨きをしていると歯ぐきが傷み退縮してきます。
また、癖で歯磨きをしている時に一部だけ強くあったっていたりするとその部分の歯肉が退縮してきます。
その他にも電動歯ブラシの使用で歯肉退縮を起こすこともあります。 

・  歯科の外科的治療

歯周病などが原因で歯肉の切開手術をした場合薄い歯肉や骨の部分は退縮を起こします。 

・  歯並び

例えば、歯列から離れたところに生えている八重歯などは歯肉退縮を起こしやすい部位になります。 

・  加齢に伴う歯肉退縮

年齢が高くなるにつれて歯肉退縮が起きてきます。
しかし、この場合は特定の部位だけでなく全ての歯に均等に歯肉退縮が見られます。

歯肉退縮の治療

1.歯周病などにならないよう予防すること。

定期的に歯科医院に通い、定期検診を受けたり、クリーニングしたりするようにしましょう。また、家ではしっかり歯磨きをしてホームケアするようにしましょう。 

2.正しい歯磨き

歯周病や虫歯になるのが心配だからといって過度の歯磨きをするのは、逆に歯肉退縮を起こしてしまいます。一本一本細かく汚れを落とすように磨くようにしましょう。

力の入れすぎには注意が必要なので、分からなければ近くの歯科医院に磨き方を教えてもらうのもいいかもしれません。 

3.歯並びが悪い人

歯並びが悪い人で歯肉退縮を気にされている方は矯正治療を行っている歯医者に相談してみましょう。 

4.様子を見る

外科治療など、治療直後の場合はしばらく様子をみてみましょう。クリーピングが起こる場合があります。

※  クリーピング:歯肉が自然に回復すること 

このように人それぞれ原因などは違いますので、気になる方は一度歯医者へ相談にいくとよいでしょう。また、歯肉退縮していないかなど鏡を見て観察して自分のお口の中をよく知っておきましょう。

顎関節症について

みなさんは顎関節症を知っていますか?

  • 口が開きにくい
  • 顎から音がする
  • 顎が痛む

などが主な症状として上げられます。

特に若い女性を中心に広がってきています。人によっては日常生活には支障のない軽度のものから、口がまったく開かないような重症なものまで様々です。軽度のものを含めると約50%の人が顎になんらかの異常を感じたことがあるそうです。なぜ女性の患者さんが多いのでしょうか?

幅広い年齢の人が顎関節症になりますが、ピークは20代で女性の来院数は男性の2倍から3倍にもなります。女性が多い理由ははっきりとはしていませんが、20代の女性は特にストレスを感じやすい時期、痛みに対して感受性が強くなる年代なので顎関節症にもかかりやすいのでは?と考えられています。近年、患者数は増加しています。

症状を詳しくみてみましょう。

●口が開きにくい(開口障害)

正常な場合は口を開けたときに指を縦にして3本入ります。しかし指が2本しか入らない、又は1本しか入らない。痛みにより口が開かない場合と、顎の関節の異常で口が大きく開けづらい場合、急に開かなくなってしまった場合や、段々と開かなくなってしまう場合など様々なパターンがあります。

●顎から音がする場合(関節雑音)

口を開けたり、顎を動かしたりすると、カクッと音がしたりシャリシャリ、ミシミシなどの音が聞こえる場合もあります。症状が音だけの場合なら早急な治療はしなくても良いでしょう。

●顎が痛む

口を開けたり閉めたりするときに特に痛みがあり、硬いものを食べにくい。顎を動かしたときに痛むのが特徴です。

このような症状以外にも様々なところに症状が現れることもあります。頭痛や腰痛、肩こり、背中の痛み、めまい、歯の痛みなどが併発するようなパターンもあります。

顎関節症にはどのような治療を行うのでしょう。

●物理療法

患部を温めたり、冷やしたりして痛みを軽減させる。

●運動療法

口を開ける練習をしたり顎を動かす訓練をしたりして口が開くようにする。

●スプリント療法

歯にマウスピースのようなものを装着して筋肉や歯の負担を軽減させる。歯ぎしりや食いしばりからのダメージも軽減させる。治療はセルフケアが中心となりますが、顎関節症の症状が気になったらまずは歯科医院でみてもらいましょう。あなたに合った治療方法を提案してもらってください。

咀嚼回数と食生活の変化もご覧ください>>

おしゃぶり癖が及ぼす影響

おしゃぶり癖.jpg育児中のお母さんやお父さんの中にはお子さんにおしゃぶりを与えている人も多いのではないでしょうか。最近ではデザインがおもしろいおしゃぶりや、首から下げるひものついたおしゃぶりなども販売されているようです。

では、おしゃぶりは歯並びなどに影響はしないのでしょうか?

おしゃぶりのメリット・デメリット

一般的に言われているおしゃぶり使用のメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

  • すぐに泣きやむ
  • すぐに眠る
  • 落ち着く
  • 親の子育てのストレスが減る
  • 機嫌が良くなる

などがあります。

おしゃぶりを与えると鼻呼吸になるので、アレルギーや喘息になりにくいなどの意見もあるようです。

デメリット

  • 長期間の使用で噛み合せが悪くなる
  • なぜ泣いているのか考えないで使用する
  • ふれあうことが減る
  • 言葉をかけることが減る
  • 発語の機会が減る

6ヶ月ぐらいの乳児になると興味があるものなどなんでもお口へもっていってしゃぶるようになります。この行動は、手と目の協調運動の学習だけではなく、いろいろしゃぶることにより味や形、性状を学習しているのです。

しかし、おしゃぶりを使用していると手でつかんだものをお口へ持っていくことが出来ず学習の機会が奪われることになります。

また、一度使用すると長時間にわたり使用する傾向があります。そのため、発達に必要な機会が失われるのではないか?という意見もあるようです。

おしゃぶりの癖による歯並びへの影響

1.開口

奥歯で噛んでいるのに前歯では噛んでいない状態。
口が閉じにくかったり、上手くものが噛めないことがあります。 

2.上顎前突

前歯のみが前突している状態。一般的に出っ歯と呼ばれています。 

3.乳臼歯交叉咬合

上の歯列の幅が狭くなり奥歯の咬み合わせが横にずれる状態。鏡で見てみると上下の前歯の真ん中がずれています。 

おしゃぶりが歯並びに影響するのは、乳歯が生えそろい、乳臼歯交叉咬合や開口などの噛み合せの異常が存続しやすくなる2歳半ぐらいから3歳以上になってもおしゃぶりを使用している場合です。

歯並びの面から考えるとおしゃぶりはできるだけ使用を避けたほうがよいといわれていますが、もし使用するのであれば次の点に注意しましょう。 

  • 言葉を覚え始める1歳を過ぎたぐらいには常時使用しないようにする
  • 遅くても2歳半までに使用を中止するようにする
  • おしゃぶりを使用している時も一緒に遊んであげたり、声をかけてあげたりして親と子のふれあいを大切にする
  • 泣いているからといっておしゃぶりを使用して泣き止ませる手段にしないようにする
  • 4歳以降になってもおしゃぶりが取れない時は、かかりつけの小児科医に相談するようにしましょう。

おしゃぶりを長期間使用するのと同様に、指しゃぶりを3歳から4歳を過ぎても続けていると歯並びが悪くなったり、発音に影響がでてきたりします。

子供にとってよい環境を作ってあげ、外遊びなどで社会性を豊かにすることで3歳ぐらいまでには指しゃぶりも卒業することが好ましいでしょう。

子供の歯並びについてもご覧ください>>

気圧の変化で歯が痛む?

みなさんの中に、飛行機に乗ったときや、標高の高い山に登山に出かけた時などに歯が痛くなった経験がある方はいらっしゃるのではないでしょうか?

最近では日本テレビで放送されている“世界の果てまでイッテQ”の番組内でタレントのイモトアヤコさんがマナスルに登山する企画で、気圧の変化により彼女の虫歯が急性症状を起こしたというのを見た方もいるのではないでしょうか。

世界の果てまでいってQ→Wikipediaより 

ではなぜ気圧の変化で歯が痛むのでしょうか。

気圧の変化でよく聞く話が、標高の高い山に登山したとき、お菓子の袋がパンパンになる、飛行機に乗って離陸する時に耳がキーンと痛くなるということがあります。

実は歯の中でもこれと同じようなことが起きているのです。

歯のエナメル質の内部には「歯髄腔」という神経が入っている空洞があります。

歯髄腔はふだん、外の気圧と等しくなっています。

しかし、飛行機の離陸や登山などで短時間の間に外の気圧が下がると、気圧の変化に対応しきれず、低下した外の気圧との差で内側から圧がかかり一時的に痛みがでることがあります。

このとき激しく歯が痛む場合は虫歯があることがほとんどです。

通常はひどい痛みがでていない虫歯でも、気圧の低下により激しく痛むことがあります。これらを「気圧性歯痛」・「航空性歯痛」といいます。

特徴としては、

健康な歯髄や適切に治療された歯にはおきにくい。

気圧高度が8000~10000フィート(2500~3000メートル)付近で起きやすい。

慢性歯髄炎などがあると急性かすることがある。

などがあります。 

登山や飛行機のほかにも、スキューバダイビングや台風などの気圧の変化でも痛みが出る可能性があります。 

予防としてはこのようなことにならないためにも虫歯があるときはもちろん、虫歯が無いときでも定期的に歯科医院を受診し、健康なお口の中を保つことが大切です。

口唇ヘルペスってなに?

口唇ヘルペスという名前を始めて耳にする方もいると思います。

口唇ヘルペスとは、風邪などで具合が悪い時や、ストレスがたまって疲れているときなど体が弱っているときに、唇のまわりに赤い水泡ができ、痛みやかゆみがでてくる症状のある病気です。「風邪の華」、「熱の華」などと言われることもあります。

口唇ヘルペスと知らずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか? 

原因はウィルス 

日本人では約10人に1人が口唇ヘルペスになったことがあると言われています。

口唇ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウィルスに感染していても、症状がでないので自分が感染していることに気付かないというケース(潜伏感染)も多く、20代~30代で感染している人は半数近くいるといわれています。

年齢が高くなるほど感染率も高くなり、60代以上ではほとんどの人が感染しているというデータもあるようです。 

初めて感染する場合の感染経路としては、直接患部に触ることやだ液で感染します。

子供のうちは、親から初めて感染したりしますが、軽い症状で済みます。しかし、成人してから感染すると重症になりやすいと言われています。

人の体にはウィルスに対する免疫がありますが、風邪などで熱が出たりして体調が良くないときなど免疫力が弱まりウィルスが活発になります。

そのため初めて感染した後免疫ができても再発を繰り返すようになります。 

「口唇ヘルペス」の症状とは

口唇ヘルペスの症状としては、唇や口のまわりに水ぶくれができ発熱を伴ったり、顎の下のリンパ節が腫れたりします。体調によって症状もさまざまです。 

発症するとまず水泡ができてビリビリした変な違和感があります。何度も再発を繰り返している人だと、すぐに口唇ヘルペスになる前兆だということがわかります。

その後、皮膚のほてりやかゆみなどの違和感が出てきて半日以内に赤く腫れてきます。体の中でウィルスが増殖しているこの頃に治療をするのがいいでしょう。

その後赤く腫れたところに水泡ができ、水泡が破れてかさぶたが出来て治っていきます。水泡の大きさは初感染では大きく、再発を繰り返していくと小さくなってきます。水泡が破れた患部に傷ついた皮膚などが触れると感染します。

患部に触れてしまった場合はすぐに手洗いするようにしましょう。 

口唇ヘルペスは2週間ほどで治っていくのが普通です。再発の場合は、初感染で発症したときよりも比較的軽症です。 

早めの受診を! 

治療方法としては、皮膚科に受診して抗ウィルス薬や抗生物質などで治します。病院にいく時間の無い人は市販薬なども売られています。しかし、判断が難しい場合などは専門的な皮膚科を受診するようにしましょう。 

十分な睡眠とバランスの良い食事などをとるなどにして、風邪やストレスで体力や抵抗力を落とさないようにすることが予防法となります。

インフルエンザと口腔内の病気は関係がある?

この時期になると大流行するインフルエンザ

このインフルエンザがきっかけとなり、歯や歯ぐきが痛んだりすることがあるのを知っていましたか?

◎インフルエンザで免疫力の低下 

歯ぐきから出血する、口臭がする、歯ぐきから膿が出る、歯ぐきが腫れて歯が痛いなどの歯周病の症状は、睡眠不足や疲労で疲れているときや、インフルエンザや風邪をひいてしまったときなど、免疫力が低下している時に症状がでてくることがあります。 

例えば、初期の歯周病にかかっている人がインフルエンザなどにかかると、普段の症状はとくにないのに、インフルエンザがきっかけとなり免疫力が低下することで、歯ぐきが腫れたり口臭がしたりして歯周病の症状が現れる可能性があります。 

◎インフルエンザから蓄膿症や副鼻腔炎になった場合 

風邪やインフルエンザになると蓄膿症や副鼻腔炎になる人が多いのですが、風邪菌やインフルエンザウィルスが上顎洞の粘膜まで細菌感染すると上の奥歯にも炎症が起こり痛みがでたり、その周囲にも痛みを感じることがあります。

これは上の奥歯の根っこの部分と上顎洞の粘膜が非常に近い位置関係にあるために起こります。

一週間程度で治癒することが多いのですが、痛みが続く場合や、頬の腫れが強い時は医療機関へ受診するようにしましょう。抗生物質などの投与が必要な場合があります。 

◎お口の中は清潔に! 

インフルエンザの感染経路には接触感染と飛沫感染があります。

感染者がくしゃみや咳をした時に手で押さえ、その手で周りのものに触れてウィルスが付き、別の人がそのものに触ってウィルスが手に付着します。その手で口や鼻などを触ると粘膜から感染します。これを接触感染といいます。

飛沫感染は、感染者がくしゃみや咳をつばなどの飛沫と一緒にウィルスを放出することで別の人がウィルスを口や鼻から吸い込んで感染してしまうことです。

このように接触感染、飛沫感染ともにインフルエンザは口や鼻から感染します。

うがいや歯磨きをあまりしない人は口の中が不潔になっているので、むし歯や歯周病などのもとになる菌が増殖してそこにインフルエンザウィルスが混じり、滞留しやすくなるという説があるそうです。

健康なお口の中はだ液などの自浄作用が働きますが、免疫力が低下している時や、お口の中を不潔にしている時はその機能が低下します。

お口のケアを実施した人としてない人のインフルエンザ発症率を比較すると、お口の中をケアした人の発症率が10分の1になったという報告もあるようです。

忙しくて歯磨きをする時間がない時はうがいだけでもいいのでお口の中を少しでも清潔にするようにしましょう。

手洗い、うがいはもちろんですが、歯磨きなどでお口の中を清潔にすることもインフルエンザを予防する対処法の一つといえるのではないでしょうか。

また、もしインフルエンザにかかったかなと思ったら早めに医療機関へ受診するようにしましょう。

唾液の役割!!はこちら→

お歯黒って何?

みなさんはお歯黒について知っていますか?

お歯黒.jpgお歯黒とは、明治初期まで続いた女性の習慣です。その文字の通り、お歯黒とは歯を黒く染めることです。黒い鉄の液体を使って、歯を染めていきます。歴史はとても古く、奈良時代に朝鮮半島から伝わったとされています。

お歯黒をつけることには色々な意味があったそうですが、平安時代には貴族の上流階級の間に広がり男女ともに行っていた時代もありました。17歳から18歳で歯を黒く染めて成人であることを表しました。

江戸時代には既婚した女性のシンボルとされていました。時代が進むにつれてお歯黒は女性特有のものになっていったのです。歯のエナメル質を黒くするのは大変な作業だったそうです。そのために、庶民に広まってからは人生の大きな転機でもある結婚を機にお歯黒を行うようになりました。

明治時代になり、帯刀や丁まげの廃止によりお歯黒も衰退していきました。

そして驚くべきことにお墓などから掘り出されたお歯黒の歯にはほとんど虫歯がみられなかったのです。お歯黒は酢酸鉄を含んだ溶液とタンニンを含んだ粉からできています。歯に塗ることでエナメル質が酸に溶けるのを守り、歯を保護したので虫歯が出来にくかったと考えられます。そしてお歯黒の色の状態を保つために手入れをしっかりと行っていたことも虫歯になりにくい理由のひとつです。週に数回はお歯黒を塗りなおしていたので、歯を手入れすることが自然と習慣になったからでしょう。

1970年頃から小児に使用されている「フッ化ジアミン製剤」はお歯黒を元に考えられました。フッ素と銀を含んだ溶液で塗布すると虫歯の予防効果、殺菌作用、鎮痛効果により虫歯を進行しないようにすることができます。

しかしこの溶液を塗ると、お歯黒と同様に歯が黒く変色してしまうので歯が黒くなっても大丈夫な永久歯に生え変わる前の子供の歯や、通院が困難な高齢者が適用になります。

さらに、現在このお歯黒の成分が注目され製品として開発されています。歯に接着するセメントに成分を加えることにより治療した後の歯がまた虫歯にならないようにする役割をしています。昔の知識が現代に生かされている良い例ですね。

お歯黒とは?wikipediaで調べると、、、

プラークのことを詳しく知ろう!

みなさんの体の中で一番多くの種類の細菌が存在している場所はどこだと思いますか?

それはお口の中です。お口の中の病気には、むし歯や口臭、歯周病などがあります。そのトラブルの原因となるのがみなさんもよく耳にするプラーク(歯垢)です。

プラークは歯の表面に付着した黄白色をした粘着性の物体のことで、生きた細菌のかたまりです。1mgのプラークの中にはおよそ1億個もの細菌がいるといわれています。

プラークの中には歯周病菌や、むし歯の原因になるミュータンス菌などが存在しており、さまざまなトラブルの原因となります。

プラークについて(wikipediaより)

プラークは粘着性があるため、うがいだけでは除去することはできません。歯磨きをしても、磨き残しがあると、プラークが付着したままの状態となるので、口の中は危険な状態にさらされることになります。

では、プラークを除去するにはどうしたらよいのでしょうか。

お口の中の環境は一人一人それぞれ違います。そのため、歯磨きもその人に合わせた方法で行うことがプラークの除去に有効です。

とくに歯ブラシの毛先が届きにくく、磨き残しがあるところは、

1.奥歯の噛みあわせ部分(咬合面)

2.歯と歯の間(隣接面)

3.歯と歯ぐきの境目(歯頸部)

また、毎日の歯磨きで自然にクセがついてしまうと、常に磨き残しのある場所を作ってしまいます。

そのため、歯科医院での定期検診などで磨き残しの確認(歯垢染色液剤によって簡単に調べることが可能)や、歯の状態に合わせたプラークの落とし方を歯科医師や歯科衛生士などの専門家から指導を受けて適切な歯磨きをするようにしましょう。

歯磨きをするときに、歯ブラシをただあてて磨くだけでは十分にプラークを落とすことはできません。歯ブラシの使い方にも気をつけましょう。

基本的に歯ブラシをあてるときは軽い力で磨きます。歯ブラシで歯を強く磨いたからといってプラークが落ちるわけではありません。

強く磨くことで歯ぐきを傷つけてしまうこともあります。わかりやすいやり方は、歯ブラシを鉛筆持ちで持って磨くことです。この持ち方をすることで過度の力は加わりません。

また、歯ブラシの毛先は歯面にきちんとあたるようにして1本ずつ細かく磨くようにしましょう。

歯磨きをする際に、歯ブラシとともに歯間ブラシやデンタルフロスを使用することも、プラーク除去には大変効果的です。

大切なことは、毎食後歯磨きをする習慣を身に付けることです。

また、歯科医院で定期的に健診を受けるようにしましょう!

歯がグラグラするのには理由がある?

みなさんのお口の中にグラグラしている歯はありませんか?

歯がグラグラして動揺がある場合にはいろいろな理由があります。 

1.転んだり、打撲をしたりして歯に強いダメージがあった場合。 

特に子供は頭が大きく転倒しやすく、転んだ時にすぐに手が出ず顔から転んでしまうこともあります。また大人でもスポーツ中にボールにあたったり、人とぶつかってしまったりして外部からのダメージを受けることがあります。

そうなった場合はできるだけ患部を清潔に保ち、刺激が加わらないようにしながら早めに歯科医院で治療を受けるようにしましょう。

歯が動かないよう固定をし、周りの組織を元通りにします。 

2.歯周病などで歯ぐきに炎症がある場合。 

歯周病などで土台となる骨が溶かされてしまって歯がグラグラしてきたり、歯ぐきに炎症がある場合があります。
その場合はまずお口の中のプラークなどの磨き残しを綺麗にし、歯と歯ぐきの間をマッサージするようにブラッシングします。

歯ぐきを引き締めて炎症を抑えることが大切です。
この場合も歯科医院での治療を受けるようにしましょう。 

3.歯が折れたり、歯や歯の根っこにヒビが入ったりして炎症が起きている場合。 

歯が折れた場合、自分自身で気付いて歯医者へ行く人がほとんどだと思いますが、歯にヒビが入っても症状がでてくるまで気付かない人もいます。放っておくとひどくなることもあるので異常を感じたら歯科医院を受診するようにしましょう。 

4.かみ合わせが悪い場合。 

寝ている間の歯ぎしりや、自覚の無いくいしばりなどで歯に力がかかったとき、他の歯より当たりが強い場合、その歯に負担がかかることになります。

歯と歯を支える骨の間には噛んだ時に衝撃をやわらげるクッションのような役割をする部分があります。このクッションに過度な力がくわわることで腫れたような状態になり歯がグラグラしやすくなります。

歯科医院で歯の当たりを調整してもらうことで症状はよくなります。 

5.子供の歯の生え変わり時期に乳歯の下から永久歯が生えてきてグラグラする場合 

自然に抜け落ちることが多いので心配することはありませんが、永久歯が生えてくる際に障害となることもあります。 

このように歯がグラグラするのにはいろいろな理由があります。放っておくと抜歯になってしまったり、抜け落ちてしまうこともあります。心配な症状がある場合は早めに歯科医院を受診するようにしましょう。

お薬で治す歯周病治療についてはこちらをご覧ください

舌癌ってなに?

舌といえば、味覚を感じるのに大変重要な働きをします。

その他にも食べ物を飲み込む時、言葉を話す時にも使われ体の中でも重要な役割をもっています。その舌も癌に侵されることがあるのをご存知でしょうか。

舌癌は、胃癌や乳癌、肺癌などにくらべると症例は少なく、患者数が多い癌ではありません。しかし、進行が早い癌なので注意が必要です。

お口の中に発症する癌(口腔癌)の中には他にも歯肉癌などがありますが、その中でも舌癌は半数以上を占めます。しかし、先述のように患者数が多い癌ではないので、癌患者全体で言うと3%ほどにとどまっています。

1.症状

・色の変化

舌全体を見たときに周りと比べて白っぽくなっていたり、赤くなったりします。

※白板症、紅板症などの可能性もあるが、その場合でも舌癌になるリスクが高いです。

紅板症は約5割が癌に発展する可能性があります。

・舌にしこりができる

最初のうちは口内炎と勘違いされることがあるようです。

口内炎は1週間ほどで治りますが、なかなか治らない時や、口内炎の薬を使用しても効果がみられない場合は舌癌の可能性があります。

・舌の痛み

初期に痛みがでるケースは3割程度といわれています。

痛みがないからといって知らないうちに癌が進行している場合もあるので、注意が必要です。

2.好発年齢

10代から70代まですべての年代でみられます。

3.男女比

患者の男女の比率は男2:女1で男性のほうが多くなっているようです。

4.原因

・飲酒や喫煙

飲酒や喫煙と癌との関連性は明らかになっていませんが、非喫煙者にくらべて喫煙者の舌癌のリスクは約3倍となっています。

・歯並びや合わない入れ歯

歯並びが悪い人や合わない入れ歯を入れている人は、歯の当たりが一部強かったり、入れ歯が舌にあたるなどの刺激が継続的に行われることでリスクが高まると言われています。

5.予防

・口腔内の衛生面

歯石や歯垢があり、口の中が不衛生という状態が長期間続くことも舌癌のリスクを高めます。食事の後は歯磨きをするなどの習慣をつけて口腔内を清潔に保ちましょう。

・食生活

バランスの良い食事をとるようにしましょう。辛いものを食べ過ぎると舌への刺激が強くなります。
高塩分の食品も避けるようにしましょう。

舌癌を予防する為にも食生活や生活習慣を改善するということが大切です。舌は鏡で見ることができるので、日ごろからおかしいところがないかなど観察してみましょう。

もし舌癌かなと思ったら口腔外科か耳鼻咽喉科に相談するようにしましょう。

歯はどうやって削るの?

みなさんが歯科医院を受診してむし歯があったときなどに歯を削ってむし歯を除去しますよね?

ではいったい、硬い歯をどうやって削っているのでしょうか?

歯の表面はエナメル質という硬い物質でできています。そのためエナメル質を削るには硬い物質で削らなければなりません。

世の中で一番硬い物質はなんだと思いますか?

それはダイヤモンドです。そこで歯を削る時にダイヤモンドを使います。(正確にはダイヤモンドの粉末がついたバーを使います。)なぜかというとダイヤモンドの硬さはエナメル質の硬さと同じくらいだからです。

※モース硬度(硬さを計る単位 ダイヤモンド:10 エナメル質:7)

ダイヤモンドのバーをエアタービンという器械につけて歯を削ります。歯科医院に治療に行くとキィーンという高い音が聞こえることがあると思います。この音の正体がエアタービンです。

エアタービンは1分間に約30万~50万回転します。そのため、キィーンという高い音がでてしまいます。バーの先端の刃先のところにダイヤモンドの粉末がついていて、バーが高速回転することで歯が削れます。高速で削っているため削っていると熱が発生してしまいます。

熱を冷却するために削るのと同時に水が出る仕組みになっています。この水は熱を冷却する以外にもダイヤモンドのバーの目詰まり防止、歯の削る部分をキレイに保つ、削りかすを吸い取りやすくする役割があります。

手元を見えやすくするように照明装置がついたものもあるようです。

エアタービンの消毒は?
エアタービンは精密な器械なので消毒などは出来ないのではないかと疑問に思う人もいるかもしれません。

エアタービンは高圧蒸気滅菌装置(オートクレーブ)によって消毒・滅菌することが可能になりました。

エアタービンが開発されるまでエナメル質を削って治療することは大変なことでした。エアタービンのおかげでスムーズに診療を進めることが出来るようになりました。

歯は健康にキレイに保つことが大切ですが、もしみなさんが治療で歯を削ることがあったら削る機械なども見てみて下さい。

消毒と滅菌の違いについてはこちらをご覧ください。

本当は恐ろしい病気 骨粗鬆症と歯周病の関連性について

昨今の健康ブームに乗って新聞やテレビ、インターネット等で様々な情報が入ってきます。なかでも骨粗鬆症は、最近健康を気遣う更年期の女性の方から、特に関心のある話題のようです。現在日本では骨粗鬆症の方が、推定約1.100万人以上いると言われています。そして、その約90%が女性で、75歳以上になると半数以上が骨粗鬆症になります。

骨粗鬆症とは、骨の形成と吸収のバランスが崩れることによって骨量が減少し、骨組織の微細構造が弱くなり骨強度が減少する病気です。骨粗鬆症が直接生死に関わる恐ろしい病気の様に感じない方も多いと思います。ですが、骨粗鬆症により背中や腰が痛くなったり、曲がったりして、 ひどくなると骨折をおこして寝たきりになってしまいます。寝たきりになると5年生存率は約50%と高く、決してあなどれない病気なのです。

骨粗鬆症は年齢と共に進行すると言われています。特に女性の場合は閉経後にその進行が著しく、男性と比べても大きな骨密度の減少を示します。この原因は女性ホルモン「エストロゲン」の急激な減少と関連すると考えられています。

骨粗鬆症は一口でいうとカルシウム不足が原因で起こる病気なので、予防には積極的にカルシウムを摂取することが望ましいと言われています。カルシウムの1日の理想摂取量は600mgです。また、閉経後や妊娠中・出産後には800mgの摂取が推奨されています。
骨粗鬆症と歯周病は一見無関係のように思われがちですが、実は密接な関係にあるのです。骨粗鬆症やエストロゲンの分泌低下、カルシウムの摂取不足が直接歯周病を引き起こすことはありませんが、歯周病を悪化させる要因の一つになるのです。

なぜなら、骨粗鬆症によって骨がスカスカになることは、身体全体に言えることなので、当然口の中の骨の量も少なくなるのです。歯周組織の骨がスカスカになっていれば、歯周病によってさらに骨を溶かすことはたやすい事です。

したがって、骨粗鬆症の方は歯周病になりやすく重症化しやすのです。現在、骨粗鬆症の簡易検査を行える歯科医院も増えており、歯科定期検診が骨粗鬆症の早期発見につながります。

歯周病も、骨粗鬆症も痛みもなく気づかないうちに病気が進行します。そして重症化してからでは取り返しがつかないのです。

全身状態の健康維持のためにも、定期的な歯科検診を受けましょう。

Tooth Fairy(歯の妖精)~Tooth Fairyプロジェクトについて

皆さんは歯の妖精のお話をご存知ですか?西洋では昔から、子供の乳歯が抜けると、その乳歯を袋に入れて枕もとに置いて眠ると、Tooth Fairy (歯の妖精)が抜けた歯を集めに来てくれるという言い伝えがあります。

Tooth Fairyは、お礼にコインやプレゼントを置いていってくれ、子供達は、このプレゼントをとても楽しみに眠るそうです。この儀式は、生え変わる永久歯が丈夫でありますように、との願いが込められています。

今も、昔も歯を大切にすることは変わらなく続いているのですね。

さて、日本では現在、2009年6月より日本歯科医師会×日本財団によって、Tooth Fairyプロジェクトという活動が推進されています。これは、この活動に共感した歯科医師が、患者様の協力により集めた金属をご寄付いただくことにより進めています。本当に支援を必要としている子供たちへ、「夢」や「希望」をプレゼントする「歯の妖精」となるのです。

歯科治療において、外した金属や入れ歯を集めてリサイクルします。これらの金属は、金やパラジウムなどを含んでいて、子供達を支援する大切な資金となります。

活動内容としては、「Tooth Fairy学校建設プロジェクト」とし、経済発展厳しいミャンマーにて子供達の学びたい気持ちに応えるべく学校建設を進めています。

また、「Tooth Fairy小児がん・難病支援プロジェクト」では、重い病気と闘う子供とその家族を応援する二つの「日本初」を進めています。

日本初の小児ホスピス「海のみえる森」と日本初の小児がん専門施設「チャイルド・ケモ・ハウス 夢の病院」を推進しています。(Tooth FairyプロジェクトHPより抜粋)
このプロジェクトの参加歯科医院は2013年09月19日現在、5400医院以上で、換金総額も604,379,892円を超えています。

歯周病 ~見直そう生活習慣~

歯周病は生活習慣病とも言われています。その歯周病の改善の為には、生活習慣の見直しも必然的に必要になってきます。

1 食生活の改善

食生活の見直しは、歯周病に限らず何らかの病気を抱えている方、また健康な身体を維持、継続する為にも食生活は非常に重要となります。特に歯周病の原因菌は糖分をエサに増殖していくので、糖分の多い食事は歯周病のリスクが高くなります。また歯周病は糖尿病とも深い関わりがあり、共に悪化させる相互作用があります。

ですから、糖尿病になりやすいような高カロリー、高脂肪、また塩分糖類が多く含まれている食事は避けましょう。この食べ物を食べれば歯周病が治る!といったものはありません。1日3回規則正しく、栄養のバランスのとれた食生活を心がけることが大切です。

2 睡眠とストレス

睡眠は脳を休ませる為に必要不可欠なもので、生命維持の為には大きな役割を果たしています。睡眠不足になると身体の免疫力が落ちます。免疫とは、文字通り「疫(すなわち病気)を免れる」という意味で、私たちの身体はこの免疫のおかげで様々な病気から守られています。

免疫力の低下は細菌感染しやすくなる=歯周病原菌に感染しやすくなる ということになり歯周病のリスクが高くなります。
また睡眠不足はストレスの原因にもなり、身体に様々な悪影響を及ぼします。ストレスも免疫力の低下を招き、さらにストレスによる歯ぎしりや、歯を強く噛む食いしばりが歯周病の進行を早めてしまうこともあります。

現代人は忙しい毎日を送っており、睡眠不足になりやすくストレスも溜まりやすいと思いますが、健康な身体を保つ為にも十分な睡眠とストレスを溜め込まないように心がけることが大切です。

3 禁煙

煙草を吸っている人は吸わない人に比べて2~7倍も歯周病になるリスクが高いのです。さらには、煙草を吸うと血行が悪くなり、歯周病を悪化させる原因になります。歯周病を予防し、完治させたいのであれば禁煙は避けて通れない道なのです。

4 適度な運動

運動不足と歯周病はあまり関係のないように思えますが、運動不足だと血行が悪くなります。歯肉を通る血管の血流も悪くなり、衰えた歯肉は歯周病の進行を早めます。また、適度な運動は身体の抵抗力を高めます。ですから間接的に歯周病予防に繋がります。

以上のように生活習慣を改めることにより歯周病を予防する事はもちろん、歯周病治療後の再発や悪化の予防にもなります。生活習慣の見直し、規則正しい生活が健康への第一歩かもしれません。

歯周内科って何?

みなさんは、「歯周内科」という言葉を聞いたことはありますか?

歯周病に対する新しい治療として注目されています。まず、歯周病について説明します。

歯周病とは、お口の中の細菌が原因で発症します。ブラッシングが上手く出来ずに磨き残しがあると、食べかすが歯の表面に付着したままになります。そのまま放置されると細菌が繁殖する住みかになります。その細菌が毒素を出し、歯肉は炎症を起こします。
さに放置してしまうとやがては、歯を支える骨までも溶かしてしまいます。最終的には、歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。45~54歳ではおよそ90%近くの人が歯周病にかかっていると言われています。

従来の歯周病の治療は、歯肉の中や表面についた歯石を機械的に取り除き、専用の器具を使って磨きます。そして患者さんに家でのブラッシングを頑張ってもらう方法が主流でした。しかし、ブラッシングの仕方に個人差があったり長期の通院の途中で来院されなくなった患者さんがいたりするので、思うように歯周病が治らない患者さんもいました。

歯周内科とは、こういった従来の治療とは異なりお薬を使って歯周病を治そう!というものです。歯周内科を簡単に言うと「お口の中の除菌治療」です。細菌が原因で歯周病になるので、その細菌を退治していく治療になります。従来の治療に比べ、痛みが少なく治療期間が短縮されました。歯周病が進行していない方でも歯周内科治療を行うことにより、歯周病が進行しにくくなる効果があります。

◎歯周内科治療方法

  1. 位相差顕微鏡により菌の確認をする
  2. 細菌を除去する内服薬を服用する
  3. カビの除菌薬剤あるいはカビ取り歯磨き剤での歯磨き
  4. 除石後の歯石取り
  5. 定期検診、クリーニング

ポイントとなるのが位相差顕微鏡での菌の確認になります。歯周病菌が多いか少ないか、又はどのような種類の菌がいるのかを確認します。歯周病が進行している方のプラークからは「トレポネーマ」という菌が見られます。他にもカンジタなどのカビ菌も見られる場合もあります。元々お口の中には何百種類もの細菌がいるものです。

お薬を内服やカビ取り剤で歯磨きをすることにより、歯周病菌の原因となる悪い菌を除菌することができます。症状が落ち着いてから、歯茎のポケットの深い所にある歯石を除去していきます。除菌され、お口の中の環境が改善されてもその状態が維持されなければ意味が無くなってしまいます。そのためにも、定期的な検診と歯のクリーニングが必要になります。

歯周病は感染病なので再感染を起こさないためにも、ご自身のケアと定期検診が必要になります。

歯周内科による除菌作業が一旦終わっても気を抜かないで下さい。歯周内科について気になる方は専門医に一度ご相談下さい。

歯周病と薬について考える国際歯周内科学研究会はこちら>>

親知らずを抜いたらなぜ腫れる?

歯の本数と親知らずよく「親知らずを抜いたら腫れた。」という話や、親知らずを抜いて顔が腫れた人を見たことはありませんか?

なぜ親知らずを抜いたら腫れてしまうのでしょうか?

まず親知らずを抜いたら必ず腫れる訳ではないのです。親知らずの状態と生え方によって変わってきます。親知らずが歯茎に埋まっていて見えない場合は、歯茎を切って顎の骨に埋まっている親知らずを抜かなければいけません。歯を抜く際に、骨を削って修正してから歯を取り出します。このような場合、抜いた後に腫れやすくなります。

親知らずが普通の歯と同じように生えている場合はあまり腫れることはありません。虫歯で歯が欠けてしまったり割れた場合は、埋まっている時と同じように抜くこともあります。

下の親知らずは、上に比べると骨が硬くしっかりしているので抜きにくいです。

そして歯茎に埋まっていたり、半分しか頭が出ていないことが多くさらに骨の中に埋まっていることがあります。なので骨を修正して削ってから、抜かなければいけない場合もあります。上の親知らずは下に比べると腫れにくいですが、奥のほうにあったり骨に隠れて頭を出していない場合に抜いた時に腫れることがあります。

一般的に骨を削って抜いた場合に腫れが大きくなります。

骨を削るので炎症反応が強くでます。細菌の進入を防御し、抜歯によって破壊された組織を修復する為に起こる反応が炎症といい、それが腫れとなって現れるのです。

では、どのような親知らずが抜いた方が良いとされるのでしょうか?

まっすぐに生えていてきちんと上下噛み合っている親知らずは抜く必要はありません。歯茎の中に潜っていて正常に生えてくる可能性がある親知らずも抜く必要はありません。

親知らずの頭が少し出ている場合は汚れも溜まりやすいので炎症も起こしやすくなっています。これが「智歯周囲炎」です。

さらに親知らずは奥の方にあり、ブラッシングが難しい為に虫歯になりやすいです。

そのまま放っておくと隣の歯まで虫歯になってしまう可能性もあります。正常に生えていても噛み合わせる歯が無いと歯がどんどん伸び出してしまいます。その為、歯茎を傷つけてしまったり、顎の関節に負担をかけてしまう場合もあります。

親知らずが周辺の歯や歯茎に悪影響を与える時には抜歯を考えた方が良いでしょう。

親知らずを抜いた後、2~3日は腫れのピークになります。しかし処方された内服薬と痛み止めを服用しますので日が経つごとに徐々に落ち着いてくるでしょう。

気になる方は、一度歯科医に相談してみて下さい。

若年性歯周病(侵襲性歯周炎)について

歯周病と聞くと、中高年にかけて発症する病気と思われがちです。近年、小学生や、10代、20代の歯周病も増えており、30歳以下の若年層で発症した場合を、若年性歯周病(正式名 侵襲性歯周炎)と呼ぶようになりました。

若年性歯周病の特徴は、

  1. 通常の歯周病よりも急速に進行します。
  2. 前歯と、第一大臼歯に限って発症することがあります。
  3. 家族集積性が見られることがあります。(家族集積性とは、ある形質が、特定の家族内または家系内に高い頻度で認められること)
  4. 一般的な歯周病の治療ではなかなか治りません。

若年性歯周病の原因は、

  1. 免疫抵抗力の低さがあると言われています。通常なんでもない程度の汚れに対して、若年性歯周病の方は過敏反応し、炎症を起こすのです。ですから若年性歯周病の方は慎重に口腔ケアをしていかなくてはなりません。
  2. 歯磨きの仕方や、回数、食事のとり方や、生活習慣に問題があるなど、正しいプラークコントロールができていないといった問題があります。
  3. 免疫機能、特に白血球機能低下が原因とも言われています。
  4. 特殊な細菌Aaによる感染も原因の一つと言われています。
  5. 遺伝的な問題や夫婦間での水平的感染から、子供へ垂直的感染が原因とも言われています。

若年性歯周病の症状は、通常の歯周病と変わりありません。まず歯茎が腫れて出血します。これを放置しておくと、歯を支えている骨が破壊され、歯がぐらぐらしたり、痛みを伴うようになり、最終的には抜け落ちてしまいます。歯周炎特有の口臭もあり、症状が進行すると共に口臭がきつくなります。

若年性歯周病の治療法

若年性歯周病は進行速度が早い為、早期治療が大切になります。通常の歯周病治療に加え、抗菌剤や抗生物質といった薬物療法による治療が有効な場合もあります。また症状がかなり進んでしまった場合は、歯ぐきを切開して歯石の除去を行う外科的処置を行います。

外科的処置をした後でも再発をする可能性があるために、正しい歯の磨き方を覚えるなど、日々のプラークコントロールと定期的な歯科検診を行うことが重要です。

歯周病と全身疾患についてもご覧ください>>

治療を中断してしまうと・・・

歯科医院で治療の為に、通院していたけれど「痛みがなくなった。」や「忙しい。」などの理由で、途中で通院をやめてしまった。そんな事ありませんか?しかし、歯の治療を途中でやめてしまうと様々な悪影響があるのです。

歯の状態によっては一定時間をおいてから治療をした方が良い場合もありますが、一定の期間を大きく過ぎると良くありません。
治療がまだ終わって無くても、痛みが無くなってしまうと「大丈夫だろう。」と思ってしまい治療を中断してしまう方もおられます。せっかく治癒しかけている歯が、また悪い状態に戻ってしまう危険性があります。どのような悪影響がでるのでしょうか?

◎削った歯に銀歯や、さし歯をいれる予定の場合

虫歯の歯を削って銀歯をいれる時。ブリッジを入れる、根っこの治療をしてさし歯をいれる予定があるときがあります。その時は技工所へお願いするので、出来上がりが約1週間ほどかかる場合があります。もし技工物が入る予定の歯をそのままにしてしまったらどうなるでしょう。時間が長くたってしまうと銀歯やさし歯が合わなくなってしまう可能性があります。

精密な型取りをして歯にぴったりなものが作られるので、時間が長く経過するにつれお口の中も変化してしまうのでぴったりと合わなくなったり、精密なものを入れることができなくなります。

その他にも、治療中の歯はとても弱いので仮詰めはしてありますが、折れてしまったり欠けてしまうこともあります、そうなるとまた作り直しになってしまいます。手間も時間もお金も多くかかってしまいます。その為にも、しっかりと予約した日に来院することが重要となります。

◎虫歯を削ってそのままにした場合

歯に虫歯があり、削って治療した場合にすぐに詰め物をしないで一度、神経を鎮静させるためにお薬を詰めておくことがあります。虫歯を削った為に痛みも落ち着き、穴にはお薬が詰めてあるので安心してしまい来院されなくなる患者さんがいらっしゃいます。

しかし一時的なお薬の詰め物になりますから、このまま放置してしまうと詰め物が取れてしまったり、そこから細菌が進入することによりさらに虫歯になってしまうこともあります。前回よりもさらに悪化してしまう可能性もありますから、しっかりと最後まで通院しましょう。

◎歯の神経をとったまま放置

歯の根を取ったあとは、内部はとても弱くなっています。神経の管を洗ってお薬をいれます。お薬が効くように数日間は期間を置くことがありますが、長期に期間を空けたり治療を中断してしまうと、神経の管の中が汚れてきてしまいます。洗ってお薬を交換する作業は何回か行わなければなりません。中断してしまうと歯の寿命を縮める原因になります。決められた期間を守ってしっかりと最後まで通院して下さい。

忙しくて次の治療までの期間が空きそうだったり、通院が難しくなりそうな場合は事前にしっかりと歯科医に伝えておきましょう。あなたにあった無理の無いスケジュールをたてて治療を行っていきましょう。

予約をキャンセルしてしまったら、早めに時間を見つけて通院を再開しましょう。

歯周病にタバコが及ぼす影響~まだタバコを吸いますか?

近年、喫煙者の肩身も狭くなり、喫煙もいたるところで制限されています。喫煙場所が減ったことやタバコの値上げなどで喫煙率は減少していると言われています。

~~2012年「全国たばこ喫煙者率調査」(日本たばこ産業株式会社)~~

喫煙者率が減少傾向にあるものと考えております。この要因は複合的であり一概には言えませんが、高齢化の進展、喫煙と健康に関する意識の高まり、喫煙をめぐる規制の強化や、増税・定価改定等によるものと考えております。

禁煙の勧め日本においても禁煙キャンペーンなどが盛んに行なわれており、タバコの害については皆さんも承知のことと思います。タバコは、百害あって一利なしと言われていますが、タバコの害と生活習慣病とは密接な関わりがあります。なかでも、歯周病の方の喫煙は、最も危険な因子のひとつと言われています。

最近のデータによると、一般にタバコを吸う人は、吸わない人に比べ、3倍も歯周病にかかりやすく、また2倍も多く歯を失っているという報告があります。また喫煙本数に比例して歯周病が重症化することも分かっています。さらに、喫煙による不快な口臭、味覚の鈍麻、歯肉の黒色化や歯面の着色など口腔内環境を悪化させます。

喫煙者の歯周病の特徴として「炎症症状が少ない」ということがあげられます。歯周病はあまり症状が現れないままジワジワと進行することが多いのです。その中でも「歯茎の腫れ」「ブラッシング時の出血」は比較的自分で気づきやすい症状です。

しかし、喫煙者の歯周病ではこれらの症状が現れにくいのです。でも、これは決して歯周病が軽症だということではありません。

歯周病になると、歯茎が腫れたり、膿んだりしますが、タバコに含まれている化学物質が喫煙者の歯肉出血を減少させたり、歯肉表面を硬くすることで歯周病の症状が隠されてしまうのです。  つまり喫煙者は自覚症状がほとんどないまま歯周病はどんどん進行し、炎症症状が現れにくいために、自分で歯周病の進行に気づきにくいので歯周組織の破壊が進んでしまいます。そして重度の歯周病に進行するというわけです。

歯科医院では歯周病の進行に応じて様々な治療が行われていますが、どのような歯周治療に対しても喫煙者では治りが悪いことが報告されています。歯周病は全身の病気と密接な関わりを持っています。

歯周病になっていなくても、たばこを吸っていると歯周病へのリスクが高くなり、逆に禁煙すると歯周病へのリスクが下がりますので、歯周病を予防するためにも禁煙することをオススメします。
お口の健康も害するタバコ、この際真剣に喫煙習慣を見直して見ませんか?

歯周病が招く低体重児出産 その原因と予防法について

全ての妊娠をした女性は健康な我が子の出産を望んでいるのではないでしょうか?

低体重児出産についてインターネット辞典Wikipediaで検索してみると、1980年に5.2%だった2,500g未満出生児の割合は、1990年に6.3%、2000年に8.6%、2009年に9.6%と増加をたどっています。

また、新生児全体の体重としても、厚生労働省が10年ごとに行う「乳幼児身体発育調査」において、戦後の経済成長とともに増加を続けていた平均出生体重が1980年をピークに減少に転じ、2000年には戦前の1940年~1942年を下回る水準に達しています。

他の先進国で女性の体格向上に伴い出生体重も漸増を続けているのに対し、日本での傾向は特異的です。なぜ、今低体重児出産が増えているのでしょうか?

近年、問題視されている低体重児出産の原因に、喫煙・飲酒・歯周病などがあります。
なかでも重度の歯周病にかかった妊婦が低体重児出産をする確率は、健康な歯肉の母親に比べて約7倍になります。これは、喫煙、飲酒している割合よりもかなり高い確率です。

そのなかでも歯周病と低体重児出産の関連性について調べてみました。
歯周病が低体重児出産を招く原因として、歯周病菌が炎症を起こした歯肉の血管から血中に入り込み、それが羊水内に入り胎児の成長に影響を及ぼすと言われています。

また、歯周病が早産を誘発するメカニズムは次のように考えられています。お口の中に歯周病菌が増えると、免疫のバランスが崩れます。すると免疫を担当する細胞から「サイトカイン」という情報伝達物質が出されます。このサイトカインが過剰にでると炎症が起き、歯肉や歯槽骨を破壊する酵素が出やすくなり歯周病が進みます。妊婦の胎内では血中サイトカイン濃度は出産のゴーサインとみなされ、濃度が高まると妊婦の子宮収縮が始まり、十分に成長していない状態で赤ちゃんを産む早産・低胎児出産に繋がるのです。

一方で、妊娠中はつわりによって、歯磨きが不十分だったり食事が不規則になったりしますね。その上、胎盤で作られるホルモンが歯周病菌を増殖しやすくするため、歯周病が悪化しやすいと言われています。歯周病は早産による低体重児出産のリスクになるだけでなく、歯周病にもかかりやすくなるのです。

低体重児出産には様々なリスクがあります。低体重児の特長として、呼吸がうまく出来なかったり、脳に障害があったり、感染に対する抵抗力が弱い、栄養を摂ることが難しい等様々です。このリスクが新生児死亡の原因となったり、新生児の成長を妨げたりするのです。

妊娠する前から定期検診を受けて、歯周病や虫歯を治療しておくことがとても重要になってきます。
生まれてくるお子さんのためにも、歯科検診を受けましょう!

咀嚼回数と食生活の変化

人間が食事の時に噛む回数、「咀嚼回数」は、時代が進むにつれて変化してきています。
「咀嚼」とは、口に運ばれてきた食べ物を歯で細かく噛み砕くことを言います。
現代では食の欧米化も進み、食事の際に噛む回数はだいたい600回ほどで、食事時間は約10分程度と言われています。戦前では咀嚼回数約1400回、食事時間は20分程度。さらに時代をさかのぼると、鎌倉時代で2600回、食事時間は約30分。弥生時代ではなんと、咀嚼回数は約4000回弱で、食事時間は約1時間にもなります。

咀嚼回数と食事時間

現代と弥生時代では、なぜこんなにも咀嚼回数が違うのでしょうか?

現代では、軟かくて食べやすいものが好まれる傾向にあります。
ハンバーグやパン、スパゲティー、牛丼におそば。時間がない人がすぐに食べられるものや手軽なもの。軟かく食べやすい食べ物は、忙しい人々に多く利用されています。

弥生時代では、穀物の米、あわ、ひえ、木の実を中心とした、どんぐり、くるみなど食生活でした。噛みごたえのあるものが中心で、どれも硬いので多くの回数噛まなければ飲み込めないものばかりでした。

食品の加工技術の向上とともに咀嚼回数は減ってきました。そのため、現代の咀嚼回数は弥生時代に比べ大幅に減少しているのです。咀嚼回数が減ることで様々な問題が起きます。小さな頃から軟かいものばかり食べてしまうと、顎の骨がきちんと発達しません。

弥生時代の人と顎の骨の状態や大きさを比べると、現代の人の方が退化し小さくなっています。
小さな頃から適切に咀嚼することで顎の骨は正常に発達し、しっかりと咀嚼することで消化吸収を助けてくれます。そして不正咬合や顎関節症なども防ぐことができます。

たくさん噛むことで唾液が多く出ます。その唾液にはたくさんの良い役割があります。唾液中に含まれる成分の中には、消化を助けるもの。悪い菌を退治する抗菌、殺菌作用。骨や歯の発達を促進するホルモンや、唾液中のPHを中性に保つ役割。歯の再石灰化を促してくれたりと、唾液にはたくさんの働きがあります。これらがお口の中を清潔に保ち、歯周病や虫歯を予防してくれます。
しっかりと咀嚼することがお口の中、全身の健康に繋がります。

咀嚼回数をUPさせるコツ

●よく噛んで食べる。「一口30回」を目安に。
●歯ごたえのある食材を取り入れる。
●調理の方法に一工夫。少し歯ごたえが残るくらいに。
●一口の量を少な目に。
●急がずゆっくりと食事をする。

このようにいつもの食事を少し変えてみるだけで、咀嚼回数を増やすことができます。
時間のゆっくり取れる夕飯からまず試してみてはいかがでしょうか?

歯を失ったら…  その弊害と治療方法

歯を失う二大原因は虫歯と歯周病になります。ついで、破折や、矯正の為の抜歯があります。一般的に奥歯から失われる傾向にあります。また若い時期は虫歯により歯が失われる割合が高くなりますが、年を重ねるにつれ歯周病により歯が失われる割合が高くなります。

前歯など目立つ部分が抜けてしまったら、積極的に治療される方も多いと思います。しかし、奥歯の目立たない部分であれば、そのまま放置される方もいらっしゃいます。ましてや、痛みも無く、多少の不便は感じてもお食事が出来るなら緊急性を感じない方も多いのではないでしょうか?

では、歯が抜けるとどのような不都合がおこるのでしょうか?

まず、見た目や発音が悪くなります。(前歯の場合)加えて、良く噛めなくなります。食べ物を細かく噛み砕いて飲み込めないということは、胃に負担をかけ、消化不良を招きます。きちんと栄養を吸収できなければ、免疫力の低下や、その他全身のバランスの低下に繋がるのです。
そして、失った歯をそのままにすると、次のようなことが起こります。

  1. 残っている歯が移動してしまいます。これは、支えとなる歯を失うことにより、隣の歯が傾いてきます。また噛み合う歯を失った対向歯がどんどん伸びてきます。これは、見た目が悪くなることはもちろん、噛み合わせも悪くなります。
  2. 虫歯や、歯周病が進行しやすくなります。これは噛み合わせが悪くなくことにより、ブラッシングがしにくくなるからです。
  3. 残っている歯に負担がかかります。今まで4本で噛んでいたものが3本になれば、残りの歯に付加がかかるのは当然ですね。その結果、付加のかかる歯の寿命は身短くなるでしょう。
  4. 下顎の位置が不安定になります。これは咬み合わせが変わってしまうことにより、噛む位置、つまりは下顎の位置が変わります。これは顎関節症の原因にもなりますし、失った歯を回復したときに、咬み合わせが安定するまで時間がかかってしまいます。

このように、歯を失うと様々な弊害が次々に起こります。失った歯を人工物で補う治療を「補綴(ほてつ)」と言います。その方法には、ブリッジ、インプラント、入れ歯(義歯)とありますが、それぞれ適応や、長所、短所がありますので歯科医師とよく相談して、治療を受けるようにしましょう。

また、どの方法であっても、『治療が終わってそれで終わり。』ではありません。人工の歯は、虫歯になることはありませんが、汚れがつきやすくケアを怠れば他の健康な歯や歯茎にまで悪影響が及びます。セルフケアとともに、歯科医院での定期健診で適切なケアを受けましょう。

目立たない矯正とは?

歯並びが気になり歯の矯正治療を考えたりしたことはありませんか?
矯正治療というと金属の矯正器具が見えてしまうのでは?と見た目が気になって躊躇してしまった方もいるのではないでしょうか?

最近では矯正器具の種類が増え、目立たない種類のものが登場してきました。
いくつか種類がありますが、今回は矯正器具を歯の裏側から付ける「舌側矯正」について紹介します。

今までの矯正治療では、歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる小さな金属を接着剤を使い、歯の表面に貼り付けます。そして、そのブラケットに細い金属のワイヤーを通してワイヤーの力で歯を少しずつ移動させ、理想の歯並びにしていくものが主流でした。

それに比べ「舌側矯正」は今まで、歯の表面に付けていたブラケットとワイヤーを歯の裏側に付けるので従来に比べ目立たない矯正になります。

【良い点】

◆審美性

裏側に装置が付くので、見た目では矯正していることが分かりにくいので、目立つ矯正装置を付けることが難しかった職業の人も矯正を行うことができます。

◆虫歯のリスク減少

従来、矯正器具が付いていることにより充分に歯の汚れを取ることが難しく矯正器具が原因で虫歯になってしまうことがありました。
お口の中の特に裏側には唾液が出る穴が存在しています。歯の裏側は常に唾液で潤っているので虫歯になりにくいのです。装置が裏側についていることにより、従来の歯の表面で行う治療よりも虫歯のリスクは軽減されます。

◆前歯が移動しやすい

矯正治療では、歯を抜いてその隙間の分だけ歯を移動して歯並びを整えていきます。歯の表面で行う治療は奥歯に装置のもとを付けてワイヤーで前歯を引っ張っていきます。前歯が移動しないで奥歯が引っ張られて前に出てしまうことがあり、前歯が思うように後ろへ移動しにくいことがありました。しかし、舌側矯正では奥歯が動きにくくなるので前歯を思った場所へ移動しやすくなります。

【悪い点】

◆装置に舌が当たるので違和感がある。
◆最初はしゃべりにくく感じる。
◆従来の矯正よりも値段が高い。

舌側矯正は、従来の矯正よりも目立たちません。今まで矯正治療をやりたくても、器具のことで気になって躊躇していた人には良い矯正治療になります。気になる方は一度、専門医に相談してみてはいかがでしょうか?

デンタルリンスについて

みなさんデンタルリンスをご存知ですか?

お口の中の健康とセルフケアをさらに充実させるために基本となるのが、毎日の歯磨きとデンタルリンスです。
このデンタルリンスの存在を知らない人も多いのではないでしょうか?
デンタルリンスとは、薬用成分の働きで、むし歯や歯周病の予防をし、お口の中をさわやかにすることで口臭も予防できます。

歯磨きできないときのデンタルリンス

食事をした後はお口の中が酸性に傾き、むし歯になりやすい状態になります。
そのため、むし歯を予防するには食べたら歯磨きをすることが基本です。
しかし、仕事などで忙しい時なかなか歯磨きをする時間をとれないこともありますよね?
そんな時に役立つのが、すすぐだけで、むし歯や口臭を予防することのできる薬用の洗口液です。
ですが、洗口液だけに頼るのではなく、時間があるときはきちんと歯磨きするようにしましょう。

寝る前にもデンタルリンス

プラークの中のむし歯菌は主に就寝中に急激に増殖します。
寝ている時はだ液の分泌も少ないので、むし歯菌にとっては活動しやすい環境となります。
お口の中を長時間清潔に保つ為に、むし歯や口臭を予防してくれるデンタルリンスが有効です。夜寝る前の使用が効果的です。

デンタルリンスには、「液体ハミガキ」と「洗口液」の2種類があります。

◇液体ハミガキ

液体ハミガキはブラッシングすることで効果を発揮します。
液体ハミガキには、一般的な歯磨き粉の中に配合されている研磨剤が含まれていないので、歯面を傷つけることなくブラッシングすることが可能です。
しかし、茶渋や、コーヒーなどの着色、タバコのヤニなどが歯の表面につきやすくなるので、その際は一般的な歯磨き粉を使うか、歯科医院でクリーニングを行うようにしましょう。

◇洗口液

洗口液は液を口に含みブクブクすすぎをします。
歯と歯ぐきの間にもしっかり有効成分が行き渡るように行います。
洗口液は口臭の防止、口の中の浄化の効果が期待できます。細菌が増殖しやすい環境になる就寝前の使用も効果的です。

むし歯や歯周病の原因となるプラークはブラッシングやフロッシングなどをして機械的にこすらなければ落ちないので、お口のケアの補助として考えましょう。

デンタルリンスにはノンアルコールタイプのものや、子供向けのもの、天然甘味成分でむし歯の原因にならないキシリトール配合のものなどもありますので、デンタルリンスを使ってさらに効果的なオーラルケアをしてみてはいかがでしょうか。

8020運動とは?

8020運動を知っていますか?

日本で行われている歯科に関する運動です。
1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
20本以上の歯があれば食事は満足にできると言われています。生涯にわたって自分の歯で美味しく食事をするためにこの運動は始まりました。

ある研究データでは、70歳代の健康な高齢者の歯の平均本数が9本だったのに対して、認知症の人は平均6本、アルツハイマー型認知症の人では平均3本でした。噛むという行為が脳を活性化させ、痴呆症を防ぐと考えられています。
認知症の症状が進むにつれてお口の中の機能は低下する減少が見られます。

咀嚼時の脳を見てみると日頃よく噛んで食事をしている人程、大脳の運動部が発達していることが認められます。つまり、認知症と咀嚼が関係していることを表しています。
生涯にわたってしっかりと噛んで食事をできる人の方が元気で健康でいられるということです。

歯の数で食べられるものはどう変わってくるのでしょうか?

人間には、親知らずを抜かすと28本の歯が生えています。

◎18本~28本

たくあん、固いおせんべい、フランスパン、いか、たこ
噛みごたえのあるものや、固いものを食べることが出来ます。

◎6~17本

れんこん、お肉、かまぼこ、きんぴらごぼう、おせんべい
多少の歯ごたえのあるものでも食べることが出来ます。

◎0~5本

ばなな、うどん、軟ごはん、食パン
軟かく、食べやすいものが中心になり、歯ごたえがあるものは食べにくくなります。

歯の本数の違いで食べることができる食材が大きく変化しています。
年を重ねるごとに食の楽しみは大きくなっていくものです。その為にもしっかりとケアをして歯を守ってあげることが大切になります。虫歯や歯周病が歯を失う原因になります。歯周病の原因となるのは歯周病菌です。歯垢が溜まってしまうことにより歯周病菌のすみかを作る原因になります。そのようなことを防ぐためには、まず歯垢を溜めやすい生活習慣を改善していくことが重要になります。

  • ダラダラと間食をしてしまったり、食べ物をよく噛まずに食べていたりしませんか?
  • 日頃、たばこを吸う習慣があったり、ドカ食いをしたり、ストレスをためていませんか?
  • やわらかいものばかり好んで食べていたり、歯を磨かずに寝てしまったりしていませんか?

免疫力が落ちていたりストレスがたまったりと、様々な要因が重なると、歯周病菌が活発に活動してしまいます。これらの生活習慣が当てはまる人は改善するようにしましょう。

歯を失わない為にはセルフケアが大切になりますが、歯科医師や歯科衛生士によるプロフェッショナルケアもかかせません。あなたにあった歯磨きの方法やケアを教えてもらいましょう。小さな積み重ねが8020運動を達成することに繋がります。

虫歯と歯周病は感染症

患者さんから

「治しても、治してもまた虫歯になってしまう。」

「きちんと磨いているのに、虫歯になってしまう。」

こんな話を聞くことがあります。

自分ではきちんとケアをしているつもりでも、再発してしまう…これには原因があったのです。それは、虫歯、歯周病は感染症のひとつだという事です。

感染症といえば、インフルエンザやエイズなどが思い浮かびます。感染症とは、ウイルスや細菌、寄生虫などの微生物が体内に侵入し、組織や臓器の中で増殖し、その結果生じる病気のことをいいます。

虫歯は、原因菌である虫歯菌(ミュータンス菌)の感染によって起こるのです。したがって、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯菌は存在しません。例えば、母親や、周囲の大人が口移しで食べさせたり、同じスプーンやはしを使うことによって、唾液を通じて感染し、そのまま子供の口の中に、菌が棲みついてしまうのです。
母親の虫歯菌が多いと、子供の虫歯菌の数も多く、虫歯になるリスクが二倍以上高いというデータもあるのです。

また、歯周病も同じく歯周病菌の感染により起こるのです。虫歯菌と同様に、元々はお口の中には存在しない菌が、親から子へ、または夫婦間で感染しているためです。感染ルートとしては、食事の際の回し飲みや、回し食い、はしの使いまわし、キス、くしゃみなどで唾液を通じて感染します。

例えば、歯周病(慢性歯周炎)の代表的な菌である『ジンジバリス菌』は、親子や夫婦から感染すると報告されています。また、若年性歯周病の原因菌とされている『アクチノマイセテムコミタンス菌』は、大人から大人へと感染することはなく、10歳程度のまだ永久歯が生えそろわない時期に大人から子供へ感染することが研究により報告されています。

虫歯と歯周病は、生活習慣病と感染症という、二つの側面を持っています。
したがって、食事の改善やブラッシングだけでは、十分に予防は出来ません。虫歯や歯周病の治療をしても、その後再度感染すればまた進行してしまいます。

私達は生活する上で細菌感染から完全に逃げることはできません。つまり、外来から感染したとしても 虫歯や歯周病が進行しないような 口腔内環境を保つことが大切なのです。そのためには自分自身で行う毎日のケア《セルフケア》と歯科での定期検診による虫歯や歯周病の早期発見、早期治療やクリーニング衛生指導等《プロフェッショナルケア(PMTC)》で常にお口の中の環境を整えておくことが大切です。

予防歯科についてはこちらをご覧ください>>

歯石の話

みなさんは歯石を取ったことがありますか?歯石についてお話しします。
最近では治療の一環で歯石を取ることが一般的になってきました。
歯石とは、歯垢(プラーク)がお口の中に残ることにより、少しずつ唾液の成分で石灰化を起こし固まったものです。石のように固いために、通常のブラッシングでは落とすことができません。取り除く為には、歯科医院で専門的な器械を使い取り除いてもらわなければいけません。

次に歯石の疑問についてです。

◎歯石を取ってしまうと歯も一緒に削れてしまうのではないか?

このような心配をする人がいることがあります。しかし、歯石を取ったからといって歯も削れてしまうことはありません。歯石を取る時によく使われるのが、超音波で歯石を取る器械です。先端のチップを使って超音波の振動で石灰化して固くなった歯石のみを壊していきます。超音波の強さは歯が削れるほど強力なものではありません。

長い間歯石を取らないでいると、歯石はどんどん大きくなってしまいます。歯の周辺を取り囲むように覆われると、歯石自体も自分の歯だと錯覚してしまうことがあります。そのような状態で歯石を取ると、覆われていた歯石を取りますので自分の歯が小さくなって削られたのではないか?隙間が空いてしまったのでは?と誤解する人がいるようです。

◎歯石を取ってもらうと出血があるのはなぜか?

歯石を取ってもらったら出血した経験はありませんか?歯茎を傷つけられたのではないか?と不安に思ってしまう人もいるかもしれません。

なぜ出血するのかというと歯茎が歯垢や歯石で覆われてしまうので腫れている状態になります。歯茎には1~3ミリほどの隙間(歯周ポケット)があります。歯石をとる時には、その内側についている歯石も取ります。

腫れている歯茎に器具が当たるので出血が起きてしまうのです。腫れているので僅かな刺激でも出血してしまいます。そして、唾液の中には様々な細菌がいます。普段は悪さをしないのですが、歯垢や歯石は細菌の固まりの住みかとなっています。その細菌達が活発に活動することにより歯茎は腫れて、炎症を起こしてしまいます。

そのため出血しやすい状態になっているのです。歯石を取り除き、しっかりとブラッシングを行えば腫れは治まります。

歯石を取ることは歯周病予防になりますので定期的に歯科医院で、専門的な器械を使って歯石除去をしてもらって下さい。

デンタルフロスについて

みなさんはデンタルフロスを使ったことがありますか?あるデータによると日本でデンタルフロスを日常的に使用している人は少ないと言われています。しかし、歯科先進国のアメリカやスウェーデンでは歯磨きをしたあとに、デンタルフロスを使うことは当たり前となっています。

デンタルフロスを使用すると、歯と歯の間の歯肉の中(縁下)3.5ミリまで届きます。ブラッシングや歯間ブラシよりも歯肉の奥まで届くので、歯ブラシだけでは取れない汚れを取ることができます。この2つを併用することで歯と歯の間の汚れを確実に取ることができます。

しっかりと歯と歯の間の汚れを取ることが出来ないと、歯と歯の間に虫歯ができてしまう可能性が高まります。隣接面カリエスといいます。歯の間は、噛み合う面とは違い見えにくいので、気付いた時には大きな虫歯になっていたりするので恐ろしい虫歯です。その為にも日頃からデンタルフロスなどの清掃補助用具を併用することが大切になってきます。

デンタルフロスの使い方

まず40~50センチくらいフロスを取り出します。目安としては指の先からひじくらいの長さです。そのフロスの端を指にくるくると巻き付けます。次に親指と人指し指を使って、指と指の間のデンタルフロスの間隔を1から1.5センチの長さになるようにしてピンと張るようにします。

準備ができたら、歯と歯の間にフロスを挿入します。ここで気を付けないといけないことがあります。勢いよく歯肉に入れてしまうと歯肉が傷ついてしまう可能性があります。歯面に沿って、のこぎりを引くようにフロスをゆっくりと内外に動かしながら歯と歯が接触している部分を通過させて下さい。

フロスを挿入することができたら歯についたプラークをこすり落とすようなイメージで片方の歯に沿わせながら上の方に移動させます。これを5回程行います。

反対側の歯も同じように行っていきます。一度使用したフロスは、指などで巻き取って、別の歯を行う時はフロスの新しい所を使うようにします。慣れるまでは難しく感じてしまうかもしれませんが、慣れてくるとスムーズにできるようになります。

焦らないでゆっくりと鏡を見てやるのも良いでしょう。

どうしても苦手という方は歯科医師や歯科衛生士に相談してみるのも良いでしょう。自分で正しく使う為には、根気よく練習すると良いでしょう。またフロスに持ち手のついたタイプもありますのでそちらも使ってみて下さい。

歯ブラシの選び方

店頭で歯ブラシコーナーの前であまりの種類の多さにどれにしようか迷ったことはありませんか?どれも魅力的なキャッチコピーがついていますよね。

正しく歯を磨くには、適切な歯ブラシを選ぶことはとても重要です。
ぜひ、あなたに合った歯ブラシを見つけましょう。

1. 歯ブラシの硬さ

歯ブラシの硬さは、硬いほどプラークを落とす力が強いのです。しかし、ブラッシング圧の強い方が「硬め」の歯ブラシで磨くと、歯肉を傷つけ、さらに歯まですり減らしてしまうのです。ですから、「硬め」の歯ブラシは、磨く力の弱い、女性やお年寄りにおすすめです。

また歯周病で歯茎が腫れていたり、出血しやすい方は歯肉を傷つけにくい「柔らかめ」の歯ブラシでじっくり丁寧に磨くのにおすすめです。その場合も症状が良くなったら、「普通」の歯ブラシを使うようにしましょう。一般的には「普通」の硬さを選ぶのがいいですね。

2. 歯ブラシの大きさ

歯ブラシの毛が植わっているところをヘッドといいます。そのヘッドが小さめのものがいいでしょう。目安としては、親指の幅程度のものがおすすめです。歯ブラシのヘッドが大きいと、歯と歯茎の境目や、歯と歯の間の細かい箇所にきちんと歯ブラシの毛先が当たりません。ブラッシングで大切なのは、お口の中の、プラークをきちんと落とすこと。

そのために、細かい箇所(汚れが溜まりやすいところ)に毛先をしっかりあてて、振動させて磨くには、小さめのヘッドのほうがいいでしょう。

3.歯ブラシの交換時期

まず歯ブラシの毛先の状態を確認しましょう。毛が柄からはみ出していたり、広がっていたら交換時期です。また、歯ブラシは消耗品ですので、何も問題が無いように見える歯ブラシも定期的に交換が必要です。目安は一ヶ月に1本、長くても三ヶ月に一度は取り替えましょう。歯ブラシの毛先に弾力がなくなったものを使うと、上手く汚れを取り除けないばかりか、歯茎を傷つける可能性もあります。

それでは本来の歯ブラシの目的が果たせませんね。また、毎日歯ブラシを使用していると、目に見えない汚れや雑菌が毛に付着します。衛生状態も悪くなります。

毎日の歯ブラシの消毒は必要ありませんが、歯を磨いた後、流水下でよく洗い、乾燥させて保管しましょう。

歯ブラシは細菌の住みか?! もご覧ください>>

保険診療と保険外診療

歯科医院にいくと、「保険外診療」という言葉を耳にしたことはありませんか?
今回は「保険診療」と「保険外診療」についてお話しします。

歯科の治療の中には、大きく分けて「保険診療」と「保険外診療」の2つがあります。
「保険診療」は国が定めたルールにより算定されます。国が定めた検査や治療方法で行います。保険診療で使われる歯科材料や治療回数、治療期間まで細かく定められています。

この国のルール内で行われる治療を「保険診療」と言います。

患者さんの負担は、健康保険で定められた金額(0~3割)を一部負担金として支払います。残りは、市町村が支払ってくれます。
「保険外診療」は、保険診療の三~数十倍の費用がかかります。全額、患者さんの負担となります。しかし、国で定めたルールや、制限がありませんので様々な材料や治療が行えます。

しかし、歯科治療を受けるすべての人に「保険外診療」が必要な訳ではありません。
材料や治療方法が制限されていても、その範囲内で充分な治療ができる場合もあるのです。患者さんの状態や、症状などによっては、保険内の中では十分な治療ができない場合もあります。広い視野で「保険内の治療」と「保険外の治療」の2つを比べ、患者さんの状態や症状を総合的に考えて治療方法を選択していく必要があります。

どのような場合が保険外診療となるのでしょうか?

歯の被せものに関しては、保険外診療で使われるものは保険内診療で使われる材料よりもワンランク上のものが使われています。
保険内で使われる材料は限られていますが、保険外のものは沢山の種類があります。
保険内でも充分な治療はできますが、保険内の治療ではカバーできない場合や金属を入れたくない。など審美性を気にする人は保険外の治療も考えてみてもいいかもしれません。
健康保険が適応されるのは、「処置」に対してのみです。
歯並びを治す為の「矯正歯科」、歯のない所に人工の歯根を埋める「インプラント」、歯を白くする「ホワイトニング」などの見た目を改善する「審美歯科」などは保険外診療になります。

しかし、保険内の治療でもお口の中の虫歯を予防するメインテナンスは、しっかり受けられます。

  • 歯のクリーニング(PMTC)→機械的に歯の表面の汚れを落とす処置。
  • 歯石を取る(スケーリング)→歯周病の原因となる歯石を専用の器具を使用して取る。
  • 歯科医や歯科衛生士による口腔衛生指導→お口の中を検査して、適切なアドバイスや助言をもらう。
  • フッ素塗布→虫歯になりやすい場所にフッ素を塗り、虫歯を予防する。

歯科医院に行ったら、他人任せにするのでは無く、今の自分にはどのような処置が必要なのか、どのような治療の選択肢があるのかを歯科医としっかりと話し合い、二人三脚で治療を行っていって下さい。

健康な歯を保つ事ができると、美味しく食事ができ、友人、家族と楽しくおしゃべりできます。それはきっとあなたの人生の質の向上に繋がります。

知覚過敏について

冷たいお水を口に含んだ時に「キーン」と歯がしみたことはありませんか?

歯ブラシが当たったり、冷たいアイスを食べたときなどにしみる症状が出たらそれは知覚過敏かもしれません。今までは何も無かったのに急に気になるようになった人もいるのではないでしょうか?知覚過敏症の原因について考えてみましょう。

歯の表面は丈夫で硬いエナメル質というもので覆われています。
何らかの原因でそのエナメル質が傷ついたために、その下の象牙質という部分が露出してしまうために刺激が直接伝わってしまいます。
象牙質はエナメル質より軟かく、象牙質表面にはとても小さな穴が無数にあいています。それを「象牙細管」といいます。

この穴は栄養を送る役割の他にも、刺激を直接伝える役割もするので神経まで刺激が伝わってしまいます。そのため象牙質が露出すると、しみるといった知覚過敏の症状が現れるのです。

では刺激にはどのようなものがあるのでしょうか?

  • 温度刺激では→冷たい(温かい)食べ物や飲み物
  • 器械刺激には→歯ブラシやつまようじ
  • 科学的刺激には→酸性食品や甘いもの

など刺激には様々な種類のものがあります。

知覚過敏症の原因はどのようなものがあるのでしょうか?

◎過度なブラッシング

歯磨きをする時に、歯ブラシを強くゴシゴシと行ってはいませんか?歯の表面にあるエナメル質やセメント質が傷ついたり、削られてしまいます。とても硬いエナメル質ですが、毎日の積み重ねでダメージを受けてしまうと削れてしまうのです。これは知覚過敏症の原因で最も多いといわれています。

◎歯ぎしりや噛み合わせ

無意識のうちにしてしまう歯ぎしり。強く歯をこすってしまうのでエナメル質が削れてしまったり、ひどい時には割れてしまいます。
歯ぎしりはエナメル質だけでなくお口の中全体の歯周組織まで負担をかけてしまいます。歯の根っこの部分にあたる歯槽骨までダメージをあたえてしまうので歯周病の原因となります。また歯周病を悪化させる原因になります。
噛み合わせが悪い場合も、適切ではない方向に力が強くかかってしまうのでエナメル質を傷つける原因になります。

他にも、歯磨き粉に含まれる研磨剤が原因だったり、ホワイトニング治療の後にしみることがあります。

歯科医院での治療法で多く選択されるのは「薬を塗る」ことです。何らかの原因で露出してしまった象牙質を薬でコーティングする方法です。薬を塗る治療の場合は個人差があるので一回塗って気にならなくなる場合や、数回にわたって繰り返して行わなければならない場合もあります。それでも改善されない場合は、その部分をレジンというプラスチックの材料で埋めていく方法もあります。

しみる症状があっても必ずしも知覚過敏とは限りません。虫歯や歯周病の可能性もあります。自己判断や放置などしないで気になる症状があったら歯科医院を受診しましょう。

お口の中の菌は赤ちゃんに移る?

赤ちゃんは生まれてきたときには、お口の中には虫歯菌はいません。つまり無菌状態なのです。しかし、歯が生えてきてお子さんが大きくなって気付いたら虫歯になっていた。なんてことはありませんか?

3歳児の約40%は虫歯になっているというデータもあります。

生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯が無いのになぜこのようなことがおこるのでしょうか。
生後19~36ヶ月の間に赤ちゃんが虫歯菌に感染してしまうからです。
感染経路は主に母親、父親などの大人からです。

主な経路はこのようなものが考えられます。

◎ 食事のときのスプーン、食器などの共有

食事のときに大人が使っているスプーンで食べさせたり、同じ食器で回し食べたり、同じコップを使用することで間接的に虫歯菌を子供に移してしまいます。

◎ キスなどのスキンシップ

赤ちゃんが可愛くてついついキスをしてしまう。親の口から子供の口へと感染してしまいます。

◎ 食べ物を噛んで与える

子供に食べさせやすいように噛んでからあげる。温度の確認をするために口で確認したりすると感染の原因になります。もともと食べやすいように小さく切ってあげ、子供専用の食器やスプーンを使い親は口をつけないよう注意してあげましょう。

これらのことを注意してみて下さい。

あまり神経質になりすぎてスキンシップが減ってしまうのは良くありませんが、少し注意して生活してみて下さい。子供の世話をすることが多い親の虫歯菌が多ければそれだけ子供に感染する確率が高くなります。頻繁にこれらの行為を行ってしまわないようにしましょう。

逆を言えば、虫歯菌が少ない親からは感染する確率が減るということです。

ですから親もお口の中を健康な状態に保つことが大切になってきます。どんなに注意してもいつかは誰かの虫歯菌に感染してしまうかもしれませんが、まず身近な親達からの感染を防ぐ事が、虫歯からお子様を守る第一歩になるでしょう。

このような状態を招かない為に、妊娠中からお口の中の菌を減らし清潔に保とうとする「マタニティ歯科」という分野で治療を行っている歯科医院もあります。お腹に赤ちゃんがいる時や、赤ちゃんの時から気を付けていけると良いですね。

妊娠・出産で歯が弱くなる?!生まれてくる赤ちゃんの為に出来ること

女性の健康、特に妊娠中の女性の健康管理は、大きな関心事です。
皆さんは、「妊婦は、おなかの赤ちゃんがたくさんカルシウムを使うので歯が弱くなる」というお婆ちゃんの知恵袋を聞いたことはありませんか?

実は、この言葉を科学的にみると一部に誤りがあります。
妊婦の歯が弱くなりやすいということは事実です。しかし、妊娠中のお母さんの歯に取り込まれたカルシウムが、おなかの中の赤ちゃんの為に溶け出して使われることはありません。

では、なぜそのようなことが言われてきたのでしょうか?

妊娠中のつわりがひどい方は、歯ブラシを口に入れただけでも吐き気を及ぼすことも多く、歯磨きがおろそかになりがちになります。また、妊娠による味覚、嗜好の変化により、すっぱい(酸味の強い)食べ物や甘いお菓子などを食べる頻度が増えたり、食事の回数が増えたりするなど、お口の中の衛生環境が悪化しやすい食生活になりがちです。

加えて、妊娠中は女性ホルモンの分泌が盛んになり、これらのホルモンを栄養源にしている細菌が増殖したり、唾液の分泌量も変化したりするなど、お口の中の環境が不潔な状態になりやすく、歯肉の腫れや出血がみられる場合があります。

これを「妊娠性歯肉炎」と言います。また状態をほうっておくと歯周病へと進行していきます。
ですから、先ほどのお婆ちゃんの知恵袋を正しく言うなら、「妊娠した女性は、つわりやライフスタイルの変化、ホルモン分泌の変化により、お口の中の環境バランスが崩れやすく、歯周病になりやすく歯が弱くなりやすい」ということになります。

しかし、すべての妊婦が、必ず歯肉炎になるとは限りません。日頃のメンテナンスをしっかり行うことで、妊娠性歯肉炎は予防できるのです。妊娠を機に検診を受けることで、自覚症状のない虫歯や歯周病も早期に発見できます。

生まれてくる赤ちゃんの為にも、お母さんのお口の中の健康の為にも定期的に、専門的な予防処置と正しい知識を身につけることが大切です。

上顎洞炎とは

「走ったりジャンプしたりすると振動で上の奥歯が痛みます」という理由で歯医者さんに行っても歯にはなにも異常がないことがあります。このような場合は大体の場合が、上顎洞炎という副鼻腔炎の炎症が原因のことが多いです。

鼻の周りには鼻腔と通じている空洞がいくつかあり、上顎洞(鼻の両脇)、前頭洞(おでこ)、篩骨洞、蝶形骨洞に分けられます。
副鼻腔に慢性的な炎症があるものを慢性副鼻腔炎と言います。蓄膿症と言うと分かりやすいかと思います。上顎洞炎は、副鼻腔のうち上顎洞に炎症が起こっている状態を言います。症状としては鼻がつまる、鼻水が喉の方に流れやすい、黄色い粘り気のある鼻水が出るなどです。実はこれは歯と大きく関係しているのです。

上顎洞は上の奥歯のすぐ上からあるので、人によっては奥歯の根元が元々上顎洞に突出している事があります。上の奥歯に虫歯や歯周病があり、根元の炎症が起きると、根元の細菌が上顎洞にまで侵入してしまい、上顎洞炎になってしまうことがあります。
このように歯が原因で起こる上顎洞炎のことを「歯性上顎洞炎」と言い、歯科医院での治療が必要となります。
個人差はありますが、奥歯の特に第一大臼歯が原因になることが多いです。

通常の蓄膿症の場合は両方の鼻に症状が現れますが、歯が原因で起きた上顎洞炎は、原因の歯がある側だけの症状が多く、急性の場合は、歯の痛み、頬の痛み、臭いのある鼻水が出たりします。上顎洞炎のうち、歯が原因の「歯性上顎洞炎」は全体の10~30%を占めています。

急性の場合は、洗浄や抗生物質を投与し、消炎させます。
慢性の場合は、感染源の除去が必要ですので、根っこの治療、歯周病の治療で改善できないようであれば残念ながら抜歯となります。抜歯を行うと抜歯したところと上顎洞が繋がりますので、その穴から何度か洗浄を行います。抜歯後の穴が小さい場合は自然に塞がります。しかし大きい場合は、いつまで経っても自然に塞がらず、飲み物を飲んだ時に鼻から流れてきてしまいますので、穴を塞ぐ処置が必要になります。

歯性上顎洞炎は、歯科医院の検査でほぼ分かります。歯とは関係ないような病気も歯が原因となっていることがあります。体全体の健康管理はもちろんのこと、口の中の管理にも気を配るようにしましょう。

歯の応急処置

転んだり、スポーツをしていて怪我をしたなど・・・急に起きてしまった事故時の歯の応急処置についてお話します。

歯の事故にはいくつか種類があります。

  1. 歯が折れた、欠けた(歯の破折)
  2. 歯がぐらぐらしたり抜けてしまった(歯の脱臼)
  3. 歯が骨の中にめり込んでしまった(歯の埋入)
  4. 歯が脱落して失ってしまった(喪失)

その中でも、歯が折れてしまった、抜けてしまった、歯が口の中から出てしまったなどの場合には歯科医院に行く までに気をつけなければいけない事があります。
抜けた歯は、早急に正しい処置を行う事で元に戻る可能性があります 。
歯の根っこの表面には、歯根膜という組織があります。歯が抜けてしまった場合、この歯根膜の状態を壊さないよう にして、できる限り保つようにして歯科医院へ持っていく必要があります。この歯根膜の状態によって治療がうまくいくかが 左右されるのです。

具体的にどのようにするかというと、まず抜けてしまった歯を探します。歯が見つかったら、歯に付着した汚れを落とし ます。肝心なのはここです。生理食塩水や水道水の流水下で洗います。洗う時間は数十秒程度にしましょう。30秒以上洗って しまうと、歯の大切な組織まで洗い流してしまうことになります。そして洗う時には、歯の根っこの部分は決して持ってはい けません。不用意に触ってしまうと、細菌に感染する原因となります。

抜けてしまった歯は、乾燥に弱いです。歯が乾かないようにする為に自分の口の中(頬と歯茎の間))に入れ保存するか 、牛乳をいれた清潔な容器に入れるなどして乾かないように注意します。子供の場合は、飲みこんでしまう可能性があるので 、自分の口の中ではなく親の口の中に歯を保存する方法でも大丈夫です。

そして30分以内に歯科医院に行きましょう。 2時間以上経過してしまうと歯根膜が死んでしまいます。そうなると治療が成功しにくくなります。

歯科医院に行った ら、「いつ、どこで、どのような状況で歯が抜けてしまったのか、又は折れてしまったのか」を話しましょう。早急な処置と 、すぐに歯科医院に行くことで、事故から30分~1時間くらいの間に治療を始めることができれば、抜けた歯は元に戻せる可 能性が高いでしょう。非常事態ですが、慌てることなく適切な知識を持って冷静に行動することが大切になります。もしもの 為に正しい知識をぜひ、頭に入れておいて下さい。

子供の歯並び

子供の歯(乳歯)は全部で20本あり、最初の歯が生後6から7ヶ月で生えてきます。最近の乳幼児の検診では、正常な歯並びの幼児は少ないといい、中には乳児のうちから問題がある場合もあるそうです。乳歯の並びが悪いと永久歯にも
影響するといわれています。

歯並びの悪い原因は?

歯並びの悪い原因を二つに大きく分けると、環境的原因と遺伝的原因になります。環境的原因としては基本姿勢の悪さや食べ物、運動不足が原因の子供の低体温化があげられています。また子供のジュースやお菓子などの糖分の取りすぎにより、カルシウムの活性が妨げられ、歯が弱くなります。以前は良く咬むことで自然と矯正されていたものが、柔らかい食事を摂取することが多くなり噛む必要が減ると、顎が十分に発達せず顎自体が小さくなりきちんとした歯列で歯が並ばなくなります。また赤ちゃんの時の長期間指しゃぶりを続けることによって、指で歯が押され、上下の噛みあわせが悪くなってしまいます。

遺伝的原因としては、両親に体系や顔の形が似るように、あごの形、歯の本数や大きさも遺伝します。あごの大きさに対して歯の大きさが大きかったり小さかったりすると凸凹が生じる原因となります。もともと歯の本数が少なかったり多かったりしても正しい歯並びや咬みあわせが得られなかったり、下のあごがバランスよく成長していないと受け口や出っ歯を引き起こす原因となります。

歯並びが悪いとどうなるの? 

◎良く食べ物を噛むことができません。

歯並びが悪いと前歯や奥歯でちゃんと食べ物を噛むことができないので正しく強く咬むことが出来ません。丸飲みになることも多く、消化器官への負担も多くなります。

◎発音がしづらくなります。

特定の発音 主に、サ行やタ行が発音しづらくなります。

◎「虫歯」や「歯周病」になりやすくなります。

歯並びの悪さから、歯磨きの時、口のすみずみまでキレイに磨くことが難しくなり磨き残しが多くなります。また虫歯を予防してくれる役目を果たす唾液の自浄作用の低下も考えられます。

◎顎関節症になりやすくなります。

歯並びが悪いと、正しく咬むことが出来ません。すると顎の関節や筋肉に負担がかかり、その結果顎が痛くなったり、口を開けられなかったり、関節の音がなったりします。

◎顔のバランスが悪くなります。

歯並びが悪く、バランスの悪い噛みかたをしていると出っ歯や受け口が悪化します。

特に子供は軽い受け口であっても成長過程で症状が悪化することがあります。

◎頭痛・肩こりの原因になります。

噛み合わせが悪いとバランス良く歯を噛みしめることができません。これにより筋肉が悪影響をうけ頭痛や肩こり、姿勢の悪化などを引き起こしたりします。

◎心理的コンプレックスをうけやすくなります。 

歯並びが悪いことや、出っ歯 受け口はからかわれたり、口を大きくあけて笑えないといったかなりのコンプレックスになります。人前で笑えない=笑顔に自信が持てないことは自分自身にも自信が持てなくなり、おもいっきり笑いたいときも気になって手で口をおさえてしまったりするようになってしまいます。

歯並びがキレイになると、噛み合わせや見た目の改善だけでなく、こころまで笑顔になることでしょう。一度、お子様の歯並びについて注意してみてはいかがでしょうか?子供の歯並びは、乳歯が生える時期から永久歯に生え替わり完了するまで長期にわたり観察していくことが必要です。

お子様の歯並びになにか問題、疑問がある場合は、専門医で相談することをお勧めします。

口内炎について。

口内炎になったことがある人はいませんか?

痛くて不自由に感じてしまいますね。口内炎とは何なのでしょうか?症状や、原因について考えてみましょう。

「口内炎」とはお口の中に起こる炎症のことを言います。お口の中の粘膜の様々な場所に出来るので、日常生活に支障をきたす場合もあります。小さな子供からお年よりまで、幅広く発症します。

口内炎には様々な種類があります。

アフタ性口内炎

原因は様々である。表面は白く周りが赤い潰瘍のものが一から数個できる。

カタル性口内炎

入れ歯や矯正器具が粘膜に当たったり、自分の歯が当たったりして、傷がつくことにより赤く腫れる。

口腔カンジタ症

口の中でカビの一種であるカンジタが多量に発生すると起こる。白い膜が口の中全体に広がる。痛みは無い。

今上げた口内炎の他にも様々な種類の口内炎があります。

口内炎についてくわしくはこちらから

一般的によく発生するアフタ性口内炎は、辛いものや、すっぱいものなど刺激物を食べるとしみたり、痛みがでたりします。しゃべることが困難になったり、食事がしにくい、飲み込みにくいなどの症状もみられます。

原因はストレスや、疲れていたり、不規則な生活が原因であったりと体調を崩してしまった時などに出来ることが多いそうです。

さらにお口の中には、たくさんの細菌がいます。体調を崩してしまったり、歯磨きがきちんと行なえない、唾液の分泌が減ってお口の中の環境が悪化することで、口内炎の症状を長引かせる要因にもなります。

口内炎はだいたい一週間から二週間くらいで治ります。

口内炎を治すポイント

お口の中を清潔に保つ。
規則正しい生活を心がける。
刺激のあるものや、冷たすぎるもの、熱すぎるものは避けましょう。
偏った物ではなく、しっかりと栄養のある食事を心がけましょう。
食事ではビタミンが多いものを摂取するようにします。
特にビタミンB2の不足は口内炎の直接の原因になります。ですから、ビタミンB2を多く含む、たまごや豚肉、レバーを意識的に食事に取り入れましょう。

ビタミンB2には、肌荒れや疲れやすさを和らげる効能もありますので普段の食事にも積極的に取り入れるようにしたいですね。

しかし、症状が長引いたり、繰り返し口内炎が発症する場合は、他の原因の可能性もありますので、病院でみてもらうと良いでしょう。

歯のアンチエイジング

人は相手の顔を5~6秒見ただけで、第一印象を決めると言われています。見た目年齢を若く保つためには、肌や髪と同じくらい、歯の美しさもとても重要といえるのです。

◎歯の老化の原因は?

歯も年齢と共に老化していきます。その原因として虫歯や歯周病、歯ぎしり、奥歯のかみしめや、歯を強く磨きすぎることによる磨り減りがあります。これは歯科への通院 や、正しいブラッシングで改善できます。

また飲食物に含まれるによって歯の表面のエナメル質の溶解があります。酸を含んだ飲食 物の摂取をしないことは難しいので、当然ケアが必要になってきます。放置しておくと、いつの間にか歯の表面のエナメル質が溶けて、黄ばみ、白濁、削れ、欠けなど、歯の 老化を進行させてしまうのです。健康な歯を維持するための知識が豊富な人ほど、歯科医での定期的な検診、正しい歯のブラッシング、正しい虫歯予防について、いつも新し い情報を仕入れています。

歯科医での治療に抵抗を感じる人もいますが、それは自分の歯を痛くなるまで放置しておいた結果です。痛くなる前に早めに歯科医でのプロフェッショナルケアをしていれ ば、嫌な思いをすることはありません。

◎酸で歯の表面(エナメル質)が溶ける「酸蝕歯」

「酸蝕歯」は、飲食物に含まれる強い酸の摂取で進行してしまい、エナメル質が溶けて薄くなり、歯が欠けたり、ひび割れたり、歯が黄ばんだりします。

フルーツやスポーツ飲料は酸が多いので、それらの酸を取り続けることで少しずつ歯は溶け出してしまうのです。他にも酸の強い胃酸の逆流や、嘔吐などによっても「酸蝕 歯」が進行します。

◎「酸蝕歯」を防ぐには?

酸による歯の老化(エイジング)である酸蝕歯を少しでも遅らせるためには、まず酸の強い飲食物をダラダラと長時間にわたって口にしないことです。加えて、摂取後はお 茶を飲み、唾液の力で軟化がおさまる30分ほど後に柔らかいブラシでやさしく磨くことを心がけてください。

酸性の強い飲食物の摂取直後は歯の表面のエナメル質が軟らかくなっている為、ブラッシングにより歯が削れてしまいます。ブラッシング時の歯磨き剤はエナメル質を守る ものを選ぶとさらに効果的です。研磨剤が多く入った歯磨き剤を使うと、「酸蝕歯」が進行してしまうことがあります。エナメル質が削れてしまうことで、黄ばみが悪化した り、知覚過敏をひき起す可能性があります。最近では、歯の表面のエナメル質を強化して、酸によってエナメル質が溶け出さないように開発された歯磨き剤もあります。

酸蝕歯についてくわしくはこちらから。

また、唾液は口内を中和させる働きや、歯の再石灰化を促進させる働きがあり、ガムを噛む回数を増やすことで唾液量を増やすことができます。キシリトール配合のものは 酸を発生させないのでより効果的です。

エナメル質を酸から守ってケアしてくれる歯磨き剤でやさしくブラッシングするデイリーケアと半年に一度の歯科医によるプロフェッショナルケアを合わせるのがおすすめです。

歯周病とメタボリックシンドロームの関係

近年生活習慣病が急増しています。特に問題視されるようになったのはメタボリックシンドロームです。内臓に脂肪がたまり、肥満、高血糖、高血圧などの危険因子が重なった状態を言います。また、動脈硬 化の発症・進行を相乗的に進め、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などの生命に関わる病気の発症の確率が一段と高くなります。

生活習慣病にはたくさんの種類があり、ひとつの病気を持っていると他の病気も併発しやすいのが特徴です。病気がかなり進行しないと自覚症状も出てきません。

歯を支える骨を溶かす歯周病も生活習慣病のひとつです。歯のまわりにつくプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌のかたまりが原因で起こり、歯ぐきでとどまっているのが歯肉炎 、歯の根のセメント質や歯の根が埋まり、歯を支えている顎の骨まで広がったものを歯周炎と言います。放置したままにすると顎の骨が溶けてしまい歯がグラグラして最終的 には抜けてしまうこともあります。なんと中高年の8割に発症すると言われており、成人では歯を失う最大の原因と なっています。歯周病は患者数がもっとも多い生活習慣病であると言え るでしょう。

このメタボリックシンドロームと歯周病。一見なんの関係もなさそうですよね?ですが、国内外の様々の疫学的調査により両者には深い関係があることが分かってきました。

特に関係が深いのが糖尿病です。糖尿病になると唾液の分泌量が減って歯周病菌が増殖したり、免疫機能・組織修復力が低下し、歯周病が発症・進行しやすくなります。一 方で歯周病が進むと大量のTNF-αが分泌され、インスリンの働きを悪化させ糖尿病の発症・進行を助長する恐れがあります。近年、糖尿病患者に対し歯周病の治療・管理 を行うことにより、血糖コントロールが改善されたという報告もされています。

両方に共通する危険因子は肥満と糖尿です。肥満と糖尿病の両方がある人は歯周病にもメタボリックシンドロームにもなりやすいということです。歯周病とメタボリ ックシンドロームは同時に進行していき、そのため動脈硬化の進行が加速し、心筋梗塞や腎臓病などで死亡する確率が高まります。

歯周病はあまり自覚症状のないまま進行し、気付いた時には重度の歯周病になっていることが多いですので、自宅での日頃のケアと定期的に歯科医院にて検診を受けるようにし ましょう。歯周病の予防はメタボリックシンドロームの予防へとつながります。規則正しい 生活、栄養バランスのとれた食事をとるよう心がけましょう。

キシリトールとは。

キシリトールとは、多くの野菜や果実に含まれているキシロースから合成される天然の甘味料です。糖アルコールと呼ばれる炭水化物の一種で厚生省に認可されている食品添加物です。

また、砂糖と同じくらいの甘さがありますがカロリーは砂糖の3/4です。インシュリンに影響を与えない為、糖尿病患者向けの医療品原料としても使用されており、世界38カ国以上の国々でも食品や医薬品への使用が認められている安全な甘味料でもあります。

キシリトールについて詳しくはこちらから。

●キシリトールは虫歯菌の栄養にならない

虫歯は虫歯菌が糖分を栄養源にして酸を発生し、歯を溶かしてしまうことにより発生します。キシリトールは他の糖分と違って虫歯菌の栄養源になりません。従って、キシリトールは虫歯菌で活動することはなく、歯の表面を溶かす酸を作り出しません。酸が発生しないということは、それだけ虫歯になりにくくなります。同じ甘いものを摂取したとしても、キシリトールを摂取した場合、虫歯菌の活動は押さえることが出来ます。

●キシリトールは歯の再石灰化を促進する?

虫歯は、虫歯菌の脱灰スピードに、歯の再石灰化スピードが追いつかなくなると発生します。したがって、歯の再石灰化が安定して行われていれば、虫歯になりにくくなります。一説では、キシリトールは歯の再石灰化を促進すると言われていますが、キシリトール自体の再石灰化機能はまだ証明されていません。しかし、ガムを食べることにより唾液を多く分泌します。そして、この唾液には歯の再石灰化を促進する機能があるため間接的に歯が虫歯から守られるのです。

●キシリトールガムの効果的な使い方

ガムを咬んで口の中に唾液が一杯になったらすぐには飲み込まず、出来るだけ溜まった唾液でクチュクチュと口腔内に行き渡らせると効果的です。加えて、味がなくなっても5~10分間咬んで下さい。キシリトールを毎日、摂り続けることで虫歯菌の除菌的な効果が現れ、その後も継続されやすくなります。また歯の萌出期は摂取量や回数を増やすと良いでしょう。さらに使い続けると虫歯になりにくい歯垢に変わって来ます。歯垢の体質改善(選択的に虫歯を起こす菌を除菌する効果)がなされ、虫歯が出来にくい細菌のバランスに変化します。

キシリトール製品を選ぶ基準は、その製品に使用されている甘味料あたりの50%以上がキシリトールであること、加えてキシリトール以外の甘味料(マルチトール・ソルビトール・マンニトール)も虫歯の原因にならないものであること、総重量のほとんどがキシリトールで占められることが推薦されます。とはいっても、キシリトールを摂取すれば、それだけ虫歯を防げるわけではありません。
歯を虫歯から守るためにはフッ素配合の歯磨き剤の使用と合わせて、正しい歯のブラッシングが大切です。キシリトールは、プラークを落ちやすくし、ブラッシング効果を上げたり、フッ素と一緒になることにより歯を硬くするなど、普段の虫歯予防に加える事で相乗効果を発揮します。毎日の習慣に加えることで、虫歯予防をしっかりサポートしてくれるのがキシリトールなのです。

予防できる?歯肉炎!

歯肉炎とは、歯周病の初期段階(軽度歯周炎)のことを言います。
ほとんどの場合歯周ポケットの深さが3mm以内で、歯槽骨の破壊が起こっていない状態の場合は完治します。
しかし、プラークや歯石がたまり歯肉に炎症が起こり、赤く腫れたり、出血する状態が続くと、中等度歯周病に進行していきます。

歯ぐきのガン⇒

1.症状
健康な人の歯周ポケットはだいたい0.5~2mmくらいで、歯肉は引き締まった三角形をしています。
しかし、歯肉炎になってしまうと、歯周ポケットの深さは、3~5mm程度まで進み、歯肉は赤く、ぶよぶよしてきます。
痛みもほとんどないですし、歯周病と違って歯はぐらぐらしません。

2.種類

・単純性歯肉炎
プラークが原因の最も多い歯肉炎。

・複雑性歯肉炎
全身性因子や特殊因子が関係している歯肉炎。
てんかんや狭心症の薬の副作用による歯肉炎などもあります。

・急性ヘルペス性歯肉炎
口の中に水泡ができ、びらんになります。
熱が出たり、リンパ節が腫れたりします。
乳幼児に多い歯肉炎でしたが、成人にも見られるようになりました。

・妊娠性歯肉炎
妊娠中は女性ホルモンの影響で虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
歯肉から出る歯肉溝浸出液という液体と女性ホルモンが混ざって細菌の繁殖を助けます。
そのため、歯茎が腫れたり、出血しやすくなります。
特に妊娠2~3ヶ月あたりからかかりやすくなります。

・慢性剥離性歯肉炎
女性に多く、ストレスや免疫力の低下が考えられます。
歯肉の上皮がはがれ、びらんを形成し、痛みを伴う歯肉炎です。

・急性壊死性潰瘍性歯肉炎
ストレスや栄養失調、口の中の衛生状態などが原因と考えられる歯肉炎で、急に口の中の細菌が繁殖し、歯茎が炎症を起こして痛み、炎症部分の黒ずみや、口内炎の合併ができる歯肉炎です。

3.治療法
治療法として挙げられるのは、プラークコントロールです。
初期の歯周病(歯肉炎)はブラッシングだけで回復できるので正しいブラッシングと生活をして改善するようにしましょう。

4.予防法
予防法として挙げられるのはやはりブラッシングです。
歯茎をマッサージしてあげるように、お口の中全体を磨いてあげて下さい。
特に、歯と歯茎の境目、歯と歯の間、歯並びの良くない部分などは汚れがたまりやすいので細かく磨いてあげましょう!

歯肉炎は一度治ってもまた再発することがあります。
再発しない為にも、お口の中をよく観察し、自分にあったブラッシングを行って健康な歯と歯茎を作っていきましょう。

歯肉炎についてはこちら

口呼吸にひそむ危険

わたしたちは本来、鼻で息を吸って鼻から息を吐いています。しかし、鼻からではなく口から息を吸って口から息を吐く人が増えています。それを口呼吸といいます。

鼻の粘膜には繊毛(せんもう)と呼ばれる細かい毛がたくさん生えていて、ほこり、ウィルス、細菌等の異物が体内に侵入してくるのを防ぐ役目をしています。ところが、口で呼吸をすると、ウィルスや細菌などを含んだ冷たく乾燥した空気を直接体内へ取り込むことになり、のどの乾燥や、ウィルスや細菌によってかかる病気のリスクが高まります。

口呼吸によるお口の中への悪影響についてあげてみましょう。

唾液にはお口の中を清潔に保ち、虫歯を予防する働きがあります。そのため口呼吸が続くと、唾液の量が減り唾液の自浄作用が低下し、虫歯や歯周病へのリスクが高くなります。そして口臭の原因にもなります。

また、鼻呼吸で口を閉じている時には舌の先が上顎に軽く触れますが、口呼吸は呼吸しやすいように無意識に舌の位置を動かすことで、常に口を開けてしまうので舌の位置が下がってしまうことが多いです。そのため歯が舌に押されることにより、顎の成長に支障をきたし、歯並びの乱れを引き起こします。

他にも発音がはっきりしなくなったり、口を開きながらくちゃくちゃと音を立てて食事をするようになったりもします。

口呼吸になってしまう原因はさまざまですが、次のようなものが考えられます。

・アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などで鼻がよくつまる。

・鼻腔をしきる鼻中隔が曲がっているなど、鼻の構造に問題がある。

・アデノイドといわれる鼻の奥の扁桃腺が大きい。

・歯並びが悪い。出っ歯で口が閉じにくい。

・口の周りの筋肉が弱い。

以上の特徴がない人でも、幼児期に口呼吸の癖がついてしまうと、そのままになってしまうことが多いです。また日本人は口呼吸の割合が高いです。欧米に比べて離乳時期が早いためと言われています。鼻呼吸が定着する前に口呼吸を覚えてしまうからです。そうならないためにも、欧米のように3~4歳までおしゃぶりを使うと効果的です。

鼻やのどの病気が原因であれば耳鼻咽喉科へ、歯並びが問題なら矯正歯科で治療を受けましょう。治療を受けることで、口呼吸の改善が望めます。

鼻呼吸を意識して行うことで改善する軽い症状の場合もありますが、無理して鼻呼吸へ変えようとすると酸素欠乏になり、頭痛や筋肉痛などの症状が出ることもあります。医療機関を受診して相談するのが安全でしょう。

大切!仕上げ磨き!

小さなお子さんが、スプーンやフォークを使って食事が出来るようになったらぜひ、歯ブラシを持たせてあげてください。
遊び感覚でいいので自分自身でお口の中を磨くトレーニングをすることが大切です。
また、お子さんが自分の歯を磨くという行動が自立の第一歩だと思いませんか?

もちろん、お子さん自身で歯磨きをしただけでは、うまくプラークを取り除くことも難しいと思いますし、磨き残しもあるとおもいます。
しかし、保護者の方が、最初から最後まで磨いてあげたのでは、お子さんの歯磨きの習慣が身につかなくなってしまいます。
そのため、まずはお子さん自身で歯磨きをしてもらい、最後に保護者の方の仕上げ磨きが欠かせません。

ここで、仕上げ磨きのポイントを説明します。

1.体勢
仕上げ磨きをするときは、お子さんの口の中が全体的によく見える体勢で行って下さい。
簡単に言うと、歯医者さんで診療椅子の上で寝た状態のことです。
お家に診療の椅子などありませんから、例えば、お子さんの頭を保護者の膝の上に乗せて固定してみると、お口の中全体が良く見えて、しっかり確認しながら磨くことができます。

2.歯ブラシの持ち方
歯磨きをするとき力を入れれば汚れが落ちると勘違いされている方が多くいます。
そんな方に多く見られる持ち方が、歯ブラシをにぎって磨く持ち方です。
しかし、力が入りすぎてしまうとお子さんが痛くて歯磨きを嫌がってしまったり、歯茎を傷つける原因になります。

正しい持ち方は鉛筆持ちで歯ブラシを持つことです。
鉛筆持ちなら力が入りすぎることが無く、歯ブラシを細かく磨くことができるので理想的な持ち方といえます。

3.動かし方
歯磨きをするときは横に大きく動かすのではなく、細かく動かすようにしましょう。
大きく動かす磨き方をしてしまうと、汚れもあまり落ちませんし、歯茎が傷ついたりします。
横に細かく動かすことで、歯垢(プラーク)もよく取れてきます。
だいたい一箇所磨くのに10回以上を目安に磨くと良いでしょう。

前歯:1本ずつ細かく磨いていきましょう

歯の裏側:歯ブラシを斜めに傾けて、歯と歯茎の間に歯ブラシの毛先が入り込むように磨きます。特に磨き残しの多いところなので丁寧に磨いてあげましょう。

噛み合わせの面:噛み合せの溝の部分は特に虫歯になりやすい場所です。角度を変えたりしながらよく確認して磨きましょう。

しかし、仕上げ磨きが完璧でも歯磨き自体を嫌がるお子さんが多いですよね。
そのため、歯磨き、仕上げ磨きができたら、褒めてあげるようにしましょう。

 

口臭の原因は?

みなさんは口臭が気になったことはありませんか?
ニンニク料理や餃子などを食べた次の日の口臭の原因は食事だったことがわかりますが、臭いのあるものを食べていないのに口臭がきになるということはないでしょうか?
実は口臭の原因にもいろいろあるのです。

口臭の原因

口臭と舌
口臭と強く関係があるのは舌と言われています。
健康な状態の舌はきれいなピンク色で舌のぶつぶつした所(舌乳頭)がきれいに突起している状態です。
このような健康な状態であれば舌が原因の口臭の心配はありません。

舌が口臭の原因となる場合は、まず舌が汚れていることです。
舌の汚れのことを舌苔(ぜったい)と言います。
この舌苔がついていると不純物などで舌が白くなってみえます。この不純物は歯に付くプラークと同じようなもので、歯磨きをするのと同じように舌も磨いてあげないと口臭の原因となります。

舌も磨く習慣をつけましょう⇒

口臭と体調
風邪やストレスなどで体調が悪く免疫力が低下している時は、口の中の細菌が増えて口臭がきつくなります。

口臭と睡眠
口臭は就寝から起床にかけての睡眠時間中にひどくなります。
朝起きると口の中が乾いていませんか?
この渇きが口臭をきつくしているのです。
寝ているとき口呼吸をしている方は特に注意が必要です。
口呼吸を改善して、鼻で呼吸をするように意識することで口臭の予防になるでしょう。

口臭と唾液
唾液は口の中の細菌を除去する役割をもっています。また、除去しきれなかった細菌を唾液とともに胃に送り込んでくれる働きをもっています。
唾液が減少することにより口臭がきつくなるのは、唾液が除去してくれるはずの細菌が唾液の減少により除去し切れなかったためそのまま住み着いてしまったからなのです。

口臭と年齢
口臭にも体臭と同様、加齢による口臭が存在します。
歳をとることで唾液の分泌量が減少するのがひとつの原因です。
また、歳をとるに連れて罹患率が増える歯周病によって口臭の原因となります。

《口臭チェック》

口臭をチェックする方法としては、測定器を使うのが一番信用できる方法ですが、自分でも簡単にチェックできます。

・歯茎が腫れて赤い
・歯と歯の間に食べ物が挟まることがある
・舌苔が大量についている
・たばこを吸う
・歯がグラグラする
・口がネバネバする
・口が乾く
・体調が悪い
・口内炎がよくできる

このように口臭の原因にもいろいろありますが、カテキン(緑茶に含まれる)、フッ素、フラポノールは口臭予防効果があります。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

口臭について→

「噛みしめ」って?

噛みしめといっても、食いしばりのように一箇所で噛みしめてしまうことや、歯ぎしりのように上下の歯を左右にこすり合わせるようなことなどいろいろな種類があります。

その他にも、強い力で行うもの、弱い力で行うもの、就寝時に行うものまたは起きている時に行うもの、一時的に行う場合、長時間行う場合などがあります。

◎噛みしめを調べる方法
普段自分が噛みしめをしていると自覚している人はあまりいないと思います。
噛みしめを調べるにはどうしたらよいのでしょうか。

人間は何もしていないとき、唇は閉じていますが、上下の歯が接触しているわけではありません。(2~3mm程度の隙間があいています。)
そのため今、あなたの上下の歯が接触した状態にあれば、強弱の差はありますが、噛みしめを行っているということです。

他人の場合は観察することで判断することが出来ます。
観察するのは、咬筋という噛むときに働く筋肉です。
この筋肉は噛みしめを行うと膨れるので、その部分を観察すると分かります。
場所は顎のえらの部分です。しかし、女性の場合、ふくよかで分かりにくい方が多いです。

専門的に調べる場合は「筋電図」という機器を使って正確に調べます。

◎良い噛みしめ、悪い噛みしめ
強い噛みしめを続けていると、歯に亀裂が生じたり、歯が欠けたりします。
また、生じた亀裂から細菌が入り込み、虫歯の原因にもなります。
それ以外にも、顎の関節にダメージを与えることもあります。

弱い力で噛みしめをしていたとしても、筋肉が疲労し顎付近の疼痛や疲労感、さらに頭痛の7~8割を占めると言われる緊張型頭痛も起こります。

しかし、噛みしめは、強い力で頻繁に行わなければ、リラックス効果があると言われています。また、噛みしめることで、全身の筋肉を瞬間的に増強する効果もあるそうです。

噛みしめとは違いますが、食物を噛む→咀嚼運動もリラックス効果があると言われています。食事の際は口に入れたら30回は噛めると良いですね!

◎就寝時の噛みしめを防ぐには?
就寝時に知らないうちにやってしまう噛みしめは自分では止めることができません。
そのため、ナイトガードやスプリントという装置を装着します。
気になる方は歯医者さんへ相談してみましょう。

あなたも知らないうちに噛みしめをしているかもしれません。
一度調べてみるのもいいですね!

歯磨き粉のメリット、デメリット。

毎日行なう歯磨き。
みなさんはどのような歯磨き粉を使用していますか?
最近では、様々な種類の歯磨き粉がお店に並ぶようになりました。

歯磨き粉が使われ始めたのは、4世紀頃のエジプトと言われており、その頃は食塩やミントの葉を使用していたそうです。日本では、平安時代頃から使用されており、塩を焼いたものなどを使っていたそうです。

今のような歯磨き粉を使用し始めたのは、江戸時代からになります。

歯磨き粉や歯を磨く習慣は古くからあるのですね。

歯磨き粉についてくわしくはこちら。

次に、歯磨き粉のメリットとデメリットについて考えてみましょう。

歯磨き粉を使用するメリット

歯磨き粉はたくさんの種類があります。中でもおすすめなのが、フッ素が配合されている歯磨き粉です。フッ素はお口の中の細菌の働きを抑え、歯を強くし、虫歯の発生を抑えます。歯磨き粉の成分の「研摩剤」は歯の表面をツルツルにして汚れを落とす役割があります。

歯磨き粉には、歯垢を除去したり、歯石の沈着を防いだり、口臭を予防する役割があります。

歯磨き粉を使用するデメリット

香料で爽快感が得られるので、きちんと磨けていなくても磨けたと思い込んでしまいます。

また、多量に歯磨き粉を使用してしまうと泡だってしまい、適切な場所に毛先が当たりません。泡で口の中がいっぱいになるので歯磨きを行なう時間が短時間になってしまいます。

過度な力で磨くと、歯磨き粉に入っている「研摩剤」で歯の表面を削ってしまい、歯がしみたり、歯肉に刺激が当たると歯肉が下がってしまったり、くさび状欠損などを引き起こしてしまう可能性があります。

歯磨き粉にはたくさんのメリットがありますが、使い方を一歩間違えてしまうと、このようなデメリットもあります。

歯磨き粉を使用する時は、たっぷりとブラシの上に歯磨き粉を乗せるのではなく、1センチ弱くらいの少量にしましょう。大きな力で磨いたり、長時間磨きすぎると、歯茎を傷つけたり、歯が削れることもありますので気をつけましょう。

歯磨き粉をたくさん付けてしまう癖があってきちんと歯磨きができない人は、歯磨き粉を付けないで磨いてみてはいかがでしょうか?毛先を意識することができ、しっかりと歯に当たるので磨きやすくなります。ぜひ、試してみて下さい。

マウスガードって何?

みなさんは、「マウスガード」というものを知っていますか?

ボクシングなどの試合で選手がマウスガードを使用しているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?スポーツの時に使うイメージがありますね。そのマウスガード、実は歯科医院で作ることができます。

マウスガードは「マウスプロテクター」や「マウスピース」とも言われています。

歯の形に添って作られたプレートで、口の中に入れ噛み合わせて使用します。上の歯に付けて噛み合わせるものや、上下の歯で噛むようにして装着するタイプなど様々な形のものがあります。

マウスガードについてくわしくはこちら。

利点としては、外からの外傷を軽減したり、防止する役割があります。

他人との接触が多いスポーツを行うときに起こる危険を軽減する為に多く使用されています。最初に述べたように印象的なスポーツでは、ボクシング、他にはK1やラグビーなどのスポーツに使われています。これらのスポーツではマウスガードの着用が義務化されています。

義務化はされていなくとも他人との接触が多いスポーツを行うときにはマウスガードの装着は行なったほうが好ましいでしょう。

マウスガードを使用すると、外傷によって自分の歯が割れてしまったり折れてしまったりすることを軽減または防止できます。歯をしっかりと覆うので自分の歯で、自分自身の口の中や、唇を傷つけてしまう事故も防ぐことができます。

マウスガードはスポーツ用品店で購入して自分で作成することが出来ますが、ぴったりと自分のお口にあったものを作るのは難しいです。口に合っていないものを使用するのは大変危険ですし、怪我にも繋がってしまいます。

歯科医院で作るマウスガードなら歯型を取り、噛み合わせを調整し、自分にぴったりのオーダーメイドのマウスガードを作ってもらうことができます。

マウスガードの注意点についてお話します。

熱に弱いので、熱湯を使用して洗ってはいけません。

車内などの高温になる恐れのある所に長時間置くようなことも避けてください。

清潔に保つ為に、使用したら専用の洗剤を使用するか、水かぬるま湯ですすぎましょう。柔らかい歯ブラシなどを使って表面をこするのも効果的です。

洗浄したら専用の容器で、乾かないように保管しましょう。

次に使うときは、少し水で濡らしてからお口の中に入れましょう。

マウスガードは衝撃を吸収するものです。もし穴が開いたり、破損したりした場合はマウスガードを作ってもらった歯科医院へ連絡して下さい。そのまま使うことは決して無いようにしてください。

正しくマウスガードを使用すれば、安全に快適にスポーツを楽しむことができます。そしてより良いパフォーマンスに繋がるでしょう。

むし歯予防にシーラント!

虫歯の好発部位には次の3つがあります。

1.奥歯のかみ合わせる面の溝の中
2.歯と歯の間
3.歯と歯肉の境目

【シーラントとは】
シーラントとは、この好発部位の奥歯の噛みあう面(咬合面)の溝を薄いプラスチックで塞いで虫歯を予防する方法です。
また、シーラント材の中にはフッ化物も含まれており、再石灰化を促進する効果もあるので、初期の虫歯にもシーラントをすることは可能です。

奥歯の溝は、鏡で見てもらうと分かるように複雑な形をしています。
そのため、歯ブラシの毛先が行き届かず、磨き残しがあり、毎日きちんと歯磨きをしているのにもかかわらず虫歯になってしまうことがあります。
シーラントをすることで、複雑な溝を埋めることが出来るので磨き残しも少なくなり、虫歯予防をすることが可能です。

奥歯の溝にできる虫歯は、生え始めから2~3年の間にできやすいものです。特に6歳臼歯は子供が自分自身で満足に歯のケアをすることができないために虫歯になってしまうことが多いのです。
そのため、効果的な歯は、特に溝が深くて複雑な6歳臼歯です。

シーラントが保険で適用されるのは、6~12歳の間だけでその中でも「初期虫歯」と判断された歯に対してしか行うことはできません。
健康な歯に予防の目的で行うシーラントは保険外になります。

シーラントの方法
シーラントをするには、歯ブラシやラバーチップ、清掃用のペーストなどの器具を用いて歯の表面や溝の汚れを取り除きます。
次に、歯の表面にリン酸水溶液を塗布し、一定時間経過後に水洗し、乾燥させます。
そして、歯の溝の部分にシーラントを塗布します。溝の部分が封鎖できるように、溝に沿って塗布していきます。
塗布終了後に光照射をしてシーラントを固めて完了となります。

しかし、シーラントをしたからといって虫歯にならないわけではありせん。
シーラント処理をした面には効果はありますが、そのほかの面に関しては、自己管理が必要です。
きちんとブラッシングをしたり、フッ素を活用したりして虫歯予防をしていきましょう。
また、シーラントは薄いので割れてしまうことがあります。特に奥歯は噛む力が加わりやすいので割れてくる可能性もあるということです。
シーラントを割れたままにしておくと、その割れ目から細菌が入りシーラントをしていない時よりも虫歯になりやすくなってしまうので、定期的に歯科医院でのチェックを行うようにしましょう。
一番大切なことは、虫歯を作らないための自己管理をしていくことです。

唾液にも種類がある?

みなさんのお口の中に常にあるだ液。1日に分泌されるだ液の量は通常0.5 ~1.5リットルといわれています。
だ液には種類があることをみなさんはご存じでしたでしょうか?
だ液とは →

だ液にはサラサラとしただ液ネバネバとしただ液の2種類があります。
このサラサラだ液とネバネバだ液にはそれぞれ違った働きや成分をもっています。では詳しく説明していきましょう。

サラサラだ液のことを漿液性だ液 と言います。
だ液腺には三大だ液腺と呼ばれる部分があり、耳下腺、顎下腺、舌下腺と分けられます。
この漿液性だ液は主に三大だ液腺の中でも一番大きい耳下腺から分泌されます。
漿液性だ液は、食事 の時に多く分泌され、口腔内を洗浄し酸性に傾いた口腔内を中性に保つ働きや、食べ物を湿らせることで飲み込みやすくする働きがあります。
消化酵素も 多く含まれているので消化の働きも助けます。
また、漿液性だ液は主にリラックスしている時に働く副交感神経のコントロールで分泌されます。そのため 、緊張している時や、イライラしていたり、怒っている 時には分泌されにくく、リラックスしている時に分泌されやすいという特徴があります。

ネバネバだ液のことを粘液性だ液 と言います。
粘液性だ液は主に舌下腺から分泌されます 。粘液性だ液にはネバネバということから連想される通り、納豆や、モロヘイヤ 、オクラなどにも含まれるムチンというネバネバの成分が含まれています。
ムチンにより、粘膜の保湿を行ったり、細菌を絡めとり、体内への侵入を防いだり、粘膜が傷つくのを防いだりします。
粘液性だ液は主に、緊張した時に働く交感神経によってコントロールされています。そのため、漿液性だ液とは逆に、緊張している時や、イライラしている時、怒っている時などに分泌されやすいという特徴があります。

では、このような大事な役割をしているだ液をたくさん出すにはどのようなことをしたらよいのでしょうか。

 ・よく噛むこと
だ液をたくさん出すにはよく噛んで食べることが重要です。
よく噛むことによってだ液をたくさん出すだけでなく、肥満を防止したり、消化をしやすくしたり、脳細胞を刺激することで脳の発達を促す効能があります。

 ・だ液腺のマッサージ
三大だ液腺である耳下腺、顎下腺 、舌下腺をマッサージすることでもだ液がたくさん出ます。
また、口を開けて舌を前後に突き出したり、左右に動かしたりして舌の運動をすることで、舌の周りの筋肉が鍛えられてだ液の分泌を促します。

・食品選び
食品を選ぶ時、柔らかい食べ物よりも噛みごたえのある食べ物のほうが、噛む回数が増えるのでたくさんだ液が分泌されます。
また、酸味のあるもの(梅干など)には、クエン酸が含まれていて、口の中が刺激されることでだ液が分泌されます。

このようにだ液にはさまざまな効能があります。お口の中が乾燥してきたなと思ったら、上記のことを試してみて下さい。

 

正しい歯磨き

みなさんが毎日行っている歯磨き。
きちんと正しい歯磨きができていますか?

歯磨きに理想な数字『3』
なぜ3が重要なのでしょうか。
正しい歯磨きのは、1日に3回、食後3分以内に3分間歯磨きをするというのが理想です。
食後は忙しいなどの理由で、時間がとりにくかったり、朝・夜は磨くけど、お昼は磨かないという人が多いのではないでしょうか。
しかし、毎食後時間を作り歯磨きをすることが重要なのです。

寝る前に歯磨き
1日3回の中でも一番重要なのが寝る前に歯磨きをすることです。
夜食後すぐに歯磨きをするのが理想ですが、それが難しいという方には、寝る前の時間があるときに歯磨きをすることをおすすめします。
寝ている間はだ液の量が日中と比べると減ります。
だ液には細菌の増殖を抑えたりする作用があるため、きちんと歯磨きをしないと、寝ている間に細菌は増殖します。そのため、歯周病、虫歯などが進行していきます。

起きてから歯磨き
寝る前の歯磨きの次に重要なのが、朝起きてから歯磨きをするということです。
寝ている間に増殖した細菌を減らす効果があります。
しかし、朝1回歯磨きをしたからといって、朝食を食べた後はしなくていいという訳ではありません。
そのため、朝時間がなかったりする場合は朝食後磨くようにしましょう。

しかし、酸性の食事をした後や、歯が溶けやすい体質の人は、食事した後すぐ歯を磨いてしまうと歯が削れてしまう恐れがあります。そのため、食事した後1時間以上してから磨いた方が良い場合もあります。

磨く回数は多い方が良いわけではない?
あるアンケートで1日に歯を磨く回数を調査した結果によると、1日2回磨くという人が圧倒的に多い結果のようです。
アンケートはこちら
1日4回以上磨くという人もいますが、磨きすぎてしまうのも逆に歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。
よく、歯と歯ぐきの間を磨くようにしましょうという話を聞いたことがあると思います。
なぜかというと、歯と歯ぐきの間のところに一番汚れがたまりやすく、磨き残しが多いためです。

しかし、歯ぐきは粘膜なので、あまりにも頻繁に磨いてしまうと傷が付いてしまいます。
わかりやすく説明すると、目がかゆいとき目をかきすぎると、炎症が起きますよね?
どこかかゆいところがあり、かきむしってしまうと傷ができますよね?
それと同じことです。

歯を磨く回数は理想的には3回ですが、人それぞれです。
さっと簡単に磨くのではなく、しっかり歯面に歯ブラシをあてて、磨き残しのないように磨くようにしましょう。

歯の根っこが割れた?

歯を失う原因の一つに歯根破折があります。
歯根破折とは、名前の通り歯の根っこが割れたり、ひびが入ってしまった状態のことをいいます。
歯根破折の原因は、歯をぶつけてしまった、転んで歯にひびがはいったなど様々です。その原因のほとんどが根っこの治療などをして、神経を抜いてしまった歯に多く見られます。
その中でも、何度も何度も同じ歯を治療している歯は、歯根破折のリスクが高まります。
神経を抜いた歯は、歯に栄養がいかなくなり徐々に元気がなくなります。
歯の色も、他の神経のある歯と比べると変色してきます。
お花で例えると、お花は水をもらわないで栄養をとれない状態でずっと放置されると枯れてしまいますよね?
歯も同じで、栄養をもらわないと枯れた花のようなもろくなった状態になってしまいます。
そのため、ついうっかり硬いものをガリっと噛んでしまうと歯が割れてしまったなんてこともあると思います。

歯根破折を起こさないためにも、できるだけ神経を残した治療をしたいものですが、根の治療をしている歯でも、健康な歯質が多く残っていたり、歯質が残っているうちにしっかり治療して、大切にケアしていけば、その歯は長期的に使い続けることが可能となります。

歯の根っこが割れると抜歯しないといけないのですか?ということを疑問に思っている方もいるかと思います。
歯根が割れていても、痛みもなく、噛むときに少し違和感があるだけという症状の方もいると思います。
しかし、痛みがない場合でも、歯の根っこが破折したその裂け目から歯の中に細菌が入り込み、炎症が起きます。
違和感の原因はおそらくこの炎症のせいだと思われます。

痛みがないからといってそのまま放置してしまうと、炎症は歯の根っこから周りのあごの骨(歯槽骨)へと広がっていきます。
そうなってしまうと、被害はさらに拡大し、あごの骨までもが溶けて失われてしまいます。

あごの骨が溶けてしまうと、もし自分が「インプラントを入れたい」と思った時にインプラントを埋める障害となってしまいます。
そのため歯根破折と分かったら破折した歯を放置せず、早期に抜歯して炎症の拡大を防ぐことで、歯の負担も軽減することができます。

歯根破折の詳しい症状はこちら⇒

健康な歯・口腔内を保つためにも歯科医院での定期的なメインテナンスをしていくことが大切です。

たばこと歯周病

歯周病とはお口の中の歯周組織が歯垢:プラークに含まれる細菌の塊によって引き起こされる、歯肉や歯を支える骨悪影響を与える病気です。
細菌によって引き起こされる感染症です。
歯と歯肉の周りに繰り返し炎症が置き、歯ぐきが痩せてしまい骨にも変化をもたらし、やがては歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。
昔は「歯槽膿漏」と言われていましたが近年では「歯周病」と呼ばれています。

歯周病の症状について
慢性疾患であり、ほとんど症状が無く進行していきますので自覚症状が出て気付いた時にはかなり進行している場合が多いでしょう。

近年この歯周病のリスクを高めるものとして「たばこ」があげられます。
たばこを吸う人は、吸わない人に比べて歯周病にかかるリスクが3倍も上がると言われています。
さらにたばこを吸っている人は歯周病の治療を行っても治りにくい、効果が出にくいとも言われています。

たばこはなぜ悪いのでしょうか?

たばこに含まれる「ニコチン」という物質が血液の流れを悪くしてしまい、歯肉の血管を収縮させて、血流障害を起こします。
歯肉の血管だけでは無く体全体の血管の流れも悪くなるので体全体の抵抗力も下げてしまいます。
病気にかかりやすい状態になりますので歯周病にかかりやすくなります。
「ニコチン」は有害物質ですから歯周病だけではなく、他の病気にもかかりやすくなります。他にもたばこのせいで歯周病の原因である歯垢や歯石が付着しやすくなります。

たばこに含まれる色々な成分が白血球を刺激するので歯肉の炎症が強く出ます。歯肉の老化も喫煙しない人よりも10年から20年は進みますので、早いうちに歯を失うことにもなります。

たばこは歯周病を悪化させるだけでなく、他にもお口の中に様々な悪影響を与えます。たばこのヤニで歯が汚れてしまったり歯肉にメラニンが沈着するので歯肉に色が悪くなります。
舌の表面につく舌苔にもヤニが付くので口臭が発生します。
ヤニまみれの舌苔をそのまま放って置くと味覚も感じにくくなるので味が濃いものを摂取するようになってしまいます。
生活習慣病にも繋がります。

他にもお口の中の病気にかかる確率も上がります。
口腔ガンリスクが非常に高くなります。喫煙者の口腔ガンによる死亡リスクは3倍にも上がるといわれています。

歯周病を悪化させるだけでは無く、全身の様々な病の原因となるたばこです。
一生を健康に過ごす為にもぜひ禁煙を始めてみてはいかがでしょうか?

お口もエステ?

みなさん“エステ”と聞くと、身体全体の美容術や、脱毛、リラクゼーションなどを想像すると思います。
しかし最近では、お口の中のエステをやっているクリニックも増えてきています。
お口の中のエステ?と疑問を抱く方も多いと思います。お口の中のエステのことを、デンタルエステと言います。

Wikipediaより→

今回はこのデンタルエステについてどのような施術をするのか説明したいと思います。

デンタルエステとは、変色してしまった歯を白くしたり、矯正治療をしたりすることです。
インプラントもデンタルエステの一種と言えるでしょう。

・歯を白くする
歯が変色する原因としては様々な原因があります。まず、コーヒーや茶渋での着色、たばこによるヤニなどの着色があります。
一度着色してしまうと、歯磨きを一生懸命行ってもなかなか着色は落ちませんよね。
また、歳を重ねるにつれて、エナメル質がだんだんと磨耗してきて象牙質が見えてくることがあります。
象牙質がみえてくることで黄ばんでみえたりもします。このような汚れを、歯のクリーニングによってきれいに元の歯の色を取り戻す専門家の手で行うプロフェッショナルクリーニングです。
ではどうやって汚れを落としていくのでしょうか?
クリニックによって治療の流れ、方法はさまざまですが、まず、歯についた頑固な汚れを細かい粉をふきつける機械できれいに取り除いていきます。その機械を使って10円玉で実験してみると、古い黒ずんだ10円玉が、ピカピカの10円玉に生まれかわりました。
その後、歯の表面を専門の機器を使いピカピカに磨いていきます。これをPMTCと言います。PMTCには、歯磨きをしたときの磨き残しや、磨きにくいところのバイオフィルムなどの汚れを取り除く作用があります。バイオフィルムは、虫歯や歯周病の原因にもなるので、お口の中のケアも一緒にできます。

・矯正治療
矯正治療とは、みなさんも知っている通り歯並びをよくする治療です。普通の矯正治療とは違い、デンタルエステでは八重歯やすきっ歯などが対象になります。
しかし、矯正治療には、矯正期間が長い、見た目が悪いなどのデメリットがあります。
最近では、症例によっては、ワイヤーなどがなく取り外し可能なマウスピースでの治療もできるようになってきました。歯列が気になる方は、一度クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

・インプラント
最近では、入れ歯を作成するより、インプラントを入れてきれいな歯にする人が増えてきました。入れ歯の場合、食事中に入れ歯がずれて、食べ物が挟まってしまったり、硬い物を噛むと痛みがでてしまったり、話にくいなどがあります。
しかし、インプラントは顎の骨で土台を作り、歯として再生させるので噛む力も顎に伝わり、よく噛むことができ、取り外しの必要がありません。
また、見た目も自然なので天然の歯があるのと同様に生活できます。
このようなインプラントの治療もデンタルエステの一種と言えるでしょう。

その他にもデンタルエステには、表情筋のマッサージやリップエステ、歯茎マッサージなどもあるので、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか!

歯の根っこの治療とは?

歯が痛いと思って、歯科医院へ訪れて先生から「歯の神経の治療が必要ですね。」と言われた事がある人はいませんか?どんな事をしているのか?なんの為にしているのか?
少し分かりにくいかもしれませんね。

歯の神経の治療、根っこの治療について詳しくお話していきます。
歯の神経の治療は、ただ削ってその穴をプラスチックの材料で埋める「コンポジットレジン充填」という治療法とは異なります。

コンポジットレジン充填について→

神経の治療とは、もっと複雑で難しい治療なのです。歯の中には神経と血管が通っています。その神経の本数は歯によって異なり、前歯では1本、奥歯では3~4本の神経が通っています。この神経のおかげで物が当たった時に、しみるような感覚や、熱いか冷たいかなどの感覚が分かるようになっているのです。

以下、どうして治療が必要なのか「虫歯の進行と神経に達するまで」、順を追って説明します。
歯の表面はエナメル質、象牙質で覆われています。虫歯が、エナメル質や象牙質あたりにまで進んでしまった状態をC1C2と言います。症状としては、冷たいものがしみる、甘いものがしみる、歯ブラシや糸ようじをすると引っかかる、痛むなどです。この状態でしたら、神経の治療をせずに虫歯の所を削ってプラスチックの材料で詰める治療や、部分的な金属に置き換える治療になります。
しかし虫歯の初期の状態で適切な治療をせずに放っておいた場合、虫歯はさらに進行していきます。エナメル質、象牙質よりも進んで歯の神経の近くや、神経の方まで進んで歯の神経を腐らせてしまった場合を、C3と言います。症状としては、温かいものがしみる。ズキズキと強い痛みがありなかなか収まらないなどです。この場合に神経の治療が必要となります。歯の神経が菌に汚染されているので、放っておいて、神経をそのまま残して置く事は不可能になります。
さらに治療せず、放ってしまうと最終的には、歯の根っこしか残らない状態になり、その歯を抜かなければいけなくなります。それがC4です。

歯の神経の治療が必要になった歯の神経の管は汚れや膿が溜まっています。歯を支える骨の先に膿の袋ができる事もあります。神経の治療ではこの汚れた神経を取り除いていく必要があります。

神経の治療では、歯の神経の管を針のような物(リーマーやファイルといいます。)を使って神経を取り除いていくお掃除をしていきます。汚染された神経がきれいに取り除かれたら神経の管に消毒のお薬を詰めます。患者さんに何回か通院をしてもらい、お薬を交換して殺菌をしていきます。もし根っこの先に膿の袋があった場合はさらに何回も、お薬交換を繰り返して時間をかけ治療をしていく必要があります。

無事に消毒が完了したら、神経の管が空洞になっているので、最終的な物としてそこにゴム製のお薬(ガッタパーチャーポイント)や殺菌作用のあるお薬をしっかりとつめて密閉します。

神経の治療はこれで終了となりますが、本当の治療終了ではなく、まだ今まで通りに噛める状態では無いので土台を立てて最終的に冠をかぶせて治療が完了となります。

神経を取ってしまった歯は健康な歯と比べると歯の質や性能劣ります
ですから治療完了してからは、その歯を大切にいたわって使ってあげてください。

“先天欠如”ってなに?

みなさん先天欠如という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
先天欠如とは、別の名前で“無歯症”とも呼ばれ、名前の通り生まれつき数が足りない歯のことをいいます。
これは、病気ではなく歯の形成異常の一つです。
先天欠如は、生まれつき歯の素となる胚が形成されていないので、いきなり歯が生えてくるということはありません。
また、先天欠如は乳歯だけではなく、永久歯にも起こります。

先天欠如(無歯症)にも種類があります。
・全部性無歯症
歯が全部欠如している場合

・部分的無歯症
歯が部分的に欠如している場合

では、先天欠如の原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
先天欠如の原因は具体的にはまだよく分かっていないのが現状です。
しかし、可能性としては、全部性無歯症・部分的無歯症の場合は内分泌腺障害などの全身疾患が考えられると言われています。
歯が1~2本欠如している場合の原因としては、食生活の変化で退化がおきていると考えられると言われています。
その他にも、遺伝、栄養不足、薬の副作用、外傷などが原因として考えられています。

先天欠如は12~14人に1人割合で起こる形成異常です。
性別では男性より女性のほうが多く起こります。

先天欠如はどの歯に頻繁に起こるのでしょうか?
先天欠如が起こりやすい歯は、側切歯・第一小臼歯・第三大臼歯(親知らず)です。
親知らずがないということはよくありますよね。
永久歯の先天欠如がある場合、乳歯の根っこの吸収がうまくいかず、いつまでも抜けないで残る場合があります。仮に乳歯が脱落したとしても、隙間が空いたまま放置してしまうと、隣の歯が傾いて歯並びが悪くなったり、噛み合う相手の歯が伸びだしてかみ合わせなどに異常をきたし、咀嚼が上手く出来ない場合もあります。
もちろん、虫歯歯周病の原因にもなります。

しかし、先天欠如にも治療法はあります。
ブリッジを入れる
隙間が空いた歯にブリッジを入れる方法です・

矯正治療
・歯の無い場所に奥から今ある歯をずらして隙間をなくし、歯並びをととのえます。
生えてこない欠損歯が10本を超えても、その歯が連続していない場合矯正を行うことができます。

・乳歯をそのまま
残っている乳歯をそのまま残し永久歯と乳歯を混在させる。
乳歯は大事に使うと30歳くらいまで使うこともあると言われています。

歯のそれぞれの役割について

お口の中には親知らずを除いて上下28本の歯が存在しています。
みんなそれぞれ形が違いますね。
形が違うという事はそれぞれの役割も違ってきます。
食事をする時の働きや動きも変わってくるのです。
それぞれの役割について考えてみましょう。

まず、上下にある4本の前歯につ いて。

口元の中心にありますから見た目の審美性が大きいです。他には発音する時にも大きな役割を果たして います。もし前歯が抜けてしまったら空気が抜けてしまうので発音がしにくくなったりします。
食事をする際 の前歯の役割は、物を噛み切る事です。
硬いお肉を食べる時にちょうど良い大きさにする最初の仕事を行うの がこの前歯です。
もし前歯がなかったら、常に奥歯が使われる事になってしまい、奥歯の負担が大きくなって しまいます。奥歯が磨り減ってしまい磨耗してしまう原因にも繋がってしまいます。

前歯の後ろにある 尖った歯、犬歯は前歯と奥歯を繋ぐ役 割をしています。

前歯と同様に審美性にも関わってきます。犬歯は歯の中では一番強い構造になってい ます。
歯ぎしりなどにも負けない強い構造をしているので前歯や奥歯にかかる負担を軽減します。そのことか ら、前歯と犬歯を守る役割も果たしています。
すべての歯の中で一番長持ちするのは、根っこも一番長い事か ら犬歯とも言われています。
その後ろにある小臼歯は食べ物を引き裂く役割を持っています。
さらに、 小臼歯と犬歯は噛み合わせの位置と、顎の動きを正常に行う為の大切な役割を担っています。ですから、もし1本で も失うと噛み合わせと顎の動きに大きなダメージを与える事になってしまうのです。

一番奥の歯、大臼歯について。

食事をする時に、前歯で噛み切った食べ物をすり潰したり、細かくする役割は大臼歯が行っています。他には噛み 合わせを安定させる役割も担っています。

食べ物を食べる時に大変重要な働きをする歯ですので、もし失って しまうと他の歯に大きな負担がかかってしまいます。食物を細かくして食べる事ができないと消化器官に負担をかけ てしまったり、噛み合わせるはずの歯が無くなってしまい、噛み合わせの歯が伸びてきたり、抜けてしまった歯の隣 の歯が傾いてきてしまったりと影響は様々です。

大臼歯は奥の歯2本の事をいいますが手前の大臼歯は第一大 臼歯と呼ばれ、生えてくるのは6歳前後です。
この歯は幼児期に生えてくるために、手入れが十分にできない 事が多く一番虫歯になりやすい歯でもあります。
食べ物を食べる時に大切な役割をするので長く大切に使える ように小さな時から積極的にケアして いく必要があります。

すべての歯にはそれぞれ役割があって大切な働きをしています。
どれか1本くらい無くなっても大丈 夫などという事はありません。
毎日使う歯なのですから、歯を抜く事がないようにしていく事が大切になりま すね。虫歯や歯周病にならないように今日から意識を変えていきましょう!

唾液の役割!!

みなさんは、お口の中を唾液が守ってくれていることを知っていますか?
今回は、唾液の役割について詳しく説明していきます。

・唾液は酸を中和する
食事中など食べ物がお口の中に入ることで、お口の中では細菌が炭水化物などを分解してを作ります。
そのため、お口の中が酸性に傾きます 。
酸性の状態が長く続くことで、歯の表面が溶かされ虫歯になります。
この酸 性の状態を防いでくれるのが唾液の役割です。
唾液は酸を中和 してpHを正常に戻す作用があります。(緩衝作用)
唾液がたくさん分泌されることで、酸性に傾いたお口の 中は元の状態に戻すことができます。

・自浄作用
唾液がお口の中を流れ続けることで、自浄作用 となり、お口の中をいつも清潔に保つ働きをしています。
また、唾液中には 免疫物質が含まれており、細菌感 染から粘膜を守る作用もあります。

・再石灰化作用
虫歯になると、虫歯菌が出した酸 が歯のカルシウムなどを溶かします。
唾液の中には歯の成分であるカルシウムやリンが含まれ ています。
このカルシウムやリンなどが歯の表面に付着することで、酸によって溶かされたエ ナメル質を補う作用があります。
この 再石灰化作用が弱い人は虫歯になりやすいと言えるでしょう。

・消化作用
唾液中には消化酵素であるアミラーゼ が含まれています。
アミラーゼにより、糖が分解され消化を助けることが出来ます。

・嚥下作用
食事中に唾液が食べ物と混ざることで 適当な食塊がで きるので、飲み込みやすくなります。

このように唾液にはたくさんの役割があります。
しかし、唾液は、疲れやストレス・薬の副作用などでも減 少すると言われています。また、年をとるにつれて唾液はより少なくなります。
お口の中が乾いてきたり、ネバネバしたような感じがしたときはこまめに水分を取るようにし ましょう。
また、梅干やガム、キャンディー を食べることでも唾液の分泌が促されます。
トーストやスナック菓子など乾燥した食品や、カフェイン入りの 飲料、炭酸飲料などは唾液が不足する原因になるので避けましょう。

食事をしている時に、よく噛んで食べることも唾液の分泌を促 すことにつながり ます。
唾液がたくさん出るという ことはお口の中の健康にもつながります。

唾液についてWikipediaより →

消毒と滅菌の違いとは

歯科医院で使われている器具は本当に綺麗なのかな?
お口に入れるものなんだから当然綺麗なものなんでしょう?
まさかこの針は使い回しなのかな?
など色々と不安になった方もいるんではないでしょうか?

歯科医院での消毒滅菌についてお話したいと思います。

Wikipediaによると、

消毒→
消毒は、対象物に存在している病原性のある微生物を、その対象を使用しても害のない程度まで減らすことである。
この手段として滅菌が行われることもあるが、殺菌せずに病原性を消失させることにより消毒が達成されることもあるので、殺菌や滅菌とは少し意味合いが異なる。

滅菌→
滅菌は、有害・無害を問わず、対象物に存在しているすべての微生物およびウィルスを死滅させるか除去することである。確率的な概念からは菌数をゼロにすることはできないので、無菌性保証レベルが採用される。同じ概念が日本薬局方においても「最終滅菌法」として採用されている。これは、滅菌操作後、被滅菌物に微生物の生存する確率が100万分の1以下であることを意味している。
滅菌がこれらの中でもっとも厳重な方法であるが、その用途は限定される。
手洗いなどの際「ヒトの手指を消毒する」ことはできるが、滅菌することはできない。
「ヒトの手指を滅菌する」ことはすなわち手指の細胞ごと全部殺すことだからである。

Wikipediaでさらに詳しく知りたい方

歯科医院では、どのような物を滅菌しているのでしょうか?
歯科医院の滅菌では基本的に器材(デンタルミラー、ピンセット、スケーラー等)は洗浄されて、滅菌パックに入れて密閉し、オートクレーブという専用の滅菌機械で滅菌されます。
オートクレーブとは滅菌温度は121℃、滅菌時間が約25分で器具を滅菌できる機械の事です。滅菌が終われば紫外線滅菌灯という専用の保管場所に保管されます。

患者さんに使うグローブ、注射の針や、患者さんのコップ、エプロンなど使い捨てできる物は一人一人に用意して、治療が終わったら捨てます。最近ではスリッパも使い捨ての所も増えています。
使い捨てだと今のエコの時代には少しもったいないような気もしますが、医療現場などの、血を扱う場所では「使い捨て」は必要です。
もちろん手指やゴムグローブは滅菌できません。手指の細胞をすべて殺す事はできません。ゴム手袋はゴム製なので滅菌できないので、きちんと消毒をしてから、患者さんに使用します。
滅菌と消毒それぞれ適切に医療現場では使われています。
その他に患者さんの口腔内に直接触れないような、血や削りカスが飛んでしまう床や患者さんの座る治療イス(ユニット)などはオートクレーブに入れて滅菌はできないので消毒をして清潔な状態を保ちます。

エイズやウィルス性感染症は血や唾液を解して、感染してしまいます。そのような事を防ぐ為にもこのような、消毒や滅菌がとても大切になってきます。

歯医者さんに行って治療する時に使われている器具はこのような手順を踏んで清潔な状態になっているなんて初めて知った人も多いかも知れませんね。
洗剤や手洗い石鹸など普段から使ったりする物や聞く言葉にも、「除菌」などもありますね。それぞれ違いがありますから、目についたら少し気にして見てはどうでしょうか。

知っておこう!赤ちゃんのお口の中!

みなさんは、赤ちゃん歯がいつごろから生えてきたり、どのように歯を磨くのか知っていますか?

今回は赤ちゃんの歯やお口の中について詳しくお話したいと思います。

赤ちゃんはいつから歯が生えるのでしょうか?

みなさんも知っているように、生まれたばかりの赤ちゃんはまだ歯が生えてきていません。
一番初めに生えてくる歯は6ヶ月頃に下の前歯が2本生えてきます。
次に10ヶ月頃に上の前歯が2本生えてきます。
そして1歳になった頃に、上下4本ずつ前歯が生えてきます。
1歳4ヶ月頃に上下左右1本ずつ奥歯が生えてきて、2歳6ヶ月頃にはさらに上下左右の奥歯が1本ずつ生えて乳歯が生えそろいます。
生えそろった乳歯は全部で20本です。

赤ちゃんの口の中には、虫歯の菌や歯周病の菌は存在しません。
そのため生まれたばかりの赤ちゃんは、最初の感染は親などの唾液からの感染と言われています。
例えば、お母さんが口にした食べ物を赤ちゃんの口に運ぶことで感染したり、お母さんから口移しをしたり、可愛さゆえにキスをするなどでも感染すると言われています。

しかし、いくら感染しないように気をつけていても、何らかの理由でいつかは感染してしまうことがあると思います。
ここで大事なことは、お母さんのお口の中に歯周病や虫歯などを作らないことです。
もし虫歯や歯周病になっていたら放置しないで歯科医院を受診するようにしましょう。
出産前につわりなどの症状がなければ、定期的に検診にいくのもいいのかもしれませんね!

赤ちゃんの歯はどのように磨いたらよいのでしょうか?

最初の歯が生えかけのうちは、お母さんの人差し指などにガーゼを巻きつけ、歯ぐきの部分や、歯の先端などを拭きとってあげる方法でお口の中を清潔にしてあげましょう。

歯が半分くらい生えてきたら、小児用の歯ブラシで歯磨き粉は使わず、優しいタッチで小刻みに磨いてあげてください。

お母さんだけが磨くのではなく、お子さん自身にも歯磨きに興味をもってもらうのも大切です。
最初は、歯ブラシをお口の中に入れる練習をしましょう。
磨かなくても入れるだけで、歯ブラシに慣れてもらいましょう。
歯ブラシを嫌がらずに口に入れられるようになったら、少しずつブラッシングが出来るように練習をしていきましょう。

初めのうちは、一人できれいに磨くのは大変なので、しっかりお母さんが仕上げ磨きをして清潔なお口の中を保つようにしましょう。

歯ぐきのマッサージで歯ぐきケア

歯ぐきをじっくりと見てみましょう。どんな色をしていますか?
綺麗なピンク色でしょうか?少し黒っぽくなっていますか?
または腫れていたりしませんか?

歯は毎日磨くけれど意外と、歯ぐきの事はついつい忘れがちです。
健康な歯ぐきの状態について考えてみましょう。
健康な歯ぐきとは、淡いピンク色をしています。歯と歯の間の歯ぐきは綺麗な三角形になっているのが健康な状態です。目で見てすぐ分かりますからみなさんもチェックしてみて下さい。歯を家に例えると、歯ぐきは家の「土台」の部分になります。
土台が悪いと家はやがて崩れてしまうのと同じように、歯ぐきの状態が悪いとやがて歯が抜け落ちてしまう原因になります。

歯ぐきは、お肌と同じ成分で出来ています。お肌はケアはこまめに行う人は多くいますよね。同じように歯ぐきのケアも必要なんです。お肌のお手入れを怠ればどんどんと老化していくのと同じで歯ぐきもお手入れを怠れば老化して行ってしまうのです。

若いのに、お肌が艶が無く老けて見える人もいますし、60代の方でも若々しいお肌を持った方もいらっしゃいます。日頃のお手入れが関係してこのような違いがでてきます。
歯ぐきにも同じ事が言えるのです。

歯ぐきの老化で一番の原因は歯周病、喫煙です。
歯周病が進行して行くと歯ぐきはどんどん変化していきます。
健康な歯ぐきの引き締まった淡いピンク色から、

軽度→歯と歯の間が少し腫れて赤くなります。
歯ぐきの三角形部分が丸くなります。

中等度→歯石が付着、出血が見られる。
歯ぐきが少し下がってくる。骨の破壊が進み始めている。

重度→さらに歯石の付着が多くなる。
骨の破壊もさらに進む。歯は揺れる。

長期の喫煙をしている人程、中等度~重度の歯周病の割合が多くなっています。
ニコチン等の有害物質などが血管を収縮させるので、歯ぐきを低酸素状態にして免疫力の低下を引き起こすと言われています。

歯ぐきの腫れが少なく、ブラッシング時の出血が少ないので進行しても強い自覚症状が現れない為に、気付いたときにはかなり進行しているという事も少なくありません。
健康な歯ぐきを保つには禁煙についても考えなければいけません。

お肌のケアと同じように歯ぐきのケアも必要と先ほどお話しましたが、ここでは毎日ご自分でできる歯ぐきのマッサージについて説明したいと思います。

  1. まず前準備として歯みがきをして、きれいに汚れをとる。
  2. 人差し指の腹を使って、歯と歯ぐきの境目と歯ぐき全体をゆっくりとなでる。
  3. 同じように人差し指の腹で、上下の歯一本一本の歯と歯ぐきの境目の三角形の所(歯間乳頭部)を小刻みにこする。

血行が良くなる入浴時に行うと効果的でしょう。また、マッサージを行う時は爪などで傷つけてしまわないように優しく丁寧に行いましょう。
マッサージ前の歯磨きでも、柔らかめの歯ブラシで歯と歯ぐきの間を優しくマッサージするように磨くのも良いですね。

お肌のケアと合わせて歯ぐきのケアも初めてみませんか?

歯茎のガン?!

みなさん!歯茎もガンになるって知っていましたか?
歯茎のガンを歯肉ガンといいます。
お口の中にできるガン(口腔ガン)の一つです。
ガン全体の比率からすると口腔ガン自体があまり多くはないので歯肉ガンもまれなガンとなります。そのため耳にしたことのある方は、少ないのではないでしょうか。

歯肉ガンは40歳以上の特に男性に多く発生します。
場所は奥歯にできるのがほとんどです。
症状としては、初期の段階で、歯の痛み・歯茎の腫れなど歯茎の炎症と同じような症状が起こります。
また、こぶのようなものを作ることがあります。

ガンが進行していくと、こぶの部分がしこりになり潰瘍ができ、神経痛のような痛みを伴ったり、悪臭を放ったりします。
また、歯茎のすぐ下にある骨(上顎骨、下顎骨)へとどんどん広がっていきます。
そのために歯がグラグラしてきたり、歯が抜け落ちたりすることがあります。
さらに進行していくと、頬粘膜、舌の根元を包んでいる部分(口腔底)、口腔内の上の歯の裏の硬い部分(口蓋)などの周りに進んでいきます。

舌も磨く習慣をつけましょう。⇒

リンパ節などへ転移することもあります。
症状や、見た目が口内炎などの軽い炎症と似ているために、間違われることもあり、ガンが進行してしまうケースもあります。

歯肉ガンの原因はいったい何なのでしょうか?
歯肉ガンの原因はまだはっきりしたことは分かっていませんが、虫歯や歯石などがあり口の中を不潔な状態にしていたり、タバコ、アルコールの刺激、歯のかぶせ物などの金属や入れ歯による慢性的な歯茎への刺激などがガンの発生と関係があると考えられています。

歯肉ガンを予防するにはまず、食生活・生活習慣などを改善することです。
食後は歯を磨く習慣をつけ、口腔内をいつも清潔にすることや、禁煙、バランスの取れた食事をする、適度な運動、しっかり休養することが大切です。

食事では、近年ガンの発生要因と言われている「活性酸素」を抑える物質を含む食品を摂取することもガンの予防と言えるでしょう。活性酸素を消去する物質としてはビタミンA・B・C群やイソフラボン、ポリフェノール、プロポリス、カロチノイドなどがあります。

ガンの予防だけでなく、いつでもお口の中は清潔に保っておくようにしましょう!!

歯ブラシの他に補助用具を使いましょう。

みなさんは毎日、歯を磨いていますか?ほとんどの方が磨いていると答えるでしょう。
歯磨きの他にフロス、歯間ブラシなどの補助的清掃用具を毎日使っている方はどうでしょう?もしかしたらあまり多くはいないかも知れません。
歯ブラシを使う他になぜ補助用具が必要なのでしょうか。

虫歯のできやすい所とは、咬み合わせの溝の部分、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目の3ヵ所です。
歯垢や食べカスは目に見える歯の表面や裏側だけでなく歯ブラシがなかなか届きにくい、歯と歯の間にたくさん溜まっていきます。もし、適切な補助用具を使わず毎日、歯と歯の間に食べカスが溜まり続けたらどうなってしまうでしょうか。
おそらく、その部分から虫歯や歯周病や口臭が引き起こる事が考えられます。毎日のブラッシングとセットでフロスや歯間ブラシを使用する習慣をつけていきましょう。
歯ブラシだけで磨いた場合は約50%程しかプラーク(歯の汚れ)を除去できませんが、そこにフロスなどの補助用具を併用することでプラーク除去率は90%まで上がります。
プラークコントロールは一日一回、プラークを隅々まで取ることを言います。なので、一日一回は補助用具を使うようにしましょう。プラークの細菌は24時間たたないと悪さをしないのでゆっくりと時間の取れる夜の歯磨き時間に補助用具を使った清掃を行うと良いでしょう。

デンタルフロスとは、弾力のある細い線維の束でできている糸を歯の間に入れて線維の束で歯の間の汚れを巻き取るようにして取り除く道具です。
糸だけのタイプとホルダー付きのものと2種類あります。ホルダー付きのものは奥歯に使いやすいので、初心者の方にオススメです。
使い方は事前に歯科医院でレクチャーを受けると良いでしょう。

歯間ブラシとは、歯と歯の間に隙間が大きく開いている場合に有効と言えます。
また、ブリッジ、ブリッジのダミーの歯の所などに使用すると効果的です。
歯間ブラシにはL字に曲がったタイプとストレートタイプがあります。最初は難しく感じますが、慣れれば簡単に行えるようになります。太さも色々ありますので自分に合ったサイズを使いましょう。合わないサイズを使ってしまうと歯や歯ぐきを傷つけることがあります。事前に歯科医院で自分にサイズを選んでもらって正しい指導を受けましょう。

どちらも鏡を見ながら、ゆっくりと行って適切なプラークコントロールをする習慣をつけて行きたいですね。
歯科医院に行って虫歯を治療しても、自宅でのホームケアがしっかりとしていないとまた再発を起こしてしまいます。健康なお口を保つには、ご自身のご家庭でのホームケアと、歯科医の協力の二人三脚で初めて成り立つと言えるでしょう。
今日から、歯ブラシに他にプラスしてみてはいかがでしょうか?

歯間ブラシについてはこちら→

抜く?抜かない?親知らず!

親知らず(智歯)は、思春期後半から二十歳を過ぎたぐらいから生え始める事が多いと言われています。
最近では、物を食べる時によく噛むことが少なくなってきたためか顎の小さい人が増えてきています。
そのため、親知らずが生えてくるスペースが確保できないので生えてこないまま骨の中に埋まってしまったり、斜めに生えてきてしまったりしてしまいます。

親知らずについてWikipediaより→

また親知らずは一番奥の歯なので歯ブラシが届きにくく、特に斜めに生えてしまった歯は虫歯にもなりやすい歯となります。
親知らずが虫歯になってしまうと、一番奥の歯ということもあり、虫歯の治療をする際、器具が届かないなどの理由で抜歯をしなければいけなくなることがあります。
少し磨きにくいかもしれませんが、鏡などを見ながらタフトブラシなどを併用し、細かく磨いてあげましょう。

《親知らずの病気》

親知らずには、虫歯以外にも智歯周囲炎という病気があります。
智歯周囲炎とは、親知らずが生えてくるときに、完全に生えてこなかったり、斜めに生えてしまったために、食べかすなどが親知らずの周りの歯ぐきや隣の歯との間に入り込み不潔な状態になることで起こります。

症状としては、歯ぐきの周りが赤く腫れ、噛んだり物があたったりすると痛みがあり膿がでてきたりします。
その他にも、口が開きにくくなったり、つばなどを飲み込んだ時にのどに痛みを感じることもあります。
さらに症状が進むとほとんど口が開かなくなり、頬や顎の下まで腫れてきたりします。
このような症状が出てきて適切な処置をしない場合、骨膜炎や蜂窩織炎を発症することがあります。
治療の方法としては、歯ぐきの周りをよく洗浄し、清潔にした後抗菌薬を投与します。
膿がたまっている場合は切開することもあります。
症状がなくなった後、原因となった歯を抜歯します。

《ティースバンク》

親知らずが健康な場合でも抜歯を希望される方も多いと思います。
その“健康な歯”そのまま捨ててしまうにはもったいないですよね?
そこで、【ティースバンク】歯の銀行に預けるという方法があります。

ティースバンクとは、健康な歯を冷凍保存しておくというシステムです。
冷凍保存した歯は将来、事故で歯を失ってしまったり、重度の虫歯になって歯を抜かなければならない時などに解凍して再利用することができます。
例えば入れ歯やインプラントの代わりに抜けたところに移植することができます。
冷凍保存が可能な歯は、移植しても生着が可能である健康な歯に限ります。

このように、親知らずには良い面も、悪い面もありますが、親知らずが生えてきている方はぜひ自分の親知らずはまっすぐ生えてきているか、斜めに生えているかなど観察してみてください。

歯の詰め物で金属アレルギー!

お口の中に銀歯や金属の詰め物が入っている人はいますか?

金属アレルギーというと、ピアスやネックレス、時計などの肌に触れる金属が原因でかゆみや炎症を起こすというイメージで一見、関係無いような気もしますが、お口の中の金属が原因で全身に症状が出る人もいるようです。

どのような原因でこのような事が起こるのでしょうか?

歯科金属は、多種金属が混ざった合金でできています。
金色の歯科金属を入れたとしても、その金は金だけの成分では無いのです。

お口の中の金属が溶け出して口の中では無く、手の平や顔に影響が出てくる金属アレルギーです。歯科の金属が原因では無くてもこの症状が出ることがありますが、皮膚科を受診してステロイド剤を処方されても症状が改善しない場合は、お口の中の金属が原因かもしれません。

歯科金属アレルギーの症状としては、手足の裏に膿をもった水疱状のものができ、ボロボロと皮がむけたり、関節痛を併発することもある掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)が最も多く、季節を問わず一年中症状が出ることがあります。
服などに触れている皮膚が炎症を起こす接触性皮膚炎発疹湿疹なども多い症状です。

症状は金属を入れてすぐ現れるのではなく、何年かの月日を経て金属がイオン化し、お口の中に少しずつ溶け出し、体内に取り込まれてこの反応が起こります。

治療から時間がたっていること、症状の現れる場所が限定されずに全身に及んでいること、他の病気(皮膚炎・関節痛)との鑑別が難しいことなどが原因で歯科金属アレルギーの発見をさらに難しくしています。

患者さんが自分で原因に気づくことはまれだとされています。
そんため潜在的に歯科金属アレルギーを持つ人は実際の所はもっと多いのではないかと考えられています。
金属アレルギーを誘発させると言われる金属イオンは、

ニッケルイオン
コバルトイオン
クロムイオン
パラジウムイオン
金イオン
水銀イオン

などで、これらはその作用が強いといわれています。
金属アレルギーかどうか判定する基準はパッチテストで判定されます。
皮膚に試薬をしみこませた検査用のばんそこうを皮膚に数日間貼り付けます。
数日後に剥がして皮膚が紅くなっていたり、膨らんだりしていたらアレルギー反応と判定されます。

治療としては、原因金属の除去となります。
金属以外の材料としてはプラスチックの材料のレジン充填やセラミックなどがあります。
それぞれの材料や性質、適応がありますので、金属を外して再治療をする場合は歯科医とよく相談して決めるようにしてください。

今では金属を使わない「ノンメタル」審美歯科治療を行う歯科医院も多く増えてきて、私たちの選択の幅が広まってきました。ご自身の症状や体調によってそのようなものを選択されるのもよろしいのではないのでしょうか?

 

よく噛むこと?

皆さんは食事をするときよく噛んで食事をしていますか?
よく噛むことで、様々な効果が得られます。
今回はそちらを紹介していきます。

1【ひ】肥満を予防
よく噛むという動作で脳の満腹中枢が刺激されて、満腹感が得られます。
みなさんも体験したことがあるのではないでしょうか?
まだ体験したことがない方はぜひ、よく噛んで食事をしたときと、あまり噛まないで食事をしたときを比べてみてください。

2【み】味覚が改善される
よく噛むことで、食べ物の味がよくわかるようになります。
よく噛んで食べ物の味を楽しみながらゆっくり食事をするのもいいでしょう。
おいしく食事をするためにも、よく噛んで食事をするようにしましょう!

3【こ】言葉の発音がはっきりする
よく噛むことで、口のまわりの筋肉をよく使うことにつながります。
そのため、発音がきれいになったり、顔の表情が豊かになり、暗い顔も明るく見え、若々しく見えます。

4【の】脳が発達する
よく噛むことで脳細胞が活発になり、認知症などの予防などにも役立ちます。

5【は】歯の病気を予防する
よく噛むことで唾液がたくさん出て、自浄作用がよくなります。
また、唾液がでることで細菌をやっつけたり、虫歯を予防する効果があります。

6【が】ガンの予防が出来る
先ほど読んでいただいたようによく噛むことで唾液がたくさんでます。
唾液の中には発ガン物質を消す働きをもっている酵素が含まれていると言われ現在研究が進められています。
この酵素をうまくつかうためにも、一口30回以上噛んでみてください。

7【い】胃腸の働きの向上
よく噛むことで、唾液中の消化酵素がたくさん出て、胃腸の健康維持にも役立ちます。

8【ぜ】全身の体力の向上・全力投球
よく噛むことで健康な歯を作ることができます。
健康な歯がなければ何かあったときに力を出して踏ん張ることができません。
また、よく噛むことで全身に力が入り、運動機能向上の促進にもなります。
歯周病の歯、虫歯だらけの歯など不健康な歯では力もでてきません。

《噛む》ことの8つの効果。頭文字を並べると【ひみこのはがいぜ】(卑弥呼の歯がいーぜ)となります。
とっても覚えやすいですね!

この8つの効果を頭に入れて食事をする時は意識してよく噛んでみてはいかがでしょうか?
また、左右対称に噛むことも大切です。癖で右側だけ、左側だけで噛んではいませんか?
しっかり左右対称に噛んで顎も丈夫にしていきましょう。

咀嚼について→

自宅でできるホームホワイトニング

歯を白く美しくできるホワイトニング。ホワイトニングには2種類あります。
歯科医院に行って行うのは「オフィスホワイトニング」
自分自身の家でできるのは「ホームホワイトニング」です。

ラミネートベニアの話はこちらから。

手軽にできる「ホームホワイトニング」について紹介しましょう。

オフィスホワイトニングよりもホームホワイトニングは価格が安いですし、自宅で手軽に出来るので比較的、続けやすいです。
まず、ホームホワイトニングを始めるには歯科医院に行って、ホワイトニングが可能か検査してもらいます。虫歯や重度な歯周病がある場合は、そちらを治してからの治療になります。問題が無ければホワイトニングに使うマウスピースを作る為に、型を取ってマウスピースを作成します。マウスピースが完成すればホワイトニングを行うキットがもらえますので、自宅に持ち帰って頂いてホワイトニングがスタートとなります。

キットの中には、マウスピースと専用のジェルが入っています。
まずホームホワイトニングを始めるには、歯を清潔にする必要がありますので、ブラッシングを行います。次に自分の歯に合わせて作られたマウスピースに専用のジェルを流し込みます。ジェルは入れすぎてもいけませんので適切な量を使用しましょう。
適切な量とはジェルがマウスピースからはみ出さないくらいの量を使用します。1本の歯に対して米粒くらいの大きさです。ジェルがはみ出したまま放って置くと知覚過敏の原因になってしまいますから、マウスピースからジェルがはみ出してしまうようなら拭き取るなどしてください。

ジェルを入れたマウスピースを1~2時間ほど装着しておきます。この方法なら、歯科医院に行く時間が無い人にも向いているかも知れませんね。夜間に寝ている間にマウスピースを入れておく事も可能です。
朝起きたらマウスピースを外して、歯磨きをして、マウスピースについたジェルを洗い流します。基本的には毎日行うのですが、しみたり痛みがあるという人は1日に使用する時間を短くしたり、毎日使用するのでは無く1日置きにしたり、2~3日程期間を空けたり調整します。
すぐに歯が白くなるのは薬液の濃度が高いオフィスホワイトニングですが、ホームホワイトニングは低い濃度の薬液で毎日行うので白さの持続力があります。

結婚式や就職活動で急いで白くしたい人にはオフィスホワイトニング、じっくりと白く、持ちを長くさせたい人にはホームホワイトニングが適しているかもしれませんね。

この両方を併用して行うデュアルホワイトニングもあります。
ご自身の目的や歯科医院に通える頻度でこの3つから適切なものを選ぶと良いでしょう。

ホワイトニングの注意点としては、ホワイトニングを行った後1時間くらいは喫煙や飲食は控えて下さい。効果が薄れてしまいます。
そして24時間以内には色の濃い物を食べるのは避けて下さい。具体的には、カレーやラーメン、コーヒー、紅茶、コーラなどのジュース類などです。
せっかく白くなった歯が色の濃い物を口に入れる事で染まってしまいます。

ホームホワイトニングにかかる期間は、どのくらい白くなりたいのか、また個人の歯の状態により個人差がありますが、2週間から数か月くらいです。

手軽に歯を白くしたい人にはホームホワイトニングがお勧めです。
口元からおしゃれを始めてみてもいいかも知れませんね。

歯磨剤の効果!

みなさんはよく歯磨きの時に歯磨き粉(歯磨剤)を使用しますよね?
では歯磨き粉にはどういう効果があるのか知っていますか?
お口の中の汚れであるプラークなどは、うがいをしただけではなくなりません。
そのためみなさんブラッシングをするわけですが、ブラッシングの際、歯磨剤をつけて磨くとただブラッシングをする時よりもプラークの除去効果を高めることができます。

では他にはどのような効果があるのでしょうか?

1、虫歯を防ぐ
虫歯というものは、歯にくっついたプラーク中の細菌が作り出す酸によって歯が溶けてしまうことを言います。
虫歯を防ぐために大事なことは、プラークを除去することが一番です。
歯磨剤には、歯の耐酸性の向上をするフッ化物の入った歯磨剤や、プラークの除去を促すことはもちろん、プラークの付着防止などにも効果があります。
また、歯の再石灰化促進作用のあるものも売られています。

2、口臭を防ぐ
よく歯周病などの患者さんは口臭を自覚症状として訴えます。
口臭の9割は口の中の汚れや、歯周病、虫歯が原因となります。
そのため、プラークなどを取り除くことで口臭はある程度防ぐことができますし、歯磨剤の中にはミントなどの香料を配合したものも売られているので、口臭を防ぐのと同時に口の中を爽快にします。

3、プラークを除去する
先ほども書いたように、歯磨剤をブラッシングと併用することで、プラークの除去効果が高まり、再付着を防ぐ効果があります。
プラークは歯周病や虫歯の、口臭の原因となるだけでなく、歯石の沈着などにもつながります。
ブラッシング効果をあげるためにも歯磨剤を併用してみてはいかがでしょうか?

4、歯石を防ぐ
歯石とは、プラークが唾液中のカルシウムなどによって石灰化してできる硬い石のような物質です。
プラークが歯石になってしまってからでは、もうご自身のブラッシングで取り除くことはできません。
歯石を防ぐ為に大事なことは、歯磨剤を使用しプラークを除去することです。
最近では歯石の沈着を防ぐ歯磨剤も売られているのでぜひチェックしてみてください。

5、歯を白くする
ステインやタバコのヤニなどで汚れてしまった歯を白くすることができます。
ステイン用の歯磨剤も最近はでてきましたね。

6、歯肉炎、歯周病を防ぐ
歯肉炎は、磨き残しなどのプラークがあると歯茎が炎症を起こし、腫れたり、出血したりします。
歯周病は、プラークや歯石などが原因でどんどん進行していきます。
歯磨剤を使いブラッシングすることで、歯周病菌の増殖を抑制したり、炎症を抑制したり様々な薬効成分が含まれているので歯周病などを防ぐ効果があります。

このように、最近ではいろいろな用途にそった歯磨剤があります。
ぜひ、使ってみてはいかがでしょうか?

インプラント…その後のお手入れ

むし歯や歯周病で不幸にも歯を失ってしまった方の治療として、従来では部分的な入れ歯や、ブリッジで欠損した歯を補ってきました。
しかし最近ではインプラントが登場してきて私達の選択の幅が広まりました。
ここ20年程で急激にインプラント治療をする人が増えてきています。
インプラントは、歯が無くなってしまった所に人工的な歯根を骨の内部に埋め込み、その後人工の歯を装着させる治療法です。
従来の部分的な入れ歯のように取りはずしは必要ないので、まるで自分の歯のように食べ物を食べる事ができ、違和感が無いなどの利点や、違いがあります。
また、ブリッジは固定性ですが、治療の為に健康な隣の歯を削る必要がありましたが、インプラントは直接、骨に埋め込むので健康な歯を犠牲にしないので最近はインプラントが人気を集めているのでしょう。

まるで自分の歯のように噛める事から、乳歯、永久歯に続く「第3の歯」とも呼ばれています。
もし失ってしまった歯の所にインプラントを入れてもそれで終わりではないのです。
お口の中はいつも歯と歯が噛み合う度に大きな力がかかりますし、前に様々な原因でむし歯や歯周病などで歯が抜けてしまった場所ですから、決して状態が良い場所とは言えません。このまま、今までと何も変わらないお口の中の環境では、せっかく入れたインプラントも一生使い続けられるとは限りません。
天然の歯と同様に、インプラントの周りの骨が無くなってしまうとインプラントがグラグラしてしまったり、最悪の場合は抜け落ちてしまうかもしれません。

そんな事にならない為に、歯科医院での定期的なメインテナンスが必要不可欠になります。歯科医院のメインテナンスよりさらに大切なのは、毎日の自分の歯磨きお手入れになります。

3ヶ月や6ヶ月ごとの歯科医院でのプロによるチェックとメインテナンスを行えば、お口の中やインプラントの良い状態を保つ手助けになります。しかし、鍵を握るのは毎日のご自身のケアです。この2つをしっかり行えば、インプラントだけでなく他に残っている天然の歯も健康に保つ事ができるでしょう。
せっかく入れたインプラントですから健康に長く使いたいですよね。

では、インプラントの「その後のお手入れ」についてお話したいと思います。インプラントのお手入れと言っても難しい技術や、特別なものは一切必要ありません。
基本的には、インプラント部分もご自身の歯を磨くようにブラッシングをする事が一番に大切になります。インプラントは人工の歯なので接合している部分があります。

汚れが溜まりやすい部分ですので、そこの汚れを落とすように意識して磨くと良いでしょう。後は歯ブラシの動かし方についてです。力いっぱいに歯ブラシを上下に動かす方法で磨くのは避けて下さい。いくらインプラントを入れていつものように噛めるからといっても、歯ぐきと密着する力は天然の歯よりも劣ってしまうのでこのような磨き方をしてしまうと歯ぐきが腫れる原因となります。

歯磨き剤は、研磨材が入っていないタイプの物を使用してください。研磨剤が入っているとインプラントを傷つけてしまう可能性があります。

歯ブラシの他にも、使用して頂きたいのが「歯間ブラシ」です。
しかし誤った使い方や誤ったサイズで使用してしまうと、歯ぐきを傷つけてしまったり、歯ぐきが下がってしまったりと、見た目や状態が悪化する可能性があります。
上手く使用すれば効果的に歯の間の汚れを落とす事ができるので、歯科医や歯科衛生士の適切な指導をしてもらってから普段の歯磨きにプラスすると良いでしょう。
インプラント用の柔らかい歯間ブラシがありますのでそちらを使用してください。

最後にフッ素入りのジェルを歯全体に塗って歯質を強化すれば、さらに良いでしょう。

インプラントを入れたらそれで終わりでは無く、毎日のお手入れ方法を少し工夫してみて下さい。そこに定期的なメインテナンスも合わせて行っていく事でインプラントを長く健康な状態で使って頂く事ができます。
ぜひ、今日から始めてみてください。

知ってる?ラミネートベニア!! 

みなさんが歯を白くしたい!と思ったとき一番に思いつくのが“ホワイトニング”ではないでしょうか?
しかし、ホワイトニングには知覚過敏などのいくつかの欠点があります。

では、ホワイトニング以外に歯を白くする方法はないのでしょうか?
ホワイトニング以外の方法で歯を白くする方法で挙げられるのが“ラミネートベニア”です。

ラミネートベニアとは?

ラミネートベニアはホワイトニングのように薬を使って歯を白くするのではなく、自分の歯の表面を薄く削り取り、その削った部分に歯の色をしたネイルチップのようなものを貼り付けます。
材料は一般的にはポーセレンなどが使用されます。

ラミネートベニアのメリット

ラミネートベニアは、ホワイトニングより歯を白くすることができ、生まれつき濃い色がついてしまった歯でも短期間で白くすることが出来ます。
また、色を白くするだけでなく、歯の形なども短期間で修正することができます。
例えば、すきっ歯なども修正することが可能です。
また、歯の色が元に戻ることがなく、歯を削る量が少ないので、痛みはなく基本的に麻酔は使いません。

ラミネートベニアのデメリット

ネイルチップを自由に取り外しできますが、ラミネートベニアは、一度取り付けると、取り外しも出来ませんし、元には戻せません。
また、ラミネートベニアは日常生活を普通に生活する分には強度は十分にありますが、ポーセレン(セラミック)の歯を貼り付けるので、噛み合わせが悪かったり、歯ぎしりの癖がある場合などは貼り付けた部分が欠けたり、割れたりする可能性があります。
ラミネートベニアを貼り付ける本数は、歯の全てに行うのではなく、気になる部分に貼り付けることも出来ますが、1本だけだと他の歯と色を合わせるのが難しいので、数本にわたって貼り付けることもあります。

費用について

ラミネートベニアは、ホワイトニングに比べて費用が高いというのもデメリットの一つです。
普通ホワイトニングですとだいたい5万円程度で治療できますが、ラミネートベニアの場合、病院によって違いますが、5万円~15万円程度かかります。
もちろん保険外の治療なので自費になります。

ラミネートベニアは、デメリットとして費用が高いと言うことが挙げられますが、ホワイトニングよりも歯を白くすることができますし、少しの歯並びの修正であれば可能です。そのため短期間で、白くきれいな歯並びを手に入れることが出来ます。

舌も磨く習慣をつけましょう。

みなさんは自分のをよく観察した事がありますか?
あまり見たことが無いという人は少し鏡で舌を出して観察して見て下さい。どんな状態でしたか?
舌の表面に白い汚れのようなものがついていたり黄色っぽく汚れていませんか?
それは舌苔という舌についた汚れです。

普段は毎日、歯を磨く人はたくさんいますが、舌もキチンとケアする習慣をつけている人は毎日、歯を磨く人全員では無いかも知れません。
歯に汚れがつくように、同じように舌にも汚れが付きます。このまま放って置くと口臭の原因になります。
どうして舌に汚れ、「舌苔」が付いてしまうのでしょうか?
舌には細かい乳頭というヒダで覆われています。このヒダは糸状乳頭といいます。それを広げるとなんと畳8畳分にも相当します。そこに汚れがたっぷりと詰まってしまえば当然、口臭が発生する原因になりますね。

舌苔の成分は、粘膜から脱落した上皮細胞です。後は、細菌や食べかす、血球などがあります。脱落した上皮細胞に細菌が多数付着しています。舌苔の中に存在する嫌気性菌と合わさって口臭を作る原因となります。
実は、口臭の原因の約60%は「舌苔」が原因だと言われています。
長年、原因不明の口臭に悩まされていた人も、もしかしたらこの「舌苔」が原因かも知れません。

どのような時に「舌苔」が付きやすいのでしょうか?

体調が悪く、免疫力が下がってしまった時。
不規則な生活をしているとき。
アルコールや甘味飲料の飲みすぎてしまった時。
刺激物を摂取した時。
口呼吸や緊張の持続などで唾液の量が少ない時。

などに付きやすくなってしまいます。

あとは見落としてしまいがちなものとしては、お薬の副作用や加齢につれて「ドライマウス」になってしまった人です。唾液の量が減ってしまう為に雑菌が繁殖してしまうので「舌苔」が付きやすくなってしまいます。
しかし、舌苔をすべて取り除けば良い訳ではありません。
舌の正常な状態というのは、うっすらと白い舌苔がついているものなのです。
まったく舌苔がついていないピンク色の舌は、正常で綺麗に見えますがこれは異常な状態といえます。舌がピリピリとして熱を持っているような感じになり、口臭も発生します。
また、舌に黄色っぽい舌苔がついている人は、口腔内に虫歯、歯周病などの感染症やその他の感染症にかかっている可能性もあります。
他には黄色いレモンのカキ氷などの着色物を食べた時にも舌は黄色くなります。

いずれにしても、舌の状態を確認する事で健康のバロメーターになります。すべての舌苔を除去する必要はなく、ある程度の除去は必要とされています。

ここでは舌専用のブラシを使った方法を紹介します。
掃除回数としては、舌を傷つけないために1日1回で大丈夫です。
専用ブラシでかき出す力は優しく10回程度で。
普通の歯ブラシで行ってしまうと、数回でも傷ついてしまいます。
これらを習慣にすれば口臭の予防にもなりますし、余計な汚れが取れるので舌が敏感になるので、薄い味付けの物でもしっかりと感じ取れるようになります。減塩効果にも繋がります。

最近では、舌専用のブラシの他に、舌苔に着目したデンタルリンスや、「グリコ」から専用のタブレットも発売されています。タブレットはグリーンアップルの味がついていたりと、舐めるだけで良いという手軽さから普段の生活に取り入れやすい物もあります。
ご自身にあった物を探して見てはいかがでしょうか?

グリコのタブレット「BREO」について詳しくはこちら

歯並びが悪い原因は?

歯並びがよくないと見かけもよくないですし、気になりますよね 。
その他にも、歯並びが悪いと発音が悪くなってしまったり、歯の大切な機能である “噛む”という機能を充分 に活用することができません。
また、歯並びが悪い為に、ブラッシングをしても、歯ブラシの毛先が行き届かなかった りして、磨き残しができて虫歯、歯肉炎、歯周病になりやすくなってしまいます。
では、歯並びが悪くなる原因は何なのでしょうか?

1、遺伝的なもの
顔や、体型が親に似てくるのと同様で、顎の大きさや形も遺伝によってある程 度決まってきます。

2、いろいろな癖
指しゃぶり、頬づえをつくなど悪い習慣を続けることで、顎の骨が変形してし まい、歯並びが悪くなることがあります。
その他にも、舌を突き出す癖や、噛み癖なども原因となります。
また、口呼吸も歯並びを悪くしたり、顔の発育に影響をあたえられていると考えられて います。

3、虫歯
永久歯が生えてくる時、乳歯は永久歯の生えてくる場所を確保する役割があり ます。
そのため、乳歯が虫歯になってしまっていて、そのまま放置して形が変わってしまった り、抜歯をした場所をそのままにしておくと、永久歯が正しい位置に生えずに、歯並び や噛み合わせが悪くなることがあります。
また、大人になってからの抜歯も同様で、抜いたまま隙間を放置してしまうと、歯が動 いたり、親知らずに押されたりして、歯並びやかみ合わせが悪くなることがあります。

4、食べ方
子供時代に、よく噛まなくても食べられる軟らかい食べ物ばかり食べていると 、顎の成長期に顎が十分に発達できないので、小さくなってしまいます。
その結果、小さい顎に大きな歯が生えてくるわけですから、歯がきれいに並ぶ為の十分 なスペースが確保できず、前後にデコボコとした歯並びになってしまいます。

5、口呼吸
鼻炎や扁桃腺肥大などの症状があり口呼吸を続けると、唇で歯を押さえる力が 弱くなり、口の筋肉のバランスが崩れて出っ歯や受け口の原因となったり、位置が異な ったりします。

このように、歯並びが悪くなる原因には、いろいろありますが、癖や食べ方は 気をつければ改善できますし、虫歯もきちんとしたブラッシングができれば予防できま す。
自分でできることから少しずつ始めていきましょう!

 

歯が溶けるとは?

歯が溶ける」と言われると虫歯では?と思う人がたくさんいるかも知れません。
他にも歯が溶ける事があります。それが「酸蝕歯」です。
酸性の食べ物や飲み物を摂取する事で「歯が溶けてしまう。」事を言います。歯は酸に触れると溶けてしまいます。

酸性の物を食べた後にそのまま放っておいてしまったり、食後のケアをしっかりとしないとその危険性は高まります。
ケアが適切に行われていない状態で歯磨きをしてしまうと、その力で歯の表面にあるエナメル質が削り取られてしまいます。これを続けてしまうと、時が経つにつれて歯が薄くなってしまいます。

ではどのような食材に酸が多く含まれているのでしょうか?
このような視点で食材を見る事はあまり無いかもしれませんね。
例えば、健康の為に最近よく飲まれるお酢。
フルーツ、特にレモンやグレープフルーツなどに多く含まれています。
他にも赤ワインや夏場によく飲むことがあるスポーツ飲料。コーラにも多く含まれています。見落としがちなのはビタミン剤や、サラダにかけるドレッシングにも入っていたりと様々です。
酸にも色々あり、クエン酸アスコルビン酸の消費が多ければ多いほど侵食されるとの事です。

他の原因としては職業的なものもあります。メッキやガラス細工の工場で酸性ガスを暴露、吸収する作業がある人。
胃酸による逆流性食道炎、拒食症なども原因になります。
酸蝕歯になると、どうなってしまうのでしょうか?

・象牙質が露出してくるので知覚過敏症の原因になる。
・歯の色が茶色っぽくなったり、黄色くなる。光にあてると白濁している。
・歯の形が変わって、詰め物や金属が取れる原因に。
・歯がひび割れたり、丸い形に変わってしまう。小さなくぼみができる。

普段の生活で知らず知らずのうちに酸蝕歯の原因を作っているかも知れません。
いくつか項目を挙げてみます。

・部活中など、習慣的に、スポーツドリンクを飲む。
・毎日、健康の為にビタミン剤や、ビタミンドリンク、黒酢を飲んでいる。
・泣き止むからといって、赤ちゃんに寝る前にダラダラと哺乳瓶でジュースを与える。
・おつまみをまったく食べず赤ワイン、柑橘系酎ハイを時間をかけて毎日飲む。

上げてみると当てはまるものが意外と多くあるかも知れません。

では、どのように予防して行けば良いのでしょうか?
過度な量の酸を摂取しているのであれば、まず控える事です。
他には、酸性の飲み物を飲んだら、水で口をゆすいだり、お茶や水を飲んだりすると良いです。そうする事で酸性が中和されます。
またすぐに、歯磨きをするのでは無く30分程の時間を置きましょう。
すぐに磨いてしまうと、酸で弱くなった歯がブラッシングの圧で削られてしまいます。
歯の再石灰化が進むのを待ち、中和されてから行うのが良いでしょう。
後は、毎日のブラッシング時に使う歯磨き剤をフッ素が入っているものを使用すると、歯の質を強化することができます。もちろん柔らかめの歯ブラシで優しく磨くのを忘れずに。

後は、定期的に歯医者さんに行って、プロの目線でチェックしてもらいましょう。気付かないうちに酸蝕歯になっていたり、歯周病になっていたり、進行していたりと自分では分からない事が分かってきます。

無理に酸性の物をまったく食べないようにするのは難しいですし、以上のポイントを守って、ご自身で色々と改善して、食べる工夫をしてみて下さい。

歯石ってなんでできるの?

よく、歯医者さんなどで「歯石がついていますね」とか聞く事がありますよね?
また、皆さん自身でも下の前歯の裏側などをベロで触ってみるとザラザラした感じがすることがあるのではないでしょうか?
それが、歯石です。
簡単に言うと歯石はプラーク(歯垢)や汚れが固まってできた石のようなものなのです。
そのため歯石は、プラークとは違い、歯ブラシなどで、自分で落とすことはできません。

歯石ができてしまうと、歯医者さんに行って、機械的に除去しなければ取り除くことができません。
しかし、歯石を放って置くと、表面がザラザラしている歯石の上に、プラークが付着し虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
では、歯石について詳しく説明していきましょう。

1)歯石とは?

歯石はお口の中に残った食べ物のかすや細菌の死骸と唾液などの中のカルシウムの塊がこびりついたものです。
歯石は、プラークに比べると、石のように硬く歯にくっついているので、簡単には取り除くことができません。
また、プラークとは違って石灰化した沈着物なので、ご自身の歯磨きで取り除くことはできません。

自分の目で見える、歯茎より上(歯と歯茎の境目)に出来た歯石を、歯肉縁上歯石。
歯肉ポケットの中にできた見えない歯石を、歯肉縁下歯石といいます。
歯肉縁下歯石の中には多くの細菌が住んでいるため、付着すると歯肉の炎症がひどくなり、通常くっついている歯と歯肉が剥がれて更に縁下歯石が付着しやすくなり、歯周ポケットが形成されます。
歯肉縁下歯石がたまると、プラークが付着しやすくなるので更に縁下歯石が溜まり歯周ポケットもどんどん深くなります。
歯周ポケットの中のたくさんの細菌は、歯槽骨を溶かして歯周病になったり、歯肉に炎症を起こしたりします。

2)歯石はどこにできるの?

歯肉縁上歯石はプラークと唾液の中に含まれるカルシウムなどが結合したものなので唾液の出る穴(唾液線)のある
上の奥歯(上顎臼歯部)の頬側と下の前歯(下顎前歯部)舌側の部分です。
縁上歯石やプラークが付着した状態が続くと、その中の多くの細菌によって歯肉が炎症を起こしてしまい、プラークが歯と歯肉の隙間に入り込み歯肉縁下歯石が付着します。

3)歯石はどうやってとるの?
先ほど説明したように、一度ついてしまった歯石はプラークと違い自分自身の手で取り除くことはできません。
歯肉縁上歯石は、歯科医院で歯石取り(スケーリング)をすると簡単に除去することができます。
歯肉縁下歯石は、通常のスケーリングでは除去するのは難しい為、歯周ポケット内の歯石を取り除く治療であるスケーリング・ルートプレーニング(SRP)が必要です。

このように、歯石は一度付いてしまうと、自分では取り除けません。
歯石をつくらないためにも、お口の中をよく観察し、自分にあった歯ブラシで全体的に細かく歯磨きするようにしましょう。
歯と歯の間も糸ようじなど、歯間ブラシなどの補助用具を使い丁寧に磨きましょう。
また、定期的に歯医者さんに行きメインテナンスをするようにしましょう。
歯石について詳しくはこちら
http://www.dentalmenu.com/karte03/dental-plaque/

高齢者に対する食育

食べる機能」は生きていく上でかかせません。

口は食べ物が入っていく最初の入り口になります。栄養の摂取だけが目的ではなく、美味しい物をみんなで食べれば表情が豊かになり心身が活発になります。そして毎日の生活が充実してくると言えます。
ただ単に栄養を取れば良いという分けではありません。口からしっかり食べる事で、唾液も出て口の中もきれいになります。そうする事でいっそう食べ物の味を楽しむ事ができます。
硬いものが食べれればお漬物の食感なども感じられます。

年を取れば取る程、生活の中での食の比重は大きく大切なものになってきます。食べる機能を残すことは大変重要といえます。

今は高齢で歯が無い人には、インプラント、義歯など様々な治療法があり咀嚼機能を取り戻す事ができます。しかし人によっては、口が動きずらい、麻痺がある人、認知症の方はスムーズな咀嚼機能を取り戻すのが難しい場合があります。なのでその方々に合った食べ物を選択して摂取していく必要があります。

入れ歯でお困りの方へ⇒

例えば硬い物が食べにくい人には、軟かい物を中心とした食事に変更します。無理して硬い物に時間をかけて食べるのではなく、軟かいものを美味しく適切な時間で食べる事ができます。

例えば、硬い物を2時間かけて毎日食べていた人がいたとします。しかし、その人に合った食事を食べる事で、30分ですべて美味しく食べられたとすれば栄養もしっかり取れますし残りの1時間30分を有意義に過ごせます。
食べることが難しい人には食物の形を変えて小さくしたり、食物の大きさを工夫します。一口大や、みじん切りなどその人に合わせる事が必要です。とろみなどをつける事により誤嚥防止になります。介護現場では、一回にスプーンで食べさせる量を調整する事で格段に食べやすくなります。個人に合わせての食事が大切になります。

他には調理の工夫によっても美味しく食べることができます。
高齢者の施設の食事の調理に、真空低温調理器を使う施設が増えています。この機械を使うことにより、食材を軟らかく調理できます。温度を上げずに調理できるのでビタミンなどの栄養を壊さず、美味しく軟らかく調理できるのが特徴です。素材そのものの味をしっかり味わえるので調味料が少量で済みます。

包装内の水分が一定になり均等に加熱される。
無酸素調理法である為に味が均等。
乾燥による味の変化や褐変がない。
手に触れないので衛生的である。
など高齢者の方々が美味しく食事できる調理法といえます。

高齢者の方がどんな物を食べれるか、口腔内状態がどのような状態なのか身近な人が確認して把握することが大切です。どのくらいの硬さのものなら食べられるのか知ることも重要になってきます。適切な食事を適切な環境で食べれるように協力していきましょう。

高齢者の方の食生活を第一に充実できる環境作りから始めましょう。

フッ素の重要性

フッ素ってご存知の方が多くいらっしゃると思います。
では、そのフッ素とはどういう効果があるか知っていますか?

みなさんはよく、テレビや広告などで“フッ素でむし歯を予防しよう”という言葉をよく耳にすると思います。
では、フッ素にはどのような効果があるかお話したいと思います。

1つ目は、フッ素が歯に取り込まれて、むし歯菌が出す酸に対して強い歯をつくります。
これを『フルオロアパタイト』といい、歯や骨を構成する無機質の主成分であるハイドロキシアパタイトにフッ素が取り込まれると作られます。
フルオロアパタイトは、ハイドロキシアパタイトより、むし歯菌などの細菌が出す酸に対して溶かされにくい性質をもっているので、
フルオロアパタイトが形成されるとむし歯になりにくくなります。
つまり、フッ素が歯に取り込まれるとフルオロアパタイトができるというわけです。

2つ目は、歯の再石灰化を促進する作用があります。
歯の表面が、むし歯菌などの細菌が出す酸で溶かされても、初期虫歯であれば再石灰化が起こり修復が行われ、むし歯になるのを防ぐことができます。
再石灰化とは、溶かされた歯の表面(エナメル質)をただ元に戻すだけでなく、結晶の構造を変化させ、溶かされる前の歯よりも強くて硬い歯の表面(エナメル質)
に変化させることです。

3つ目は、むし歯菌などの細菌が酸をつくるのを抑制します。
フッ素は、むし歯菌の持つ酵素の働きを抑制して、歯を溶かす酸を作らないようにします。
また、むし歯菌の栄養分となる糖の取り込みを邪魔して、菌が歯にくっつきやすくするための“ネバネバ”な物質を作るのを抑えます。

また、フッ素にもいろいろな種類があります。

1.フッ素洗口
2.フッ素塗布
3.フッ素スプレー
4.フッ素ジェル

フッ素洗口は、みなさんの知っての通り、お口の中にフッ素洗口剤をふくみ、数分間ぶくぶくうがいをしていただくやり方です。

フッ素塗布は、歯科医院まで足を運んでいただき、歯科医師や歯科衛生士が高濃度のフッ素を歯に塗布する方法です。
この方法は、歯科医院で年3~4回塗布を行うと十分な効果が得られます。
フッ素を塗ってもらうためだけに、歯科医院に行くのは大変と思われる方も多いと思います。
しかし、ほとんどの場合、フッ素を塗布することと並行して定期的なメインテナンスや、むし歯などの治療も行われます。

フッ素スプレーは、まだぶくぶくうがいの出来ない小児(1~3歳)に特に有効です。使用方法としては、普通に歯を磨いていただき、その後スプレーを歯ブラシに付け、もう一度磨きます。これを一日数回行います。

フッ素ジェルは、いろいろな味のものが発売されています。そのため、歯磨きの嫌いな子供に興味をもたせるのに使うと効果的です。
フッ素ジェルもスプレーと同様、歯磨きを行ったあと、ジェルをつけた歯磨きで磨いていただく方法です。

このようにフッ素にはむし歯を予防する効果がたくさんあります。
みなさんもぜひ、フッ素でむし歯予防をしてみてはいかがですか?

噛み合わせと運動機能

歯の噛み合わせは運動機能と関係があります。

噛み合わせが悪いと肩こり、頭痛の原因になります。
噛み合わせが安定すると姿勢の安定にもつながります

姿勢安定は様々な動きをするアスリートにも大切になってきます。今、噛み合わせを治して正しい口腔状態にしていくアスリートが増えているそうです。
噛み合わせが悪いと、身体がゆがみ、骨盤もゆがみ、やがては左右の足の長さまで違ってきます。つまり噛み合わせが悪いと筋肉バランス、顔バランス→全身のバランス、そして様々な病気の原因へと繋がる悪循環になっていきます。
噛み合わせが悪い事を不正咬合と言います。

不正咬合とは何か調べてみましょう。wikipedia(ウィキペディア)によると不正咬合とは、顎顔面、歯などが、何らかの原因でその形態と発育と機能に異常をきたし、その結果正常な咬合機能を営み得ない咬合状態の総称である。

と書いてあります。

マラソンランナーの土佐礼子さん(愛媛県松山市、旧北上市出身 三井住友海上火災保険、旧三井海上保険所属 2009年の東京マラソン出走を区切りに、選手活動を一旦退く事を発表。2010年4月、1児に母となる。)は、矯正治療をして記録を伸ばしたことで知られています。練習後のひざ痛、疲労骨折が少なくなったそうです。正しく噛むことにより、身体の負担が減り安定した記録が出やすくなったと言えます。

そして「噛む」という事で、運動機能だけでなく学習能力もUPすることが最近の研究で分かってきました。
ある幼稚園で、園児を2つの組に分けて、1つの組は今まで通りのメニューの給食を食べ続け、もう1つの組の園児には、硬い食べ物の多くあるメニューを給食として出しました。

噛むことに重点をおいた食材⇒

そして半年後に「噛む力」と「記憶力」のテストを実施した結果、硬い給食組の園児の方が噛む力が強くなっていました。記憶力テストの成績もそちらの方が良かったと報告されました。噛み合わせが運動機能と関係しているだけでなく、学習能力までにも関係あるといえます。
噛む子は良く育つという事ですね。しかし、いくら噛んでも噛み合わせが悪かったら逆効果になります。他の部分に負担をかけてしまいます。
正しい噛み合わせで噛むという事が重要になってきます。

人間の頭の重さは約5㎏にもなります。
それをいつも支えている首や顎の関節がずれてしまうということは大変なことですね。
最近は趣味でもスポーツをする方も多くなってきています。ついつい見落としてしまう顎の関節、噛み合わせの事、アスリートの方々だけでなくみなさんで注意して正しい噛み合わせにすることにより、全身の運動機能、学習能力を高め健康な毎日を送っていきましょう。

最近調子が悪い方も、噛み合わせに注目してまず、噛み合わせを治す事から始めてみてはいかがでしょう?
そうする事であなたの体が本来の力を発揮することができるかも知れません。

かかりつけ歯科医院を持ちましょう

数多くの患者さんと接していく中で、心配なことは、かかりつけ歯科医院を持たず診療先をすぐに変えてしまう人が多いということです。

むし歯や歯周病などの歯科疾患は、予防が可能な病気です。
かかりつけ歯科医院」というのは、歯周病やむし歯の治療をはじめとする歯科治療、むし歯や歯周病にならないよう予防するために通っていただく歯科医院のことをいいます。

※かかりつけ医とは外来では他の診療科の医師が患者に接することは少ないが、診察を受ける曜日や時間によって同じ診療科の中で別の医師が患者に接することになる。この場合でも担当医として一人の医師が明確に記載されている。
Wikipediaより

歯科治療というものは、長年の経過や、ケアの習慣、その人の体質などを総合して診療することが必要だと思います。
例えば、その人のむし歯のなり方、歯石のつきやすさ、たまり方、その人の癖などには個人差があり、長期的に患者さんをみていくことでその方の傾向も見えてきます。「かかりつけ」とはかかりつけの医者、特定の医者にいつも決まって治療や診療を受けることです。現在、特定の医者とは地域別、患別に特定されます。

かかりつけ歯科医の大切さについて⇒

一人の患者に複数の主治医が存在することになります。その中で、プライマリ・ケアを断続的に提供できるのがかかりつけの歯科医院です。
歯の健康を本当に考えるのであれば、今の自分の口の中の状態、特徴、傾向を知ってもらうことが大切だと思います。最近の患者さんの中には、顎が小さく、歯並びが悪かったり、親知らずが半埋伏している方が多く見られます。自分の磨きにくいところはどこなのか、どう歯ブラシをあてたら汚れが落ちるのかなど、プロの手でしっかり指導していまなければなりません。
また、今までの病歴や体質、家族がかかったことのある病気など、今までの自分の体のことを知っているお医者さんがいるというのはとても心強いです。

特に、小さい子供やお年寄りなどのいる家庭では、何かあった時に相談できるかかりつけ歯科医院があると安心です。お口のことを気軽に相談できるかかりつけ歯科医院がいれば、歯周病などの深刻な病気も早期に予防できるでしょう。また、適切なアドバイスがもらえ、早いうちの回復が望めるでしょう。

みなさんは、髪のことは美容院へ、お肌のことはエステへ相談しに行きますよね?このように自分の口のことにも興味をもっていただき、ぜひかかりつけ歯科医院というものを活用して欲しいです。
かかりつけ歯科医院をもつと、お口の健康が保たれます。
また、むし歯や歯周病になったときも、患者さんが歯科医院に慣れていることや、歯科医師が患者さんの情報を得ていることで、患者さんにとって良い治療がスムーズに行えます。

かかりつけ歯科医院の存在は、美しさや若々しさを目指す近道となります。

歯科用レーザーと大口径光ファイバーの開発

歯科で使われているエルビウムレーザーって、何となく格好いいネーミングですね。

前回も書きましたように、歯科用レーザーには色々な種類がありますが、その中でもEr・YAGレーザーというネーミング、けっこう男の子の患者さんに人気です。何故かという、「エルビウム」という部分が、小さなお子様には「エルビーム」というように聞こえるのでしょうか、「かっこイイだろう??」と話すと、「ウン」とうなずいて目を輝かせます。

ではこのEr・YAGレーザーって、いったいどんなものなのでしょうか。いつものように、早速Googleで「歯周治療 Er YAG レーザー」で検索してみましょう。そうしますと、出ました、出ました、「歯周治療・インプラント治療におけるEr:YAGレーザーの使い方」という専門書がアマゾンでも買えるようです。書かれているのは歯科界でも有名な石川烈先生を始めとする先生方です。

アマゾンで著者略歴を見てみると、和泉雄一先生、東京医科歯科大学歯学部附属病院病院長補佐、青木章先生、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科助教(歯周病学分野)、そしてご存知の石川烈先生、元東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野教授。現東京医科歯科大学名誉教授らの蒼々たるメンバーです。

目次には、歯周治療やインプラント治療におけるレーザーの応用とか、ErYAGレーザーの特性、レーザー照射と生体組織の反応―他のレーザーとの比較などの専門的な内容が並んでいますが、その中でも「伝送系とコンタクトチップ」という項目が目を引きました。
今度は「Er YAG レーザー 伝送系で検索」してみたところ、歯科医師であれば、誰でも知っている最大手メーカーのモリタから出されている「アーウィン」という有名な歯科用レーザー治療機械の開発を担当したフジクラという会社の記事がヒットしました。

旧社名は藤倉電線株式会社という有名な会社で、同社ホームページによれば、

1970年から光ファイバーの取り組みを進めていた当社は、1975年より電電公社と共同開発を行い、1976年にはMCVD法により極低損失ファイバーを開発し、長波長側に超低損失領域があることを発見した。また、1980年には極低OHファイバーを国産自主技術であるVAD法により世界に先駆け開発をし、その広い低損失領域の実現により、現在の波長多重通信へとつながった。
(同社ホームページより引用) http://www.fujikura.co.jp/history/1973.html

とのことだ。光ファイバーの先端企業と歯科界最大手企業のコラボならば、「アーウィン」が売れるのもうなずけますね。当初は800万円だったように記憶しています。
紙面の都合で、伝送系のお話しはまた次の機会にいたしますね。

口内炎とレーザー治療について考える

口内炎のやっかいな痛みを早期に解消する特効薬、歯科用レーザー治療を知りたい方へ

ボールペンのような形をした器具の先端から緑色の「炭酸ガスレーザー」と呼ばれるレーザー光線と冷却用のエアースプレーを出しながら、歯肉炎やむし歯の治療を行う歯科用レーザー照射器をご存知ですか。実際に治療を受けたことのある方は、恐らく防護用の黄色やオレンジ色のサングラスをつけて治療を受けたのではないでしょうか。

歯科用レーザー治療は、あのイヤなキーンという歯を削るときの不快な音や痛みがほとんどないことや、ある種のレーザーでは虫歯の予防効果があることなどから、大学や総合病院の口腔外科だけでなく、近年では一般歯科治療でも急速に導入が進んでいます。

歯科用レーザーの作用には、消炎、鎮痛、殺菌、消毒、止血などの作用があり、レーザーの種類によっては麻酔効果もあると言われています。

レーザーの種類はかなり多いのですが、その中でも「Nd・YAGレーザー」(ネオジウムヤグレーザー)や「Er・YAGレーザー」(エルビウムヤグレーザー)という歯の硬い部分に対しても効果のあるものと、歯肉などの軟組織に有効な「炭酸ガスレーザー」の3種類が代表的です。

それぞれ一長一短がありますが、これほど急速に歯科の分野に普及してきた理由は、レーザー光を患部に的確に照射することが可能となる光ファイバーの加工技術によるところが大きいと言われています。

どういうことかと言いますと、総合病院や一般医科の臨床現場(治療をおこなう場所や設備)は、比較的小規模であると同時に、口腔内という狭くて暗いエリアのかなり細かな患部に光線を照射しなくてはならないという特殊性があり、レーザー装置本体の可搬性、照射器具の先端部分のフレキシビリティなど、歯科用レーザーとしての要件はかなり厳しく、10年ほど前であれば1装置1000万円もするような高価な装置でした。

それが今では、生産技術の進歩と量産効果により、「夢の歯科治療機械」から「歯科治療になくてはならない装置」、そして「あたりまえの道具」へと普及が進み、先進的にレーザー治療に取り組んでいる歯科医院では、ユニット(治療台)1台ずつレーザー照射器が配置してあるケースも珍しくないようになりました。また最近ではキーンという音のする「タービン」を使わない、あるいは「装備していない」医院も現れてきました。

そして口内炎治療の場合、レーザー照射の鎮痛効果で、麻酔を使わずに歯肉や粘膜の細胞組織を活性化するため治りが早く、従来の口内炎治療のようにステロイド系の軟膏を塗る必要はほとんどなくなりました。

安全性が高く、歯科医師の技術差もあまりないとされる炭酸ガスレーザーの普及が最も期待されるところですが、残念ながらレーザー治療は健康保険が適用されません。炭酸ガスレーザー装置は1台300~400万円と高価なため、健康保険が摘要されない自費診療では医院によって料金が異なりますので、口内炎などのレーザー治療を希望する場合は事前によく治療費を確認してくださいね。

歯周病のレーザー治療について

今回は歯周病の治療方法の中でも特殊な治療方法である、歯周レーザー治療について考えてみます。

先月の『歯周病治療の費用と健康保険』のコーナーで、歯周治療はレーザー治療や特殊な薬を用いた治療を除いて、全て保険適応内となりますと書きましたが、その保険適用外のレーザー治療というのは、ここ数年、一部の先生方の間で急速に普及してきました。

いつものようにGoogleで「歯周病 レーザー治療」と検索してみると、148000件のヒットです。「歯周病 治療」では154万件、「歯周病 薬」が358万件、「歯周病 外科治療」でも297000件ありますので、まだまだ特殊な治療方法のようですね。

まずGoogleの検索結果のトップに出てくる「日本臨床医療レーザー協会/歯周病のレーザー治療」をクリックしてみます。

そうすると。たしかに色々な情報が掲載してあるのですが、意外にも、協会の所在地の住所とか、代表者などの氏名が見当たらず、少し心配になりました。そこでもう少し調べていくと、最新の治療方法らしいのですが、案外と役立つ情報が少なく、ようやく見つけたのが、朝日新聞系のasahi.com: コラム「健康相談どうしました」の記事でした。
http://www.asahi.com/health/soudan/jhealth/TKY200707280327.html

「レーザー治療のメリットとデメリットを教えてほしい」という、2007/08/20付けの、ちょっと古い記事ですが、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野の渡辺久准教授(2007年現在、以下同)が、「最大のメリットは照射した部分が殺菌・消毒されるので治りが早いこと」という回答をされています。

その回答の中で、渡辺先生は「レーザーを歯科の治療に応用するメリットは従来、機械的作用で行っていた処置を光作用で行うことにあります」と説明しています。

「機械的作用を光作用で」、何だそれは??と思われた方々が大半ですよね。

それもそのはず、このasahi.com「健康相談どうしました」の渡辺准教授の記事を詳細に読んでいくと、レーザー治療の歯科における一般的なメリットは詳しく書いてありますが、歯周病治療については、あまり詳しく書いてありませんでした。
簡潔にまとめられた600文字位の解説ですが、そのうちレーザー治療の有用性を述べられているのは50文字程度でした。

全体の文脈からは「レーザー照射の付加価値、照射した部分の殺菌・消毒により病気の治りが早くなる」と肯定的ですが、やはりまだ一部の先生方が取り組まれている発展途上の治療方法のようですね。

続・歯周病治療の料金について考える

先月の『歯周病治療の費用と健康保険』に引き続き、「歯周病治療は保険が効くか」という質問について考えてみたいと思います。

先日来院された30代のOLの患者さんからのご質問は、先月まで他の歯科医院に通っていましたが、歯肉の精密な検査の結果、かなりひどい歯槽膿漏と診断され、歯と歯茎の間に固まっている歯石をきれいに取り除く治療をするのに保険が効かないといわれましたがどうでしょうか、というご質問でした。

一般的に、歯医者さんの治療で保険が効かないのは「差し歯」とか、最近では「インプラント」のような「歯を入れる治療は保険外」というように思っている患者さんが大半かと思います。
ところが、歯周病の治療やむし歯の治療のような、いわゆる「歯を入れる」という治療方法以外にも保険外の部分があります。

従って、このご質問に対する回答は、「歯周病治療は保険が効く」と単純に答えられない部分があります。
前回も書きましたように、ごく一般的な歯周病の初期治療には、6回に分けて固まった歯石をきれいにする治療を行います。

この治療方法を説明された前記の女性患者さんは、「保険はきかないのですか?」と質問をしたところ、保険では歯肉より上についている歯石しか保険適用されないとの説明を受けたそうです。
この前医の先生の回答は、もしこれだけの説明だけだとしたら保険医療養担当規則という厳しい法律に違反する「虚偽の説明」ということになります。なぜならば「歯肉の下の部分に固まっている歯石を取り除く治療」は、完全に保険適用と明記されているからです。

ただし「もしこれだけの説明だけだとしたら」と断ったのは、場合によっては歯科医師の自由裁量によって、保険適用の治療方法の適応外で、保険給付外治療方法の選択が望ましいと説明した上で、自由診療を行うことは問題ありません。

どういうことかと言いますと、保険医でありながら保険給付可能な診療を拒否する事は保険医療養担当規則違反にあたりますが、「一般には保険給付の対象の治療ではあるが、当院ではその治療方法は行いません」ということは歯科医師の自由裁量ですから、十分な説明を聞いた上で、患者さんの自己責任で当該医療機関での受療を判断する必要があります。

日本における国民皆保険制度は、「患者さんの判断で、どの医療機関を受診することもできる」という、世界にも類を見ない素晴らしい制度です。そのような素晴らしい制度には、当然のように患者さんの側にも「医療機関は自分で判断する」のは自己責任ということでもある訳です。

歯周病は人類史上最大の感染症

歯周病は人類史上最も感染者数の多い感染症とされ、ギネス世界記録にも載っているそうです。

歯周病は歯を失うだけでなく、心筋梗塞や糖尿病などの生活習慣病などを悪化させるなど、皆様の全身の健康状態に悪影響を与えます。厚生労働省の歯科疾患実態調査によると、歯周疾患に罹患している割合が、五十代の人で約半数に達しており、また高齢者の歯周疾患患者が増加していると言われています。
フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」で「歯周病(歯槽膿漏)という病気」を調べてみると、人類史上最も感染者数の多い感染症とされ、ギネス・ワールド・レコーズに載っているほどである。日本が「歯周病大国」と呼ばれているとの主張もありますが、一方では、この統計には8020運動の推進などにより、高齢者になっても残っている歯の本数が増加し、統計上は必然的に歯周疾患が増加しているという指摘もあります。

この病気は24~25歳頃から始まり、ゆっくり進行することが多いため、特に40大半ばからは進行が早くなり、歯がぐらぐらになって、抜歯や入れ歯となるケースが増えてきます。別名、サイレントディシーズ「静かな病気」とも呼ばれています。
なぜ歯周病(歯槽膿漏)という病気になるのでしょうか?実はこの病気は虫歯と同じ細菌感染症なのです。その細菌の固まりがプラーク(歯垢)です。ですからプラーク、あるいは歯石がついていないことが重要です。

太古の時代には人間は歯ブラシを持っていませんでしたので、理屈から言えば、プラークは健全な食生活で落とすことが出来ますが、歯石はブラシでは落とすことができません。そのため、歯石を取るためにはスケーラーという特殊な器具が必要で、この器具を使って歯科衛生士が歯石を取っていきます。

つまり、毎日きちんと大切なご自分の歯を磨いても、いつの間にか歯周病(歯槽膿漏)という病気にかかっている可能性があるということです。歯石は歯周病(歯槽膿漏)という病気を引き起こす原因と考えられがちですが、歯石が病気を起こすのではなく、プラークの増殖を助けるため、定期的に歯石を取らなくてはいけません。歯周病には、これらのプラーク以外にも「歯にかかる過大の力」「ストレス」「たばこ」「糖尿病」などの原因が複合的に関与しています。この中で最も大きな危険因子が喫煙ですので、歯周病対策には、まず禁煙が必要です。

「歯肉が腫れる」「歯肉から出血する」「口臭が気になる」「歯がグラグラする」などの歯周病特有の症状がなくとも、このような症状が現れる前に定期的に歯科医院で健康をチェックすることが大切です。

「症状が気になったら、すぐに歯科医院を受診してください」と言っている歯医者さんは予防に熱心でない場合が多く、あまりお勧めできません。ただ、予防に熱心でない先生方(比較的古い世代の先生方)は、案外と抜歯が得意だったりするので、大切なご自分の歯を抜いてもイイと思っている患者さんにはお勧めかもしれません。

歯周治療の流れ⇒

歯周病治療の費用と健康保険

時々、「歯周病の治療は保険が利きますか」「歯石除去は保険適用外ですか?」などのご質問を頂くことがあります。
基本的に歯周治療はレーザー治療や特殊な薬を用いた治療を除いて、歯肉を切開して、頑固な歯石を取り除く、あるいは細菌に侵された骨の表面を健康な状態に戻す歯周外科手術に至るまで全て保険適応内となります。

もちろん歯周治療を自由診療で行っている先生方も大勢おられますが、最近の健康保険制度では歯石除去、歯垢・歯石の掻爬、歯周外科処置、病状が安定した後の定期的なメンテナンスまで保険が適応されます。原則としては保険医指定を受けている場合は、保険医療養担当規則という厳しい法律があり、保険適応の診療を拒否する事は出来ません。

一方では、その療養担当規則同様に、本来は自由裁量である医療行為を、歯石除去は何回まで、使える薬は○○と○○に限る、再発しても一定期間は再治療禁止などの事細かな規則があるのも事実です。そういう規制は患者さんのためにならず、それを理由に歯周治療を自由診療で行っている先生方がおられます。

例えば、一般的な歯周病治療歯は、口の中を上下に二分割して、さらに上顎・下顎を左右の奥歯と前歯の三つのブロックに分けて、合計六分画に分けて治療をします。

この治療は校正中立な立場から見ても、少なくとも一回1万円位が妥当と言うのが歯科医師の大半の意見です。ところが健康保険制度では、わずかに3千円位しか給付されません。この場合、患者さんの窓口負担は千円程度ですので、受診率の向上には役立っています。

もし窓口負担が毎回3千円~4千円だったら、「もうちょっと悪くなるまで我慢して、痛みが出たら歯医者に行こう」という患者さんが増えてしまいます。

そうは言っても、歯科医師の大半の意見が、少なくとも一回1万円位が妥当な治療が、保険医療養担当規則に従った場合は3千円では、良心的な先生方ほど歯周治療を自由診療で行いたくなる気持ちもご理解頂ければと思います。

これらの説明は、あくまでも一般論ですので、歯科医院や地域(都市部と地方)では異なる場合もあります。

実際にご自身が治療を受ける際には、よく説明を聞いてからご判断頂ければ幸いです。

また、「安いから」「高いから」という治療費だけで歯科医院を選択するのではなく、ご自身の健康増進のためのコストパフォーマンスを考慮して、最も適切な歯科医院をご選択頂ければと思います。

歯周病治療に限らず、治療費や治療方法の説明に時間をかけてくれる歯科医院をお勧めします。

歯周病のお話はこちらから⇒

オーラルケア商品だけで歯周病は改善しますか

どうしても歯医者に通う時間のない方や歯医者嫌いの方々に、洗口剤やオーラルケア商品の歯周病改善効果についてご説明します。

時々患者さんから歯周病予防のオーラルケア商品や洗口剤だけで歯周病は治りますか、と聞かれることがあります。その中でも、ちょっと返答に困るのが、「歯周病予防を謳っているものと、歯周病の症状を改善するものは違いがありますか、どっちが良いですか」というご質問です。

結論から言いますと、歯周病の程度にもよりますが、改善効果は現れますが予防とか改善という言葉とは少し違います。たしかに「改善」には違いないのですが、患者さんが求めている「改善」と、これらの商品によってもたらされる「改善」には差があるようです。

一般的には歯肉炎や歯周病と総称されていますが、極初期の歯肉炎から、グラグラで、今にも歯が抜けそうな重症の歯周病までいろいろで、歯周病の予防を謳い文句にしている商品で「改善」が可能なのは歯肉炎から初期の歯周病位までと考えていいでしょう。

一般的にこういった商品の効能は、殺菌作用やバイオフィルムと呼ばれる最近の固まった薄い膜を柔らかくしたり、弱めたりすることが目的です。

そして、これらの弱った細菌やバイオフィルムは、機械的に歯ブラシや超音波ブラシなどでこすり取らなければ意味がありません。

まず、歯科医院でちゃんと診断を受け、毎日の歯ブラシの補助的にもこういった商品の使用をお勧めします。

また、ご自分で歯垢(プラーク)の検知腋を使って、じっさいに細菌のこびりついている部分を染め出したりすることも大切です。軽度のものも含めると、30代の日本人の80%以上が歯周病と言われていますが、それだけ十分な口腔内ケアができていないということの証明でもあります。きれい好きな日本人ですから、オーラルケア商品は良く売れているのですが、この結果を見ると「改善」の程度はけっして高くないようですね。

そうはいっても、やはり「何とか歯医者さんに行かずに、自力で予防をしたい」という人には、イソジンうがい薬などのヨード入りの含嗽剤とウォーターピックの併用や、フッ素入り歯磨きと超音波ブラシの併用などもお勧めの方法です。

逆に、歯磨き剤の多用は刷掃時間が短くなる傾向がありますので、ごく少量の使用をお勧めします。

妊娠中でも歯周病の治療は可能でしょうか

妊婦さんの歯科治療は「安定期がいい」とよく言われますが、それは虫歯でも歯周病でも同様です。

時々患者さんから「妊娠○○か月ですが、以前から歯周病と言われていたので、この際、きちんと治療をしたいのですが」とか、「妊婦検診で歯周病と言われましたが、治療可能でしょうか。」などのご質問を頂きますが、場合によっては治療が難しい場合もあり、お答えに困ることがあります。

妊婦だからと言って歯科治療が出来ないと言うことはありません。「子供にカルシウムを取られた」などと言われるように、妊娠から子育ての時期に口腔内の状態を悪くする患者さんが大勢おられます。
また、つわりの時期で歯磨きも難儀くなったり、唾液の量が減って自浄作用が低下したりして、お口の中の環境はけっして良いモノではありません。

ただ残念ながら、中には虫歯も歯周病もかなり悪くなるまで放置していて、何を思ったのか「このさい、徹底的に治したい」とおっしゃって来院される患者さんもおられます。もちろん、その心がけは良いのですが、「出来れば、もっと以前に来て欲しかったなあ」という患者さんが少なくないのも事実です。

ある程度本格的な治療になりますと、レントゲン撮影や投薬が必要になりますし、治療の刺激もけっして小さいものではありません。一般的に安定期に入ってからの治療がいいと言うのは、つわりも落ち着き、身体を動かしても差し支えないという意味であって、どんな歯科治療でも可能という意味ではありません。

一方では、状態にもよりますが、歯周病は早産に影響するという報告もありますので注意が必要です。

>歯周病の妊婦は早産・低体重児出産のリスク
>2005年03月22日
>歯周病にかかっている妊婦が出産すると、早産になって低体重児
>となるリスクが高まることが、日本人を対象にした疫学調査で分
>かった。これは、今年2月に東京で行われたライオン主催の健康セ
>ミナーで、北海道医療大学歯学部教授の古市保志氏が報告した
>切迫早産の妊婦では歯周病菌が4.5倍も
>日経BPネットより引用

http://www.nikkeibp.co.jp/archives/365/365940.html

歯周病・虫歯の治療は、基本的に妊娠中控えるべきものではありませんが、麻酔やレントゲン撮影、投薬などで避けるべきものもありますので、結婚前からの定期検診やかかりつけ歯科医をもつことを強くお勧めします。

いびきと舌癌の関係~その2

ネット検索で「いびきと舌癌」は無関係と早合点した人は要注意。

4~5年前ならいざしらず、さすがに最近ではYahooやGoogleの検索結果を鵜呑みにする人は減ったと思いますが、「acドメイン絞り込み検索」などのテクニックを駆使して辿り着いた検索結果ならば、ある程度信頼しても良さそうです。
ところが、前回の「大学関係の情報の上位100件までの抄録部分の記載を見る」という方法は、かなり信頼性のある方法ですが、実は落とし穴もあります。それは「同義語検索の限界」ということなんです。

このお役立ち情報では、お口の健康情報を提供するとともに、患者さんたちが自分でネットを色々調べる方法についても解説しています。それは「情報開示 自己責任」という健康管理に関する基本的な考え方と、「私達の言うことを鵜呑みにしないで、いろいろ調べてね」というスタンスでもあります。

患者さんの中には「お前は歯医者なんだから、治すのはお前の責任だ、サッサと上手にやれ」という姿勢の人が時々います。こちらでは「病気になったのは貴方ですよ、私たちが病気にしたのではないですよ」と言いたいのですが、往々にしてそういう患者さんは聞く耳を持たない人ばかりですから厄介です。やはり健康管理は自己責任、医療は公的なもので限界もあるということをご理解頂きたいと思っています。

少し話がそれてしまいましたが、何が言いたいかというと、医療や健康管理にとって、もっとも大事なのは情報であり、全ての患者さんが最新の情報を簡単にわかりやすく入手でき、その上で自己責任で病院を選び、治療方法を選択できるというのが理想だと思っているので、いろいろな検索方法などもご紹介している次第です。

本論に戻りましょう。「同義語検索」というのは、「舌癌」とか「いびき」などの検索語そのものではなくその同義語に基づく結果も表示する機能で、Googleが2010年1月から正式に取り入れ始めました。もちろんGoogleでは、ずっと以前から関連キーワードや類義語なども考慮した検索結果を表示していましたが、公式な表明が行われたのは最近のことなんです。http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1001/20/news082.html
Googleは同義語による検索結果に関する研究を5年以上続けており、その精度は同義語を含む結果を持つ検索50件につき、不適切な結果はわずか1件だったということで、かなりの精度ではありますが、実は完全ではありません。

例えば、「舌癌」と「舌がん」では検索結果が、834000件と295000件というように、かなり違ってきます。この両者を検索する人のニーズは、まあ、ほぼ同じなワケですから、「同義語検索」を信頼しすぎるのは、時期尚早ということが言えます。

では前回お話した「舌癌といびき」の関係ですが、「舌癌 site:ac.jp」の検索結果100件の抄録には「いびき」というキーワードは出てきませんが、「舌がん site:ac.jp」の検索結果の方には4件の抄録に「いびき」というキーワードが含まれており、やはり「やや関係あり」ということがわかります。

いびきと舌癌は関係があるか

すでに番組としては終了した「タケシの本当は怖い」は、かなりインパクトのある番組でしたね。

インターネット時代のいいところは、こういうおもしろかった番組の過去の抄録が、番組ホームページで見られることです。ちなみに同番組の場合は2004/04/13放送が第一回のようで、なんと初回番組の内容が「本当は怖い虫歯~虫歯が引き起こす恐怖」で、「いびきが舌癌の最終警告」という衝撃の内容でした。

気の早い方は「いびきをかくと舌癌になるのか??」と思われるかもしれませんが、それは違います。どういうことかと言いますと、同番組の説明によると「ガンで腫れあがった舌がのど元に垂れ下がったために、気道が狭くなり、いびきをかくようになったのだ」ということのようです。

たしかに三段論法のようなもので、その通りではありますが、この論法は少し気になりますね。さっそく、いつものようにネットを駆使して「ウラ」を取っていきましょう。

まずいつものようにフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で「舌癌」を調べ、そのページ内で「いびき」というキーワードがあるかどうか調べてみました。結果はゼロ。では逆引きでやってみましょう。

ウィキペディアで「いびき」を検索して、ページ内検索で「舌癌」を調べましたが、こちらもゼロでした。

ただ、これだけで「舌癌といびきは無関係」と言い切れないので、直接Googleで「いびき 舌癌」と検索してみました。結果は12200件。ところが検索結果をよく見ると、案の定「タケシ、、、」「本当は怖い」「たけし、、、」などの番組内容に関連した書き込みが相当数ヒットしました。

そこで「除外検索」という方法で、「舌癌 いびき -たけし -タケシ -本当は怖い」と検索してみました。

結果は11700件。上位表示からは「タケシ」関連のデータはなくなりましたが、これだけの数がヒットするということは、、、どうも関係はありそうな予感。ただ、知りたいのは「いびきをかくと舌癌になるか」あるいは「いびきは舌癌の前兆か」ということなので、もう少し調べてみます。

今度はGoogleで「いびき」と検索して、さらに「acドメイン絞り込み」を併用しましょう。これは以前も書きましたように、大学関係の情報だけを検索する高等テクニックでしたね。まず「いびき site:ac.jp」のヒット数は3360件。検索結果の上位100件までの抄録部分だけをザッと見渡しても「舌癌」の記載はなし。逆引きで「舌癌 site:ac.jp」のヒット数は11300件。上位100位以内の抄録部分に「いびき」の記載なし。

「acドメイン絞り込み」で表示される検索結果は、大学関係の論文なども多数含まれているため、他の情報に比べて「抄録」がきちんと書いてある場合が多く、その中の上位100件に「いびき」や「舌癌」の記載がないということは、どうもあまり関係ないらしいですね、、、と言いたいところですが、、、。
実は、この検索方法には致命的な欠点があったのです。では、その致命的な欠点とは、、、。

病を招く危険な歯並び、ご存知でしたか

「たけしの家庭の医学」って、患者さんの心理をつかんでいますね。「危険な歯並び」、少し解説してみましょう。

先日放映された「たけしの家庭の医学」で、「病を招く危険な歯並び」というセンセーショナルなタイトルで、歯列不正が取り上げられていました。その内容は、ズバリ「歯並びが原因で舌癌になった」というもの。この話題については、歯科医師たちのメーリングリストでも話題が沸騰していました。

番組によれば、舌癌の最大の発症原因は喫煙と過度の飲酒で、「不良補綴物(合わない被せモノ)」や「虫歯の放置」などがそれに続き、歯並びの悪さも、ガンを発生させてしまう危険因子と考えられていると言う。

それってホント??と思うのが多くの人たちの本音だと思うが、ネットで調べる限り、間違いではないようだ。

と言うのも、何らかの慢性的な刺激がガンを発生させてしまうことはよく知られており、舌癌も例外ではない。なにしろ歯と舌は24時間365日、一時も離れずに接触を繰り返しているのだから、それが「何らかの慢性的な刺激」と言うのであれば、これほどの「慢性刺激」はないだろう。

しかしフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、「舌癌」の原因として「慢性刺激」は示されていない。もちろんWikipediaは万能ではないし、間違いが指摘されることもある。同事典の「医療に関する記事については免責事項もお読みください」という注釈を読むと、「いかなる記事もその正確性はまったく保証されていません」とある。

では舌癌の原因として歯列不正はどうなんだろう。

今度は以前にもお話しした「舌癌 site:.ac.jp」で検索してみましょう。これは大学関係のホームページだけを検索する方法でしたね。結果は11200件もヒットしました。それらのひとつひとつの論文にまでは当たれませんが、抄録を走り読みする限りは「極めて深刻」というほどではなさそうですね。

どうしてこんな大雑把なことが言えるのか、怪訝な気持ちの方も多いでしょうね。もちろん、抄録と言ってもGoogleの検索結果に表示されたものを走り読みしているに過ぎないので、どれほどの信頼性があるかは、それこそ「正確性はまったく保証していない」ものなのですが、実はこんな方法もあるのですね。

まずGoogleの検索オプションという頁を開いて、検索結果の表示数を10件から100件に変更します。その上で、ページ内検索という方法で「歯列」とか「歯並び」を調べてみると、100件の検索結果の抄録のどこにも書いていない事がわかります。

もともとインターネット上の情報は学術論文を中心に普及してきた経緯があり、Googleが論文から抄録を抽出する精度はかなり高いと言われています。ただ、この結果を見て、「舌癌と歯列不正」の因果関係をご判断していただくのもよろしいのですが、もし少しでも心配がある場合は、歯科口腔外科を標榜している専門医の受診をお勧めします。

歯茎からの出血が招く恐ろしい病

「たけしの健康エンターテインメント! みんなの家庭の医学」で紹介された歯周病のどんでん返しを知りたい方へ

2010年10月12日放映の「たけしの家庭の医学」では、「歯茎からの出血が招く恐ろしい病」というタイトルで、歯周病について解説していました。実例として番組で取り上げられた【13年程前から徹底した健康管理をしていたが、わずか1分しか歯磨きをしていなかった71歳の主婦】の話には驚きました。

その女性は、人一倍身体には気を遣い、魚と野菜中心のヘルシーな食事を採り、毎日1時間のウォーキングも欠かさないというほど健康意識が高かったが、歯磨きに関してだけは、わずか一分程度のおおざっぱなものだったという。良く聞いてみると60歳近くまで全て自分の歯で、いわゆる「歯医者知らず」だったとのこと。

そのため、歯ぐきからの出血もたいして気にも留めず、「健康」を謳歌していたようだ。ところが、あるとき歯ぐきの腫れが原因で歯科を受診して重度の歯周病ということが判明。番組の表現によれば「熟れたトマトのように赤く大きく腫れ上がった」そうだ。

驚いた本人は、半年間きちんと歯科に通い続け、治療後も丁寧な歯磨きを心がけていたと言う。

ところが、、、、悲劇は2年後のある日、突然起こった。

ある日の朝、散歩中に、これまで経験したことのないような激しい喉の渇きを覚え、夜間にも異常な渇きが続くため、内科を訪れると、重度の糖尿病と診断されたそうだ。

最近の研究によれば、歯周病菌が糖尿病の発症を促す因子として注目されている。

いつものようにフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で「糖尿病と歯周病の関係」を調べてみると、歯周病菌が血管の中に侵入し炎症が起こると、サイトカインという物質が出来る。このサイトカインというのは「白血球の汗」と呼ばれ、白血球が進入してきたバイ菌や異物を攻撃する時に出る「汗」で、言ってみれば人間の免疫機能の主役の一人と言っても良い。

ところが、このサイトカインの一種である「TNF-α」という物質が、出血性の壊死を生じさせるという怖い働きをして血液中のインスリンの働きを妨げ、血糖値を上昇させ、重度の糖尿病となってしまう。

もちろん番組の中でも言っているように、歯周病菌だけで糖尿病が発症するワケではないが、食生活の問題などが加わり、歯周病菌が糖尿病の後押しをしてしまうと考えられているということのようだ。

ちなみに、この番組は2009年末まで「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」という名前で放映されていたが、2010年より体に良く、長続きする健康法の提案を目的に、“学んで楽しい! やって楽しい健康法!!”というコンセプトにリニュアルされ、「たけしの健康エンターテインメント! みんなの家庭の医学」と改題された。

正しい歯みがきのコツは、すぐに歯をみがかないこと

「ためしてガッテン」2010年9月22日放送の番組の中で、「正しい歯みがき」のコツは「食後すぐに歯をみがかない」こと、という衝撃的な報道がありました。

「えっ」と思われた方も多いと思いますが、食事の後、1時間ほどたってから、歯を磨く方が良いとの見解でした。まあ時間は対して関係なく、ダラダラ食いを避けていれば良いのですが、立場上はそうも言っていられないので、この「食後、約1時間」の説明をいたします。

食事のあとは誰でも唾液が酸性に傾きます。その結果、歯の表面のカルシウムが唾液の中に溶け出します。ところがしばらくするとだ液の中和作用で酸が中和され、唾液の中に溶けていたカルシウムが歯の表面に戻ってきます。この現象を「脱灰」と「再石灰化」と呼びます。この目安が、およそ1時間といわれているわけです。

そのほか番組では、「知覚過敏を放っておくと、しみなくなるのはなぜか?」という疑問も取り上げています。

たしかに虫歯のようにどんどん進行するものではなく、くさび状欠損はある程度の深さになると、それほど深くならず、かなりしみた歯でも、いつの間にか症状が消えることが良くあります。多くの患者さんが、これで「治った」と勘違いするのですが、安心はできません。番組でも言っていましたが、ある程度進んだくさび状欠損は、専門的に言うと「象牙質露出」「象牙質知覚過敏」の状態です。

なぜ症状が消えるかというと、カルシウムの働きで刺激が遮断されるからなのです。もう少し詳しく言いますと、くさび状欠損によって露出した象牙質の表面には無数の穴があいており、その穴は象牙細管という経路を辿って、「言葉にするのも憚られる」歯の神経に繋がっています。

症状が消えるのは、唾液の中に含まれるカルシウムの結晶がこの穴がふさぐからと言われています。また、これは象牙質知覚過敏に限ったことではないのですが、外界からの刺激が加わると、歯の内側からもカルシウムの結晶が壁を作って、刺激を遮断しようとします。この壁のことを「二次象牙質」と呼んでいます。

例えば原始人は「砂の混じった食べ物」などを平気で食べていたわけで、「歯が欠ける」「歯が折れる」などというのは、日常茶飯事だったと思われます。そのたびに「歯がしみる」と顎を押さえていたのでは、食物連鎖の頂点に立ち、自然界に君臨していたクロマニョン人やネアンデルタール人のメンツが立たないわけです。

ということで、この「二次象牙質」の働きなどもあって、象牙質知覚過敏の状態でも症状が消えることも多いのですが、やはり安心はできないのです。

実はこの象牙質というのは、硬度は5程度で硬度6~7のエナメル質に比べて軟かく、本来はエナメル質に覆われているのですが、くさび状欠損によって表面のエナメル質がはげ落ちた状態なワケで、とても虫歯になりやすい状態です。

ですから症状が消えたからと言って、くれぐれも「虫歯じゃないと言っていた背の言うとおりだ」「申し訳ないから、少しぐらい沁みても、あまり歯医者さんには行かないことしよう」などとは思わないでくださいね。

本当は怖いんだって、知覚過敏は

「ためしてガッテン」で紹介された「本当は怖い!知覚過敏」を見た歯医者さんたちの意見が分かれています。

2010年9月22日放送の「ためしてガッテン」(NHK)で、「歯がしみる、割れる 本当は怖い!知覚過敏」というテーマで、「知覚過敏の原因その2・くさび状欠損」という興味深い内容が放送されていました。番組では、歯の根元がえぐれてしまう「くさび状欠損」(WSD:Wedge-shaped defect)の原因を、歯のくいしばりによって歯の根元に「ひずみ」が生じ、エナメル小柱という歯のカルシウムの結晶にキズができるためと説明しています。

この説明自体は既に歯科医師の間では常識となっていますが、15年ほど前までは「くさび状欠損の原因は歯磨きのし過ぎ」が原因と考えられていたため、一部の歯科医師の間では、番組で言われている「歯ブラシのし過ぎではなく、キズによって起きるという見解には何か作為的なものを感じる」という意見が出ているそうです。

一方では、「抜けた歯に歯磨き粉を塗りながら何十万回も歯ブラシを行う実験を行っても、くさび状欠損は発生しなかった」という意見もあり、まだ諸説が入り乱れているようです。

ではインターネット上の見解はどうなっているか、いつものように調べてみます。

まずは定番のウィキペディアで「くさび状欠損」を調べてみると、残念ながら「このウィキでページ「くさび状欠損」を新規作成する」という結果で、まだ情報がありませんでした。こういう場合は、ちょっと手の込んで検索方法になりますが、YahooGoogleで「楔状欠損 原因 site:ac.jp」という方法で検索を行います。この「site:ac.jp」というのは、大学の公式ホームページだけを検索する方法ですが、結果的にはネット上の情報を見る限り、「原因が歯ブラシによる」という報告は殆どなく、「楔状欠損の原因はくいしばり」に軍配があがったようです。

さらに番組では、「歯に力がかかる人、スポーツ選手、歯ぎしりをする人」などは要注意で、「気付かないでいると歯が割れたりひびが入る危険性もある」と指摘しています。実際、私の友人はゴルフで二回も大臼歯を割っていますし、虫歯がなくてもヒビが原因で歯がしみることは良くあります。

これも歯科医師の間では常識となっていますが、実はなかなか患者さんへの説明が難しく、こういう番組で取り上げてもらえると実に説明が楽になります。いっそのこと、本当に「歯が割れた」状態であれば説明もいらないのですが、「歯がしみるのは虫歯」と思い込んでいる患者さんは多く、「虫歯はないようなので、ヒビが入っているかもしれません」と言っても、なかなか納得しない患者さんがいるのも事実です。

さらに番組では、もっとおもしろい(失礼)ことを言っていました。

「正しい歯みがき」のコツは「食後すぐに歯をみがかない」こと、だそうです。

「えっ」と思われた方、多いですよね。では次回はこの「歯磨きの常識と非常識」についてご説明いたします。

インプラント時代の入れ歯再考~その2

あまりにもインプラントの情報が多くて、何を頼りにしたらいいかわからない、そんな場合は「入れ歯」も調べてみてください。

前回も書きましたように、ネット上にはインプラントの情報が溢れている理由はともかく、これでは正しい情報を見つけるのに一苦労です。こういう場合は「どのサイトもインプラントのイイことしか書いていないけど、義歯がイイと考えている先生方の意見はどうなの??」と視点を変えて検索してみましょう。

Googleで「入れ歯」と検索してみました。出ました、出ました795万件もヒットしました。ところ、、、、検索結果をクリックしてみると、何か「入れ歯もいいけれど、良く咬めるのはインプラント」とか「義歯は自分の歯を弱くするから、最終的にはインプラント」みたいな説明が、やたら多いんです。これってどういうことなんでしょうか。もしかして、「インプラント派」の先生が入れ歯を否定するために作ったHPかな??

こういう場合は、「入れ歯―インプラント」と検索します。「インプラント」という言葉が入っていない癖だけを検索する方法で、まん中の横棒は「マイナス記号」です。本当ですよ。これは除外検索と言って、なかなか便利な方法です。で、その結果は「64万件」でした。十分の一以下になりました。

もちろん、入れ歯専門の先生方のホームページにもインプラントというキーワードがあっても不思議はありませんが、「入れ歯否定情報」を除外するには、まあ悪くない方法かなと思います。また、一般の方は「入れ歯」や「総入れ歯」というキーワードを使うと思いますが、専門的には「義歯」あるいは「総義歯」と呼びますので、こちらのキーワードで検索されるのも良いかと思います。

さて、多くの方が「入れ歯」について知りたい情報は、多分「入れ歯の費用」とか「保険が効くかどうか」ということではないでしょうか。これはGoogleの「検索補助機能」という仕組みでハッキリとわかります。「検索窓」にキーワードを入れたときに表示される「入れ歯 費用」とか「入れ歯 保険」とかの表示ですね。同予に調べてみると、インプラントでも一番の関心事は価格や費用のようです。

ところが、おもしろいことに気が付きました。どうも「入れ歯派」の先生方のホームページの方が親切なようです。と言うか、良心的で「明朗会計」みたいです。どういうことかと言いますと、インプラント系のホームページでは費用や料金が明示されていない割合が高く、入れ歯系のホームページでは、何らかの形で費用や料金に触れているようでした。

インプラント 入れ歯-インプラント
全体 2470万件 64万件
費用あり 98万件 18万件

「インプラント」でヒットするホームページの中で「費用」というキーワードが入っているケースが4%、一方、「入れ歯―インプラント」では28%が費用について触れているようでした。まあ、この結果をどう見るかはそれぞれの方々の自己判断にお任せすると致します。

インプラント時代の入れ歯再考~その1

「歯が無くなったらインプラント」って、それはインターネットでの情報過多ではありませんか??

インプラントという言葉、ここ数年で良く聞くようになりました。それもそのはず、YahooやGoogleで「インプラント」と検索すると、何とGoogleで2470万件、Yahooで8890万件もヒットしてしまいます。それに比べて、入れ歯や義歯での検索結果はGoogleで1/3、Yahooでは1/5です

どうして、こんなにも差があるのでしょうか。それほどインプラントは普及しているのでしょうか。
もちろんインプラントの利点はたくさんあります。高額な治療費に見合うメリットがあるからこそ、多くの患者さんがインプラント治療を望むのは正しいことです。

ただ、やはり世の中には「常識的な線」というものがあるのではないでしょうか。

常識的な線、それは「需要に見合った情報量」という意味です。潜在的な需要に対する必要十分な情報量というものが計算可能だとすれば、現在のネット上で発信されているインプラントの情報量は明らかに過剰だと思われます。もちろん、そのような計算式は存在しないでしょうけれども、下記のデータをご覧下さい。

厚生労働省の平成17年歯科疾患実態調査結果によれば、50歳の平均「抜けている歯」の本数は1.6本です。(注:親知らずを除いた正常の本数は28本)

年齢階級45歳~49歳での1人平均現在歯数26.4本(実態調査結果の概要・表16)
http://www.mhlw.go.jp/topics/2007/01/dl/tp0129-1-20.pdf

従って、どう考えてもインプラントに関心を持つ年齢は50代以降ということになります。

では、50代以降の方々が感心を持つ様々なテーマ、例えば年金、リタイア、あるいは老眼、高血圧などの検索結果はどうでしょうか。年金の4800万件(以下、Googleでの件数)はともかく、その他のキーワードに比べてインプラントは、やはりそれだけの需要があるといことでしょうか。

用語 Google Yahoo
年金 4800万件 19600万件
リタイア 859万件 1880万件
老眼 872万件 1430万件
高血圧 1740万件 3510万件

一般論として、適切な情報量以上の情報が提供されている場合、それは人々をある方向に誘導しているのではなかろうかと疑ってしまいます。インプラントの例で言えば、「適応症の拡大解釈」、あるいは「効果効能の誇大広告」という見方も出来なくはありません。
もちろん、食生活やかみ合わせはシニアの最大関心事ですが、それにしても情報過多ではないかと思うのは私だけでしょうか。

鳩山前総理もオゾンパワーの信者??

鳩山前首相が今年1月に「オゾン療法」の検討を厚労省に指示していたようです。

鳩山首相が今年初めの所信表明演説で、厚労省に保険適用の検討を指示した「統合医療」のリストには、催眠療法や断食療法などとともにオゾン療法がリストアップされている。これらの一見「民間療法的な」治療法は、NIH(米国立衛生研究所)でも統合医療法として例示しているという。

少し前からオゾンについて調べてきましたが、調べれば調べるほどオゾン療法のパワーがわかってきました。
と同時に、まだまだ日本においては、「オゾン療法」が曖昧なの位置付けにあることもわかってきました。
総合的に見て「オゾン療法」が医療に役立つことは間違いないようですが、注意が必要なのは、鳩山前首相の指示にあるように、この療法が「統合医療」のひとつに位置付けられているということです。


『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、「統合医療とは西洋医学による医療と代替医療をあわせ患者を治療することである」と説明されています。

また日本統合医療学会(理事長 渥美和彦元東大教授)の公式ホームページには、「統合医療とは、近代西洋医学を中心として、伝統医学、相補・代替医療を統合し、、、、」と書かれています。

厚労省が検討しているリストには、中国医学、漢方、鍼灸はともかくとして、インド古来のアーユルベーダ、イスラム医学のユナニ、磁気療法、気功療法などがあるそうで、これらの療法に批判的な医療従事者も依然多く、□□キノコや○○水などが「がんに効く」などと称して、薬事法に違反に問われる悪徳業者がいるのも事実であり、一方で代替医療に頼る患者は多く、国内では15兆円にも上る市場規模になるという予測もあるようです。こういうオゾン療法を取り巻く状況で、いったいどういうことが起きるかは容易に想像がつきますね。

「悪化は良貨を駆逐する」というパターンです。せっかくのオゾン療法が、生き馬の目を抜く悪徳業者の手にかかって、「万病に効く○○オゾン水」とか「元気100倍・オゾンパワー」とかの「インチキ商品」が出回り、健康被害や販売代理店などのトラブルが起き、オゾン療法そのものがネガティブに見られてしまう可能性を否定できないということです。もちろん、既に相当な「まがい物」が流通しているに違いありません。

そこで大事なことは、J-CASTニュースが金沢大大学院の鈴木信孝特任教授(補完・代替医療学)のコメントとして伝えている下記の言葉だろう。

「伝統医学や民間療法について、これまで十分な規制などがなかったので、何が本当なのか分からなかった患者が多いと思います。統合医療では、科学的根拠があるものといかがわしいものを差別化することで、その心配をなくすことができます。医療機関が安全性などを確かめれば、健康被害を与えるものや宣伝だけのものが白日の下に晒され、淘汰されていくことが期待できます」

われわれ医療関係者は以て瞑すべしということであろう。

歯科治療とオゾンの関係を考える

「オゾン」って怖くないの??と思われた方に送る神秘的なオゾンパワーのお話しです。

「オゾン」って言葉を聞いて、「怖い」って思った方、反対に「何となくパワーがありそう」と思った方、どちらの方にも必読の「怖い歯医者さんを優しく変えてくれるオゾンパワー」。
環境破壊でよく耳にするオゾンには、実は驚くべき性質があり、私たちの生活を豊かにしてくれる夢のような物質なのです。

前回お話したオゾンの高い殺菌力を利用して齲窩や根管内の殺菌を行うヒールオゾンシステムについて、もう少し調べていきましょう。

いつものようにフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で「口内炎の原因」を調べてみると、
虫歯で出来た穴(う窩)にヒールオゾンを10秒間照射すると99%の虫歯菌が殺菌できると書いてあります。

ただ、このオゾンパワーの効力は虫歯の表面にしか効かないようで、オゾンが効果を及ぼすのは表面から2mmの範囲とのことです。どうして虫歯に有効かというと、オゾンには強力な化学反応を起こす力があって、虫歯で軟かくなった歯のpHを酸性からアルカリ性にして、いわゆる「再石灰化」が進むのだそうです。

こんなに強力なパワーがあるならば、病院とか内科などの歯科以外でも利用されているはずですね。そこでGoogleで「オゾン 医療」と調べてみると、やはり、いろいろ活用されているようですね。
日本医療・環境オゾン研究会の公式ホームページ(事務局は大阪の摂南大学薬学部)とか、株式会社IHIシバウラ(旧石川島播磨重工の子会社)

などが積極的に研究しているようです。

ここで見つけたIHIシバウラのホームページには、

オゾンの殺菌・脱臭・空気洗浄力は、塩素の約7倍。その強力な威力は、病院やレストラン、家庭の中など様々な分野で利用されています。特に病院においては、感染率の高いウィルスの殺菌にも強い効果を発揮することができます。

と書かれていますので、これからドンドン拡がっていきそうですね。

最近の高齢化社会を反映して、介護施設の「部屋中、丸ごと殺菌」とか、「医療機関で使用された洗濯前の寝具類の消毒に供するための消毒庫」とか、ちょっと驚くパワーもありそうです。

最近の内科の先生方は内視鏡検査をたくさんするので、感染防止に新鮮なオゾン水を使用すると、消毒薬の残留がなく、術者、コメディカルスタッフ、患者に優しく、そのまま排水できる環境にもやさしい消毒システムのようです。これはしばらく目を離せませんね。

本格的な虫歯にしない生活ってどんな生活??(後編)

前回ご紹介した「ホワイトスポット」、怖かったですね。引き続き、今回も「隠れ虫歯は治ります」の神髄に迫ります。

今回のキーワードは「再石灰化」のようです。All Aboutの解説文では、「実は歯の再石灰化ってスゴイ」と書いてあるのが目にとまりました。どういうことかと言いますと、「歯の表面が溶けても、初期虫歯であれば、再石灰化というメカニズムで修復が行なわれる」のだそうです。
これって、もしかして「虫歯は治る」ってことでしょうか。

ためしてガッテンでは、「歯を治してくれるのは唾液!」とも言っていました。

どうも「脱灰」によりカルシウムが溶けた歯に、「唾液」がカルシウムを供給して元に戻す、この現象が「再石灰化」のようですね。唾液の再石灰化能力には個人差があり、唾液が治せるのは、あくまでも「隠れ虫歯」の段階で、表面が崩れて穴になってしまった虫歯を元どおりには出来ないと番組の中でも説明していますが、何とか歯医者に行かずに歯を治す方法はないかと思っている方へ、良い情報がないかを調べてみました。

ふたたびAll Aboutに戻って調べてみると、ありました、ありました、待望の情報が。

再石灰化現象では、溶かされた歯の表面のエナメル質を、ただ元に戻すのではなく結晶構造を変化させ、溶ける前の歯よりも硬くて強いエナメル質に変化させることが出来る

そうです。何か凄そうですね。さらに、再石灰化を助ける食品や歯磨き剤の情報もありました。

キシリトールガムなどのガムを食べることで、唾液の分泌が増すため、再石灰化にも効果があると考えられます。また、フッ素入り歯磨き粉などは微量のフッ素は、再石灰化を加速します。

続いて、色々と情報が集まったところで、最初は検索結果が出なかったウィキペディア(Wikipedia)をもう一度調べてみると、ヒールオゾンという、なにやらいかにも「効きそう」な情報が出てきました。

ヒールオゾンはカボ社(ドイツ)より発売されているう蝕治療システムで、オゾンの高い殺菌力を利用して、齲窩や根管内の殺菌を行うもの。オゾンを照射した歯面は唾液中のカルシウムによる再石灰化が促進される

のだそうではないですか。これです、これです、探していたのは、、、、、と思うのは早計で、続きを読むと、

現在日本では医療機器としての認可はされていない。

とのこと。確かに、ウィキペディアには、「オゾンガスの毒性」という項目で、

オゾンガスは強い毒性を示す。(中略)オゾンをにはトレーニングを積んだ歯科医師のみが使えるような規制をすべきである。

と書いてあり、まだ実用化は遠いようですね。残念、残念。

本格的な虫歯にしない生活ってどんな生活??(前編)

2008年8月27日放送の「ためしてガッテン:常識逆転!自宅で虫歯を治す法」のテーマは「隠れ虫歯なら治ります」でした。

同番組では、これまでの虫歯治療の常識をひっくり返す新事実が明らかにされたと報じていました。それは、「白い歯は健康」「虫歯は早期治療が一番」などの常識は間違いであり、“隠れ虫歯”という表現ながら、「虫歯は治る」といくつかの事実を示しながら解説していました。

その秘策とは「初期の虫歯を治し続けて、本格的な虫歯にしない生活を送ること」だそうです。

でも、「虫歯って、自然に治るのかなあ」とか、「自宅で治す方法なんてあるのかなあ」と思っている方が圧倒的に多いと思うので、色々と調べてみました。いつものようにフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で「虫歯の原因」とか「虫歯 自然治癒」などのキーワードで調べてみると、あまりヒットしなかったので、今回はAll Aboutを調べてみました。

Googleでの「虫歯 自然治癒」での検索結果の第一位は、「虫歯の自然治癒!? 歯の再石灰化ってなに?」というタイトルのAll Aboutの解説でした。

説明文は、

初期虫歯」だったら、虫歯治療をせずに治ってしまうかも知れないことをご存知ですか?

と、今回の質問にピッタリだったので、速攻クリックしてみました。(ちなみに検索結果は27,200件で、「虫歯」単独のキーワードでの検索結果2,310,000件の役1/100でした)

番組では、虫歯の進行は歯の表面が溶かされるのではなく、 歯の内部から溶けていき、歯の表面の直下に無数の穴が開き、気泡が入った氷のように白く濁る「隠れ虫歯」の状態になると言っていましたが、All Aboutの解説文からすると、この状態は専門的には「脱灰」というようです。

恐ろしいことに、と言うか信じがたいことに、番組では「このような状態をホワイトスポットと言い、白く健康な歯でも、虫歯の進行段階との見方も出来、通常の歯科検診では6人に1人しか見つからない虫歯が、このホワイトスポットに注目して再検診を行うと、ほぼ100%、虫歯が見つかってしまうそうです。

前述の「脱灰」というのは、歯の表面に付着した歯垢の中の虫歯菌が砂糖などを取り込み酸を放出し、歯に穴を開けるためと説明しています。そして、“表面から少しずつ”穴ができるのではなく、エナメル質の結晶と結晶の間のスキマから酸がしみこみ、人体で最も固いと言われているエナメル質が、内部から崩壊していく様子を解説しています。その後、何かのきっかけで表面が崩れ落ちて、大きな穴が開いてしまうのだそうです。

続く—

歯周病と免疫力、自浄作用

健康雑誌「わかさ7月号」で紹介された「革命的歯の寿命延ばし術」、もうお読みになりましたか??

5月16日発売の「わかさ7月号」の大特集 「歯の激痛・歯周病も虫歯も退き強くかめた!革命的歯の寿命延ばし術」 、大好評のようです。別冊付録には、「歯周病の90%が飲み薬と歯磨きだけで劇的改善」というタイトルで歯周内科治療が、全国468医院のリストつきで大きく取り上げられています。

雑誌でも取り上げられているように、歯周病が感染症であるとこはもはや常識となり、「歯周病は薬で治す」ことが常識となる日も近いと思います。

ただ、ここで注意が必要なのは、「人間は怠惰で楽を求める」という厳然たる事実です。

私が毎日の診療で遭遇する「困った患者さん」たちに必ず言うことは、「治すのは薬ではなく、皆さんの体ですよ」ということです。「薬」を万能薬と勘違いして、もっとも大切な「免疫力を高める」ことと「自浄作用を維持する」ことに無頓着な患者さんは、どんなに強力な薬を使っても治りません。

そこで、今回は人間の持つ「免疫力」について考えてみました。

以前は「歯周病は老化が主な原因」といわれていました。確かに加齢変化としての歯周病も無いとは言えないのですが、実は加齢そのものが問題ではなく、免疫力の低下と自浄作用の衰えが主な原因です。

年齢不相応のライフスタイルや、長時間労働、様々なストレスなどが要因となり、どうしても免疫力が低下し、また、それらに起因する様々な二次的要因で、口腔内はもちろん、お腹の中や皮膚、粘膜などの自浄作用が低下します。こういう状態のまま、「歯周病=感染症」という硬直的な考え方で治療をすると、どなたの体の中にもいる「善玉菌」や「いないと困る悪玉菌」までもが死んでしまったりして、全くお薬が効きません。このような場合は、まず自然治癒力を高める治療法、あるいは生活改善療法が必要になります。

これらのことは全ての「病気」に言えることですが、とりわけ歯周病は「粘膜疾患」という側面もありますので、免疫系のバランスを崩すと、本来は「極めて強い回復力を持つ」粘膜の回復力が低下します。

難治性の歯周病を患っている患者さんの多くが、ストレスや心労で心身の負荷が大きいように思えます。この結果、交感神経が興奮状態となり免疫力は低下します。ですから、まずライフスタイルの改善を基本に、漢方薬などを併用して自然治癒力を高めることが大切です。

昔に比べれば、あらゆる生活シーンが衛生的・健康的になったのに、「免疫力と自浄作用の低下」が原因で、アレルギー疾患や自律神経疾患などの現代病は増えていると言われています。これらの原因は、なによりも年齢不相応のライフスタイルや、長時間労働、様々なストレスです。まずは「免疫力と自浄作用を高めるライフスタイル」を確立することが、「歯周病は薬で治す」ための早道です。

ToothFairyプロジェクトとは

海や船の活動で知られる日本財団が進めているToothFairyプロジェクトをご存知ですか。

このプロジェクトは日本財団と日本歯科医師会が行う社会貢献プロジェクトです。全国の歯科医院で行われている歯科治療により不要となった金属を寄付して、ミャンマーを始めとする海外での学校建設プログラムや小児がん撲滅プログラムなどに活用します。歯科医師だからできる社会貢献プロジェクトとして注目を集めています。

日本財団と日本歯科医師会の協力により、2009年6月より開始された「トゥースフェアリー(Tooth Fairy)」=歯の妖精=プロジェクトは、全国の歯科医院で治療の際に不要になった金歯などの撤去金属を日本財団に提供し、リサイクルして得た資金を様々な公益活動に充てるものです。

トゥースフェアリーとは歯の妖精という意味で、欧米に伝わる「抜けた乳歯を枕の下に入れて寝ると、歯の妖精がご褒美をくれる」という言い伝えから、この名前が付けられたそうです。

日本財団によると、ヨーロッパなどでは既にこうした活動が実施されているようですが、歯科というひとつの業界をあげて社会貢献活動を行うというのは世界でも初めてとのことだそうです。昨今の「小さな政府」という時代の流れにも沿ったもので、「民」の立場から「公」の仕事を担う仕組みづくりとして注目されています。

日本財団は、集まった歯科撤去金属をリサイクルし、ミャンマーの学校建設、小児がん患者支援など公益活動に充て、活動内容、収支報告はすべて公開しています。また、金属のリサイクルについては、業者の信頼性が必要なこと、自社分析工場を持っていることなどを勘案し、以下の4社と基本契約を結んでおります。

相田化学工業株式会社、アサヒプリテック株式会社、松田産業株式会社、横浜金属

寄付の使われ方1:「TOOTH FAIRY 学校建設プログラム」

経済発展が著しいアジアの中でも、ミャンマーを始めとする一部の国・地域では子供たちの“学びたい”という希望に十分応えることができません。「TOOTH FAIRY 学校建設プログラム」は、厳しい環境にあるミャンマーなどで学校建設を進め、学校運営に必要な資金を捻出するための収益事業も組み合わせることが特徴です。

例えば電気のない村では小規模水力発電を行い、村に電気を供給して利用料を徴収し、それを学校の運営資金にあてたり、子ども達への奨学金にも使われたりするそうです。

寄付の使われ方2:「TOOTH FAIRY 小児がんプログラム」

「わずか2坪の空間」。この狭い空間で、小児がんの子供達は半年以上を病と闘いながら成長していかなければなりません。医学の進歩で小児がんの7割は助かるようになりました。しかし、化学療法は子供の口腔内に大きな負担を強い、歯科医療との連携がとても重要です。

「TOOTH FAIRY小児がんプログラム」は、小児がんと闘う子供たちを応援します。

健康増進総合支援システム・e-ヘルスネット

生活習慣病予防に関するお勧めサイト、e-ヘルスネットをご存知ですか??

厚生労働省の提供するe-ヘルスネットは、生活習慣病予防に関する健康増進総合支援システムです。ホームページによれば、同ネットは「健康づくりに役立つ情報や、自分で出来る健康状態チェック、高齢者の医療の確保に関する法律に基づく特定保健指導を行うためのコンテンツを提供するサイト」ということです。

http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/

ここ数年、ネット上には情報が氾濫しており、どの情報が正しく、どの情報が不正確なのかを判断するのがとても大変になってきました。このような状況下では、私たち開業歯科医師や歯科医師会、あるいは大学や研究機関、8020財団などの公的機関、厚生労働省などからの情報提供の重要性が、従来にも増して大切となって来ています。そう言った意味で、このお役立ち情報コーナーでは、私たちが実際にネット上を調べて、安心出来る・信頼出来るサイトの紹介も行っていきたいと思っています。

今回ご紹介するe-ヘルスネットは、2008年4月にオープンした「健康づくりに役立つ情報サイト」です。

正式には、厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室健康情報管理係という、なが~い名前のお役所が管理しているもので、同ホームページによれば、

  • 自分で出来る内臓脂肪削減のための健康状態チェック機能
  • 特定保健指導を行うための管理プログラム(医療保険者・事業者の方)
  • 積極的支援対象者と支援者で行う双方向支援ツール

という位置づけになっています。
ここからもわかるように、ネットを利用したメタボ対策サポートシステムで、なかなか良く出来たサイトです。

生活習慣の改善が必要だと診断された方は、専門家(医師、保健師、管理栄養士など)による保健指導を受け、各自の加入する健康保険からIDとパスワードを発行してもらい、同サイトの「メタボリック症候群改善サービス」などを利用するという仕組みです。
このようなシステム以外にも、同サイトの「情報提供」の便利さは特筆ものです。サイト案内によれば、

厚生労働省が一般の方を対象に正しい健康情報をわかりやすく提供するために開設したサイトです。毎日の生活習慣を見直すためのヒントになる情報を、各分野の専門家がお届けします。

とあり、「健康用語の意味を調べる用語辞典としてもご利用ください」との厚生労働省のお墨付きサイトです。

これからはWikipediaやAllAboutなどだけでなく、こういう専門の用語辞典サイトがどんどん充実してほしいものですね。なにしろgo.jpですから、安心ですね。 (http://www.nic.ad.jp/ja/dom/types.html

歯周病の罹患率には地域差があるの??

歯周病と高血圧などの全身疾患の密接な関係には、実は地域性もあるようです。

最近の研究では、歯周病が糖尿病や高血圧などの全身疾患にも関与していることがわかってきています。歯周病は口腔内だけの問題ではなく、様々な全身の病気を誘発する原因となることが確認されています。ところが、その歯周病の罹患状況には、実は地域によってもバラツキがあることがわかってきました。

いくら現代社会から地域差が無くなってきたとは言え、気候や風土などの自然的な地域差だけでなく、医療機関の偏在や所得格差などの社会的地域格差がある以上、糖尿病や高血圧などの全身疾患はもちろん、歯周病やう蝕にも地域差があって当然です。
ところが、歯周病と地域差の関係についての研究は、実はそれほど多くはありません。

ネット上で「歯周病 地域差」などのキーワードで検索してみてもあまり情報が見当たりませんが、平成19年3月に発表された、財団法人8020推進財団の全国成人歯科保健調査報告書の中に、「歯周病と地域差」に関する研究成果が発表されていました。(http://www.8020zaidan.or.jp/pdf/jigyo/zenkoku_seijin.pdf)

この研究は、国内における成人歯科保健の実態把握が十分とはいえない、という状況を踏まえ、既存の歯科保健事業の場を利用して行われた全国的な実態調査である。調査地域は、神奈川・新潟・愛知・長崎の4県の対象市町村を無作為抽出して行われた。

歯周病の調査には、CPI法という方法を用います。

CPI法とは、地域歯周疾患指数(Community Periodontal Index)と呼ばれる集団検診の方法で、地域の歯周疾患の状態を示す指標です。(厚生労働省・e-ヘルスネットより、http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/)

神奈川県と新潟県では他の2 県に比べてコード3以上の割合がよりも低く、コード0の割合が高く、また両県の間でもコード1・2の割合が大きく異なっていた、と述べています。
このように、地域差とは無縁のように思える歯周病にも、大きな地域差があるようです。

(財団法人8020推進財団・全国成人歯科保健調査報告書[平成19年3月]より引用)

小児歯科専門の歯科医院ってどれくらいあるのでしょうか。

全国で歯科医院は7万医院位あります。直近の統計では歯科医師の総数は10万人を越え、巷では過密とか歯科医師・冬の時代などと言われています。

一方で、一部専門家からは専門医不足が指摘されており、単に歯科医師数の充足だけを目的としてきた厚生労働省や文科省のこれまでの政策が壁にぶつかっているのは明らかです。不足が指摘されているのは「小児歯科専門医」です。前回のこのコーナーでも説明しましたように、小児歯科というのは高度に専門的な分野です。

もちろん、お誕生から18歳くらいまでの全ての子供達が小児歯科専門医の治療が必要ということではありません。ただ、適切な時期に小児歯科専門医の治療を受けていれば、その後の歯列咬合の発育や、治療の必要度が大きく変わっていたであろう症例は数多くあると指摘する開業医もいます。

実際には、ご自分のお子さんの歯並びや咬み合わせの程度や歯科治療の必要性が、専門医に診てもらうべきレベルなのか、そうでないかの判断はできません。近くのかかりつけ歯科医院で診てもらうのが一般的で、必要に応じて専門医を紹介してもらえば良いのです。

最近ではセカンドオピニオンの考え方も広く浸透してきましたので、かかりつけ歯科医の説明でわからない場合には専門医の意見を聞くことも可能です。インターネット全盛の現代では、医療機関を探すなどの場合、YahooやGoogleで検索するのが一般的になっています。まして小児歯科を探す30代~40代のお母様方は、最もネットを多用する世代でもあります。ところがネットでは情報が氾濫していて、普通に調べただけでは正確な情報には辿り着けません。中には大学を卒業してから4~5年位で「○○専門」とか「△△の第一人者」と謳っているホームページも散見されます。

では自分のお子様に合った小児歯科専門医を探すにはどうすれば良いのでしょうか。

多くのお母様方が検索する代表的なサイトはNTTのiタウンページhttp://itp.ne.jp/、あるいは児童向け教材や通信教育で有名なベネッセが運営するウイメンズパークなどがあります。http://women.benesse.ne.jp/

これらのサイトで「東京都の小児歯科」と検索してみると、iタウンページでは2971件、大阪府では2000件位です。全国では3万件位あるようです。この数字は「小児歯科」を標榜している歯科医院の数です。

これをウイメンズパークで調べてみると、東京都で890件、大阪府で650件となり、全国で7500医院が登録されています。登録基準は明記されていませんが、その信頼性はインターネットの世界では定評があります。

さらに最も確実で正確な情報源である日本小児歯科学会認定医名簿では、小児歯科専門医は全国で500名しか登録されていません。http://www.jspd.or.jp/

多くの学会のホームページが専門医の名簿を掲載していますが、その多くは検索の便利さという点では、他の商用サイトに比べて劣っていると言わざるを得ませんが、本学会のホームページでは、かなり詳細な情報を丁寧に掲載してあります。このように、単に「小児歯科」と検索しただけで得られる情報には色々な分類があると言うことを、良く知る必要がありそうですね。

小児歯科って、何歳から何歳まで?

最近の歯科医院の看板って、「歯科・口腔外科・小児歯科・矯正歯科」とかたくさん書いてあるところもあれば、「矯正歯科専門」みたいに、ひとつしか書いていないところもあるのにお気付きでしょうか。

これは「標榜科」と呼ばれているもので、表示してよい診療科は、医療法第70条、医療法施行令第5条の11で医科34科・歯科4科の、合わせて38科に限られています。内科、皮膚科、歯科、矯正歯科といった形でそれぞれの歯科医院が都道府県に届出をし、看板や電話帳などに記載することが許可されます。

従って2007年の医療法の改正で、下記の引用のように「インプラント治療を行っている」旨の広告は解禁されましたが、「インプラント科」という標榜は出来ません。(厚生労働省医療広告ガイドラインに関するQ&A)

Q2-4 歯科用インプラントによる治療については、広告可能でしょうか。
A2-4 「自由診療のうち薬事法の承認又は認証を得た医療機器を用いる検査、手術、その他の治療の方法」として、我が国の薬事法上の医療機器として承認されたインプラントを使用する治療の場合には、公的医療保険が適用されない旨と治療に掛かる費用が併記されていれば、広告可能です。

さて、本題の小児歯科ですが、患者さんから「以前、小児科に通えるのは中学生までと聞いたことがあるのですが、小児歯科は何歳まで通えるのでしょうか??」とご質問を頂いたことがあります。

標榜科として「歯科」のみを掲げている医院でも、殆どの場合は小児でも老人でも診ています。

ある医院のホームページでは、「歯の萌えはじめから、永久歯にはえかわるまでを原則としています。大体、生後6ヶ月くらいから、高校生ぐらいまででしょうか。赤ちゃんの口の中全般も診ます。お子さまの、口の中の事なら何でもOKです。」と書かれています。

一方では「小児歯科矯正歯科口腔外科と同じように、高度に専門的な分野なので、当院では小児の治療は小児歯科専門医に紹介しております」という方針の歯科医院もあります。

では、実際に小児歯科の適応年齢とは何歳までかと言いますと、小児科(医科)では16歳未満ですが、小児歯科は18歳頃までと言われています。18歳頃と言うのは「親知らず」の萌出年齢にあたり、この頃には歯並びや咬み合わせが完成し「子供」ではなくなるというように考えます。

いつものようにフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で「小児歯科」を調べてみると、

小児歯科とは、一般に成人に至るまでの患者を担当する歯科のことである。病院、歯科医院によっては、18歳までの患者の場合もある。小児歯科では、成長発育に関する知識はもとより、親への歯科指導などコミュニケーションと行動科学に重きを置かれる診療科でもある。

と書かれています。

この説明からすると、なんだか「小児歯科は高度に専門的な分野」って感じで、面倒でも専門医を探さなくてはならないようですね。

顔面の痛み

お口の健康チェックしてみませんか?

  1. 口が十分に開かない
  2. 口を開けると痛みを感じる
  3. 治療していない虫歯がある
  4. 歯に痛みを感じる
  5. 歯や顔の痛みとともに腫れや発熱もある
  6. 歯をくいしばるくせがある
  7. 顔やあごのまわりの筋肉がこわばっているように感じる
  8. 日々の生活にストレスを感じている
  9. ひげそりや化粧などで顔面を触れると鋭い痛みがある
  10. 顔の片側が瞬間的に痛むことがある

<診断>
まず、日常生活のなかで1、2、にあてはまる人はどこか具合が悪い可能性があります。
さらに、3~5にあてはまる人は虫歯からの炎症や、細菌感染によるあごの骨膜炎が起きている可能性があります。
1、2に加え、6~8に該当する人は顎関節症の可能性があります。長時間のデスクワークをしているようなケースでは、知らず知らずのうちに歯をくいしばったり、かみしめたりすることが多いようです。また、眠りが浅いこともかみしめの原因のひとつです。9、10に該当する人は三叉(さんさ)神経痛の可能性があります。

朝日新聞 「体とこころの通信簿」より

怖いコワい、アゴの骨折

アゴの骨折はプロスポーツの選手だけのことではありません。

アゴの骨折は、歯科口腔外科という診療科で診断と治療を行います。

多くの場合、転んだり、殴られたり、スポーツ事故、自転車・自動車事故などで何かに強く打ち付けた時に発生します。高齢者では、何もしなくても顎骨が自然に折れてしまうこともまれにあります。

日本口腔外科学会ホームページでは、下記のように注意を促しています。

顔が変形していたり、噛み合わせが異常だったり、痛みや腫れがひどくなってきたりした場合は、骨折なども疑われますので受診されることをお勧めします。
打撲を受けた部位をまず冷やしてください。腫れがひいて痛みもおさまればまず心配はないでしょう。

http://www.jsoms.or.jp/public/soudan/kao/kao01.html

さらに同学会の勧める治療法によれば、下記のように、多くの場合では緊急手術は必要ではないが、出血などを伴う場合は緊急の手術が必要と説明している。

以下、同ホームページの内容を要約した。

上あごの骨が砕けたり、折れたりするけがが、上顎骨骨折です。口があけにくい、噛み合わせがあわないといった症状がある時は X線写真やCT画像により、正確な診断を行う必要があります。 上あごの骨だけの骨折だけでなく、上あごの骨に隣接する骨(頬骨、鼻骨、口蓋骨の他、頭蓋底を構成する骨)の併発骨折を引き起こす場合が多くあります。

ほとんどの顔面骨骨折で緊急手術は必要ではなく、 1週間から10日以内に手術を行えば問題はありません。下顎骨骨折 (かがくこつこっせつ )口腔外科を訪れる顔面の外傷の中で最も多いのが下顎骨骨折です。

基本的に内出血や顔面の腫れ、変形、痛みなどは、どの顔面骨折でも認められます。この他に特徴的な症状として、下顎骨骨折では噛み合わせの異常やあごの動きに異常が認められます 。

かかりつけ歯科医の大切さについて

どなたでも内科や耳鼻科、皮膚科などのかかりつけの先生があると思います。
同じように歯科でもかかりつけ歯科医を持つことは、お口の健康と前進の健康を守るために大切なことです。
平成9年より厚生労働省などでも「かかりつけ歯科医」を保険制度として採用しました。

厚生労働省のホームページには下記のようないかめしい条文が書かれています。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/igyou/igyoukeiei/tuchi/091226.pdf

—–以下引用—–
医療法の一部改正について
(平成9年12月26日)
(発健政第232号)
(各都道府県知事あて厚生事務次官通知)
医療法の一部を改正する法律は、別添のとおり平成9年12月17日法律第125号をもって公布されたところであるが、その改正の趣旨及び要点は左記のとおりであるので、御了知の上、管下市町村、関係団体等にその周知徹底を図るとともに、その運用に遺憾のないよう取り扱われたく通知する。
—–以上引用—–

高齢になるに従い、歯周病などで多くの歯が失われます。しかし、定期的に健診を受けながらきちんと予防管理を受けることで、歯を失わずにすむ場合もあるのです。

かかりつけ歯科医とは、患者さんの歯の健康を管理や指導を行う歯科医院のことです。

かかりつけ歯科医院では、下記のことを心がけるように始動されています。

治療について正確な説明する。
歯科医には治療の内容を説明する義務があります。
患者さんはその内容を納得し治療や予防を受けることになります。
これをインフォームド・コンセントといいます。

また口腔外科や小児歯科、矯正歯科など自分の専門領域外のことであれば、必要に応じて専門医や病院を責任をもって紹介をすることになっています。

基本的には歯科衛生士がいることが望ましいと言われています。

歯科医師の治療だけでなく、予防のプロである歯科衛生士による歯面研磨などが有効です。ご本人とご家族皆さんの歯や口腔内のことについてご相談下さい。

噛むことに重点をおいた食材

噛むことに重点をおいた食材食後にリンゴが良いと聞いた事はないでしょうか?

それは食物繊維が含まれるものをよく噛む事で、食物繊維が歯ブラシの役割をして、歯の表面の汚れを落としてくれるからです。さらに食事中に取る食材でレタスなども良いとされています。

「噛む」事の一番の良さは、唾液が良く出るようになる事。1日に1500ccも分泌される唾液は、その流れで口の中を自浄する作用を持ちます。また食物中の酸を中和する作用で虫歯、歯周病の予防をしてくれます。
この秋、噛むという行為に注目した商品が出てきました。

一般の板状のガムと比べると固く、咬み応えがあります。噛んでいてもすぐに味がなくなる速さも一般のガムより長いです。

13分間ゆでる超極太そばも、のどごしするりではなく、噛まなければ飲み込めないと思います。日本人が好きなおせんべいも硬度を1から5までの数字で商品のパッケージに表示するものも出てきました。いづれにしても噛むという行為は全身の健康にとって良いことであるのは間違いないですね。

たばこによる健康被害のリスク

下記のグラフは喫煙者が非喫煙者と比べて、どのくらいがんにかかりやすいかを示したものです。

喫煙による標準化死亡比

疾病のリスクはがんだけではありません。たばこの煙に含まれる化学物質は4000種類を超えており、そのうち200種類が有害物質。心筋梗塞などの循環器系疾患や肺気腫をはじめとする呼吸器系疾患、消化器系の胃・十二指腸潰瘍など、実にさまざまな病気の誘因になる。歯周病もたばこが良くないとされています。歯周病はタバコを吸う人が大好きです。ニコチンは歯周病を撃退する物質を遮ってしまいます。妊婦が喫煙した場合は、低体重児、早産、妊娠合併症の比率が高くなります。

近年、特に問題になっているのが受動喫煙です。喫煙者のたばこの副流煙を、周囲の非喫煙者が吸ってしまう。喫煙者がフィルターを通して吸い込む主流煙よりも、この副流煙のほうがさらにタチが悪い。

たばこの葉が燃えて、煙が出る。主流煙はたばこの葉とフィルターをくぐって唇に届くが、副流煙はそのままダイレクトに空中にまき散らされる。有害物質をたっぷり含んでいて当り前なのである。酸性の主流煙と異なりアルカリ性なので、目や鼻の粘膜も刺激する。ヘビースモーカーも他人のたばこの煙はいやだと言いますが、気分の問題ではなく、実際にぴりぴりとした刺激があるのです。

出典:厚生労働省「喫煙と健康-きつえんと健康問題に関する報告書」

PMTCって?

歯周病の基本的な治療は、歯垢を取り除くこと(プラークコントロール)です。
歯磨きやPMTC、スケーリング・ルートプレーニングで歯垢や歯石を取り除くと、歯肉の炎症が回復して、歯周ポケットが浅くなり、歯周病菌が減ってきます。
歯科医師、歯科衛生士によって、歯垢、歯石を機械的に除去してもらうことをPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)といいます。
軽度の歯周病なら、正しい歯磨きとPMTCなどを続けていれば、完治します。

スケーリングとは歯周病菌の住処の歯石を除去すること
特殊な器具(超音波スケーラーや、ハンドスケーラー)を使い、目に見える範囲のプラークや歯石(プラークが石灰化したもの)を除去します。
術後しばらくは歯と歯の間に隙間ができたり、歯が長くなったように感じますが、これは今まで付いていた歯石が取れ、良くなった証です。

ルートプレーニングとは歯石を除去した後の根をツルツルにすること
スケーリング終了後、歯茎に隠れた部分まで丁寧に歯石を除去し、歯や根の表面を滑らかにします。
プラークや歯石は、歯肉に隠れた目に見えない部分にも溜まります。
歯根(ルート)面についたプラークや歯石、沈着物、死んでしまったセメント質などを特殊な器具(グレーシーのキュレットなど)で取り除いて表面をツルツルにし、再び汚れや細菌が付かないようにします。

PMTCではこんな器具を使用します。(ほんの一部です)

pmtc-1.jpgpmtc-2.jpg

機能性ガムの利用状況に関するアンケート

機能性ガムの利用状況に関するアンケート結果が出ていたので、グラフにしてまとめてみました。近年、食育に注目が集まる中、そしゃくの大切さへの認識が高まっています。「ガムを噛む」ことにより、そしゃく力を向上でき、「唾液の分泌を促す」、「消化を助ける」、「集中力の向上」など、健康的な生活に役立つといわれ、「ガムを噛む生活」が改めて見直されています。

国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナント株式会社と株式会社三菱総合研究所のデータです。有効回答者数2,167名のうち、機能性ガムを現在利用している人は約8割を占めています。

またその利用者は、口臭防止や虫歯予防など、はっきりした効果を期待して購入していることが分かりました。最近相次いで発売されている「ボトルタイプ」の商品が、ガム全体の消費量を押し上げていることが調査結果から見て取れます。(詳しくは出展元で確認してください)利用者は、歯のホワイトニング機能やダイエット機能など、従来の商品には無い様々な効能を求めており、メーカー側は、口臭防止や虫歯予防などの効果の枠にとらわれず、消費者の要望や期待を広く集めた商品を開発することが今後の課題であることがうかがえます。

◆口臭防止、虫歯予防以外にも、様々な効果を求める消費者の声は強い。

自由回答で今後どのようなガムが欲しいか質問したところ、特に多かったのが、歯のホワイトニング機能やダイエット機能。また「入れ歯に付かないガムが欲しい」といったガム自体の性能に対する要望も多く聞かれた。

機能性ガムを噛む目的として最も多いのは「口臭防止」で、全体の55.5%が回答している。次いで「虫歯予防(45.5%)」「眠気の防止(39.5%)」が続く。漫然とガムを噛むのではなく、はっきりとした目的を持って噛んでいる人が多いことが分かる。

<ガムの利用目的>

機能性ガムの利用状況に関するアンケート

出典:「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナント株式会社と株式会社三菱総合研究所

歯周病に組織再生治療

歯周病は、歯と歯ぐきの間にたまった細菌の塊によって炎症が起こる病気です。症状の進行によって歯肉炎と歯周炎に分けられます。歯周病治療は正しい歯磨きと細菌の塊や歯石を取り除くことなどが基本です。

歯肉炎なら基本治療でたいていは回復しますが、歯周炎となり、歯と歯ぐきの間に3ミリを超える溝(歯周ポケット)ができると専門的な治療が必要です。

歯肉の奥に隠れている細菌の塊や歯石などを局所麻酔をしてかき出したり、細菌を死滅させる抗生剤などを歯周ポケットに注入したりします。

放置すれば歯周組織が徐々に失われ、歯が抜けてしまいます。5ミリほどの深い歯周ポケットになると外科手術になります。
歯肉を切開し、感染した歯の表面をきれいにする方法などがあります。通常の外科手術の場合、失った歯槽骨などの歯周組織は回復しにくいのに対し、手術後の歯周組織の再生を促す方法がGTR法です。
この方法はスウェーデンで開発され、80年代に臨床応用が始まりました。

日本でも90年代はじめに普及しはじめました。「歯周組織」を生み出す幹細胞が、成人でも歯根膜に眠っていることが分かってきました。

その細胞の力を高めることで、歯を支える骨や歯ぐきが再生するのです。

手術で傷んだ組織を取り除くと、空洞ができます。そのままだと、隙間を埋めようと表面の柔らかい歯肉が入り込み、歯槽骨等の再生を邪魔するので、歯肉が入り込まないよう合成繊維の特殊な膜で空洞を囲い、歯槽骨の再生を待ち構えるという方法です。
術後も「歯磨きが大切」海外の論文によると、通常の手術では歯周ポケットの減少量は平均3.4ミリなのに対し、GTR法を行った場合、平均4.5ミリという効果を示す報告もあります。

ですが、GTR法はすべての歯を救えるわけではありません。

歯槽骨の破壊の形が水平に広がっていたり、破壊が重度だったりすると、この手術方法を使えません。
治療結果も歯槽骨の破壊の形などによって差が出るといいます。術後は歯周組織の再生に数か月から1年かかるため、定期検査が欠かせません。

何より肝心なのは正しい歯磨きをして、細菌の塊や歯石を再び付着させないことが大切です。
同様の治療に、歯周組織の再生を促すたんぱく質を塗るバイオ・リジェネレーション法なども先進医療に認められています。
歯磨きで取りきれない歯周ポケットの歯石の除去など、半年に1回は定期検診に歯科医院に行きましょう。
毎日の基本は、食後3回、最低3分の歯磨き。毎日寝る前は細かくブラシを動かしながら歯と歯茎の間、歯と歯の間に毛先を軽く当てて、1本ずつたまっているものを取り除く。「食後の正しい歯磨きはどんなに最先端の治療もかないません。」

歯がなくなる原因のNo.1は歯周病!

虫歯は、自分で治す事はできませんが、歯周病の早い段階(歯肉炎)なら自分で治す事ができます。

自分の口の中を、積極的に「自覚」してケアをすれば、ちゃんと良くなるのです!
糖尿病の患者さんの場合、歯周病がちゃんとコントロールされていないと、治療は困難な状態になります。

日本人の糖尿病患者数については、平成9年11月に行われた糖尿病実態調査において、糖尿病患者が約690万人、予備軍も合わせると約1,370万人と推計されています。
また、40歳以上の日本人における2型糖尿病の有病率は約10%、10人に1人は糖尿病といわれています。日本の糖尿病患者数は1997年には690万人。
その後年間約30万人が増加し、2010年には1080万人になると予測されています。

●糖尿病で歯周病の場合にはどうしたらよいのでしょうか?

歯周病が初期の段階で発見された揚合には、病変の進行を停止させ、健康な状態に戻すための治療が行われます。
もし糖尿病がきちんとコントロールされている場合には、歯周病の治療は健常者に対するものと全く同じです。

初期の段階であれば、スケーリングとルートプレーニングを中心とする治療が行われます。
これは歯面や歯周ポケットの内部深くに付着しているプラーク(バイオフィルム)を機械的に丁寧に取り除いて、歯面を滑沢にする操作です。
病状が進行している場合には、外科的に歯肉の部分を開いて、歯根の表面からプラーク、歯石を取り除きます。
外科的な処置をする場合には、糖尿病患者では、朝の時間のアポイントメントを取るようにしてください。

これは、いつもと同じ朝食をとり、血糖値の安定している時間に治療を受けて欲しいという事です。
糖尿病のコントロールが不十分なままで、歯周治療をしても、その予後は不良で治りにくいことを理解してください。

其の上にタバコを吸っていると、さらに治療成績は悪くなります。
繰り返しますが、糖尿病患者の治療は、内科医と歯科医との共同作業が大切なのです。

知覚過敏のお話

6月は食育月間です。(もうすぐ7月ですが ・・)歯が丈夫でないとおいしいものも食べられません。歯が丈夫で何で もおいしくいただける、こんな幸せなことはありません。

さて、今回は知覚過敏のお話です。

しみるというのは、歯が教えてくれている危険のサインです。これを見逃さず 、軽いうちに対処すると、長くご自身の歯でおいしく楽しい生活が送れます。

歯がしみたり、 痛みのある原因は何なのか?

現在、考えられ る原因は大きくわけて2つ

1)エナメル質の損失

エナメル質の損 失の原因もいくつかあり

1.不適切なブラ ッシング
2.歯の侵食、磨 耗(例えば酸性食品の頻繁な摂取など)
3.歯ぎしりや食 いしばりなど咬合力による負担
4.細菌性プラー ク

2)歯根部の露 出

原因により対応・処置が変わりますので、検査&カウンセ リングしながら原因を見つけて、改善しましょう!

【いったいどこがしみているのでしょう?】

知覚過敏は、正式には象牙質知覚過敏と呼ばれます。

歯は、下図のように頭の部分はエナメル質という非常の固い素材に覆わ れ、中は象牙質、そして神経(歯髄)が通っています。ところが根の表面にはエナメル質がない ため、根がハグキから露出すると象牙質に様々な刺激が直接伝わり、それが歯の神経まで届いて しみるのです。

象牙質には、無 数の小さな穴があいており、これ(象牙細管)が刺激の伝達に関わっています。 知覚過敏.gif

【しみなくなる ために!】

知覚過敏の治療は、原因をできるだけなくして刺激を伝えにくくするこ とです。

軽症から重症まで、段階をおって治療法がいくつかあります。まずはご 自身でできる軽症対応の治療法から始めてみてください。

ただし、自己流 のハミガキやハミガキ剤選びが間違っている危険性がありますので、ぜひかかりつけの歯科医院 でアドバイスをうけてからお試しください。

なお、歯ぎしりやくいしばりがある方は、それが知覚過敏と関連してい るかを歯科医院で診てもらうとよいでしょう。

必要に応じて歯 ぎしり防止のナイトガードや、くいしばり防止トレーニングを併用します。

知覚過敏につい て詳しく知ろう!

http://hagashimiru.jp/3_1.html

このサイトは女 優の麻木久仁子さんが知覚過敏について詳しく聞いているサイトです。

知覚過敏の原因から状態、ケアの仕方まで掲載されています。

一度のぞいてみ るのもいいですよ。知覚過敏かどうかのチェックも行えますのでぜひトライしてみてくださ い。

舌みがきでダイエットする?

歯磨きのついでに舌を磨く!!

舌を磨くことにより下記の効能が期待できます。

・バイ菌の数を減らす
・口臭の予防
・食事がおいしくなる
・ダイエットの効果

舌の表面には多くの細菌や着色素がついています。

これを取りのぞくことは、口の中をすっきりとさせ、口の中のバイ菌を減らすのに役立ちます。

一番口臭を発生させるのは舌の奥です。かといって奥は磨けないし、みんなが磨いている前のほうの舌表面は口臭発生にはあまり関係ない部分です。磨くことにより、味覚も鋭く、食事の味がよくわかるようになり、満足感→満腹感も得られやすくなります。(ダイエットにもなります。)

◇ 舌の磨き方

舌の表面を奥から手前へブラシでこすります。一方方向にブラシを動かすのがコツです。

力が入りすぎてはいけません。あくまで撫でるように、なるべく舌を傷つけないようにしなければいけません。また嘔吐があって舌を磨くことがなかなか難しい場合は、洗面台に向かって下を向き、息を吐きながら磨くと嘔吐の感覚が薄れます。舌の磨きすぎでかえって、傷ついてしまい口臭の原因にもなりますのであくまでも「やさしく!」が基本です。

☆ ダイエット効果を期待

食前に舌みがきをやります。食事の時は一回にお口に運ぶ量を少なくして、よく噛み時間をかけて食事をすると、血糖値が徐々に上がって、脳がもうお腹が一杯ですよという指令を出します。

一方、がつがつ早く食べてしまうと血糖値が上がる前にどんどんお腹に詰め込んでしまうことになります。味がよくわかるようになり、同時によく味わうことで少しの量で満腹感が得られます。

タバコ1箱500円ならどうしますか?

製薬会社のファイザー(東京)がインターネットの調査結果を発表しました。

全国47都道府県で4月に男女各100人、計9400人の喫煙者に尋ねた結果です。

kinnenn.gif

 

喫煙者の過半は、今一箱300円前後のたばこが500円まで値上がりすれば禁煙するつもり。

7割の人が過去に禁煙を試みたことはあるが、成功していない。

8割は禁煙意識の高まりで、「たばこを吸いづらくなった。」といい、4割は「すぐにでも禁煙したい」と答えた。回答を基に判断すると7割以上がニコチン依存症とみられたが、禁煙治療の経験者はわずか2%。

医療関係者に禁煙を相談したことがある人も6%。

禁煙治療に保険が利くと知っている喫煙者は約2割しかいなかった。喫煙をしていると歯科治療にはマイナス要因しかありません。

5月31日は「世界禁煙デー」です。

からだチェック!

新しいスタートを切る季節です。といってもゴールデンウィークも過ぎてしまいました。五月病と言われる病はこのあたりからでしょうか?心身とも健やかに過ごしたいものです。
ここでからだチェックをしてみてはいかがでしょう?

人とコミュニケーションを図るには会話も大事です。お口の臭いが気になる方、禁煙に取り組んでいる方、チェックしてみてください。

ここカラダ(医療の総合サイト)
http://www.cocokarada.jp/index.html

ニコチン依存度チェック
http://www.cocokarada.jp/condition/nicotine_check/index.html

歯周病チェック
http://www.cocokarada.jp/condition/shishubyo_check/index.html

口臭チェック
http://www.cocokarada.jp/condition/breath_check/index.html

歯科人間ドック

メタボリック.gif「歯科人間ドック」が広がっています。
おりしも今月から40-74歳を対象にした特定健診制度が導入され、腹囲、血圧、コレステロール値などからメタボリック症候群の該当者や予備軍を割り出し、健保組合などが指導することが義務付けられました。
このようにあらかじめリスクを取り除くことで、国民全体が健康になれば医療費が軽減されるというのです。成人男性の2人に1人の割合で該当するようですが、最近のコンビニのお弁当もローカローのものが並んでいます。

歯科の世界でも歯科人間ドックが広がってきました。
派がなくなってしまうと、体力が落ち歯周病菌が心臓病や骨粗鬆症などの病気の原因になります。虫歯や歯周病を生活習慣病の一つととらえ口腔内の病気予防に役立てるのがこのドックの狙いです。
 

歯科ドックの主なメニュー

  • 虫歯と歯周病の詳しい検査
  • 唾液検査(虫歯リスクの判定)
  • 潜血反応(歯周病による出血)
  • 口臭測定
  • 口の粘膜の視触疹
  • 咬み合わせ、開口量測定
  • 口全体のX線写真(かくれた虫歯の発見など)

※ ドックの内容は歯科医院によって多少の違いがあります。

歯科検診は、虫歯や歯周病を見つけるのが主な目的です。ですが、虫歯は治療しても元に戻りません。日常に潜んでいるお口の病気のリスクをあらかじめ自覚し、生活改善で原因から取り除き、予防につなげるのが歯科人間ドックの大きな役割です。

入れ歯の快適度チェックリスト

あなたの入れ歯は口にぴったり合っていますか?

  • 笑ったとき、話をする時上の入れ歯が落ちたり緩んだりする。
  • 入れ歯で舌やほおの内側を噛んで傷つけることがある。
  • 口をあけた時や食事中に上の入れ歯が落ちる。
  • 物を噛む時奥歯より先に前歯があたる。
  • 口をあけると、下の入れ歯が浮いたり、緩んだりする。
  • 話しにくい、話をしている最中にカチカチ音がする。
  • 入れ歯をすると、下あごが前に突き出る。
  • 入れ歯の接着面や縁の部分に痛みがある。
  • 入れ歯をすると、よだれが多く出る。

入れ歯が合わないとトラブルが起こってきます。
”痛い”、”よく噛めない”、”発音しづらい”、”よくはずれる”このような入れ歯では毎日が楽しく元気に送ることができません。生活の質(QOL)も低下してしまいます。
入れ歯の咬み合わせも調べる必要があります。
両手の人差し指と中指の腹をこめかみに当てます。入れ歯を入れてグッと噛みしめたときにこめかみがふくらむのを感じるでしょうか?これがふくらまないようならば「咬み合わせが悪い」と判断できます。

上記のチェックリストでひとつでも該当する項目があれば要注意です。入れ歯の調整や作り変えが必要です。
すぐに歯科を受診してください。入れ歯を作ったら一生使えるというものではありません。よく噛むということは全身の健康を左右することにもなります。

PAGETOP